
ここには私が8年間聴いてきて、未だに良く聴き、その当時を思い出し
思わず涙してしまうと言う本音の作品を選びました。
ジャズを聴き少し経つと、いわゆる名盤と呼ばれるものを推薦するのが恥ずかしく
なるのだが、これからジャズを聴く人にも自信を持って薦められるし、きっとベテランの人も
家では聴いていると思います。
リー・モ−ガン(トランペット)ソニー・クラーク(ピアノ) ダグ・ワトキンス(ベース) アート・テイラー(ドラム) |
| 「キャンディ」 ジャズの中で、いや、全ジャンルの中で一番好きな作品。 とにかく全曲素晴らしい。 19歳の天才モーガンが作った唯一のワンホーン作品。 今現代でこれだけ素晴らしい作品を作れる19歳が現れるであろうか。 私が持っている本作はプラスワンという事で未発表が1曲収められている。 「オール・アット・ワンス・ユー・ラブ・ハー」である。 これが未発表だったなんて信じられない演奏である。 モーガンは私のフェイバリットだが作品を通して聴くと一曲は平凡な曲があった。 しかし、ここでは本当にない。 バラードは美しく、いや美しいといってもマイルスのような美しさではない。 どちらかというと優しいと言ったほうが合っているかもしれない。 とにかく持ってない人はぜひ買って欲しい。 ベスト・トラック「シンス・アイ・フィール・フォー・ユー」 |
ビル・エバンス(ピアノ)スコット・ラファロ(ベース) ポール・モチアン(ドラム) |
| 「サンデイ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード」 御存知四部作の内の一つ。 私は「エクスプロレイション」以外は紙一重だと思っている。 頭一つリードしているのが本作。 とにかくラファロが凄い! ベースが好きになったのは寺島靖国氏の著書を読み漁ってからだ。 同業者にはそれほど評判は良くないが、私をジャズの道に導いてくれた。 最近ではオーディオの道にも引きこまれている。 ベースにより耳を傾ける事により、一時離れていたジャズにまた引き戻された。 話がそれたが、とにかくこの作品は音がよく、ベースが腹に響く。 勿論音が大きければいいというものではない事は分ってはいるが、 同じテクニックで演奏していても大きいほうがより理解でき、より感動出来る。 ベスト・トラック「アリス・イン・ワンダーランド」 |
マイルス・デイビス(トランペット)ジョン・コルトレーン(テナー・サックス) レッド・ガーランド(ピアノ) ポール・チェンバース(ベース) フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラム) |
| 「リラクシン」 この作品を何回聴いたことであろう。 レコードだったら擦り切れているに違いない。 それくらい聴きこんだ。 お馴染みのマラソンセッション、ing四部作の内の一つ。その中でも一番の お気に入り。 1曲目のガーランドのベルを模したピアノから、フィリー・ジョーのブラッシ、 そしてマイルスの美しいミュート・トランペット。最高だ。 コルトレーンは「オレオ」で本領発揮、チェンバースも生涯一のプレイを見せる。 四部作はどれも素晴らしいが、聴き終わった後「もう一回聴いちゃおう」と 思わせるのはこれだけである。 ベスト・トラック「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」 |
ソニー・ロリンズ(テナー・サックス」トミー・フラナガン(ピアノ) ダグ・ワトキンス(ベース) マックス・ローチ(ドラム) |
| 「サキサフォン・コロッサス」 定番中の定番である。そして、名盤中の名盤である。 あまりにも定番過ぎてベテランの人なら恥ずかしくて紹介できないかもしれない。 しかし、そこは素人の強み全く恥ずかしくない。 今となってはジャズ仙人になってしまったベテランも必ずこれを聴いて感動 したはずだ。そうでなければ嘘である。 私もジャズを聴き初めの頃、ご多分に漏れず小難しい、いわゆる評論家の 薦める作品を買い集めた。最初はジャズを聴いているという自分に酔って 聴いていたが、実はちっとも内容が分らなかったのである。 曲すら何回聴いても覚えられなかった。 そんな時、これを買った。1曲目を聴いただけでまさに目からうろこが落ちた。 もう今では全曲アドリブから何まで口笛で吹ける位聴きこんだが全く飽きない。 これを名盤と呼ばずして何を名盤といおうか。 最近聴いていないベテランの皆さんこれを読んだらぜひもう一度聴いてみてください。 ベスト・トラック「セント・トーマス」 |
| レッド・ガーランド(ピアノ) ウェンデル・マーシャル(ベース) チャーリー・パーシップ(ドラム) |
| 「ホエン・ゼア・アー・グレイ・スカイ」 普通は「グルービー」だろう。 ましてこれはいつものガーランドと比べて重い作品である。 「セント・ジェイムス・インファマリー」なんて本当に夜中病院で聴いたら怖いだろうね。 「グルービー」も素晴らしいのだ。しかし、何故これを推挙するかというと「ノーバディ・ ノー・ザ・トラブル・アイ・シー」が素晴らしすぎるからだ。 これがなければ「グルービー」だったかもしれない。 この曲を私はルイ・アームストロングで知ったが、全くの別物に仕上がっている。 アームストロングの楽しい雰囲気も良いが、私は断然こっちを推す。 決して感動するとかではないかもしれないが、これを聴いている間は全てを 忘れられる。 ベスト・トラック「ノ−バディ・ノー・ザ・トラブル・アイ・シー」 |