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日本古楽器振興会の活動
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日本古楽器振興会の活動
93年1月より団体として発足。国際交流基金の助成を受け、邦楽器とチェンバロ
による共演の創作初演をパリ、日本大使館、ブリュッセル日本大使館、ブリュッセル
市庁舎で行うのを皮切りに、国際交流活動を開始する。日本、アジア、アラブ,欧州
の伝統古楽器を交流演奏する場を、世界的に作り、相互の文化圏の理解、人物交流を
はかる。
日本古楽器振興会では、以下の様なコンサートを、用途、ご予算に合わせて企画
・制作させていただきます。
招聘演奏家の公演 年2回位、3月と11月に、来日アーチストの招聘公演を行っています。公演をさ せて下さる場所、後援者の団体 ,個人の方々を探しています。 綿谷優子との共演 バロック音楽の、プロ、アマを問わず、アンサンブルを楽しみたい方 邦楽器、中国楽器を弾かれる方との共演コンサート 場作りは、一緒にしていただきます。手作りのコンサートです。出会いをお待ちし ています。 必要経費:チェンバロ借用,運送、調律代 5万円 交通費 実費 宿泊代 出演料 1人5万円―10万円 シリーズで公演するときは、別途料金。資料作成費 実費 宣伝物作成 費 会場費 まずは、御問い合わせください
1993年1月 国際交流基金助成公演 ブリュッセル市庁舎コンサート批評 音楽雑誌 Privilege 執筆:Catherine Feist 和訳 :綿谷優子 タイトル:東の風・・西の風:ブリュッセルで紹介された日本の音楽家による、東 洋と西欧の風を受けて育ってきた「日本の今」 本文: 日本人の音楽家がブリュッセルで開催した東西古典音楽のコンサートは、聴衆を驚 かせるに充分だった。更に我々が驚くのは、出演者の4名の内2名が、ベルギーのブ リュッセル王立音楽院を、最終学位として持っているのである。彼等は我々の首都ブ ルッセルの、重要な構成要素といえる。ともかく、この日本人達は、東西の異なる文 化をかれら自身の内に融合するものとして、提示することを決めたのである。これが このコンサートの総括である。 2.4 1993 スカルベック市庁舎で、我々は西欧の楽器 ピアノとチェンバ ロ、東洋の尺八、和打楽器が一つの作品の中に融合して、共演しているものを聴くと いう体験を、することが出来たのであった。この融合体は当然ながら新しい響きを作 り出し、遥かに遠い東西の時間・空間の隔たりを、全く同時性のものとして東西古楽 器の出会いに結実させたのである。 和打楽器とピアノ、尺八とチェンバロという異なる文化圏のそれぞれの組み合わせ による、新作演奏があり、最後には尺八、和打楽器、ピアノという組み合わせで締め くくった。 これらの新作は演奏者によって作曲されている事も、見逃せない。和打楽器奏者 金田真一は、ピアノと和打楽器、最後のトリオ作品、尺八奏者の古屋輝夫は、尺八と チェンバロの作品を作曲し、チェンバロ奏者の綿谷優子は尺八奏者 横山勝也の作品 を琴からチェンバロのために編曲した。各々の演奏家が自分達の楽器のために、東西 の楽器を融合した作品を生み出したのである。金田と古屋は、西欧の我々の楽器であ るピアノとチェンバロのために、新しい世界を開いてくれたのだと言えよう。 全体的に音楽は、禅を想起させる、東洋的な偉大にして品格のある世界を体現して いた。それは尺八の古屋の演奏から、我々は最も良く感知出来たのであった。彼にと って演奏をするという事は、禅やヨガを体得し、具現化するという行為と、同等のも のなのではないのかと私には感じられた。彼の呼吸が楽器を伝わって、幽玄かつ哲学 的考察を感じさせる力を持つのである。 和打楽器奏者の金田のリズム感にも、同様な資質を見出す事が出来る。彼の演奏所 作は、侍の気合その物であったと思う。 アルス・ムジカ・フェスティバルの当面の課題として、このような<新しい>日本 の潮流を研究していく事は,興味深い事ではあるだろう。しかし彼等の<新しい>実 験とは、何ら革命的という音楽ではない。むしろ自然な感じで、ずっと前から我々の 前にあったかのような印象を与えるものだ。しかしながら、いわゆる近代音楽と称す る、日本の現代音楽が供する新しさに、全くその新鮮さが劣るという訳ではないのだ 。<新しさ>とは何か、我々はもう一度よく、考えるべきだろう。 同コンサート Le Soir紙 掲載記事 F.R.氏執筆 和訳:綿谷 優子 1993 1.27(水) タイトル: 日本人音楽家フェスティバル:Colignon広場に出ずる太陽 本文: 秋田犬を傍らに、王宮通りで長年美容室を経営する阿部ゆきよは、又ひとりの耽美 主義者として、美しい音楽にのめり込んで来た。