音楽ホール評判記

音楽ホール評判記
大阪の「ザ・シンフォニー・ホール」以来、全国各地にたくさんの音楽ホールができ、ファンとしては大変ありがたい。仕事柄建物には興味があるので、機会があればできるだけ新しいホールでのコンサートに行くことにしている。しかし音響的にはともかく、建築上・運営上に問題のあるホールも多い。あくまで個人的意見であるが、自分が体験したホールについて気が付いたことを書いてゆくコーナーとしたい。

工事中
 工事中
2002年01月18日 01時03分02秒

福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)印象記
H.13.11.09
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク:交響曲No.9「新世界より」
(P)フジコ・ヘミング!、チェコ・ナショナル交響楽団
3階席の横の席であったが、舞台近い所為もあって非常に良い音であった。(オーチャードホールのこの辺も良い音である)
これと比較すると先日の音は音量も小さく良くなかったといえる。やはりオーケストラピット後ろのガラリの影響が大きいものと思われる。 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)印象記
2002年01月17日 01時00分45秒

福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)印象記
EVENT:ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」(H13.09.18 18:30〜)
演出監督/ルチア・メシュヴィッツ 音楽監督・指揮/クリスチアン・ポーラック:
建物全体の印象:全体的には大変良かった。
:北側斜線を利用した庭園は木が繁ってきて良い雰囲気である。
:内部吹き抜け空間は最初は気に入ったが、ホールの狭さを考えるとこんなに広く取らなくてもよいのにとバランスの悪さが気になった。
:この吹き抜け空間を音楽ホールの一部に上手に使えばよかったと思う。
:1F西側、川に面してガラリがあったが、騒音が大きかった。
ホール全体 :1700人のホールにしては狭い。後述のようにホール内部以外は欠点のほうが目に付いた。後から作るのだから他のホールを参考にして、良くないところを是正して欲しかった。
:ホールのレベル設定がおかしい。2階レベルにあるため、斜線下の空間構成に無理を生じている。
エントランス:階段で上がるのは仕方ないが、扉の前の踊り場にゆとりが欲しかった。:出入口扉が両開き3箇所では少ない。入るときは良いが、出るときは一斉に出るので、滞留が生じていた。これは扉を出てすぐに階段となっていて、人の流れが散開しないためである。(ほかのホールは扉の外は、外部又は広い空間である。)階段も広くすればよかった。
ホワイエ :全体的に狭い。
:北側斜線の下にあるため、同じ条件下にあるオーチャードホールと似た雰囲気である。
:従って2、3Fホワイエ(3Fではただの廊下だが)は頭が抑えられた感じでうっとうしい。こういうところは似てほしくない。
:バルコニーの植込みが見えるのは良いが、もう少し広い開口部があればもっと良かった。
:3Fへの階段が1箇所しかない。この階段のデザインはいまいち。
ワインコーナー:狭い。但し開宴前は空いていたので、公園を見ながらワインを飲む雰囲気は良かった。
:売場のレイアウトが悪いので、休憩時間は人が混雑して奥に入れない。
:20分の休憩時間であったが、狭くて混雑しており、ここに入りたい気は全く起きなかった。小ホール並の小ささである。
:外から入れる別の喫茶店に行けるようになっているが、入り口がよくわからない。
便 所:メインフロアーの分は同じ階にない。一層下まで下りなければいけないのは不愉快である。
:女子便所が器具数不足で階段上まで行列になっていた。(設計データが古かったのではないかと思う。女性客が増えてNHKホールの便所を改修し、男性用を女性用に変えたのはかなり前のことである)
:2F男子便所は大きなガラス開口が床まであり、外から、丸見え。外装をあわせたからこうなったのであろうが、ブラインドがあっても余りいい気持ちではない。女子便所はどうなのか?
:西面の開口なので夏の冷房時に暑くないかが気になった。
ホール内部:全体的には落ち着いた良い雰囲気である。
:3階席からはシャンデリアが目と同じレベルとなり、まぶしい。
:このシャンデリアはなかなか良い。(高そうであるが)
:音響的にはこのクラスでは、良いのが当たり前になってきているので、特に印象はない。
:オーケストラピットの仕切り板が、触ると揺れる。音に影響はないか?
:オーケストラピットの後ろ、舞台からの立下りが、空調のレタンガラリとなっている。音響的にはよくない。
:3階席後部に照明・録音関係諸室があるが、このガラス面が大きいスペースをとっている。音響的にはどうであろうか。
:2F後部客席に横から入ってすぐの部分に段差があった。つまずきそうな感じである。係りの女性が入る人に、一人一人気をつけるように声をかけていた。
:吹出し口がノズル形式なので、冷風が拡散せずにまともに落ちてくるようだ。席によって寒く感じるのでないか。
2002年01月16日 01時19分40秒

音楽ホールについての音響設計者へのメール
(横浜のサロンコンサートで知り合ったY氏はゼネコンを退社され、建築・音響の事務所を経営しておられる。いろいろなホールについての感想を求められたので、メールでお答えしたものである)
小生は建築設備が専門ですが、建築学科出身なのでホールには興味があり、新しいものには出来るだけ聴きに行くようにしていますが、最近のホールは未聴のところがたくさんあります。
・一番たくさん聞いているのホールはNHKホールです。 (N響定期演奏会−Cチクルス(土)の会員です。)
・今迄で一番良かったホールはウィーンのムジークフェラインザ−ルです。 ウィーンフィルの定期演奏会でマーラーの3番を聴きました。
・日本でで一番良かったホールはザ・シンフォニーホール(大阪)。 サントリーが出来る前だったので、感激が大きかったのかもしれません。 一度しか聞いていないので再確認の必要があります。
・サントリーの一階席中央は良い音です。場所による音響の違いは長い話になるので、今度いつかお会いした折でも・・・。
・オーチャードHは2,3階のバルコニー席がいい音です。好きな音ですが、空間が大きくヴォリュームが小さく感じられるのが残念です。
・池袋芸術劇場は場所により違いがありますが余り気になりません。 (特に良いわけではありません)
・墨田トリフォニーホール、横浜MMホールはまだ数回しか行っていませんが、特に不満はありません。この程度(いい意味で)のホールが増えてきた所為かもしれません。
・小ホールでは青葉台のフィリアホールがいい音です。
・上野文化会館の小ホールも結構聞けます。
・カザルスホールはパイプオルガンを入れたら、音があの下に潜り込んでしまうような印象で、前のほうが良かった感じです。
藪下さんに良いテーマを与えて頂いたようです。今度ホール印象記でも書いてみます。
H.13.09.08 山本廣資
2002年01月16日 00時15分38秒

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