●2代目カローラのエンジン

2代目カローラ発売当初は初代のMC時に追加された1200ccの3K型エンジンのみのラインナップであった。 スペックは変更が無く、
シングルキャブの3K型が68ps/6000rpm、9.5kgm/3800rpm、
高圧縮比仕様の3K-D型が73ps/6600rpm、9.6kgm/4200rpm、
SL専用のツインキャブエンジン3K-B型は77ps/6600rpm、9.6kgm/4600rpm
となっている。

しかしその年の9月には新開発T型エンジンが新搭載された。 これは、カリーナ・セリカ用に開発したものを"ちょっと拝借"したもので、1407ccでOHVの動弁機構を持つ T型エンジンは、クロスフロー半球型燃焼室等の高度なメカニズムを持つ当時として はかなり進歩的なエンジンであった。 このエンジンの性能は標準仕様は86ps/6000rpm、スポーティーグレードのSLは圧縮比を高め、 90ps/6000rpmを発生した。 いずれも当時のこのクラスのエンジンの中でもトップクラスの性能といえる。

1971年にはツインキャブ仕様のT-B型が追加され、SLとMC時に新設定されたSRに搭載され、 同時にレギュラーガソリン仕様のT-BR型も同時追加された。 エンジンスペックは最高出力はT-B型は95ps/6000rpm、T-BR型は91ps/6000rpmと若干落ちた。 最大トルクはT-B型は12.3kgm/4000rpm、T-BR型は12.0kgmとこちらも僅かに落ちる。

1971年8月には1200ccの3K-B型のレギュラーガソリン仕様である3K−BR型 が追加され、また同時に1400のT型も改良を受けた。
スペックは3K-BRが最高出力74ps/6600rpm、最大トルクは9.5kgm/4600rpm。
T型は最高出力は86ps/6000rpm、最大トルクが12.0kgm/3800rpmというスペックだった。

そして1972年4月、トヨタエンジン史に残る名機2T-G型が登場した。 このエンジンはセリカのGTグレード用に搭載されていたエンジンであったが、 社内にいる若い技術者の「カローラにこのエンジンを積んだら面白いのではないか?」 という遊び心からカローラ・クーペにも搭載されることとなった。 このツインカムバージョンはカローラ・レビンと名づけられ、 それから28年間1.6リッタークラスの花形モデルとして親しまれた。
この2T-G型のスペックは最高出力は115ps/6400rpm、最大トルクは14.5kgm/5200rpmである。
他のエンジンの例に漏れずレギュラーガソリン仕様の2T-GR型も同時追加された。
スペックは有鉛ガソリン仕様の2T-G型よりも性能は少し劣り、 最高出力110ps/6000rpm、最大トルク14.0kgm/4800rpmだった。

モデル末期の1973年4月にはセリカ、カリーナに搭載されていた1600ccOHVツインキャブの2T-B型とその レギュラーガソリン仕様の2T-BR型が追加され、SL、SR、レビンJに搭載された。
2T-B型と2T-BR型のスペックは最高出力が105ps/6000rpm(有鉛仕様)、100ps/6000rpm(無鉛レギュラー仕様) 最大トルクが、14.0kgm/4200rpmm(有鉛仕様)、13.9kgm/4200rpm(無鉛レギュラー仕様) だった。OHVながらDOHCに匹敵する高性能を発揮していた。

2代目カローラのエンジンは初代から比べると数多くのエンジンが選べるだけでなく、 同じ排気量でもセッティングが異なるなど、既に多様化し始めたユーザーのニーズに対応している。

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