テューバをうまく吹こう!
♪大変恐れ多いのですがこのページではボクのこれまでの経験や集積した知識などを元にテューバを
うまく吹くにはこうしたら良いのでは!という事を提言しています。、ふれっちゃ流ワンポイント・レッスン
です。ボクも実践するとなるとうまく出来てませんが、Tuba吹きのハシクレとしてやはり持論を確立しておき
たかったので書いてみました。かなりの自己満足のページですが、よかったら見てやって下さい。  (恐縮です・・)
@テューバに求められる事
♪吹奏楽やオーケストラの中でのテューバの位置付けというのは、曲の最低音部を受け持ちそのバンドのサウンドを下から支える
低音楽器群の要だといえると思います。トランペットやサックスのような華やかさはありませんが、やはり低音が充実しているバンド
とそうでないバンドとではサウンドの厚みや安心感が全然違います。 という事で、まず我々バンドの中におけるテューバ吹き
求められるのはバンド全体を支える程の“ff”でしょう。(もちろんそれだけではないと思いますが・・) またテューバだけに限らずど
の楽器でもその楽器本来の音、すなわち“良い音”を出す事が一番重要な事で、最優先すべき事だと思っています。ではどうす
れば良い音や良い響きのフォルテが出せるんだろう・・・?
♪フォルテと一口に言ってもいろんな考え方がありますが、ボクはただ単に音が大きい音をフォルテというのは危険だと考えています。
よく顧問の先生や指揮者に合奏などで「テューバもっと大きく!」とか言われて、ものすごい勢いで息を吸い込み、“ガァー!”って吹く
学生や大人を目にします。たしかにそれで音量自体は多少上がるかもしれませんが、あまり効果はないと思います。そればかりではなく
吹き手は音量の事ばかりに気を取られタンギングがキツクなったり、息が続かず音は短くなったりして聞き手にはむしろ不快な思いを
させてしまう事にもなりかねません。またテューバの場合マウスが大きく、唇がわりとすっぽりとカップの中に入ってしまう為アンブシュア
を他の楽器のようにリムである程度固定するというわけにはいかず、どちらかといえば自分で唇のまわりの筋肉をしっかりと固めて
より良い振動を生み出す唇を作る事がより必要だと思います。が、それを考えず息をともかくたくさん入れて勢いで吹いてる人が何人
もいます。ボクが思うのにそんな風に吹くと、その息の圧力に唇が負けてアンブシュアが崩れうまく唇が振動せず音が外れたり、汚くなっ
たり、思った程音が大きくなかったりするのではないでしょうか。 あと身体に力が入って息をたくさん吸えなかったり吐けなかったりもす
ると思います。 

 ボクはフォルテは“大きな音”ではなく“よく響く音”ととらえています。「そんなの知ってるよ」と笑われるかもしれませんが頭では分って
いても実際に吹いたり、前で指示したりする立場になってみると、ついどうしても“音量”自体に目がいってしまい、惑わされがちになりま
す。“フォルテ(響く音=良い音)”=“たくさんの息の量 の図式を否定するつもりはありません。豊かな響きを生み出すエネルギー
となるのはやはり“息”だと思います。でもその息をうまく活かすハード(身体=唇)がなければ結局無駄なんですよね!いくら息があっ
ても、例えるなら、リード(唇)やリガチャー(そのまわりの筋肉)が悪かったりそれらがちゃんとセッティングされてなかったら木管楽器は
良い音が出ないでしょう? 金管楽器もそれといっしょの事だと思います。どれが欠けてもダメ。バランスが大切だと考えます! 
 繰り返すようですが、テューバで良い音&響きあるフォルテを出すには、その為の良い“アンブシュア”(口の形)+たっぷりの息が
必要
です。口の形は教則本等を参考にしてみて下さい。音を出す時は楽器だけでなく、力を抜いて自分の身体もいっしょに共鳴させると
いうか、響かすような意識をもって吹くといいと思います。ブレスにばかり気を取られるとタンギングやアンブシュアが変になるので
注意!
あとどんな音がテューバの良い音なのか?を知る必要があります。これにはやはり良い音をCDや生の演奏会を聴いてイメージ
するしかないと思います。
Aフォルテの罠?(美しい音を求めて・・)
B憧れのハイトーン!!と嫌ぁ〜な(?)ロウトーン
♪さあ、お待ちかね!いきなり金管吹きなら誰しも憧れる“ハイトーン”について考えていきたいと思います。本や定説によるとここでも
やはり“息(ブレス)”が重要視されています。もっと細かく言えば“スピードの速い息(=冷たい息)”が最も必要とし、それが第一!とさ
れている事が多く、その後でアパチュア(息の通る上唇と下唇の間の穴)やシラブル(口内の体積)を小さくする等が必要なんて一般的
に言われています。 う〜ん・・ボク的にはちょっと意義あり! 確かに速い息も必要かもしれないけど、そればかり意識するのはどうか
な?それよりは唇の振動が重要だと思います。 まず半音階か何かで音をスラーで下から順に出していってハイトーンが当たる唇の
ポイントを探していってというか、アパチュアをだんだん狭く、唇の中央に絞り込んでいって、その結果気がつけば自然に速い息が出
てるな?という感覚が解りやすいかな。 いくら速い息を楽器に送り込んでも、唇が振動してなかったら“フゥーフゥー”と息の流れる音
しかしません。唇上で、狭い範囲でしかも細かく唇が振動しなければハイトーンは出ないのです。ブレスにばかり気を使っていると他の
事を忘れ身体や唇に力が入って、余計に高い音なんて出ない場合があると思います。まずは精神的にも(ハイトーンは難しいとか無理
なんて思わない) 肉体的にも(意識して体の何処かに力を入れない)リラックスして、冷静にハイトーンが出るポイントを感覚的にじっ
くり諦めずに探っていく事が重要と思います。“お腹”を意識し過ぎるのも要注意!Tpなどはよく解りませんが、少なくともテューバでは
ハイトーンを出すのに意識的にお腹に力を入れる必要は絶対にないと思います。

