いばらのファルセット〜脱却を目指せ−すっとんきょうなファルセット
    2)ロンリー・ナイト(Lonely night)

黒人男性が歌うファルセットは昔からの憧れ。例えばフィリップ・ベイリーが歌うソウルフルなボーカルを聴くと憧れてしまう。このファルセットにピッタシのメロディを思いつき実際にやってみたくなってしまいました。まだ、ファルセットのソロは実力的に無理とは思いましたがやりたくなってしまったものはしょうがない。


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【ファルセットの割合の問題】
ほぼ全面ファルセットで歌いました。この曲は最初バラードで始まり途中でボサノバになる進行です。バラードの部分はファルセットがピッタシの雰囲気ですが、ボサノバの部分はパンチが足りない感じでしっくりいきません。ファルセットで歌っている部分の一部を出来るだけ地声で歌うことで少しでもパンチのある歌い方が出来るようファルセット/地声の切替点を色々試してみました。結局、A4の音を地声で出すのが一番まともそうなので血管が切れそうになるぐらい声を張って歌いました。後から思いましたが、僕の音程の設定はぎりぎり地声を出せるとかいうパターンが多くライブとかやったらすぐ声が枯れてしまうのではと不安を感じます。今後の曲のキーはそういうことも考慮して設定する必要がありそうです。

【音程の問題】
ほぼ全面的にファルセットで歌える音域に設定したので音程は不安定で最終テイクの録音を聴いてもちょっとフラットしています。多少改善はしたもののなかなか安定しないものだと痛感しました。ファルセットをソロで聴かせるにはまだまだ力量不足です。
【音域の問題】
曲中一番高い音はB2。一番低い音はE3。音域は1.58オクターブを使用。

【その他気がついた問題】
ファルセットの割合が大きいので地声に切り替える時はちょっと違和感を感じる通常とは逆の気持ちを味わいました。
ソロで歌うということは地声の時にはあまり意識していませんでしたが、色んな歌い方をしたくなるものだということを認識しました。ファルセットではまだまだできることが限られているのにソロで歌っていると地声で歌っている時に色々考える歌い方を無意識に歌ってみようとしてしまいます。で、ファルセットではうまくできず、「あれ、できない。」と思うことがしばしばありました。まず、困ったのがロングトーン。ロングトーンはいろんな歌い方をしてみようと無意識に思っているみたいでこの曲の場合音量をコントロールしたくなりました。具体的には通常の音量で発声した後、すぐクレッシェンドして音量を大きくし後は自然にデクレシェンドしようと思ったのですが(これがうまくできるとメリハリが効いてダイナミックな感じになってうまく歌えるととても気持ちよいです。)地声では普通にできるのにファルセットでは慣れていないのもあり音程がふらついてしまいます。何回か歌ううちに少し慣れてきましたが、今のところ恐々様子を見ながら声を出す程度でなかなかダイナミックにグワッと歌おうとしてもうまくいかないでしょう。何も考えずファルセットでグワッと歌えるようになったらかなり進歩した証しなのかも知れません。

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