●当時の試乗記より

日刊自動車新聞の試乗記を紹介します。
一部内容を変えないように修正がしてあります

■悪路の安定性は抜群
試乗記  室内も明るく静か

カローラを試乗して最初に感じた事は、非常に軽快だという事だ。 車両重量の710キロ(DX、サニーDXは645キロ)が必ずしもハンドルを握った軽快さに並行するとは思えないが、 軽量化は成功しているといってよいようだ。

サニーはスタイルの面でボクスホール・ビーバー(英)に似ているという批評があったが、 カローラは性能、ドライブポジションなどの面で同車をほうふつさせるところがある。 ハンドルの軽さ、ダイレクト・フロア・シフトの位置などから受ける印象がそれだ。

エンジン性能ではでは最大トルクの回転数が高く設定してあるためか 高速時のドライブに最大の威力を発揮しそうだ。 試乗した車はまだ新車であったため、回転が必ずしもスムーズにあがっていかなかったが、 それでも4人乗車時でロー25キロ、セカンド40キロ、サード55キロトップ65キロ以上 という性能で、最高速度は137キロ前後に達した。 新車であったことを考慮すれば145キロは出るだろう。 特にセカンドで65キロ、サードで80キロまでひっぱれる‘伸び’は高速性能を裏付けているようだ。

ロードホールディングは柔軟という感じがピッタリ。 ハンドルの切れがシャープで、多少オーバーステア気味に感じたところもあったが、 安定感は強い。トルクの高いエンジン性能は 坂道、未舗装のデコボコ道などでは多少懸念されるが、悪路でのサスペンションは抜群という印象 を受けた。室内にエンジン音がほとんど聞こえないのはカローラの‘武器’となりそうだ。 カーブド・ガラスで囲まれた室内は広く明るく、ボデー設計は技術陣の苦心がうかがわれる。
(T)

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