 さてテューバってやはりロウトーンが出ないと話しになりません!でも低い音の練習ってしんどくって地味でおもしろくないですよねぇ。
ボクも低音の練習は嫌いです。しかし!曲となるとけっこうこの低音がイイ味だすんですよね。ではどうすればロウトーンが出せるのか?
大体吹奏楽で出てくる低い音というのは下のF前後かな?いってもDくらいですが、中・高生でもDは分りませんがFくらいは出ると思い
ます。でもそのFの音をきちんとアーティキレーションや強弱に気をつけて出すとなると難しくなってくると思います。ロウトーンでも注意す
ることは、ハイトーンといっしょと考えます。スピードの遅い息(温かい息)というよりその音のでるポイント、唇がきちんと振動しているか
が問題だと思います。唇上の広い範囲での大きな振動が必要です。アンブシュアを緩め過ぎてはいけません!緩め過ぎると唇は
振動しないからです。ギターの弦も緩々だと振動しないでしょう?あれも弦が張っているから弾いたとき振動して音がでるのです。ティン
パニやドラムといった打楽器も同じ!皮がきちんと張っていないと音になりません。息は高音と比べると、やはりより多く必要です。また
深くブレスをとってできるだけゆっくり、落ち着いて吐く事もポイントになると思います。フォルテで出そうと息を“ガァー”と入れるのは
逆効果!
あくまでも冷静に、ゆっくりとした大きな唇の振動を作る事を意識して、速いパッセージでもアクセントでも優しく音を出そうと
する事がコツです!息を吸う時も吐くときもシラブル(口の中)を大きく、“ホォ”の発音の形でそのまま息を通す事も大切だと思います。
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数々の名器たち(?)
世界のテューバ奏者
2人の“心の師”


Cブレスを制する者はテューバを制する!
♪これまでアンブシュアの事とか、ハイトーンについてなどいってきましたが、肝心の“ブレス”(息)について書くのをスッカリ忘れてまし
た。テューバを含め管楽器というのは唇やリードを振動させて音を奏でる楽器です。バイオリンやギター等の弦楽器は”弦”を弓や指先
を使って振動させて音を奏でます。この弦楽器でいう”弓”にあたるのが“ブレス=息”になります。 またまた弦楽器を引き合いにだしま
すが、バイオリンやチェロ、コントラバスといった楽器の音色は、“弓”の善し悪し、使い方によって大きく左右されます。その為演奏家
は良い弓を選び、それを上手く操って弦特有の音を奏でます。この事からも管楽器を演奏するにあたって“ブレス”は非常に重要だとい
う事がお解りいただけると思います。

 では具体的に何が重要なのか? テューバという楽器は他の管楽器に比べ非常に大きく管の長さも1番長く、やはり他の楽器よりは
楽器を十分に響かすのに必要な息の量がどうしてもより多く求められると思います。早い話しが、“たくさんの息を楽器に送り込む!”
これが演奏中どんな時でもできる事が、音を含め良い演奏をする為のすべての大前提となります。ではどうすれば大量の息を楽器に送
れるか?答えは簡単! たくさん息を吸って吐けばいいのです!ただそれには腹式呼吸という呼吸法を用いる事が必要です。俗に言
“お腹に息を入れる”・・です。腹式呼吸に関するウンチクや練習方法については教則本やBJの本家ワンポイントレッスンを参考にし
てもらうとして、ここではこの腹式呼吸を解りやすい事例をふまえて、視覚的&感覚的に理解してもらおうと思います。

 腹式呼吸はなにも特別なモノではなく、ボク達が日常的に自然と行っている呼吸です。お腹に手を当ててみて下さい。お腹がへこんだ
り膨らんだりしてませんか? これが腹式呼吸なんです。これに対して胸式呼吸というのがあって、マラソンとか100m走った後のゴール
で“ゼェーゼェー”と肩や胸が上下に動いてしている時の呼吸が胸式呼吸です。きちんと腹式呼吸を理解してない学生や大人を見るとブ
レスを吸うときに肩や胸の周辺が上がったりしてます。たくさんブレスを取ろうとすると、どうしても力が入ったり変に呼吸を意識したりして
自然にできているはずの腹式呼吸ができない傾向にあるといえます。もしこういう状態になっているならば仰向けに寝て身体を楽にし
て大きく深呼吸
してみて下さい。肩は上がらずにお腹が大きく膨らんでいると思います。この時口はラーメンなどを吸う時の“すぅー”とい
う口の形ではなく、“ホォー”(舌が口内の底に下がっている状態。息を吸い込む時、“ホォ”という息の音がする)の形でやってみて下さ
い。より感覚が掴みやすいと思います。これが座って楽器を構えた時でもできればOK!というわけです。 あと人間は大きな“アクビ”
した時も実はすごくイイ腹式呼吸を行っています。アクビをしている時、喉は開き、身体に力も入ってなく、自然とたくさんの息を吸って吐
いています。アクビもイイ参考になりますよ(これは佼成WOの三浦氏の請売りなんですが・・^^ゞ) 呼吸は吸う時も吐くときも決して力
をいれず楽に!
を忘れないようにして下さいネ! あと、ブレスは吸ったらそのまま止めずに吐くという事も重要! 自然な呼吸を絶え
ず頭に置きたいですネ(^^)
ふれっちゃの先生