
On The longboard!
1997年8月 ゴールドコーストのはずれに20日間ほど滞在したときの話
あこがれの長い板を手にしたのはゴールドコーストの2日目の午後だった。店には800ドルから1000ドルのロングボードがいくつも立てかけられていた。地元のシェーパーが削った板でも、日本で売られているのと同じようなプリントが施され"The
Surfboad Hawaii"などのブランドで売られている。私は固定式トライフィンで3本ラインのシンプルなデザインの板を選んだ。それは白く輝き、ノーズライディングのために反った先端のカーブがとても美しい板だ。"INTENSE"とロゴが描かれている。あまり有名ではないらしいがヌサヘッドにあるメーカーだということだ。ボードケースと板を購入したらWAX(まるで鏡餅みたいにでかい!)を2個サービスしてくれた。外国人なので税金の関係で店頭表示価格より多少安く購入できるそうだが、日本への空輸の手続きに300ドルはビックリした。
私が滞在したのはゴールドコーストの数キロ南の住宅街で、海からほんの2ブロック(歩いて1分)の小さな家だった。8月は冬なので朝夕は寒いくらいだが晴れると日中は汗ばむくらいだ。 砂浜への出口には必ず簡易シャワーが設置されていてさすがだなと思う。朝夕は遙か彼方まで続く砂浜を散歩する人が多い。だいたいいつも風が強く波の面が荒れていて、更にロングではゲッティングもきつくてダメだった。でも、コンディションのいい日には絵に描いたような美しいビーチブレイクとなり、普段は見たこともない沢山のサーファーが集まる。みんな何時何処がいいコンディションになるのか知っているのだろう。
地元のサーファーにロング向きの場所を聞くと、数十キロ南の"Rainbow
Bay"や"Killa"という。それ以来私の新しいホームグランド(?!)はRainbowBayになった。
毎日仕事が終わるとその足でハイウェイを南下し、クランガッタの空港先を左に折れ、Killaビーチを横目にRainbowBayに向かう。うまくいくと日暮れまで1時間くらい海に入れる。ここは岬の先から入ってくる波が比較的スパンの長い大きめのうねりになっていて、確かにロング向きだった。2つの岬の間には美しい砂浜があってこれがRainbowBayだ。上手く捕まえた人はそのまま岬2つ分(500m以上?)もうねりに乗っていってしまう。ただし、岩場の近くはカレントが強く、私は何度となく危ない思いをした。 ここでは大多数がロングなのだが、その年齢層の厚さにはビックリした。すごいお年寄りから(失礼!) 少年まで、しかも上手い人はものすごく上手い。スケッグファーストやヘリをやってしまう少年やら、板の上を走り回る老人達にはほれぼれした。女性もたくましく、後ろからHey!(じゃまだどけ!)なんてやられてしまう。
紫外線が強く、日焼け止めを使っても数日でで真っ黒になってしまった。
日曜などは朝から夕方までここで過ごした。人が多くてなかなか波が取れなかったり、いくら待っても全然セットが来ない日には、町中を散策したりした。おなかがすくと近くの食堂でフィッシュ&チップスを食べ、波を見て夕方になったら帰る。幸せな日々だった。
P.S. ショップに20年前のゴールドコーストの写真が飾ってありましたが、どこか作田(九十九里)あたりの風景に似ているような気がしました。
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