1.まず最初に…

今回の作業に必要なファイルを準備します。

maroki さん:手をつないで歩けば
↑ここから「関連ファイル」のvsqファイルを入手してください。
maorkiさん作詞作曲のものです。
ミクが歌うために書かれていますが、手持ちのライブラリがリン/レンであれば、リンちゃんに歌ってもらっても良いと思います。

el__:手をつないで歩けば(ピアノ弾き語りver.)のmidファイル
↑ここから「ダウンロードする」でmidファイルを入手してください。
このmidファイルは、私がmarokiさんのメロディを聴いて作ったピアノ伴奏データが入っています。

今回、Vocaloidの歌と伴奏をMusicStudioProducerで合わせる体験として、これを使ってみたいと思います。
一回何か具体例を使ってやってみたほうが理解しやすいと思いますので…。


2.midファイルを鳴らそう

MusicStudioProducerを立ち上げたら、まず最初に、あらかじめ入手しておいたmidファイルを開くところから始めます。画面は私が作ったファイル名なので気にしないで下さいw

今回はMusicStudioProducerの内蔵音源を使います。
「オーディオトラックを開いてください」とか「オーディオエントリーを開いてください」とか言われたら、この画面で開くことができますので覚えておいて下さい。
あ、今回はまだ開かなくて大丈夫ですよw


さて「トラック」の画面で、適当なトラック番号…今回は006トラックを使いましょう。その行の「Device Name」を左クリックすると、こんな画面になります。今回は、青くなっている「A1」を選択します。


「Patch Vol Pan」とか書いてある正方形のボタンを押すと、こんなふうにトラック画面の欄が増えますので、006トラックの「Patch」欄を左クリックします。そうするとあなたが持っているソフトウェアシンセサイザーの一覧が出てきますので、この中から「Frieve OR-01」を選びます。これは最初からMusicStudioProducerに入っているオルガンの音源です。
この曲はほんとはピアノ伴奏なんですが、ピアノの音源は用意されてないみたいなので、簡単に使えるこのオルガン音源で突っ切ります(笑)。


そうするとこんな茶色い音源画面が立ち上がりますので、その中の上の方の「Library」というボタンを押してください。プリセットの音色を選ぶ画面が出てきます。今回は画面のように「Organ Key」という音色を使おうと思います。選んだら「OK」です。
そうしたら、オルガン音源の茶色い画面は作業の邪魔になるので、×印で閉じちゃって下さい。


音源自体の準備はできました。
今度は、伴奏データが入っている003トラックを、さきほど用意したオルガンの音で鳴らす準備です。
003トラックの「Device Name」の欄を左クリックすると、画面のように「Frieve OR-01」という音源名が追加されているはずです。これを選択してください。これによって、このトラックのデータは先ほど指定したオルガンの音で鳴るようになります。


これで、伴奏をオルガンで鳴らす準備は終わりです。
試しに再生してみましょう。ちゃんと伴奏の音は鳴っていますか?
最後まで伴奏が再生できたか確認できたら、演奏を止めて巻き戻しておきましょう。


3.ボーカロイドの歌を読み込もう

いきなり説明を省いて申し訳ないですが、最初に入手しておいたvsqファイルを VOCALOID Editor で読み込んで、「ファイル」→「書き出し」→「Wave」で書き出しておきましょう。この音声ファイルはwav形式になります。適当な名前を付けて分かりやすい場所に保存しておいて下さい。
今回は歌と伴奏のミックスを説明することがメインなので、ここは詳しく書いていません。わからなければ、調べたり聞いたりしてください。

それでは、そのwavファイルを、MusicStudioProducerに読み込ませましょう。
簡単なやり方でいきます。この画面のようにして「オーディオトラック」画面に直接ドラッグアンドドロップしてしまいましょう。


そうすると「オーディオエントリー」という画面が勝手に開いてこの画像のようになります。(もしかしたら、その前に何か一つダイアログが出るかもしれませんが、意味が分からなかったらそのまま「OK」で構いません。)


今回は読み込んだwavファイルをそのまま加工せずに使いますので、オーディオエントリー画面は一旦閉じてしまっても大丈夫です。
オーディオトラック画面に戻って、その中の右上の方にある鉛筆のボタンをクリックします。今回は003トラックの5小節目のところを狙って左クリックして下さい。そうしたら、画面のように、5小節目のところから色の付いたバーが入るはずです。


これで一応、伴奏と歌が両方再生できる状態になりました。
試しにまた再生してみましょう。両方の音がちゃんと鳴っていますか?


