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和歌山龍神温泉 - ちょこっと集合(4)

関西銀翼乗りの「ちょこっと集合」も4回目。今回は、京都・笠置温泉の川原でバーベキュー&鍋ミーティングとのこと。
日曜日の11時集合なら、土曜日に紀伊半島で遊んで、その帰りに寄れるじゃん。

日程
2001年12月8日(土)・9日(日)
集合
海老名SA 6:00
コース
【8日】 東名〜東名阪・大治南IC 名古屋市内 一宮IC・名神〜近畿自動車道
堺IC〜371号〜橋本〜371号〜高野龍神スカイライン〜龍神温泉
【9日】 龍神温泉〜高野龍神スカイライン・371号〜橋本〜24号〜166号〜165号〜初瀬ダム〜都祁村〜369号〜置笠キャンプ場
163号〜山田川IC・京奈和道〜京滋バイパス〜瀬田東IC・名神〜中央
参加者
おやじさん・こめ

「和歌山って何があるの?」「うーん、熊野那智大社とか。ほら熊野誓紙とか八咫烏とか」「知らない」「温泉もたくさんあるし」「……」「寿司の国らしい。めはり寿司、さんま寿司、雀寿司、柿の葉寿司」「……(寿司なら舞鶴でも勝浦でも喰ったじゃん)」「あと、和歌山ラーメン」「ラーメン大好き!」

とういことで、行くことに決めたけど。紀伊半島ってでかい! 同じ縮尺の伊豆半島を横に並べておかないと距離感がまったくつかめない。これはとても1周コースなんか不可能。とりあえず、和歌山市内の和歌山ラーメンのお店を数点ナビにインプットし、龍神温泉のほか、いくつかの温泉地をマップしておく。行く途中のSAで考えりゃいいじゃん!

海老名SAに朝6時におやじさんと待ち合わせし、とりあえず和歌山ラーメンを食べるという目的で出発。
ルートは東名阪の亀山ICから紀伊半島の付け根を一般道で横切る予定にした。ナビの通りなら1:30には和歌山駅近くのラーメン屋にいることになっている。


名古屋の用品店「しゃぼん玉」

名古屋で首都高のような都市高速道路へ分岐ししばらく走ると、おやじさんが何かわめいている。ヘルメットシールドのネジが飛んでしまい、シールドがうるさくて、これ以上、高速を走り続けるのは不可。幸いにも周りを見渡すと、ここは、にゃあごやのどみゃんにゃか! 適当な出口で降りバイク用品店を探すことにした。
「南海部品って関西メインだよね」とおやじさんのDVDナビの情報に頼るが撃沈。ナビの画面でここが「中川区」であることを確認して、 iモード・タウンページで中川区の「バイク部品・用品」を検索すると3件あった。「かりん」に「しゃぼん玉」、「フジノ」……なんか、どれも怪しい名前ばかり。とりあえず住所から3店舗ともナビにマップして近い順に回ることにする。ナビの指示に従って走る途中にバイク店があったので尋ねると、「しゃぼん玉」が本命らしい。それにしても名古屋市内のクルマの多いこと。延々何百キロも東名走って、結局俺ら、高速と首都高と都内しか走ってないじゃん!
「しゃぼん玉」というお店、広くてきれいで、名前以外は100点(笑)。「東京から和歌山にラーメン食べに行く途中」と、レジの女の子を笑かして来た。


トイレ休憩の養老SAでつまみ食い

名古屋で道草食ってしまったので今後のルートを考え直した。別に和歌山に固執することはない。「京都でうまいもの食おう」と言うおやじさんの提案に乗り、名古屋市内を一宮ICまで走り、名神高速に戻ることにした。結局、関が原を越え琵琶湖を周るいつも(?)のコースとなってしまった。
大津出口PAに給油をかねて、京都市内突入前の作戦会議に立ち寄った。今から京都市内に入っても、修学旅行よろしく名所旧跡を男二人で回るわけにはいかんでしょ。比叡山ドライブウェイという案も出たが、時間つぶしには近すぎだし……。「どこに泊まる予定だったの?」「龍神温泉」「どこ?」「紀伊半島のど真ん中」「……」「ほら、ここに、紀伊半島の背骨走る有料道路があるみたい」「そこ行くか……」「その代わり、明日も同じ道を引き返すことになるよ。回り道するには紀伊半島でかすぎるから」「楽しい道なら良いね」「期待しましょ」

ということで、大津出口PAのレストランで昼食を済ませ、行き先を再び龍神温泉に向けたのだった。走り出してから、おやじさんのDVDナビと、ぼくのCD-ROMでるナビでは、どうも進行方向が違うことに気づく。おやじさんのは大阪、和歌山と高速を突き進む。ぼくのナビは降りろ降りろと叫んでいる。大阪まで来てしまっても、まだぼくのナビは降りてUターンを示してる。
自分のナビを信じて堺ICで降り、一般道を高野街道方面に引き返す。都市高速を降りれば今度は大阪市内の渋滞路。すでに陽は傾きかけている。「午後3時に龍神温泉に向かう、大阪のバイク乗りっていないよね」「しかも予約なしで(笑)」


