音楽用語6(マ〜ワ)

音楽・楽譜の初心者のための音楽用語です。
発想記号・速度記号をはじめ、よく耳にする(私の独断?)音楽用語をとりあげました。
日本語での読みについては異論が多々あります。
また説明についても私の解釈とことばですので絶対ではありません。
お気づきの点・不明な箇所がありましたら、ぜひメール掲示板にてご連絡くださいませ。
抜けているものについては気づきしだい追加していきます。


た,音楽史楽典ともリンクしてあります。(下線をクリックするとそれぞれのページへとびます。)

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マイスタージンガー   マドリガル  ミサ  ミサ・ソレムニス  ミュージック・コンクレート 

ミュゼット  ミンネゼンガー
  無言歌  無調  メトロノーム  メヌエット  メロス  メロドラマ        

  モティーフ  モテト  モード  モノディ  モノフォニー  モルデント     

 夜想曲 ユモレスク 様式  ライトモティーフ  ラプソディ    リサイタル  リステッソ・テンポ  

リズム  リチェルカ-レ  輪唱
  ルバート レントラー  ローマ音楽  ロマネスク音楽   ロンドー 

 ロンド形式 ロンドソナタ形式
  和声  ワルツ


マイスタージンガー Meistersinger(独※参照
ミンネゼンガーの影響を受けた,市民的な文学・音楽運動とその組合員の総称です。
15〜16世紀のドイツには5つの階級があり,その下の市民たちの運動です。
音楽的には,無伴奏の単旋律音楽で道徳的な要素が中心とのことです。
ヴァーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」は,
実在のマイスタージンガー,ハンスザックを題材にした作品です。

マドリガル madrigal(英・仏)
イタリアで行われた多声の世俗声楽曲です。
おもに14世紀北イタリアでは、牧歌的な抒情詩であるマドリガーレを歌詩に用いた
2声や3声のものが盛んでしたが,その後バラータにとってかわられ衰退しました。
16世紀になって,イタリア在住のネーデルランド楽人により新しいマドリガルが生まれ洗練されたとのことです。
多声的(3・4・5・8声)なものがほとんど(ソロ・マドリガル)でイギリスやドイツにも普及しました。
代表作曲家としては,モンテベルディ(伊)やバード(英)らがいます。※参照


ミサ missa(羅)
ミサはもともと教会の会合でした。
集会の終わりに“Ite missa est”(去れ会合は終わりぬ)と唱えられたことに由来してます。
本来のミサ曲はグレゴリア聖歌でしたが,対位法が用いられ,16世紀後半には芸術的発展を示しました。
パレストリーナ・バッハベートーヴェンらのミサ曲は有名ですね。詳細はまた後日。


サ・ソレムニス missa solemnis(羅)
@荘厳ミサと訳されてます。 Aベートーヴェンの作品op.123の題名にもなっています。


ミュージック・コンクレート music concrete(仏)
1948年フランスの作曲家ピエール・シャッフェルが音楽表現の新しい手段として創作した方法のことです。
この世のあらゆる音を素材に用い,テープレコーダーの機械操作によって作られます。
アンリブーレーズもこの方法を推し進めました。


ミュゼット musette(仏)
バッグパイプ(民俗楽器)の一種であるフランスのミュゼットと言う楽器から生まれた舞曲で,
4分の3拍子です。
オルゲルプンクト(低続音=オルガン・ポイント)をもつのが特徴です。
またメヌエットなどのトリオに置かれる事もあります。


ミンネゼンガー Minnesanger(独)
トルバドゥールの影響を受けて生まれた,
ドイツの貴族出身の吟遊詩人や音楽家のことをいいます。(12中〜14世紀)
中世ドイツの民俗音楽を代表しており,マリアへの賛歌を歌ったものが多いそうです。
ヴァーグナーの「タンホイザー」は実在したミンネゼンガーです。


無言歌 Lieder ohne Worte(独
 @言葉の無い歌という意味です。歌曲風の器楽小曲をさします。メンデルスゾーンがはじめて用いました。


無調 atonal(英)
 字のごとく,調が無いということです。
つまり,調の中心となる主音を持たない(感じさせない)音楽を無調音楽といいます。
    

メトロノーム Metronom(独)
ドイツ人ヨハン・メルツェルが1815年に発明した速度を刻むものです。
これをはじめて使ったのはなんとベートーヴェンチェルニーでした。


