憧れのデニス・ブレイン

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660.つなぎの妙

name: 夢中人 - 2003年12月07日 17時32分54秒

ケルさんの家でデニス・ブレインのシュトラウスの1番のSP盤(Columbia DX1397/8)を見ました。もちろん古いですが文字通りデラックスなずっしりと重みのあるアルバムでした。

このSP盤は第1面の第1楽章が4分目位で切れていて第2面に跨ります。LP時代にEMIが出したLP盤はその部分(独奏ホルンによる最初のサビが終わった箇所)で音質ががらりと変わるので継いでいるのがはっきり判りました。

CD化されて音質の変化は改善されて殆ど判らなくなりましたが1992年にTestamentが出したCDも含めて低音が不足気味でその辺りを解消したのが1998年に Roger Beardsley が復刻したパール盤(GEM0026)。

でもこのパール盤の上記の部分の「つなぎ」が問題で第1面の最後のデニス・ブレインの音が明らかに消えてしまって第2面のオーケストラの全奏の音が被さってしまいました。だからこのCDが現時点のベストかというとそうじゃないと思います。

ブレインのレコードの本当の音はやはりFavartさまのML4775やケルさんのDX1397/8を昔の良い装置で再生しないと聴けないのでしょうね。

三浦淳史さんの本「レコードのある部屋」(1979.4.15、湯川書房)にSPレコードのLP化に関する興味深い記述があります。

ビーチャムの≪ディーリアスの音楽≫は、1927年から1938年までに(プラス1948年)、ビーチャムがディーリアスの数々の曲を初録音したものが、未発表録音とあわせて、復刻されている。アントニー・グリフィスによって監修された復刻作業が見事なもので、古いのは半世紀前の録音でありながら、音楽の情報量にこと欠くわけではない。ピッチの訂正と、これがトランスファーの場合いちばんむずかしいのだそうだが、SP盤の面と面との爛献腑ぅ鵝Ε▲奪廰瓠覆弔覆)には、かってビーチャムのRPOのメンバーだったという人(エドワード・ギャズピー=トーニ)が名人芸をふるったという。

659.プロムス2002など

name: Favart - 2003年12月04日 0時13分24秒

babaさま、お役に立てず残念です。
プロムス2002ラスト・ナイト・コンサートは今年7.12(土)にNHKで放送されました。DVDレコーダーで録画しましたが、すでに消去してしまいました。
内容は→http://...
プロムス2003ラスト・ナイト・コンサートは10.25(土)に放送されました。
内容は→http://...
2002のラスト・ナイトでない放送は2004.1月放送予定があります。(マーラー)
http://...
NHKはBBCはハイビジョンの共同制作を行うとのことで、グラインドボーン音楽祭も放送されるとのことです。
http://...
夢中人さま
Moyseの新譜情報、ありがとうございました。フルート、ヴァイオリン、ピアノのためのソナタ(トリオ・ソナタ ト長調)は私のお気に入りです。Moyseはこの曲を1938年と1947年の2回録音していて1938年の録音は既にDANTEがCDを発売しました。今回のCDも1938年のようですのでCD初出ではないようです。
30年ほど前、地下鉄新橋駅の地下通路に戦後闇市の面影を残すような古物商があり床置きのSP盤の中からこのレコードを見つけました。ちなみに、DUTTONは数年前別のMoyseのCDを発売しました。このCDは音が良く、全盛期のモイーズを目前で聞いたらこんな音かと思うようなすばらしい音質です。ノイズを完璧に取り除いているにもかかわらず、とてもリアルです(CDLX 7041)。



658.(欠番)


657.656コメントの返信

name: Favart - 2003年12月03日 0時19分31秒

夢中人さま
DUTTONの新譜情報、ありがとうございました。DUTTONのHPにはCDBP 9734はまだ載っていないようです。多分、フルート協奏曲はモーツァルトでフルートソナタはバッハ/無伴奏フルートソナタのサラバンドと推察します。サラバンド以外の楽章あるいは別のソナタが収録されていると「気絶ものの大感激!!!」なのですが。McCUTCHANの本によるとBWV1034が1977年4月5日にRADIO FRANCEで放送されたとの情報もありますが、疑わしいです。
ガリエラの録音はNational Symphony Orchestra(NSO)にもあったような気がします。NSOのブレインの録音も多いようですが、CDで出ているでしょうか?
おもちゃの交響曲は私はトランペットをホルンと取り違えていたようです。マーシャルは何を勘違いしてディスコグラフィーに掲載したのか不思議です。もしかするとホルン以外(ガラガラとか?)で参加している?
2007年のイギリスではきっと没後50周年の催しがあるでしょう。(例のホルンなど)

Favartさま

ダットンのニュースきちんと書きます(夢)

MARCEL MOYSE PLAYS MOZART
Marcel Moyse(flute)
Mozart Recorded 1930/31/36/38
Flute & Harp Concerto in C major
with Lily Laskine(harp) Orchestra (Piero Coppola)
Flute Concerto in D
Concervatoire Orchestra (Piero Coppola)
Flute Concerto in G major
Symphony Orchestra (Eugene Bigot)
Bach Sonata for Flute, Violin & Piano
with Blanche Honegger (violin) & Loius Moyse (piano)
SUPER BUDGET CDBP 9734

