ホームページへ

前の話

第244話「パウル・クレツキ 芸術」
  33枚組のうち10枚分ほどがブレイン時代のフィルハーモニア管弦楽団のもの。シベリウスの第1と第3(Stereo)やボレロなどは興味をそそられますが、1946年11月録音のチャイコフスキーの交響曲第5番と1948年5月録音のジークフリート牧歌といった肝心かなめなものが抜けています。そろそろ本家のワーナーから出ないものかしら。
2017年12月08日 20時47分

第243話「リチャード・イッター・コレクション第3弾/オットー・クレンペラー(CD4枚組)」
 矢継ぎ早っ!ICA Classicsによるリチャード・イッター・コレクションの第3弾 ICAC 5145、1956年1月24日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのオットー・クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団によるモーツァルト生誕200年コンサート、29番と40番の交響曲、ブロニスワフ・ギンペルのソロによるヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」ほか、1950年代の巨匠によるライブ・コンサート録音。

 「トルコ風」以外はお馴染みのEMIのスタジオ録音がありますが、ライブで聞けるのも幸せというもの。例えばモーツァルトの29番の第2楽章のおしまいのオーボエ・ソロは、ライブの方がよりアグレッシブで客席がざわついている間もなく平然と第3楽章が始まるとか。

 ブラームスの第2番、デニス・ブレインのしみじみとしたソロを堪能しましょう!
1956年1月24日(火)
モーツァルト生誕200年コンサート
交響曲第29番イ長調 K.219
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
(予定ではクララ・ハスキルのピアノ協奏曲第20番)
セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
交響曲第40番ト短調 K.550

1956年11月12日(月)
ブラームス・プログラム
悲劇的序曲
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83(CD収録なし)
交響曲第2番ニ長調作品73

植村 攻『巨匠たちの音、巨匠たちの姿〜1950年代・欧米コンサート風景』
東京創元社 1996 より

2017年11月21日 22時30分

第242話「リチャード・イッター・コレクション第2弾/グイド・カンテッリ&フィルハーモニア管弦楽団」
 ICA Classicsによるリチャード・イッター・コレクションの第2弾、1953年5月11日、ロイヤル・アルバート・ホールでのグイド・カンテッリとフィルハーモニア管弦楽団による極めてレアなライブ録音 ICAC 5143 がリリースされました!

 曲目はセミラーミデ序曲、シューマンの第4とブラームスの第1交響曲。シューマンとブラームスはこの演奏会の後、スタジオ録音されました。

 ブラームスの1番、間違いなくデニス・ブレインです。

1954年9月9日、エディンバラ・アッシャー・ホール演奏会ライブ録音 ICAC 5081
2017年11月12日 18時02分

第241話「カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団の放送録音出る」
 あるところにはあるものです。残っていないとされていたヘルベルト・フォン・カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団のBBC放送録音を個人の方が「当時最高級の機材を用いて」録音していたというもの。

 特に1955年10月18日のラヴェルのスペイン狂詩曲は、同楽団の米国演奏旅行に先立ってロンドン、ロイヤル・フェスティヴァルホールで行われた壮行演奏会の演目で間違いなくデニス・ブレインが吹いているものと思われます。

 もうひとつの1956年2月6日の演奏会は、フェスティヴァル・ホールで行われ一連のモーツァルト生誕200年コンサートの最後を飾ったもの。それに先駆けて行われたオーケストラのヨーロッパ演奏旅行にはブレインは参加しませんでしたので、この演奏会はどうだったでしょうか。
 カラヤンのチャイコフスキーの4番のレコーディングの際、冒頭のファンファーレについて逸話が残っています。果たして実演でのフィルハーモニアのホルン・セクションはどうだったのでしょう!
2017年09月09日 12時46分

ホームページ