5年前から故国日本の音楽家達と、 コンタクトを持って来た彼女が,今日その成果として我々に贈る、日本人音楽家フェ スティバルに注目しよう。 ゆきよが選んだこの音楽家たちは、日出ずる国―日本の、真のスター達である。我 々は来週の木曜日、スカルベック市庁舎で、このフェスティバルを聞く事が出来るだ ろう。これはスカルベック区と、日本大使館の協賛で提供される。 出演者の横顔: 綿谷優子は東京とブリュッセル王立音楽院で、学位を取った。東京で教授活動を続 けている。林みどりはヴィルトゥオーゾのピアニストで、日本のコンクールで入賞し ている。ヨーロッパで定期的にコンサート活動を行っている。金田真一は現代音楽の 旗手として、日本で人気の高いコンピューター音楽の作曲にも取り組んでいる。しか し彼はスカルベックでは、和打楽器を演奏する。最後に尺八の古屋輝夫は、多数のコ ンサートをヨーロッパ各地で行って来た、尺八のスペシャリストである。 フェスティバルは2部分からなる。第1部分は東西の古典、バッハやスカルラッテ ィ、リストなどが聴かれ、第2部分では東西の楽器が融合し、伝統と現代の枠を取り 払った自由な演奏が期待される。 宮沢賢治関連掲載記事 岩手日報:1994.3.28 鈴木宏執筆 チェンバロの第1人者・綿谷優子さんと、盛岡出身のソプラノ歌手野口田鶴子さん (横浜市瀬谷区在住)の朗読による「チェンバロの響きと山々の恵みーJ.Sバッハと 賢治の出会い」は、19日夜、東京世田谷のカラバッシュ・ルームで開かれた。 賢治作品の朗読とチェンバロの競演は、昨年12月の綿谷さんの定期サロンコンサー トで初めて実現し、バロック音楽と宮沢賢治の詩の融合が評判になった。今回は盛岡 一高時代の同級生達の後押しもあり、サロンは40人余りの聴衆でぎっしり。 「鹿踊りのはじまり」「雪渡り」など野口さんの盛岡弁による朗読の間にバッハの チェンバロ曲が流れ、サロンは夢幻の世界に包まれた。 野口さんは今後、朗読希望者を募っての綿谷さんを囲む会や、地元岩手での二人の コンサートなどを開きたいーとしている。 朝日新聞夕刊:1995.4.12 芸能欄 抜粋 <音楽でつずる「宮沢賢治」> 宮沢賢治の世界を音楽であらわそうというコンサートが東京で相次いで開かれる。 ピアノ音楽の加古隆の音楽詩劇「賢治から聴こえる音楽」、チェンバロ奏者の綿谷優 子「宮沢賢治とバロック音楽」。いずれも来年迎える賢治の生誕百年を記念した企画 で、賢治の作品を基にした曲や朗読などを披露する。 綿谷の「宮沢賢治とバロック音楽」は、賢治の描く自然と天空を、バロックの音空 間を通してあらわそうという試みだ。 曲目には自然を描写した作品を選び、F.クープランの「森の精」やJ.P.ラモ-の「鳥のさえずり」などを演奏する。 語り手は、ローマでイタリア古詩の朗読を続けてきた野口田鶴子。帰国後は同郷の 賢治を語る会を数多く開いている。今回は賢治の作品から「くらかけ山の雪」「高原 」「鳥百態」「鹿踊りのはじまり」を語る。 読売新聞夕刊:文化 1996.3.14 <賢治との共演で賢治の祈り探る> 「賢治は法華経の信者でしたが、経文をのこしていることはあまり知られていませ ん。そこでまず、賢治の宗教観をテーマに、善も悪行もくりかえされるという輪廻の 世界を描いてみたい」 こう語るのは、邦楽器との共演など多彩な活動を行っているチェンバロの綿谷優子 さん。宮沢賢治生誕100年にあたり、4回シリーズの演奏会を企画した。中でも16日、 東京・スタジオ錦糸町で行われる初回の「宮沢経文」はユニークだ。 「賢治の経文の朗読に声明を入れ、チェンバロや尺八、笙が互いに触発し合って、 賢治の:いのり:に迫ろうと思います。」 共演には、浄土真宗の僧でハワイアンも演奏する樹谷淳宣氏、作曲もする尺八の古 屋輝夫氏ら。 「音楽という時間軸に、賢治の言葉という空間軸を交差させたら、どうなるのか・ ・・・」 チェンバロの可能性を追求してきた綿谷さんに、次なるチャレンジが待っているよ うだ。
出会い:私は、独語、伊語はできないので、文献情報は大歓迎です。又、違うジャン
ルの文化圏に接する情報も私が見たいです.古楽器についての韓国情報、大歓迎です
。今年、フィレンツェに東アジア文化センターというものが出来て、日本、中国、韓
国が、伊政府と共に出資しました。伊の日本大使館では、韓国との文化交流に積極的
で、大変すばらしいことだと思います。韓国の古い楽器とも、チェンバロは合わせら
れると思います.演奏家をご存知の方、ご紹介頂けると大変嬉しいです。フィレンツ
エで、ベルギー人のフルート奏者、私―日本人、韓国人というメンバーで公演できる
とおもいます。写真展などと組み合わせたいとオルガナイザーは言っています。 |
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