憧れのデニス・ブレイン

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790.大フィル スイスライブ1975年

name: CATO - 2004年06月30日 0時53分43秒

1975年10月6日、スイスのサンモーリスのグランドサルデユコレジュでのライブとあります(大阪フィル GDOP-2003)。これは「787」で書いたチャイコフスキー5番の放送のCD化です(あと、アンコールのブラームスハンガリー舞曲第一番が入っています)。
1975年時点で、朝比奈さんは67歳、そして第二楽章のホルンソロを甘く力強く吹いている近藤望さんは33歳です。ブレインが生きていればまだ54歳!1975年というと、この年ショスタコービチが69歳で亡くなっています。ショパンコンクールの年でツィメルマンが優勝しました。前年(74年)はジョリベとミヨーが亡くなっています。翌年(76年)にはブリテンが亡くなっています。こうして拾い出すと、この頃の雰囲気が甦ってくるような気がします。私は大学生でした(オマケ)。
さて演奏ですが、全体の印象は止めておきます。なによりも、管、ホルンに集中して聴きすぎましたが、朝比奈・近藤コンビの記念碑的録音であることは確かです。ブレインと近藤さんの年の差が21年ということは、生で聴いたブレインと録音のブレインを比べているオールド音楽ファンが今も大勢いるということですね。


789.第九第3楽章

name: 夢中人 - 2004年06月15日 12時05分02秒

今まで4番ホルンの目立ったソロは全部デニス・ブレインが吹いていると思っていました。でも坂本さんご指摘の箇所に限定されていたというのが正しく実際的なように思います。

ルツェルンの第九も聴いてみましたが、こちらは譜面どおりでデニス・ブレインは4番のソロを吹いていないと思うのですが如何でしょうか(また怒られるかな)。

エリクソン博士の「E.C.Lewyとベートーヴェンの第九交響曲〜有名な4番ホルンのソロはナチュラル・ホルンのために書かれた」(英語)はこちらです。

788.第九

name: 坂本直樹 - 2004年06月13日 14時16分45秒

また演奏のチャンスがあり、練習に先立ってカラヤン/フィルハーモニアのLPを聞いていきました。
3楽章のソロはブレイン、と思っていたら「あれ、変な(奏者に申し訳ない)音!?」結局B♭のペダルの後からがブレインなのでしょう。その後12/8拍子のところもブレインの音ではないし。まあ、プロですから、いくらでも吹く人はいるでしょうし。


787.朝比奈晩年の近藤さん

name: CATO - 2004年06月06日 1時19分30秒

 朝比奈さんクラスだと、カラヤンさんと書くのが変なように、朝比奈ですね。
 前にも書きましたが、朝比奈晩年の大フィルは残念ながら殆ど生では知らなくて、近藤さんが主席を続けておられたかどうかも知りません。時々TVで拝見したりしましたが、パートについては記憶がありません。1999年東京でのグレートのことも判りません。
 朝比奈-近藤で印象深いのは、70年代に大フィルのヨーロッパ公演があり、FM大阪でチャイコフスキーの第五番がその記録として流れた時です、第2楽章をドキドキして聴きました。あの頃は近藤さん30歳台の絶頂期ではなかったでしょうか。
 このところ朝比奈の実況CDが多く出ているようですが、ヨーロッパ公演のも、いつか出れば買いたいと思います。

 バボラークは大阪でも演奏しますが、残念ながら今回は見送りです。


786.シュヒター/POの「オペラ間奏曲集」など

name: Favart - 2004年06月05日 23時41分46秒

カラヤン/POの「オペラ間奏曲集」(1954年録音)の3年ほど前に録音されたシュヒター/POの「オペラ間奏曲集」(1951年録音、Parlophone PMD1022 10インチ盤)は収録曲の3曲が同じ曲のようです。「パリアッチ」、「カルメン、第4幕への」、「友人フリッツ」。ディレクターの指示か、はたまたカラヤンのパクリ?か。ホルンは両方ともDBとのこと。(立ち読み、立ち聞き情報まで。)
夢中人さま、LMPのコメント、ありがとうございました。ダイナミック、または激情型とすると私好みではないかも。好きな演奏家はたくさんいますが、逆に好みでない演奏家も多く、期待はずれのこともよくあります。
オーブリーのSPが出ていました。カデンツァは奥様のバージョンとのこと。
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CATOさん、「近藤望さんは昨年大フィル定年退団」とすると最近まで現役で活躍されていたのでしょうか。1999.7.18の朝比奈隆/大フィルのシューベルト/「グレート」(サントリー・ホール)はもしかして・・・。冒頭のホルン・ソロはとても美しい音色です。
バボラークはチェコの木管五重奏団AFFLATUS QUINTETのメンバーとのことで東京で演奏会があります(6/29)。他にバッハの例の無伴奏曲を含むホルン・リサイタルもあったような。


785.784訂正ほか

name: CATO - 2004年06月03日 20時37分28秒

「頭が低い」は変で、「腰が低い」ですね。頭なら垂れるです。

さて、聴きとおした印象です。硬質で甘いが、あたかもズーカーマンが甘さに流れるのを抑制したような音であったことが再認識できました。また、録音技師が関与した録音(モーツァルト二番)では、なにかハルモニウムのような音がして、近藤さんの印象とは遠く、単なる演奏会記録用の録音に近藤さんの本領が残っている印象です。

