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M U N I C H ミュンヘン ★★
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
出演: エリック・バナ(アフナー) ダニエル・クレイグ(スティーブ)
ジェフリー・ラッシュ(モサド工作管理官エフライム)
解説: 1972 年 9 月のドイツ、ミュンヘンオリンピック開催中に、パレスチナ・ゲリラ
「ブラック・セプテンバー(黒い9月)」がイスラエル選手団を襲撃し、
コーチと選手1人を殺害した。
残りのイスラエル選手9人が拉致され、事件当事国ドイツは救出に臨んで作戦を実行するが
失敗し、ゲリラを逃した上に人質全員が殺害されるという史上最悪の結果となってしまう。
イスラエル政府がその報復として、イスラエル情報機関モサドへ指令を出し
モサドの管理官エフライム(ジェフリー・ラッシュ)は アフナー(エリック・バナ)を隊長に、
5人の暗殺部隊を結成させゲリラメンバーの暗殺を命じる。
5人のチームは次々とリストに挙げられたゲリラを暗殺していくが、しかし・・・・・・・。
実際にあった事件を基に描かれる人間ドラマ。
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◆◆ レクイエム「ミュンヘン」を見て・ Part 2 .... by Rag 3/23 2006 up ◆◆
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◆「MUNICH」に関する参考記述・参考リンク
*)
D V D
*)『サブラ』・『キブツ』とは?
映画中、エフライムがアブナーに、「君は“サブラ”だ」というシーンがあります。
「サブラ」とは、イスラエルで生まれた、生粋のイスラエル人を表す言葉です。
また、妻のダフナが「あなたのお母さんはあなたをキブツに捨てたのよ」といいます。
「キブツ」とは、イスラエルの「農業共同体」で、若者はここに入ることで農作業を通じて
土地への結びつきを精神的に深める。またイスラエルを政治的・経済的・社会的にも支える
エリート集団を生み出す学校でもある。
*) 『モシェ・ワインバーグ、実の息子が演じる!』
この『ミュンヘン』映画中、オリンピック村でゲリラに殺される「イスラエルのレスリングコーチ、
あるいはレスリング選手の一人、モシェ・ワインバーグ」を 演じているのは、
彼の実の息子さんの、グリ・ワインバーグ氏です!
あの時殺害された父親の役を実の子供が演じる・・・凄いことですよね!
父親がミュンヘンで殺害された当事彼はまだ生後1ヶ月で何も覚えておらず、
このようにして奇しくも、死亡当時の父親と、今同じ年齢の33才になっていて、
役者として父ワインバーグ役を演じるという形でこの映画に参加することで、
当事の出来事、一体ここで何があったのかを探り、「あの時の父の体験を知り、心から父を尊敬出来るようになった。」と、
『ミュンヘン』において亡き父に敬意を表しているという事です。
*) 『日本の関与』
悲しいことに、日本もこの「ミュンヘン事件」に、背後で大きく関係しています。
日本赤軍は1972年当事、PFLP(パレスチナ解放人民戦線。ハバシュ議長が代表)の
バックアップを受けていた。
そしてミュンヘンオリンピックの約3ヶ月前の1972(昭和47)年5月30日、
イスラエルの表玄関であり、この映画にも登場するテルアビブで、
日本赤軍による「ロッド空港乱射事件」が発生。
「日本赤軍」の3人の武装ゲリラが「ロッド空港」で銃を乱射し一般旅行客100人が負傷し
20人以上が殺害されたのです。
その時の日本赤軍の一人、岡本公三は、
「自分たちはパレスチナ人との連帯を証明するため、PFLPのためにテロを実行した」と自白しました。
「ロッド空港事件」の5週間後、イスラエル側が報復に及び、PFLP幹部2人へ郵便爆弾を送り付けた。
PFLPのハバシュ議長はこれに激怒し、アラファト議長率いるPLO(パレスチナ解放機構)に合流、
パレスチナ・ゲリラの暗殺チーム「黒い九月」をミュンヘンに派遣した。
そして・・・日本赤軍の「ロッド空港乱射事件」から3カ月後にあたる1972年9月5日、
この映画の内容の通り「黒い九月」のメンバーが、ミュンヘン・オリンピック村を急襲し、
イスラエル選手団を殺害&残りを人質に取り、
イスラエル共和国に投獄されている、日本赤軍の岡本公三ら、234人の仲間を釈放するよう要求した。
その後、ドイツ側の作戦の失敗により人質全員殺害という最悪の事態を迎えたことは
この映画に描かれているとおりです。
この事件はドイツ・ミュンヘンから生中継で世界中に報道され、