メヌエット Menuett(独)
フランスで発生し,ルイ14世により宮廷にとり入れられ上流社会で流行した舞踊音楽。3/4拍子,
8小節の繰り返しからなり中間部がトリオの3部分形式をとる.
ハイドンはこのメヌエットを交響曲に採用しtました。


メロス melos(希)
メロディとほとんど同じ意味だが,メロディの源泉としての音の純粋な上下運動を言う。

メロドラマ melodrama(英)
@オペラのこと   A台紙の朗誦に音楽が伴う劇   B筋のみを追った俗受けする劇


モティーフ Motiv(独
動機.音楽構造上の最小の独立単位でふつうは2小節で.
律動的・和声的に独立性をもち,それ自身特徴をもつものです。


モテト motet(英)
フランス後のmot=語に由来すると言われ,12世紀から近代に書けて行われた教会合唱音楽.
原則として“カソリック教会典礼のためのラテン語無伴奏合唱曲”といえますが,
世俗的なもの,独唱用のもの,器楽伴奏によるものなどがあります。

きちんと定義はされていませんが,
中世からルネッサンスにかけての初期ポリフォニー音楽では最も重要な形式とされてます。
17世紀にはいるとイタリアではオルガン伴奏を加え教会協奏曲の形が生まれました。
シュッツバッハリュリクープランラモーモーツァルトメンデルスゾーン
ブラームスフランク等のモテト作品があります。


モード mode(英)
旋法。広義には楽曲中に用いられた音をオクターブの間に高さの順に並べたもの。
狭義には教会旋法の事を言います。


モノディ Monodie(独)
はじめは,伴奏のない短音で歌われた音楽をさしましたが,
今日では伴奏が付けられていても和声的に作られている音楽を意味します。


モノフォニー monophony(英)
1つの線による作法。ホモフォニーやポリフォニーとは区別されます。モノディと同義に使われる事もあります。


モルデント mordento(英)
装飾音の一種。ある音と2度したとの間を急速に往復します。(例;シラシー)


夜曲=夜想曲 nocturne(英
 @フィールドによって創始された夢想的な曲。おもにピアノ曲。
Aドビュッシーの管弦楽曲。「雲」『祭り」「シレ-ヌ」の3楽章からなる。


ユモレスク humoresque(仏)
ドヴォルジャークのピアノ曲集が有名ですが,
もとは19世紀に流行ったユーモアに富んだ短い器楽曲のことをいいました。


様式 style(英)
作品において内面的な必然性のもと,普遍的に表れている特徴をいう.
この特徴は形式面だけではなく,創作者の人間性をも反映したものと考えます。
したがって,様式とは,形式と内容の統合的なものと考えられます。
様式には,個人様式・時代様式・民俗様式・材料様式・演奏様式・流派様式などがあります。


ライトモティーフ Leitmotiv(独)
表題音楽・劇音楽などで特定のもの(人・物あるいはそれらがもつ性質など)を表す特徴的な動機のことです。
これをさまざまに変化発展させて楽曲に統一を与えたのがベルリオーズヴァーグナーです。


ラプソディ rhapsody(英)
ギリシャ語の「叙事詩」から出た言葉ですが狂詩曲と訳すのはいかがなものでしょう。
叙事的・英雄的・民族的性格の自由な幻想曲をさします。


リサイタル recital(英)
独唱(奏)会がリサイタル.2人以上の独唱(奏)者が出演する時はジョイント・リサイタルといいます。


リステッソ・テンポ l’istesso tempo(伊)
同じ速度でという意味です。なにが同じ速度なのかといいますと,
曲の途中で拍子が2/4から6/8に変わるような場合には,
4分音符と付点4分音符とを同じ速さで演奏しなさいということです。


