**** Geoffrey Rush ****

  ★☆ 革命の子供たち・Children of the Revolution (1996) ☆★

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*** スターリンを敬愛する熱血女性。優しすぎちゃう恋人。運命のベイビーはどうなっちゃうの!? *** by Rag

オーストラリア映画・政治風刺ブラックコメディー・ビデオ有り(廃盤?)

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監督:ピーター・ダンカン
ジョーン : ジュディ・デイヴイス
   ウェルチ: ジェフリー・ラッシュ
  ジョー・ウェルチ: リチャード・ロクスバーグ
  デヴィッド : サム・ニール
  スターリン : F・マーリー・エイブラハム
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オーストラリア映画って、最高です!笑えて、でも芯があって、しっかり訴えてくるものもある。
「悪魔大臣」などに見られる風刺手法が、ここでも生きていて、楽しみながらちゃんと考えさせてもくれます。

物語を簡単に説明しますと、
1951年のシドニー。共産主義者のジョーン(J.デイビス)はとにかく革命に燃えている(それはもう、すごい燃え方です!)。
映画は時々、ドキュメンタリータッチの、インタビュー方式を取って撮影されています。
(出演者が、老けメイクでカメラに向かい、過去を振り返り、彼らを語る形式)
スターリンに憧れてる彼女は熱烈な手紙を何通もはるばるモスクワまで書き続けていた。
彼女にはウェルチ(ラッシュ)という優しい恋人がいるが、なんだか優しすぎて、熱血レディの彼女はもの足らない様子。。。
そんな時、ジョーンがスターリンからモスクワへ招かれる!
しかも訳もわからずベッドイン(?)!さらにその上スターリンは。。。。(放心状態のジョーン・・・このあたりの展開が奇想天外!)
おまけに妊娠がわかっちゃったジョーンは帰国後ウェルチと結婚し、息子ジョーを出産する。なんだかいつもかわいそうなウェルチ・・・
ジョーは赤ちゃん時代から母とともにデモに参加(?!)留置所へブチこまれるのが大好き少年ジョー(ロクスバーグ)は成人し、
自分の父は一体・・・・?と疑問を持ち始め、どんどんスターリン生き写しになっていき・・・・・・
やがてソ連が崩壊。それと同時に、激しく生きたジョーン一家も崩壊の一途をたどる。

まず、これも個性的な、一筋縄では行かない作品です。
とにかく、共産主義に強く理想を見いだしていた彼女たち、資本主義との衝突、
反社会的な活動ではあっても、確かに皆、必死だった時代。
ジョーンのファイトに、政治的主張は関係なく熱いものがこみ上げてくるのも、私は否めません。
皆が自分たちの体を張って、国を何とかしようというエネルギー。それがデモという反社会的行動になっていきます。
ただ 理想に向かって熱く燃え、必死になれた時代。
ともすれば、深刻で重たく、社会的に走りすぎる感のあるこの手の作品の中で、この脚本家(監督も兼ねる)は巧みに風刺を織り交ぜ、
笑いを惜しまず、時には重く、時には軽く、観客を飽きさせない手法は、さすがです。

合間に、二重スパイのデイヴイッド(ニール)を絡ませ、さらに物語に厚みと味を持たせています。
ジェフリー演じるウェルチは、ジョーンという、気が強く(そりゃあもう、凄いです!)行動力に溢れる恋人を心から愛し、
彼女の無情な願いを聞き入れ、息子ジョーにも惜しみなく愛を注ぎます。
しかし血は争えず、ジョーは母と共に手錠を掛けられ留置所にぶち込まれることが楽しくてしょうがない!
ここらあたりも、とても面白く描かれています。オーストラリアって、警官は馬に乗って見回ってるんだ!とか?!
あまり書いてしまうと、見たときの楽しみが減っちゃいますので、この辺で終わっておきましょう (^_^)。
でももう少し、ソビエトのスターリンの側近たちや、スターリン館内での描き方も面白いです。

なお、この作品でジョーンを演じたジュディ・ディビスは豪の映画祭で最優秀主演女優賞を獲得しています。
また、「悪魔大臣」とかぶってるキャストも沢山登場。
まずジェフリーを筆頭に、息子ジョー役のロクスバーグは「悪魔大臣」では故マイケル卿の声のみの出演、
ジョーを教える学校の先生は「悪魔大臣」の妻グレースの女優さん、「悪魔大臣」のサマビル博士もジョーの獄中時代の
仲間として登場♪
これも他に違わず、音楽もイカしてますっ!!

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** Screencaps from " Sir Francis ". Thank you Raffaella !!

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