盗難対策






0.バイクの盗難に関する統計

1.盗難に遭いやすいバイク

2.簡単に出来る盗難対策

3.実際に盗難されてしまったら

4.現実の盗難のケース









 

0.バイクの盗難に関する統計(「犯罪白書」及び日本自動車工業会統計データベース参照)



オートバイの盗難届けの件数は毎年25万件前後にも及びます。

自動車の盗難届けの件数は毎年4万件程度ということを考慮すると、
オートバイは自動車のおよそ6倍以上、盗まれやすいという事になります。

また、毎年オートバイの販売数が80万台前後であるという事実を踏まえますと、
この“毎年25万台”という数字が非常に大きいものと分かるでしょう。
『オートバイ市場では、毎年80万台の売上があり、それと同時に25万台が盗難で失われていく』と考えると驚くばかりです。






 

1.盗難に遭いやすいバイク


まず、キーの挿しっぱなしで放置ってのだけは止めましょう。
25万件という件数の内、毎年5万件はキー挿しっぱなしが原因で盗難されているようです。
ついつい、という事もあるのでしょうが、気を緩めないようにして下さい・・・。



さて、『自分のバイクがどのくらい盗みやすいか』、チェックしてみましょう。

チェックの方法は非常に簡単です。
“深夜、誰にもバレずにバイクで出かける事が出来るか?”をチェックします。
これは、窃盗グループの多くが深夜に、誰にもバレずにバイクを盗む、という事実を元にしています。

深夜、そっと家を出て、補助ロック類を外しましょう。
住宅街で深夜にエンジンをかけるのは迷惑なので、広い道に出るまで押していきましょう。
広い道に出ればそのままサヨウナラです。

普通の人なら誰の目につくことも無く、“深夜のお出かけ”が出来たでしょう。
もし万一、誰かに見られたとしても、注意してくる人なんてまず普通はいません。



現実の話になると、窃盗グループは貴方のバイクの鍵を持っている訳ではありません。
そのため、貴方ほどスムーズに補助ロック類を外すのは困難でしょう。

が、彼らは鍵に代用し得る道具を持っています。
その道具を使うと、どのようなロックであろうが、時間をかければ外せてしまう。
数分間の違いはあれど、結果として大きな音を立てる事無く、そして誰にバレる事無く、貴方のバイクを盗めてしまうのです。









 

2.簡単に出来る盗難対策


 『貴方が楽』=『盗む輩も楽』

 簡単に出来る盗難対策なんてありません。



もし、本当に盗難されたくないと思うのなら、
以下の事ぐらいは最低限行って下さい。
 ・警報機を付ける
 ・カバーを被せる
 ・カバーの上には『警報機作動中!』とのステッカーを貼る。
 ・前輪、後輪ともにロックをする(チェーンロックやワイヤーロックが良い)。
 ・鉄柱などの地上物と車体をチェーンロックなどで固定する。
 ・駐輪する場所は夜中でも明るく、家からでも見えるような場所。


ここまでしてしまうと、いざ出かける時に面倒ですよね。
ロックを外しているだけで5分近くかかってしまうかもしれません。

しかし、それは当然の事と割り切って考えましょう。



それでも盗まれてしまう事もあります。
そのような時には盗難保険が使えればラッキーです。

しかし、盗難保険とは普通、有効期限は1年間と短く、
利用する際には免責金が必要になります。

無いよりも遥かにマシであることは間違いありませんが、
やはり盗難保険に頼る事態にならないよう、盗難対策はキッチリとしておくべきです。



最近、ココセコムなども登場し始めているのですが、
それが当たり前のように原付に搭載されるようになるのは果たして何年後でしょうか・・・?





 

3.実際に盗難されてしまったら


まず、非常に悲しい現実を語ります。

ここ数年、オートバイ盗難の検挙率は20%以下です。
(ちなみに自動車盗難の検挙率は50%です・・・)。

警察が仕事をしてないとか言うつもりはありません。
オートバイは一度盗まれると、もうほとんどの場合は見つからない、という現実を理解して欲しいのです。



しかし、絶対に見つからないと言っている訳ではありません。

特に原付なら、意外に近くを気にせず走っている可能性があります。
地元の友達のネットワークなどを大いに利用しましょう。
また、盗難現場付近をもう一度見てみましょう。
意外に近くに捨てられている場合があります。

パーツ盗難に関しては、近所のパーツ引取を行っているバイク屋に行ってみましょう。
明らかに自分のバイクの一部と思われるパーツが堂々と置いてある場合があります。
パーツ目的の盗難の場合、そのパーツを引き取ってもらう場所が間違いなくあります。
奴らはパーツを売ることで金を稼いでいますから。
パーツ目的の盗難は、窃盗グループと中古パーツ屋のグルで引き起こされていると言っても過言でありません。

また、ネットオークションを見てみましょう。
貴方のバイクが『訳ありバイク』とかの名前で出品されているかもしれません。
パーツの場合も同様です。






 

4.現実の盗難のケース


ケース1
 ちょっと忘れ物を思い出して鍵を挿したまま帰宅。
 5分後には愛車は消えていた・・・。


ケース2
 朝、通学しようと思っても、愛車が見つからない。
 補助ロックぐらい付けていれば良かった・・・。


ケース3
 自宅に帰宅後、30分ほど休憩。
 再び出かけようと思ったら・・・、無い・・・。
 短い時間でも、補助ロックは付けておくべきだった・・・。


ケース4
 朝見たら、愛車が無くなってる・・・。
 U字を付けてたんだけど、後輪を外されちゃあ意味無いよね・・・。


ケース5
 昼間から妙にバイクを物色している連中がいる・・・。
 一応、「バイク買取」のチラシを配ってる風だけど、
 そのチラシをよく見てみると、代表の電話番号は携帯の番号だし・・・。
 警報装置のチェック?バイク本体のチェック?何にしても、怪しい。。。


ケース6
 会社から帰ってきたら、原付が無くなっている。
 昼間に、作業着を着た連中が、堂々とトラックに積み込んで行ったらしい・・・。


ケース7
 警報機が夜中に鳴りまくるから、どうせ風のせいだろうし、近所に迷惑そうだから切るようになった。
 が、警報機を切るようになった数日後、盗まれた・・・。
 夜中に頻繁に警報機が鳴っていたのは、実は犯人のせいだったのでは・・・?


ケース8
 夜、愛車が盗難される。
 後日、某インターネットオークションを見てみると、明らかに自分の愛車が!!


ケース9
 相応に改造していた愛車が盗難された・・・。
 某インターネットオークションを見てみると、珍しい部品が出品されている・・・。
 これ、俺のバイクの部品では・・・?


ケース10
 夜、愛車の警報機が鳴り、あわてて玄関を出る。
 犯人らしき輩は3人、あっという間に逃走していった。
 その後、どこかでトラックらしい排気音が聞こえた。おそらく犯人だろう。
 愛車は、警報機は鳴ったから良かったものの、既にU字ロック、チェーンロックは破壊されていた・・・。


ケース11
 雨風が酷く、警報機が誤作動しまくっている。
 余りに誤作動が酷いので警報機オフ。
 朝見てみると・・・、やられた・・・。


ケース12
 もう、どうしようも無いや・・・。
 チェーンロックもしてあったし、U字ロックもしていた。
 車体カバーも警報機も、ココセコムも付けていたのに・・・。






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