国道371号の一風景

河内長野から高野街道に入り、ようやく交通量が減りだし、風景にもツーリング情緒が漂ってきた。このために、600キロ高速と渋滞を走ってきたんだ。馬鹿だね、この二人は。
橋本を抜けると、いきなりの山道。「高野……たかの……あ、コーヤか」「?」「この道が目指してるのはコーヤだよ」「あ、高野山」 この二人、関西に来ても観光地にまったく興味がない。まてよ、ここを曲がると九度山……何か聞いたことあるな。「あ、九度山だ」「なにそれ?」「ほら、真田えーと」「じゅうゆうし?」「それそれ」「で?」「なんでもないです」
実は司馬遼おたくだったりして。


国道371号の番犬(母屋は道の反対側)

ここへ来て、ようやくおやじさんのナビもUターン指示を諦め、前方進路を目指すようになった。龍神温泉まであと70キロ。でも、カロツェリアのDVDナビが、意地でもこの道を選択しなかった理由はすぐにわかった。免許取立ての婦女子ではとても運転できない。子供乗せてたら間違いなく泣くぞ! うねうねしてて、せまくて、路面悪い。左は崖で右は渓流。クルマの幅一杯でガードレールもなし。……でも、見通しが極端に悪いわけでもない。もうすぐ日が暮れるので交通量も少ない。景色も最高! 銀翼で走るには嬉しい部類の道だ。
「明日もこの道走るんだよ」「嫌いじゃないよ」「うひひ」


二輪車通行止め!?

高野山山頂(?)の施設を横目にパスして、高野龍神スカイラインへ。いきなり「二輪車全面通行止め」の大看板が目に飛び込んでくる。ここで駄目と言われても、いったいどこに迂回すりゃいいの? 恐る恐る料金所に浸入すると、通っても構わないらしい。その代わり、山頂の凍結と、無謀な運転をしないことを、くどいほど念を押される。
いやー、最高っす、この道。アップダウンのそれほどきつくないワインディング。海外仕様の動力パーツ換装した後だったら、もっと楽しいはず。「明日も走るんだよこの道」「さいっこー!」

スカイラインを下りかけたところですっかり日が暮れる。出口料金所で入り口とは別料金を取られる。出口のちょっと先にガソリンスタンド。これで、もし宿が一杯で断られても一安心。ガソリンさえあれば、この二人、どこにだっていけちゃうから。
スタンドで温泉街の情報を仕入れる。宿は結構あるみたいだし、今日あたりは空いてるだろうとのこと。知り合いの宿に口利きしようかと言うが、料理込みで1万円とのこと。まあ、自分たちで探せそうだから無視、ごめんなさい。
温泉街を銀翼であっちうろうろ、こっちうろうろ。さかなさんのホームページの写真で見た元湯も発見。旅館はどこも高そう。少し離れたところあった龍神山荘ロッジにも訪ねてみると素泊まり8,000円。これは高すぎ。国道沿いの民宿で素泊まり5,000円に決め。食事は同じ国道沿いの食堂が店仕舞いぎりぎりの時間だったので、電話してもらう。「じゃあ素泊まり予約ね」と言い残して、荷も下ろさず食堂へ。バイク乗りは気軽なものだ。


龍神温泉の食堂

まさにここは「食堂」以外の何ものでもないというメニュー。おやじさんはとんかつで、ぼくはラーメン定食。お酒とおつまみの買える店を訪ねると、さっきうろうろした元湯の並びにあったらしい。食事後、買出ししてから民宿に入る。温泉付きというから元湯には寄らなかったけど、民宿のお風呂は家庭用浴槽より一回り大きいだけ。これ、温泉かな?と舐めてみるけどわからない。壁に埋め込まれた家庭用の湯沸しコントローラに疑問も強まるけど、ま、いーか。それより、お酒お酒……。TVではK1グランプリをやっていた。

毎週、銀翼乗ってるので、ぼくの右手にはすっかり固まったアクセルまめができていた。そう言っておやじさんを笑わせようと思ったら、おやじさんは左手に新たな連動ブレーキまめを作っていた。痛そー(合掌)。


環境が変わると寝れないはいつものこと。2時にはすでに酔いが覚め、とにかく寝床の中で目をつぶって、夜が明けるのをひたすら待つ。おやじさんのいびきをBGMに……。昨日は700キロ、今日も600キロは走らなきゃいけないのに、なぜ寝れないんだろ、おれ。
6時、待望の起床時間。TVをつけてみてもおやじさんのいびきは止まらない。洗面に出たりばたばたしてみたが、戻るとまだ寝てる。6時半、部屋の電気をつけてみたらさすがに起きた。


