
キットを買ったわけではないので、加工作業が発生します。
加工にあたり、ポイントとは 【 すぐ元のH4バルブに戻せる 】 レベルに留める事です。(非常時対策)
従って、車両本体にはほとんど手を加えないのが基本になります。
併せて高電圧のかかる部品なので、途中の配線加工をしないのも重要です。
まぁ、要求される作業レベルは中級以下です。(焦らずじっくりやっていけば楽勝)
作業には大きく分けて事前に行っておく加工と、取付時に発生する加工があります。
注意するのは時間に余裕を持つ事とHIDバルブユニットの取り扱いくらいでしょうか。
自分の場合は始める時間が遅くて、作業半ばにして日没・・・辛かったです。
1.事前加工作業作業行程の中には、待ち時間が長いものがいくつかあります。
そういった作業はあらかじめ終わらせておく必要があります。
1−1.HIDバルブ加工1−2.バラスト加工左の写真を見てもらうとわかりますが、これまで装着されていたH4バルブ(左)とHIDバルブ(右)は全く形状が異なります。
H4バルブにはHi/Loビームに対応できる様2つのフィラメントが存在しますが、HIDバルブにはそういう能力はありません。
すなわち、Hi/Loビームが独立しているクルマでなければならないという事です。
まずは、HIDバルブをH4バルブと入れ替えで固定できる様にするために、H4バルブの座金を移植します。
H4バルブは、バルブ部と座金部が溶接されています。(方法はメーカーによる)
これをニッパーやドリル等を用いて、ライトASSYに接触する台座の部分だけを外します。これにより、H4バルブ同様にライトASSYに固定できます。
次にHIDバルブとH4座金を固定するわけですが、これには瞬間接着剤とマフラーパテを使いました。
マフラーパテは排気管に使われるだけあって、高熱に耐えます(700℃ ; メーカーによる)ので、熱を発生するバルブ部にも適しています。更に固まると金属並みの硬度を持ちます。
(できれば、さらにビス留めetc.を行った方が良いでしょう)
また、HIDバルブにはH4バルブのローフィラメントに付いているような「シェード(上方向の光を抑える板)」が無いので、このまま点けると上方向をガンガン照らしてしまう事になります。
そこで、ステンレス板を適当なサイズに切ってHIDバルブの下半分(ライト装着時に)を覆うような簡易シェードを設けます。
これの固定にもマフラーパテを使いました。
マフラーパテは常温下では固まるのに数時間かかるので、このまま一晩放置します。
後日、固定方法etc.を変えてます。詳細はこちら。
バラストは高電圧を発生する部分なので特に防水性が重要です。
自分が手に入れたユニットはたまたま防水処理がなされていない小型バラストだったので、防水処理が必要でした。(メーカーによる)
処理にはシリコンシーラントを使いました。
これは建築現場etc.での目地の防水に使われるもので、導電性もなく熱にも強いのでこの処理に適しています。
まず、バラストの蓋を開けます。
(高電圧を発生する部品の割にはネジ1本で止まっているだけ)
そうすると内部左側に更に白い蓋が見えます。これも外します。
白い蓋も外すとこんな感じです。
内部全体には部品のショック吸収を行うであろうゲル状の物質が塗られています。
この2つのコイルや異常にでかいコンデンサ(?)が25000V発生の素でしょう。
このゲルの上にシリコンシーラントを景気良くぶちまけます。
その後、へらで伸ばしながら内部全体くまなくコーティングしたら蓋をして、更にボディと蓋の間の隙間もシーリングします。
今回はクリアのシーラントを使いましたが、ボディに合わせてグレーでも良いでしょう。このシーラントも乾燥までに数時間かかるので、このまま一晩放置します。
これでも十分防水性はあると思いましたが、念には念を入れ更にキッチン用のアルミテープで蓋とボディ部に目張りをしました。(シーラント乾燥後)
2.現場加工作業実際にクルマに取りつける際には、車両本体への改造を控えるというコンセプトがあるため、大した加工はありません。
まず、ライトASSYを外してしまって作業性を良くします。
次に各々のHIDバルブの点灯テストを行います。
配線はバラストから伸びている電源用のカプラーを切り落とし、各々にオスのギボシを取り付けました。
これらは+と−(アース)ですが、もともと伸びてきているH4バルブへの電源カプラーにそのまま突っ込みました。
とりあえず結線だけしてテストします。
既にほぼ日没状態・・・気分まで落ち込みかけていた中で、この暗がりを照らし出す蒼白色の放電光を見て結構感動しました。
テストが終わったらHIDバルブをライトASSYに固定する作業に入ります。
だが、ここにきてバルブ後方のシーリングゴム&固定キャップが回らない事が判明・・・結構焦りました。
仕方ないのでライトASSY下部を配線が通るくらい削り、シーリングゴムには切り込みを入れて対処しました。(キャップは無加工)
これが唯一車両に加えた加工です。しかし、H4復帰の際には全く支障の無い範囲での加工です。
また本来の電源が通るためのシーリングゴムの穴は、丸く切ったゴム板+ビニールテープでふさぎました。
これで加工作業は全て終了です。
〜 次章につづく 〜
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