あの70年代初め、関西でホルン独奏でプロオケ、学生オケに呼ばれたのは近藤さんのみです。日本人として稀有の力は、Rシュトラウスとヒンデミミットから十二分に窺えます。

それにしても、近藤さんが昨年60歳で大フィル定年退団とはヘンな話です。これじゃ、個性あるオケは日本に育ちません。


784.近藤望ホルン協奏曲集

name: CATO - 2004年06月02日 20時54分41秒

MDS-QV1924を入手しました。
あたかも夢中人さんのブレインCD入手時のようなもったいなさを以て聞き始めています。
解説に近藤さんの人柄がにじみ出ています。できる人ほど頭が低い。
立派な音に感激です。
続きは改めて書きます。


783.ディーリアス/ピアノ協奏曲

name: 夢中人 - 2004年05月29日 15時14分07秒

カラヤンのスケーターズ・ワルツ1953年録音同様、なかなかCD化されないのがロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)とベティ・ハンビー・ビーチャムによるディーリアスのピアノ協奏曲。

サー・トーマス・ビーチャムは2番目の妻ベティ・ハンビーと1943年に結婚後、1946年のディーリアス音楽祭や1950年のRPO米国ツアーでピアノ協奏曲をプログラムに入れました。ブレインの伝記には米国ツアーでベティ・ハンビーの不調のためしばしばデニス・ブレインの協奏曲などに変更されたとあります。

ブラックウッドのビーチャム伝もあまり多くを言わないのですが、舞台裏でわがままを言うベティ・ハンビーをやさしく嗜(たしな)めたり、演奏中も彼女の記憶違いを懸命にフォローするビーチャムの姿が記されており、そんな不幸な演奏のあと妻のいないところで「ピアノを舞台から下ろさずともよい。勝手に出ていくだろうから」と語ったといいます。

のちにビーチャムはベティ・ハンビーと南フランスで一年のおおかたを過ごします。自ら税金対策と言っていましたが細君の健康上の理由もあったようです。1958年、ビーチャムは久しぶりにオペラを指揮するためブエノス・アイレスに行き、そこでベティ・ハンビーは客死しました。

名曲集「ロリポップ(砂糖菓子)」の名付け親でもあるベティ・ハンビーをのちにビーチャムは「素晴らしき同志」と呼んで懐かしんだそうですが、肝心のピアノ協奏曲はディーリアスの生誕100年にLP化(ALP1890)されたきり。秘書から3番目の夫人となった未亡人シャーリーが封印しているかのようです。

第1楽章にデニス・ブレインの大空に吸い込まれていくようなソロがあり、ほかに同じ1946年録音でCD化(Testament SBT1014)されたフィルハーモニア管弦楽団とベンノ・モイセイヴィッチによる録音もあります。


782.「781」訂正

name: CATO - 2004年05月29日 6時14分41秒

「英雄の生涯」でなく「ツァラツストラかく語りき」でした。失礼しました。

この曲は「2001年宇宙の旅」で冒頭が特に有名になりました。
CDは持っていませんし、多分聴きとおしたことも余りないような気がします。下に書いたように、オルガンの傍だったので、冒頭の宇宙の底の唸りのような重低音がオルガニストの足鍵盤で押されてる音のみから曲が始まっていることを初めて知りました。オルガンが随所で効果的に使われていますが、実際に見て、オルガンが鳴る箇所が初めて判りました。

ホルンは7本でした。Rシュトラウスはホルンの扱いが上手いということを再認識しました。で、大フィルのホルンはどうだったかというと、破綻がないが、名人がいないような気がしました(ここらで止めておきます)。

アイブズ(没後50年とか)の「ニューイングランドの三つの場所」も、勿論初めて聴きとおしました。100年前の曲とは思えない斬新で、極めて面白い曲でした。ポリリズムの先取りとか、また、セクション間でランダムに無調に陥らせたりでした。合奏は極めて難しそうな感じでした。下手にやると、合奏が滅茶苦茶と勘違いされかれない曲ですから。

連続二日間同じプログラムの二回目を聴いた訳ですが、木曜に充分練習を兼ねた本番があったようなもので、昨夜の方がこなれていたのではと、勝手に想像しました。
秋山和慶さんの指揮は久しぶりでした。いい指揮者ですね。


781.No.29 カンテルリ/PO(1956)

name: CATO - 2004年05月28日 22時50分22秒

29番はクレンンペラーもブレインと思っていたのが、この掲示板で間違いと判ったのは昨年でしたか。でも、マーラー4番トラウマ(これはキツかった)の私には聞き分けは絶対不可能ですし、これはこれで素晴らしいクレンペラー/POの29番です。クレンペラーへのインタビュー本を読めば、彼は、ブレインでなければならぬ、というような姿勢の人ではないのがよく判るので、さわやかなような、寂しいような、です。

さて、今夜はカミさんと、大フィル定期で、アイブズ、ストラビンスキー(バイオリン協奏曲。諏訪内晶子)、英雄の生涯を聴いてきました。(また怒られるけど、)大フィルは立派な音を出すようになりました。ホルンの一人は女性でした。

聴いた場所のC席は、3階でパイプオルガンが間近に見える、オケを逆から見る角の場所で、音の配合にめんくらう場所でした。諏訪内さんは背中だけが見え、金管群が大きく聴こえすぎでした。でも、これも生の醍醐味でした。
結論:いい音聴きたければ、S席ですね。


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