リズム rhythm(英)
旋律・和声とともに音楽の3要素.広義には全ての時間的現象における運動の秩序と定義されます。
音楽では,継起的な音楽象の進行一般をさしますが,
アクセントの周期的反復を意味するタクトとは区別されます。
    リズムは旋律・和声にも増して,音楽の根本現象であり,
各民族・各時代はそれぞれ独自のリズム様式を持っています。

    次の3種に大別されます。
 @定量リズム-音符の時価(長さ)が基本単位の倍数をなすもの
 A拍節リズム-@の性質に加えてアクセントが規則的に継起するもの(西洋古典音楽のリズム)
 B自由リズム-定量的単位を持たないもの(東洋音楽に多い)


リチェルカーレ ricercare(伊)
「探し出す」という意味です。
16〜17世紀の模倣的な様式の華やかな器楽合奏曲や,オルガン協奏曲に用いられた名称で,
フーガの前身と考えられます。また,前奏曲てきな性格のリュート曲をさすこともあります。


輪唱 round(英)
 2声部以上の楽曲において,各声部が同一の旋律を一定の間隔をおいて順次に模倣していくものです。
みんな「かえるのこえが〜〜」でやったことありますね。


ルバート rubato(伊)
直訳すれば「盗む」です。音楽ではテンポルバートでよく使われます。


レントラー Landler(独)
古くからドイツで行われている舞踏・舞曲で,ワルツの前身とされる。3拍子で第3拍に付点リズムを持つ。
速度はワルツより遅い。


ローマ楽派 Roman school(英)
パレストリーナを始祖として16世紀後半から17世紀終わりまでローマで栄えた楽派。
 パレストリーナの様式を受け継ぎ対位法的無伴奏合唱音楽がおもなものです。
ナニーナ,アネリオ,アルレグリなどが属する.


ロマネスク音楽 romanesque music(英)
初期キリスト教の音楽の時代をさします。
この時代にはグレオリオ聖歌が統一され,文字通りローマ風の音楽という意味.


ロンドー rondeau(仏)
合唱部ロンドー独唱部クプレが対照的に配置された中世の世俗的な歌曲形式で,
ロンド形式の土台とされる.


ロンド形式 rondo form(英)
 ロンドーから生まれた形式で、同一主題を何回か反復し,
その間にエピソードあるいは副主題を挿入したものです。
 しかし,一般にはABACAD・・・・のようにエピソードが次々と変わることは無く,
ABACA,ABACABAのような形をとります。
    そしてABACAは単純ロンド形式,ABACABAはロンドソナタ形式といわれてます。

ロンド・ソナタ形式※参照
ロンド形式でありながら,ソナタ形式の特徴も兼ね備えた形式のことをいいます。
ABACABAのAを第1主題,
Bを第2主題と見ると,最初のBは普通属調で2回目のBは基調になっていて,
2回目のAとCを展開部と考えれば,
これはソナタ形式とそっくりです。
古典派時代にできたもので,近代ロンド形式ともいわれます。

和声 harmony(英)
和音がある一定の法則によって連絡されたものを和声と言う.
同時にいくつかの音が鳴る現象は古くからありました。
西洋音楽において,中世・ルネッサンスを通じて,
それはもっぱら独立した数声部によって偶然形成されるものであり,
興味の中心はあくまでも水平の音関係でした。

これに対して,17世紀頃から,
垂直的音塊としての各種和音とその連続に対する意識が強くなってきました。
そして生まれたのがモノディ様式です。

18世紀後半になると,この傾向はますます強くなり,
古典派ロマン派を通じて和声が音楽の様式を支配するようになったのです。
19世紀末になると,こんどは,調的和声が衰微し、観念的にも技法的にも、新しい和声が現れました。
この和声には種々の手法が用いられており、
その中から従来の和声に見られるような一定の法則を見出す事は困難です。
これらの新和声を総称して近代和声といいます。  

ワルツ waltz(英の訛り)
円舞曲.18世紀末にオーストリアのレントラーから発生した3/4拍子の優雅な舞踏曲です。
昔ながらの比較的ゆっくりとしたワルツと,
ウインナー・ワルツと呼ばれている特異なアクセントを持ち速いものに大別されます。
また,鑑賞用に様式化されたワルツもあります。




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02/03/06 変更と追加
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