世界中の人々がドイツでナチスにより大量虐殺されたしたユダヤ人を思い出す、悲しい事件となりました。
つまり、
以前から続いていたイスラエル・パレスチナの紛争テロに関与する形で
'72/5月:「パレスチナのPFLP側:日本赤軍による、イスラエルのロッド空港乱射事件が発生」
'72/7月:「イスラエルの報復=PFLP幹部2人へ郵便爆弾を送りつけ殺害」
'72/9月:「パレスチナPFLPの報復=“ブラック・セプテンバー黒い九月”をミュンヘンに送り込む」
→「ミュンヘンオリンピック村イスラエル選手団11人殺害事件発生」
「イスラエルの報復=イスラエルの秘密機関員“モサド”を派遣。殺された同じ数の11人の暗殺リストを作り
襲撃に関与したパレスチナテロリスト暗殺を命ずる」
*) 当事の事件で実際に殺害された、「平和の祭典」オリンピックのイスラエル選手達の妻であった、未亡人の方々を
監督はこの作品のプレミアに招待し映画を見てもらい、好意的評価を受けています。
*) スピルバーグ監督の願いは、この映画を見た人々の心の中で「国は違っても家族を愛する気持ちはみな同じ。」
と異文化・異宗派を越えた理解をしあえること。
*) 主演のエリック扮するアフナーが、料理をする場面が描かれているが、
この「料理をする」ということは、特別に意味のあることとして描かれています。
イスラエルの人々にとって、昔から、心を許しあう人々を実際の家族でなくても「ファミリー」と呼ぶ事があり、
その中に置いて「料理を作って振る舞い、皆で囲んで食べる」と言うことがとても重んじられていたようです。
そのことを持って監督はそれを丁寧に描き、「家族」と言うもの、人の愛情、など、
イスラエル人として特に象徴しているそうです。
*) この映画で、もうひとつ『数字の暗示』に気を付けて見ていただきたいです。
暗殺の標的は「11人」のテロリスト。そして主人公達モサドチームが実際にこのリスト中成し遂げたのは
「9人」の暗殺。我々にとって忘れることの出来ない、「9/11」の数。
9/11は、5年前のこの日、アメリカのニューヨーク世界貿易センタービルに、オサマ・ビン・ラディンの指示の元
(と言われている)テロリストの乗っ取った飛行機が突っ込んで前代未聞の怖ろしいテロ事件が起きた日:
これに関してはマイケル・ムーア監督の『華氏911』をご覧になることをお薦めします。)
スピルバーグはこの数字の暗示を非常に意味深に描き出しています。
*)
「最も価値のある作品 MUNICH 」←クリック!
上に掲げたリンクは、皆さまご存じの著名な作家:村上龍氏が編集長を務めるJapan Mail Mediaというネット上の
メールマガジンのバックナンバー内の『ミュンヘン』への投稿です。
素晴らしくわかりやすい感想でしたので、よりこの作品を皆さまにご理解して頂けるよう、取り上げました。
米国在住の日本人作家の方のコメントです。
*)
〜「ミュンヘン」スピルバーグの願いが胸を打つ 〜 ←クリック!
『ミュンヘン』という映画作品を、「何故今この時期に、監督はこの映画を作り、
当事国イスラエルを含む全世界での公開に踏み切ったのか?」
を、判って頂けるよう、最大限の努力を、私もします。
上のリンクアドレスは、YAHOOの映画レビューで一般に公開されているプロの方が書いた感想です。
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◆ 公式サイト(英語) ◆日本公式サイト
◆Yahoo!Jp:「ミュンヘン」特集HP。
わかりやすい解説・スピルバーグ監督インタビュー・予告編もあります。
◆トレイラー・予告編
(Movies Online/ ページを下に、中程までスクロールすると画面があります)
◆ 参考本 :
「 標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 」<新潮文庫>ジョージ ジョナス (著)
◆ 参考サイト
モサドについて
◆ スピルバーグ監督取材記事
[Spielberg hopes to use film to connect Israelis and Palestinians ]
◆ ミュンヘンオリンピック・イスラエル選手団人質殺害事件について
(パックス●ジャパニカーナサイトさまからの引用です)
◆
スチール写真(ComingSoon net)
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◆ 関連記事1 Yahoonews「スピルバーグ新作 早くもオスカー本命 」
◆ 関連記事2 「ミュンヘン 」第63回ゴールデングローブ監督賞/脚本賞にノミネート!(授賞式は2006年1月17日)
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