高野龍神スカイライン

昨晩のうちに宿の支払いも済ませておいたので、挨拶抜きで7時に出発。
今日も楽しいスカイラインだけど、夜が明けた直後だから路面凍結がちょっと不安。相変わらず料金所のおじさんは脅しをかます。
それにしても寒い! ヘアピンカーブを曲がった瞬間、冷たい空気の塊が正面から襲い掛かってきた。和歌山県の最高峰 護摩壇山の峰を回ったところで、上空の季節風にもろさらされた感じだ。さらに高度が上がると、霧というよりは、細かな氷の集まりの中に突入した。うひゃー。まさに尾根道の吹きっさらしだ。
風景の良いところで写真が撮りたいと走り出す前に言っていたおやじさんに、護摩壇山の展望台を指差したら、さすがにこんなところで立ち止まる気はなかった。


再び国道371号。違和感あるナンバー2台

護摩壇山から離れ少し高度が下がってくると、気温も戻ってきた。寒さの峠も(文字通り)越して路面凍結がないことを確信したおやじさんは、スカイラインの残りをフルスロットルで駆け抜けていった。高速道路、高速コーナー……高速と名の付くところじゃ、おやじさんにはついていけない。

昨日の往路ではあんなに長く感じたスカイラインもあっという間に終わってしまった。
高野から橋本に抜ける国道も、昨日は楽しかったけど今日は辛い。スカイラインに身体が慣れて、贅沢になってるからだ。逆順に走っちゃいけないね、ここは。

橋本からは街中の国道をひた走れば、目的地の笠置には時間通り着く。日曜日の午前中だから交通量も少ないけど、1時間以上も街中を走るなんて耐えられない。また、時間通り到着してしまっても、我々は東京に帰るためすぐにサヨナラだ。鍋の準備が終わってすっかり煮えたころ到着して、美味しいところだけかっさらうのが正解じゃない?
……というようなヨコシマな考えから、まずは時間つぶしと朝食をかねてガストに寄って作戦会議とした。こういうときに、内蔵バッテリ駆動のハンディナビは便利なのだ。

奈良の市街地をちょこっとだけ回り道するルートを見つけた。
初瀬ダムということろを経由地にセットして再計算させると、笠置到着は30分遅刻の部長出勤。これしかないね、なんか道がうねうねしてて楽しそうだし、広域マップ上ではほぼ直線じゃん!(罪の意識からの言い訳だー)
‘たまる’さんが、「せっかく奈良に集まるんだから走ろう」と言ってたけど、まさしくその通りだね。この道も、おやじさん曰く「さいっこー」である。……ところどころ、 道がなくなってたけど(笑)。

ナビの計算よりはやく、11時10分キャンプ場に到着。橋の上から川原を見ると銀翼がたくさん集まっていた。うーん、まだ鍋が完全には出来上がってなかった。(^^;
昨晩の銀翼掲示板を見てなかったので情報が遅れていた、タンスキさんが動力系を海外仕様に換装しての参加となっていた。すばらしー。乗ってみたかったけど、ぼくら二人、結果はどうあれパーツ発注するに決まってるから、ま、いーでしょ(笑)。


川原の鍋風景

関西の銀翼乗りの皆さんと鍋を囲んで歓談。でも、正直、福知山のときの写真で予習してかなかったから、誰が誰だかわかんなかったりして(苦笑)。記念写真も撮らなかったね。(^^;
おやじさんと二人、名残を惜しみつつも、帰りがあるので宴たけなわの12時半には皆さんとお別れしました。こういうときは、ささっと引き上げて「いつ消えたの?」というくらいが礼儀でしょ。雰囲気が壊れるからね。でも、もっと鍋食べたかった。ビールも飲みたかったあ(笑)。

帰路は、京奈和自動車道、京滋バイパス、名神、中央と高速を乗り継ぐ。おやじさんが国立ICだから中央にしたけど、やっぱり中央は寒い。名古屋で別れて東名で帰れば良かったと本気で思った!
諏訪湖SAに給油に立ち寄り、ヘルメットを脱ぐと、寒風どころか冷風に包まれ、芯から凍えた。嘘でしょ?今までこんな中をバイクで走ってたの? その上諏訪SAは施設建て替え中で、暖を取る休憩所が存在せず仮設の売店だけ。饅頭を蒸かす蒸気だけが唯一の暖房だった。


ハイウェイ温泉・諏訪湖

「うー」「ひー」「……」「温泉……入る?」
「そうしましょう」

諏訪SAに温泉作ろうと考えた人、尊敬します。見事です。
最初、熱くて入れなかった湯船も、なれてくれば実はちょうど良い温度。湯上りの自分を姿見に映すと、すっかり真っ赤にゆだっていた。外に出ても全然寒くない。あれ?さっきの寒さは何だったの?
次の停車地、談合坂SAのレストランで、まだ足の先がぽかぽかしていたことに気づいた。

8時10分帰宅。

参照