●4代目カローラの広告

4代目となったカローラの広告は80年代の新しい大衆車としての意気込みを感じさせる広告であった。 以下は1979年3月30日に朝日新聞に掲載された広告の文章を再現した。(あまり細かいのものはここでは省いた)

長く付き合える人をいい友と呼ぶ。
あらゆる国のあらゆる人々が納得できるクルマとして、
カローラが一歩先に結論を出しました。
スケール大きくいい友、誕生!

新型カローラは80年代の省資源、省燃費、ライフスタイルの変化に応えた車。何年てっても十二分に 満足していただける車です。

一歩先いく納得ポイント―その1
時代が進んでも変わらない新鮮なスタイル、空力性能を追求したスーパーシェイプ。
車の原点であるセダンをベースに、フロントを低く、リアを高く・・・本格的なヒップ・アップ、 いわばくさび型のスタイルを完成。 ラゲッジスペースを大きくとると同時に、空気抵抗を大幅に押さえました。 燃費率向上にも役立ち、定地燃費は24.0km/l(60km定地走行テスト値 1300・ 1500、5速マニュアル、デフ比3.909)、10モード燃費15.0km/l (デフ比3.737 1300・1500運輸省審査値)を達成。空力学的に計算された 前面投影形状、横風に強い安定感のあるワイドトレッドとあいまって、シャープな走りを実現します。

一歩先行く納得ポイント―その2
国際レベルのクォリティ・スペースとして思い切り高品質設計に徹した広びろ車室。
これからのファミリーカーの車室として、必要な条件をすべて再点検。まず室内幅やレッグスペース 、ヘッドクリアランスを国際サイズに拡大しました。高級感、居住性、快適性、使用性のすべてにわ たってきめ細かく配慮しています。例えば体圧分布テストから生まれたシートには豪華で高品質の 素材を採用。快適な室内空間を作るエアミックスヒーター(スタンダード、カスタムDX、 1300DXを除く)、操作しやすい計器盤、使いやすいコンソールボックスなども魅力です。

一歩先いく納得ポイント―その3
3タイプのエンジンによる豪華なワイドバリエーション。走行性能も一段と向上。
1300cc4K-U型エンジンを改良。1500cc3A-U型エンジンの新登場。 そして圧倒的パワーを秘めた1600ccDOHC-EFIの2T-GEU型エンジンを、 セダン、ハードトップ、クーペ、リフトバックそれぞれに搭載。 ますます豪華なワイドバリエーションが完成しました。また、ボデー構造自体に防振設計をほどこすと 同時に徹底した防音、遮音対策、風切り音対策を実施。今まで味わえなかった静粛そのものの走り を見事に実現しました。

一歩先いく納得ポイント―その4
操作性、安全性のための新しい発想。親切設計のアイデアに富んだ新機構・新装備。
見やすい透過光式照明計器盤。信頼性が高く小型軽量な新型ヒューズやサービス性の良いリレーボック ス。ガラス面積を広げ視界を向上させた明るいキャビン。大型化したフェンダーミラー、強い制動力 をもつディスクブレーキを全車の前輪に採用。またショックをムリなく吸収する衝撃吸収ウレタンバ ンパー(DX以上はオプション、GT、レビンは標準)など、ファミリーカーの原点にもどって 使用性と安全性を高めしました

・新型カローラは、このほかたくさんの納得ポイントをもっています。ぜひ販売店でお確かめください。
こちら1歩先いく 新型カローラ

いい友、のキャッチコピーは登場から半年で変更され、1979年9月のからの広告では、『かしこい選択』となった。 カローラを選ぶ人は賢い選択をしたという自信たっぷりのキャッチコピーである。 カローラは世界車名別乗用車の生産ランキングにおいて1979年から首位にいたVWビートルから トップの座を奪回していた。 そのような背景で1981年3月の広告では『世界の愛で、世界の1位』のキャッチコピーを使用し、 『日本はもちろん、カローラは世界でもっとも多くの人たち に愛用されている車になりました。けれども、もっとうれしいのは世界中の人たち、ひとりひとり にほんとうにご満足をいただいていること。より深い愛情に包まれて、カローラの一台 一台が、いま、大事に乗られていることです。』 とユーザーへの感謝を述べている。

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