656.アーヘンの思い出など

name: Favart - 2003年12月02日 0時19分13秒

1987年の秋に仕事でアーヘンに行く機会がありました。宿泊はベルギーのリエージュで、毎日国境を越えてバスでアーヘンの国際会議場に「何とかConference」を聞きに行きました。アーヘンの国際会議場にはコンサート会場もあり、アルゲリッチのコンサートのチラシが無造作に置いてあったりして。(日本だったら凄い騒ぎになりそうですが。)国際会議場の隣に実に格調のある豪華な建物が建っていて何かと思ったらこれが何とカジノだったのには驚きました。プロコフィエフの「ギャンブラー」の舞台はモンテカルロのカジノのようですが、古都アーヘンの街中に堂々と建っているものなんですね。アーヘンの街は「由緒あるヨーロッパの古都」の印象があり、日本で言えば京都のような所と思いました。講演会の合間にアーヘン市内を歩いてみたところアーヘン歌劇場らしき建物があり、これがデビューして間もない若き日のカラヤンが活躍したところかと感慨を覚えました。(シュヒターもここにいたわけですか)
リエージュに泊まった後、週末にはパリに1泊することができ、「それ!」とばかりにオペラ座のチケット売り場に駆けつけたところ運良く「プッチーニのオペラ三部作」のチケットをゲットできました。こじんまりしたサル・ファヴァールでのオペラはなんと楽しかったことか!オケはパリ・オペラコミック座管弦楽団。メンバー表のコルにはダニエル・ブルグの名前がありました。
それにしても、いつの日かゆっくりと「ヨーロッパ音楽の旅」でもしたいなあと思います。
CATOさん
モイーズが初来日したのは1973年秋で、その後もう一度来日していたと思います。フルートの音まで出していたとは。NHK(でしたっけ)に再放送のリクエストを出したくなります。今思うと、なぜ講習会を聞きに聞かなかったかと悔いが残ります。
シュヒター/POのレコードはブレインの音は聞こえますが曲が今一で、やはりドブロウエン/POの「シェヘラザード」の方が聞き応えがあります。
夢中人さま
「おもちゃの交響曲」は私の記憶でもホルンが入っていたような気がします。不思議です。

行きましょう!2007年(没後50年)のヨーロッパへ!さぞかし思い出深い旅となることでしょう!

イギリスのレーベルにはビッグ・ネームばかりではなくドブロウエンやシュヒター、ガリエラなどで演奏の良いものをCDにして欲しいものです。リクエストします。

「おもちゃの交響曲」のスコアをこちらで見せてもらいました(文字化けは「表示→エンコード→日本語(自動選択)」で解消します)。やはりホルン・パートはありません。

ダットンの12月新譜案内にモイーズのフルート協奏曲集(+バッハ/フルート・ソナタ、CDBP 9734)が出ていました。 

夢中人 12月2日21時5分

655.歯軋り

name: CATO - 2003年12月01日 20時51分57秒

 夢中人さんとFavartさんの昔の録音の話が出るたびに、悔しい思いをしています。カバレフスキーなど機械仕掛け作曲家などという揶揄も聴こえてきますが、ブレインがどんなにストレートなメロディーを朗々と歌っていることか、ぜひ聴いてみたいです。
 Favartさん。私は1977年〜1984年京都に下宿していました。今調べたら、モイーズは1984年に95歳で亡くなっています。モイーズは下宿でTVで見たような記憶がありますが、多分そうでしょう。とうことは、TV出演からまもなく亡くなられた。かなり弱弱しかったですが、フルートを時々鳴らされていました。歴史的TV番組ですね。


654.シュヒター/POとのプロコフィエフ、カバレフスキー

name: Favart - 2003年11月30日 23時23分50秒

曲はややマイナーかもしれませんが、プロコフィエフ/オペラ「ギャンブラーOp.49」から「4人の肖像」、カバレフスキー/オペラ「コラ・ブルニョン」からの組曲Op.28を聞きました(1953.11.26&27録音,米MGM E3112)。
ギャンブラーの第1曲ではブレインの朗々としたホルンのソロを聴くことができます。2曲とも金管、ブレイン大活躍です。ブレイン・ファンとしては聞き逃せないレコードと思います。シュヒター/PO/ブレインはパルロフォン録音のコダーイなどがあったと思いますがまだ聞いていません。
CATOさん
モイーズをテレビでご覧になったとのこと。私は聞き逃しました(残念!)。是非見てみたいです。フルートの音は出さなかったでしょうか?モイーズの日本での講習会のレコードではモイーズの音(多分)が少しだけ入っていて感激しました。
夢中人さま
1957年4月30日のカラヤンは正に綱渡り的過密スケジュールですね。おまけにロンドンとウィーンの時差はウィーンが1時間早いそうで・・・。
L.モーツァルト「おもちゃの交響曲」はブレインのソロが良く聞こえそうですね。

Favartさまはまた珍しいレコードをお持ちですね!

