音楽のぺーじ

気が向いた時に、適当な手持ち CDの紹介でもしてみようかと思います。 どれも好きなアルバムですが、これがお薦めというわけではなく、よく聴く ものを適当に選んでいます。


A

ADIEMUS

SONGS OF SANCTUARY

今やヒーリングミュージックの代表の一つに誰もが 挙げるだろう ADIEMUSですが、これが出た当時は存在さえ知らない人 がほとんどだったんじゃないかな。 が、僕的には、この「Adiemus(一枚目の一曲目)」 でアディエマスは完成してしまっている、と思うんですね。すごいです。 Karl Jenkinsの中でのクラシックのエキスと Adiemusというプロジェクト のコンセプトが、ミリアムの声と造語によりこの一枚で完全に 昇華しちゃってる。ですので、好きな人には悪いですが、IとII以降は あんまり聴いてないなあ。もちろん嫌いじゃないしむしろ サウンドとしての完成度は上がってる感もあるけど、なんか IIIと IVは、 Adiemusの根底に流れる「Karl的クラシック観」から 少し無理に手を伸ばしすぎてる気がする。ミリアムの歌声も Adiemusの 世界を担うヴォカリーズ的な一要素だったのが、造語のコーラスという 手法的な面に傾倒してきたように思う。もっとも、それこそが Adiemusだ と感じる人も多いと思うけど。
もっと素直に、シャイなロマンチストのような 美しすぎる音楽を聴かせてほしいな。と個人的には思います。
ANAEL

Language of the Soul

ANAELは多分アナエルと発音するんだと思います(同名の天使がいます) が、日本語の情報が少ないのでよくわかりません。 分類的には女性ヴォーカルでしょうか。アレンジというかサウンドは ややポップなニューエイジ路線で、若く優しい声がとても美しいです。 いわゆるヒーリング・ヴォイスって言うんでしょうか。 Michelle Tumesとか好きならおすすめですが、宗教的側面は薄いかな? でも日本では見かけたことが ないんですよね(真面目に探したこともないけど、少なくとも中古では 見たことがない)。 彼女は他にアルバム 'Light of Refinement'、 'Unconditional' をリリースしてますが、どれも似た傾向なのでどれがお薦めかは 難しいですね。ですので、一枚聴いて気に入ったら他のを買っても ハズレということはないと思います。

C

CUSCO

THE BEST OF CUSCO

ジャケの印象だとプログレかヘビメタみたいですが、中身はしっとり シンセのインストです。アーチスト名から想像つきますが、インカや あのへんの音楽を今風のサウンドに仕上げています。あまりクドい エスニックさは無く、わりと聴き易いんじゃないでしょうか。 そもそもペルーの民族音楽は日本人に親しまれやすいようなので、 そういうのも関係あるのかな?
聴いたかぎりではシンセのみのようで、生ケーナ等はありませんが、 リコーダのような暖かい音色で郷愁ただようメロディを聴かせて くれます。インカ一辺倒ではなく、例えば 7トラック目は DIDJERIDOO(ディジェリドゥ。アボリジニの民族楽器) というタイトルを冠する曲もあったりと、土地にこだわらないサウンド を展開しています。が、やっぱりインカっぽい曲が良いかな。 本作はベスト盤で、アルバムはいっぱい出してるようですがこれしか 聴いたことないのでとりあえずこれがお薦めです。
Carola

Sov pa Min Arm

詳しくは こちら。って、読めないよね(;´Д`) 僕には何語なのかもわかんない っす。これも女性ヴォーカル・ニューエイジ系・ワールドミュージックもの。 声はあんまり手を加えてないので enyaとかに飽きたらたまにはいいかも? 音色や楽曲はそれほどトラディショナルではないけど、ヨーロッパ方面 なのにどことなくアジアン・エスニックな感じがするのは僕だけかな。 声は若いみずみずしさというよりは、ちょっとお姉さん的な素朴で優しい 印象で、子守り歌のような心地よさがあります。

D

DEEP FOREST
BOHEME

僕は昔からあまり音楽は聴かないタチだったのですが、会社勤めになってから 少し余裕が出来てミニコンポを買い、その頃から少しずつ CDを買いはじめ ました。んで、わりと初期に買ったのが、これ。

