直線上に配置

協奏曲2

クラリネット協奏曲第2番 Op.115


作曲年 1974年
第1楽章 アレグロ ヴィヴァーチェ
第2楽章 レント
第3楽章 アレグロ ノン トロッポ

彼の協奏曲は親しい友人に触発されて書くことが多く、故にその友人キャラクターを念頭において作曲されることが多かった。
ホルン協奏曲ではデニス・ブレイン、フルート協奏曲ではリチャード・アデニー、オーボエ協奏曲ではレオン・グーセンスなど。
このクラリネット協奏曲でも第1番はフレデリック・サーストンであったが、第2番はこの曲のアメリカ初演を行ったかのベニー・グットマンのために作曲された。
第1番もジャズの香りがするが第2番は更にその要素が強まり第3楽章に至っては
「Pre-Goodman Rag」というジャズバンドで独立して取り上げられるラグとなっている。
第1楽章はヴィヴィッドに始まるが物憂げな表情を見せながらめまぐるしく表情を変える。中間部からはクラリネットのカデンツァが挿入されるが、この楽章はジャズでよく用いられるクラリネットのハイトーンが多用される。
第2楽章は、暗く哀愁を帯びたゆっくりした曲調。どこかに緊張感を秘めているので癒しの音楽になりきれない。
第3楽章は唐突なビッグバンドジャズである。第2楽章のとの落差、あまりの統一感のなさに多くの人はついて行けないのではないだろうか。でも、これがアーノルドなのです。
NO ソロ 指揮者 オーケストラ レーベル 録音 第1楽章 第2楽章 第3楽章
@ キング ワーズワース イギリス室内O ハイペリオン 1992 5:10 7:22 2:06
A コリンズ ステファンセン ロンドンムシク コニファー 1993 5:48 7:52 2:19
B ジョンソン ボルトン イギリス室内O ASV 1995 5:39 7:40 2:37
C フロスト シュイ マルメSO BIS 1997 5:26 7:12 2:04
D W.メイヤー メッツマヒャ− バンベルグSO EMI 1997 4:59 6:59 2:02

@はイギリスのクラリネット協奏曲を集めたものAはアーノルドの協奏曲集。Bはアーノルドがクラリネットのために書いた曲を集めたもの。CDはほかにコープランドなどグッドマンのために書かれたクラコン他を収録。
Bのエンマ・ジョンソン女史の盤は作曲者立会いのもとの録音ながらややつまり気味の録音で損をしている。また、ラグのノリがいまいちかな。録音の傾向はAも同じ。この曲はクラリネットのハイトーンがたくさん出てくるので、音に伸びがないと苦しい。
その意味では、@CD。オケを含めたノリのよさ、メリハリではシア・キング@がビシっと決める。一方表情豊かで変幻自在のクラリネットの妙を味わうのであればフロストC。
Dはドイツのオケながらそれなりのノリ。クラリネットは音大教授でザビーネの兄さん、
割とまっとうまじめです。


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