ウィルヘルム・シュヒター(1911-74)は1959年から1962年までN響の指揮者だったことはご存知のとおりで戦前アーヘンの歌劇場でカラヤンのアシスタントをやっていた関係でカラヤンがEMIのウォルター・レッグにフィルハーモニアの指揮者として推薦したようです。1951年から54年にかけてドイツ人指揮者としてはちょっと珍しいレパートリーを録音しました。でもコダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」の≪歌≫のデニス・ブレインのソロは雄大でとても素晴らしいです。

父モーツァルトの「おもちゃ」はマーシャルのリストに載っていますが聴いた限りではホルン・パートは無いのかなと思っています。

夢中人

653.世界が私を呼んでいる

name: 夢中人 - 2003年11月30日 12時48分43秒

ヘルベルト・フォン・カラヤンとデニス・ブレインのいたフィルハーモニア管弦楽団(PO)の最後の録音はプロコフィエフ交響的物語「ピーターと狼」です。

「ピーターと狼」のセッションは1956年と1957年の二度にわたります。前後のカラヤンの演奏記録を追ってみました。

1956年12月
1、2日 ウィーン ウィーン交響楽団演奏会/ブラームス「ドイツ・レクイエム」
8、9、10日 ベルリン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(BPO)演奏会/チャイコフスキー第5交響曲など
10日(月)から15日(土)、17日(月)から22日(土) ロンドン(キングスウェイ・ホール) PO録音/シュトラウス「ばらの騎士」
22日(土) 同所 PO録音「ピーターと狼」

1957年4月
2日〜21日  ウィーン ウィーン国立歌劇場管弦楽団(VSOO)歌劇公演/ヴェルディ「オテロ」など
25、26日  ベルリン BPO演奏会/ベートーヴェン第9
27日(土) ウィーン VSOO歌劇公演/ヴェルディ「オテロ」
28日(日) ロンドン(アビー・ロード・スタジオ) PO録音「ピーターと狼」
30日(火) 同所 PO録音/L.モーツアルト「おもちゃの交響曲」
30日(火) ウィーン VSOO歌劇公演/ヴェルディ「オテロ」

ことに二度目のスケジュールが驚きです。これですと28日にフィルハーモニアの面々は日曜出勤で「ピーター」を録音、30日午前中に「おもちゃ」を録り終えてからカラヤンはウィーンに飛んで夜のオペラ公演を振ったことになります。

カラヤンがタクシーに乗って行き先を訊かれたときに標題にある言葉を放ったと本で見たことがありますがまさにそのとおりでした。

年は遡りますが1955年2月から4月にかけてのBPOアメリカ演奏旅行中にカラヤンはBPO第4代の常任指揮者に指名され同年10月から11月にフィルハーモニアもアメリカ演奏旅行に連れて行きました。

ペティットのブレイン伝やオズボーンのカラヤン伝にはこの1955年演奏旅行の時の楽団メンバーとカラヤンの間のピリピリとした雰囲気を伝えており人事に敏感なのはいずこも同じという感じです。


652.「フィビヒの五重奏曲」の録音

name: Favart - 2003年11月29日 22時11分12秒

先日夢中人さまに感想をうかがった後でCDを取り寄せたところ、ようやく本日、英国より到着しました。紹介いただいたKさん、ありがとうございました。(SYMPOSIUM 1259)
「フィビヒの五重奏曲」は1948年2月1日ライヴ録音とのことで、放送の解説入りのところが気に入りました。ブレインが生きていた時代にタイム・スリップしたような感じがします。雑音をそのまま残してCDにしているところもとても好ましく感じました。夢中人さまのおっしゃるように雑音は多いですが音質はリアルで良い音だと思いました。ブレインのホルンは柔らかな音色でとてもきれいです。
古い録音をCD復刻する際に雑音を取り去り、エコーを付け、周波数特性をいじくった上、モノラルをステレオにしてしまうのはどうかと思います。録音技師の自己満足は達成されても音楽を聞く側にとっては迷惑に感じることが多いのではないでしょうか。
例えばPearl GEMのCD「DENNIS BRAIN」の「モーツァルトの五重奏曲(グリラーSQ)」や「シュトラウスの協奏曲第1番(ガリエラ/PO)」などはオリジナルのSPそのままの音で良いと思うのですが。厚化粧をほどこされたブレインのホルンの音色は実像から離れてしまっているではないでしょうか。最近、シュトラウスの第1番をLPで聞きそんなことを感じました(1947年録音のSPのLP復刻盤、米コロムビアML4775)。
1948年2月1日はアーヴィング/POとの録音もあり、ブレイン大忙しの1日?


651.現在取り寄せ中

name: CATO - 2003年11月28日 20時10分23秒

キング・レコード NKCD 614 (P1991)は現在到着待ちです。感想を、こうご期待(誰もしないか)。モイーズはかなり前、多分NHK教育の番組で見ました。高名な大家は、かなり高齢で、ソファに沈むように座っておられた記憶があります。こういう話題になると、NHK公開アーカイブがあるべきと思いますね。


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