愛しのスカイライン2000GT

GC10ヒストリー

毎年マイナーチェンジ=イヤーモデル的展開

ハコスカはポルシェのようにほぼ1年毎にマイナーチェンジをくり返しました。今の日本車では考えられないことです(但しランエボを除く)。43年〜44年、45年、46年、47年とそれぞれ細かくディティールが異なります。ここ数年、世間一般では、4ドアだったら45年、通称ヨンゴーがよろしいという傾向があるようです。つい数年前までは44年、もっと前は後期(47年)のGT-Xだったと思います。

GC10の変遷

S43(1968)年9月〜S44(1969)年9月(初期型、通称ヨンヨン)

C10型スカイライン、通称ハコスカは昭和43年7月に発売されました。7月の発売当初は1500のみでしたが、9月に2000GTが登場します。この初期型のGTは滅多にお目にかかれません(GT-Rの方がよく見るかも)。前後バンパーにはメッキの縁取りのあるオーバーライダーが付き、フロントウインカーの間にもメッキのラインが入っています。一時このヨンヨンが人気になり、後期型に初期型グリルを付ける人が多数いましたが、このウインカーの間のメッキヒゲの有無や、オーバーライダーの有無ですぐに判別できたものです。リアガーニッシュの「2000GT」バッジも丸みのある書体でした。

S44(1969)年10月〜S45(1970)年9月(2型、通称ヨンゴー)

発売後約1年の8月、1800を追加し、10月には2000GTもマイナーチェンジ、2型になります。L20エンジンは圧縮比を上げ、105PSから120PSにパワーアップ。トルクも16Kg-mから17Kg-mに。フロントグリル、リアガーニッシュ、テールレンズ、オーバーライダー、バッジ等主に外観を細かく変更しています。これは私の想像ですが、初期型はメッキを多用した凝ったディティールゆえ、あまりにもコストがかかったために、少し簡素化したのではないでしょうか。'70年6月には3速ATを追加しています。ちなみにMTは4速でした。5速はGT-Rのみで、現在で言えば6速みたいな特別なアイテムだったのです。

S45年(1970)年10月〜S46(1971)年8月(3型、通称ヨンロク)

発売後約2年、ここでついに2ドアHTを追加発売します。外観もほとんどのパーツが変更され、内装も大幅に変わりました。一般にこの型以降を「後期型」と呼ぶのですが、縦桟を基調としたフロントグリルの3型は、あまり見かけません。2ドアHTはホイールベースを70mm短縮して全長がその分短く、「レースに勝つために運動性能を向上させた」と言われていました。私はそれを信じていますが、真相は不明です。ただ、実際に運動性能、特に旋回性能は確実に良くなったと思います。

S46(1971)年9月〜S47(1972)年8月(最終型)

'71年9月、2ドアGT-Xを追加発売。同時にハニカム調フロントグリル&リアガーニッシュ等外観も細かく変更します。GT-Xはパワーウインドウ、一部モケットの豪華シート等の高級指向もさることながら、L20エンジンにSUツインキャブを装備して、GTの120PS/17Kg-mに対して130PS/17.5Kg-mを絞り出しました。豪華で速い、まさに憧れって感じでしょうか。標準は4MTでしたがオプションで5速MTも選べたのもGT-Xだけでした。当初GT-Xは2ドアのみの設定でしたが、'72年3月、4ドアセダンにもGT-Xを追加設定。5月には2000GT、GT-Xともに5速MTが標準装備となり、9月にC110型「ケンとメリー」のスカイライン発売と同時に生産終了となりました。

最終型4ドアGT-X / 2ドアGT-X

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