いばらのファルセット〜脱却を目指せ−すっとんきょうなファルセット
    4)ワルツ・フォー・デビー(Waltz for Debby)

ビル・エバンスの美しいワルツで歌詞を教えてもらったことがきっかけで猛烈にアレンジしたくなって作り始めた。


アカペラへの道 ライナーノーツ
【ファルセットの割合の問題】
トップボーカルはサビ以外はほとんどファルセットで歌う完全に女性ボーカルの音域でいつもより高めの設定。
全体の音符の数=242
ファルセットを使った音符=93
ファルセットを使った割合=93/242=38.4%。


【音程の問題】
バンド演奏に載せたコーラスにもかかわらず相変わらず音程は安定しない。。
ミディアム・テンポなのである程度パンチのある歌い方が必要でしたが、力を入れると途端に音程が不安定になるのはいつものことで気長に改善するしかありません。もう1つ壁に感じたことは微妙に音程が高めで歌ってしまっていてどうしても「すっとんきょう」という感じが免れないこと。歌っている時はなかなか気づかないもの。家に帰ってMIXを作り始めて気づくことが多く「アベ・マリア」の時のように酷すぎて聴く気が失せるまでには至りませんでしたがまだまだ先は長いなあと天を仰ぎました。努力しているのに先が見えない時というのは辛いものです。気持ちがへこみます。こういう時はろくなことを思わないもので「僕には無理かもしれない」、「もうやめちまうか」と何度も思いました。しかし、いつかは良いことがあるものです。目に見えた改善が出来ないので録音するのも力がはいらずいつの間にか半年ぐらいほったらかしにしていました。他の曲でファルセットを歌う努力はしていましたがこの曲は鬼門に感じるのでついつい..これではいつまで経っても完成しないではないかと嫌々ながら久しぶりに録音してみることにしました。久しぶりに歌ってみるとちょっと感じが違うことに築きました。「すっとんきょう」のレベルが少しだけ改善したような何かよさそうなのです。家に帰って聴いてみるとあらら不思議、完璧ではありませんが「すっとんきょう」な感じが明らかに改善しています。やはり続けて努力してみるものです。継続して歌い続けているから目には見えない亀のようにのろい速度ですが改善してきたのだなと実感しました。
【音域の問題】
トップ・ボーカルは完全に女性の音域で調子の悪い時は一番高い音が出なかったりします。低いほうは最低音ではありませんが結構低い音で歌っているので今まで歌った曲の中では広い音域を使った曲だと思います。
 曲中一番高い音はF5。一番低い音はD3でした。2.3オクターブの音域を使用。

【その他気がついた問題】
歌いはじめてからというもの色々壁を感じながら挑戦した曲なので制作期間は実に1年にも及びました。でもまだ完成していません。確実によくはなっていると感じているのであせらず頑張りたいと思います。現在まで作ったテイクが実に35回。これがもっと増えそうです。テイク数では一番多い曲になりそうですね。少しずつの積み重ねが身を結ぶのだということを実感できた思い出の曲になりそうです。

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