●花冠meetsCOROLLA(AE100)

学生時代、先輩の家に初期型の7代目カローラSE-Lがあると聞いて頼み込んで見せてもらったことがある。 先輩は私のサイトのことを良く理解していただけて協力していただける運びとなった。

#居住性はどうだったか?
シートポジションを165cmの胴長男にぴったりにあわせた場合、頭〜天井が こぶし1.5個分。肘〜ドアまでがこぶし1個分程度だった。シートが意外に堅く座り心地は結構 よかった。 この時、Aピラーの傾斜 が少々気になった。しかし決して狭いとかいう事はない。10段階評価の6といったところだ。 (参考:プリウス=8、サイノス=3) 新パッケージングのプリウスとは違い、旧パッケージングの7代目カローラの場合、そこそこの居住性 だと思う。 シートをそのままにして後ろに座った。前席と共通でなかなか堅めのシートで好感が持てた。各部の 余裕は、頭〜天井(リアガラス)までの余裕はこぶし0.8個分。 そして、ルーフパネルが短いためリアガラスの傾斜が強く、直射日光が当たるのでサンシェードがほしい所だ。 ひざ〜フロントシートバックまでの余裕はこぶし2個強の余裕があった。後の居住性に関して 特筆すべきは、フロントシート。レールの改良により後席の足もとの余裕が向上しているところだ。 これが結構いいなぁと思った。しかし前席では感じなかったが、タンブルが意外に強く 感覚的な閉塞感をもたらしている。ここはちょっとマイナスポイント。 しかし当時の主流であった低くワイドにという旧パッケージングによる設計にしては、 納得できる。 何しろ、現在の新パッケージング(キャブ・フォワード&アップライト姿勢)による プリウスやヴィッツの心地よさを知ってしまった僕の場合、もうコロナプレミオでさえも 狭く感じてしまう。

#使い勝手は良かったか?
前席に座り、各部の使い勝手をチェックした。 7代目カローラのインテリアの大きな特徴は立体的なセンタークラスターフィニシュパネルにある。 このおかげで、ハザードやラジオがとても使いやすい。 前モデルは高い位置にラジオを配置して使い勝手を高めていた(ハザードは遠かった)が、 今回は曲面を上手に使い、乗員の手の届くエリアに近づけられている。デザインと使用性が見事にマッチしている。 装備品の配置はSE-Lの場合、上から、AM/FMラジオ、フルオートエアコン、オーディオ・システム アップ用2DINスペース、カップホルダー、灰皿の順になっている。オーディオが最も上に配置され ているのは、スペースの都合上空調が最も上には位置されているケースが多い中で6代目からの大きな 美点だ。7代目カローラはスイッチ類の場所がより使いやすく工夫されている。例えば6代目の時に指 摘したがドアミラーの調整スイッチが常識的な位置に移動したり、ATシフトレバーの形状がより人間 工学的に使いやすい形状になったりと91年当時の新しい考え方が取り入れられている。 ここで僕が感心したのが、プッシュ式ヒーターコントロールパネル付き車のスイッチだ。 このスイッチは吹き出し口切り替えスイッチ、エアコンスイッチ、温度コントロールレバーは従来と同じレバー式だが、 ブロワースイッチ(風量、運転切り替え)がダイヤル式となっている点である。僕が運転中を想定して ステアリングを握り手探りでエアコンをつけた場合、一般的なレバー式や従来のプッシュ式の場合よ りも誤操作が減ったように感じた。ダイヤルがわかり易く、操作しやすい。確かに慣れればレバー式で も誤作動をせずに使うことができるが、初めて運転する人にも優しいカローラの空調スイッチは優れていると思う。

#エンジンをかけてみた!
エンジンキーをひねると静かに始動。アイドリングは650rpm程度。本当に静粛性が高い。感動し た。 アクセルをふかして2000rpmまで回転を上げてみても、その印象は変わらない。エンジンをかけ てみないとわからない部分をチェックした。パワーステアリングはちょっと軽い印象を受けた。これも 多くの人に不満なく使ってもらうための真心ってやつなのだろうか? ちなみにロックtoロックは3.25回転だった。 チェックしたカローラはMT車なのでクラッチペダルがあった。(それは当然です) ペダル類の配置は自然で変なオフセットはない。 運転はできないが、運転をするかの如く姿勢をとった。シートベルトを締めて、ドラポジの調整、 ミラーの調整をしてしっかり前を見た。ステアリングと上半身の距離もなかなか良い位置にあると感じ た。 メーターについても程良い文字の大きさ、誰がみてもわかるくらい分かり易い配置、電気式を採用した だけある精度の高いメーターパネルが高級感を盛り上げていた。視界についても上出来で、 前のボンネットの角もよく見え、後方視界も後端が確認しやすかった。こんな事をしていると 「そのままドライブ」に出かけたくなってしまったが、(当時15歳だったので)辛抱することになった。

#まとめ
7代目カローラは本当にバブリーな造りで驚いた。 豊かな時代に生まれた大衆車とはこんなものだったのか!と うらやましくも感じられます思われる。 室内、特に後席は少々スタイリング重視のしわ寄せが感じられたが、 それを補ってあまりあるほどに高い満足感が得られると自信を持って言える。

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7代目カローラ1500SE-Lのスペック