横浜中華街の"チャイハネ"というアジア系雑貨屋に行った時のこと。 BGMに当アルバム収録の "Bohemian Ballet" がかかっていてすごくハマってて、 こりゃ、いいかも。なんて思ってすぐさま買いました。当時は J-WAVE で "Madazulu" がガンガン流れてた頃かなあ。

いわゆるフォークロア的音楽を現代風にアレンジしたサウンドの代表 ともいえる Deep Forest、 CM曲にも使われた "Freedom Cry" も入ってます。あの雰囲気や アコーディオン(?)のメロディに心魅かれた方ならおすすめ。 でももうちょっと全体的にはジメっとしてます(?)


J

JEAN MICHEL JARRE
OXYGENE 7-13

ジャン・ミシェル・ジャールの名前を最初に聞いたのは、 Vangelis関係の FMラジオ番組でのことかな。当時小学生 くらいだった気がする。んでずっと曲を耳にすることは無かった んだけど中古で適当に見つけたのを購入。

Vangelis、喜多郎や富田勲とかに近いシンセの音が心地よい インスト曲です。多少ビートも効いてノリは良いですが 今どきのダンスミュージックみたいな忙しさは無いので良い。 なんか小室某と一時期組んでやってたこともあるらしいけど 本アルバム以外は知らないっす。

アルバム名から想像つくと思いますが、似た曲が延々と続きます。 BGM的ではありますが、聞き入ると飽きるタイプですな失礼ながら。

Jewel

SPIRIT

僕の CD棚には珍しくアコースティックものです。ギターと 軽いパーカッションで POPS的アレンジの、よくある女性ヴォーカルもの なんですが、彼女の声がとても綺麗で気に入ってます。

前作 "Pieces of You"はもっと純粋にアコースティックですが、 3作目(だと思う) "Joy: A Holiday Collection" はレイヤードヴォーカル(?) もあったり、(言葉は良くないかもしれませんが)意外に ヒーリングミュージック度は高いかも。
Holiday… は、「ほりでー」ではなく「ほーりー・でい」 なのでクリスマス曲集です。冬に、誰かと、聴きましょう。

久石譲

THE UNIVERSE WITHIN
NHKスペシャル「人体」のサントラです。氏のメロディはどれも 美しくとても印象的ですが、どこか似通ってる感が強くてやや 飽きるのは僕だけでしょうか。いつだったか、何かの時代劇映画を テレビでやってて、時代劇の音楽なのになんか久石譲っぽいなあ と思ってたらエンドクレジットに氏の名前を見つけた、なんてことも あったくらい、なんとなく特徴的でわかりやすい。
でも好き。オーケストラもいいけど こういう前面的にシンセな感じのほうが個人的には好きです。


L

libera

libera

少年合唱モノです。ビートを乗せオルガン等の音色も散らした、 飽きさせないアレンジでボーイソプラノを楽しめる一枚です。 聖歌モノとしては前衛的かもしれませんが、さわやか系ニューエイジ としてまとまり良く出来ています。enyaとかあのへんが好きなら お薦めかな。
これも少し前 NHKのドラマで使われた所為か、日本盤も出てて わりと店先で見かけることが多くなって少し悔しい思いをさせられた 一枚ですね(笑)

意外な点としては、異常な低音が効果的に使われてるのも特徴です。 1トラック目 "Salva Me" のサビの一番低い音が、 うちのスピーカじゃ出ません。一応、カタログスペック的には 20Hzから 出るはずなんですが。(いや、僕の耳のレンジが狭いのかな?) 低音のチェックディスクとしても使えそうです。


M

Mythos
THE REALITY OF A DREAMER

妖しげな、あるいは enyaのようなしゅわしゅわヴォカリーズが散見 されますがインスト主体のアンビエントな打込みモノ。
ジャケがシュルレアリスム風の絵ですが、まさにこのアルバムを 良く表していると思います。ダリのように狂った絵ではなく、 マグリットのような美しく冷たい異常さをまとったやや官能的 なサウンド。enigma的ですが良くも悪くも激情的ではありません。

MAIRE BRENNAN

Misty Eyed Adventures

enyaのお姉さんだそうです。enyaっぽいけど、もうちょっとトラディショナル で音もわりとアコースティックかな。サウンド的には似て非なる感を 受けますが、enya系の力強く優しい美しさはしっかりあります。

