さてみなさんはモータースポーツと聞いてどうイメージしますか?オフロードやトライアル、サーキット走行、などを思い浮かべるとは思いますが、やってみるまではどれだけ体力が筋力がいるのかは解りません。しかも普段バイクに乗るということが少なからずスポーツだということを認識している人はどれだけいるのでしょうか?
そこで、ライディングをただのスポーツとしてみてみるとどれだけ 筋肉を使ってるのでしょうか!?
ライディングの姿勢は抗重力筋によって保たれています。抗重力筋とは、下腿三頭筋、大腿四頭筋、大・中臀筋、腹直筋 脊柱起立、更に胸鎖乳突筋・頭板状筋で、ライディングの安定度はこれらの筋群が一定のバランスを保ち、バランスがとれていることが条件となります。またどれがどれとはいえませんが、体全体の約7%の頭の位置を保持するのに胸鎖乳突筋・頭板状筋の役割は大きいものです。しかし同じ姿勢をとる、というのは良くないことで、 運動生理学的には非合理的で、一定の姿勢を保ちつずけることは、筋肉への血流を悪くして、組織への水分・栄養素・酸素の配給が著しく減退してしまうこととなります。また二酸化酸素等の疲労物質 の排除も遅れるので疲労の発現が早まります。姿勢というものは、崩しては整え直すということを繰り返すことで疲労の発現(疲れ)を遅れさせなければいけないのです、これが先ず巧みなライディングの第一条件となります。
ライディング中は、目・耳・皮膚そして筋肉や靱帯にあるインナー センサーからの情報を基にして頭(脳)は運動器(筋肉・靱帯や関節)に運動の指示を与え続けます。この間中頭は、大量の酸素とグルコースを消費しています。しかし頭への酸素とグルコースの供給量が激減してしまうとライディングの動作は、いいかげんになりかねません。したがってライディング姿勢において弛緩緊張を繰返して長時間の部分的血流結滞を起こしにくくする事と、日頃柔軟性を高めておくためのストレッチング等をしておくと良いでしょう。
腕があがる、オフやトライアルをやったことがある人ならすぐ解っていただけると思いますが、体内の乳酸値があがったことによるものです乳酸は、局所の筋肉を酸素の介在なしに(無機的条件下)激しく使った場合、大量に生産され、これが筋肉の収縮力を弱めてしまいます。ライディングは(ライディング中の心拍数の統計からみると、だいたい100〜140前後でこれは普通ほかの運動レベルでいうと軽いジョギングに相当します)比較的軽い方に入れることのできる有酸素系 の運動といえますが、ライディング中頻繁に短時間の局所的な一部の筋肉が無酸素系の運動をしていることが乳酸値から(ライディング後の乳酸値の比較統計からみると、だいたいライディング前の約3倍にあがっています)わかっています。 つまり、バイクで走行中のライダーの身体には想像以上の肉体的、精神的なストレスがかかっています。
ライディングには精神力、集中力、体力が必要ということです。 バイクに乗るということはスポーツなのです!

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