●5代目カローラ開発担当チーフエンジニア語る

5代目カローラ発表当時のチラシに5代目カローラの開発を担当した楊妻主査(当時)のインタビュー記事がありましたので ここに転載します。

*楊妻主査独占インタビュー*
これからの世の中ではテクノロジーと人の心とのあたたかいふれあいが大切になってくるといわれてい ますね。 私は休日にはなるべく若い人が集まるイベントへ出かけるようにしているのですが、今度のカローラを 構想し始めた4年前に、この流れを感じました。

私のもとには海外、国内を問わずいろいろな情報が入ってきますが、私はなるべく現地に飛んで 実際にお客様の反応をお伺いするようにしています。それが活力源であり、また楽しみにもなっていま す。

今度のフォルムもその結果として生まれてきたもので、やさしくカーブしたシルエットは世界の明日の カーデザインに新しい新しい流行をつくるものと思っています。 また、私は「世界初、日本発といえる新技術を10コ以上めざそう」と、開発部門に呼びかけました。 これは新しがりとか物珍しさだけでなく、お客様にとって真に価値ある新技術を盛り込もうということ です。

もちろん、それだけでは満足できません。カローラには、世界中のいろいろな国の人々にとって ”ブレッド&バター”であり続ける責任があります。 地味ですけど、乗っていただく方にいちばん影響する基本的な部分を重視、防音、防振の技術を駆使し てすばらしい静粛性を実現しました。 アウトバーンで時速170キロで手放し運転をしたときも、快適で安定したフィーリングでした。 プロドライバーのオブ・アンダーソンや欧州の専門家たちから「このクラスの欧州車を頭一つ超えたね」 と祝われた時は、自分の息子を誉められるよりも嬉しかったですね。

私は草花の栽培が趣味で、土つくりに時間をかけますが、このたびのカローラもトヨタ技術の豊かな土 壌から生まれたものといえます。

5代目カローラ目次
トップページ
FF化が難しかった5代目カローラ