MARCOME

Seven Seas

えっと、EARTHTONEレーベルです。と書くと想像がつく人もいるかな。 サウンドは最近のいわゆるヒーリングど真ん中的中です。一見(一聴?) した感じではほぼ enyaですな、これエンヤだよ、って聴かせたら 信じちゃう人もいるかも。レイヤードヴォーカルなのかエフェクトが 深いだけなのか、ちょっとわかんないけど、とにかく enya系です。 聴き込むと enyaと方向の違う土着的な味わいがあり、またベクトル がポジティブ方面に指向性が高く、哀しみも喜びも抱えた enyaの 世界観とはすこし違うようです。ケース裏には砂漠で踊る彼女の姿 があり、enyaが名実ともに古城の美女だとするなら、こちらは火星の 巫女…と言ったらヘンでしょうか。
(ところで、MARCOME ってどう発音するんでしょうか? マルコム? マーカム? マルコメじゃないよねえ。)

O

opus III

MIND FRUIT

一時期おお流行りした "It's a fine day" が入ってます。 ORBITAL 2も持ってることだしとりあえず買っとくか、 と中古屋で 300円くらいで見つけたので購入。 でも他のトラックも意外に結構いい感じです。
「ふぁーいんないとぅなーぃ、らららららりーらーりらー」 たぶん一度は耳にしたことがあるはず。 基本的にテクノで、ウィスパーなヴォーカルがよく合ってて いい感じです。でもこのスキンヘッドねえちゃん、今何やって るんでしょうか。

S

Suzanne Ciani

History of my Heart

国内盤、邦題「心のパレット」。シンセサウンドの心地よい、 完全なインストです。ヒーリングというよりはニューエイジ、スムースジャズ 的な分類かなあ。スタイルは古典的なふわふわ環境音楽 ですが、ピアノ系の音色によるメロディが表に出ており印象的なので、 この手のにありがちな何か延々とツマラナイという感じは薄い。 でもやはり良くも悪くも無難な BGM的ではあります。あんまり確固とした 世界というかサウンドスケープを感じさせない、精神世界アンビエント とでも言いましょうか。そういう意味ではまさに彼女の「心のパレット」 なのかもしれません。いろいろな優しさを持つ女性的サウンド。

U

UTTARA-KURU

祈 PRAYER

ご存知パシフィックムーンの代表的なアルバムのひとつ。 一言で言えば「読経ニューエイジ」ですかね、読経をフィーチャ したシンセによるアレンジでテクノっぽく、あるいはスムースジャズ、 アンビエント、グランドビートな仕上がりになってます。 と書くと、お経をいじってそれっぽくして奇をてらったアリガチな 企画物っぽい印象を持たれてしまうかもしれませんが、 スタイルを形容するだけでは語れないカッコ良さがあります。 メロディは美しく、シンセの音も柔らかめで刺激的すぎず、 適度なビートの心地よさは Enigmaより優しい、日本人による 日本人のための、まさにニューエイジ。ただ、読経は主題的ですが 一要素にとどめた方向性は賛否両論あるかも? 僕は"否"の方で、 まとまり良く心地よい日本トライバルよりも、読経が本来持つ トランスミュージック的な側面をもっと前面に出してほしいと思った。 サウンドをもうちょっと重厚にして、坊さんは大編成に、 あるいはレイヤードヴォーカルにしちゃうとか、もっと おどろおどろしい程のカッコ良さをまとって第二弾をリリースして くれたらうれしいな。

V

Vangelis

VOICES

Vangelisっていうと南極物語とかブレードランナーとかああいう イメージが強かったけど、本作はタイトルにある通り、ヴォーカル、 コーラスをふんだんに使った今風のニューエイジ(?)な仕上がりです。 少なくとも、初期の頃のようなプログレっぽさは薄く、またエルグレコ のように暗くもなく、近作ではおすすめ。1トラック目は Chariot of fire を思わせる力強いサウンドで一気に引きつけ、その印象的なメロディを アルバム通してさまざまな形で聴かせてくれます。
Vangelisっていまいち知名度が低い気がしてたけど、最近また車の CMに使われてますね。かっこいいなあ。

戻る