4.歌と伴奏の音量バランスを調整してみよう

オーディオトラック画面の「Vol」という列が音量です。0-256が設定できます。
私の環境では、下の画像のように、001トラックのオルガンが180、003トラックの歌が240くらいで、ちょうど良いバランスになりました。環境によって適切な数値が違う可能性があるので、もしバランスが悪いようであれば、再生しながら数字を変えて、ちょうどいいバランスを設定しておきましょう。

この時に注意した方がいいことは、あまり大きな数値を設定しすぎると、いわゆる「音が割れる」状態になります。大きな数値を設定したことによって「綺麗な再生音じゃないなぁ」「バリバリ・ブツブツといったノイズが乗るなぁ」という状態になってしまったら、そうならない数値まで下げていって下さい。
ただし、あんまり小さな数値を設定してしまうと、再生音が極端に小さくなってしまいます。
音が割れてしまわない範囲でできるだけ大きい値を設定してやることがコツです。

ここまでの作業が終わったら、一旦MusicStudioProducerの「ファイル」→「名前を付けて保存」で、プロジェクトを保存しておきましょう。ちなみに、ファイルの種類は「msf」を選択して下さい。


5.ミックスダウンをしてみよう

ミックスダウンとは、歌や伴奏などを適度なバランスの調整したあとで、その合わせた音を一つのトラックにまとめる作業を言います。

今回は、オーディオトラック画面の005トラックを使うことにします。
一度005トラックの「Track Name」の欄を左クリックしておいてから、続いて右クリックして、画面のように「トラックの新規作成」→「ステレオミックスダウン」を選択します。


そうすると、このような画面になります。
この状態になったら、基本的にはミックスダウンの準備ができています。

さて、あらかじめ曲を巻き戻しておいて、オーディオトラック画面を一番手前に表示させた状態で、再生ボタンなどが並んでいるところのすぐ右にある「●Audio」というボタンを押して下さい。すると画像のように、オーディオレコーディングという画面が出てきます。
今回は画像のように「オフラインミックス」にチェックを入れて下さい。すると勝手に「オートパンチアウトする」にもチェックが入ります。
これで、OKを押して下さい。そうすると、勝手に録音が始まります。


録音中の画面です。。。
演奏が終わっても勝手に止まらない場合があるので、そのときは「全部終わった!」と思ったら、停止ボタンを押して手動で停止して下さい。


さて、ミックスダウンが終わりました。
オーディオトラック画面は、このように「RECナントカ.WAF」という色つきバーが右の欄に2つ現れているはずです。こいつにミックスダウンが済んだ演奏が入っています。



6.ミックスダウン結果をwavで書き出そう

ここまできたら、あともうちょっとです!
とりあえず、最初の方で閉じてしまったオーディオエントリー画面を呼び出して下さい。


オーディオエントリー画面が出てきたら、さっき説明した「RECナントカ.WAF」という名前の入っている2つの欄の一番左に、画面のように「■」が入っているのを確認して、その右上の方にある「WAF→WAV」という正方形のボタンを押して下さい。
そうしたら、名前を付けて保存をするダイアログ画面が出てきますので、好きな場所に好きな名前で保存して下さい。
今回の画像は「ミックスしてみたよ.wav」という名前で保存しているところです。



7.再生してみよう!

先ほど保存したwavファイルを開いてみましょう。
ちゃんと設定ができていて保存まで正しく終了していれば、あなたのマシンのデフォルトのプレイヤーが立ち上がって、普通の音楽ファイルのように再生できるはずです。

これで、歌と伴奏を合わせる説明は終了です。お疲れさまでした!



8.ピアプロにアップロードするためには…

ここで説明したのはあくまでミックスだけです。ご自分で作った作品をピアプロにアップするためには、あといくつかの工程を経なければいけません。
今回はミックスの説明だけなので、これらの説明は割愛します。


おわり。



おまけ
参考演奏ファイル(wma形式:882kB)
適度な音量を優先したために数カ所クリッピングしてるけど許して(T_T)。