ワインと健康


<IMG SRC="../potu.gif">ワインと健康


ワインと健康
Vins et Sunte 2010年第15版
Cabrol教授監修
Dubos’N’CO Edition
ISBN 978-2-9528964-2-9

ベルギーに住み20年、1年200本のワインを飲んだとして4000本、これから20年生きられたら更に4000本飲む勘定。薄れゆく記憶に対抗して、何をどういう具合に飲んだか書き留めておく事にした。

2009年

11.29
多忙でレストランおろか夕食するヒマがない。
今日は無理やりボージョーレ・2009を買った。

ボージョーレ・2009:6ユーロ
まずくはないが、無個性に柔らかい。

11.2
ブルゴーニュ・赤・Hautes Cotes・Pierre Lamotte 2005年
Maison des Hautes Cotes, Marey les-Fussey
03-8062-9129
自宅・頂き物なので価格不明だが、有名醸造所でも7.5−19ユーロで販売している。

ブルゴーニュ・Hautes Cotesは隣接するCotes de Nuitsより樹木の多い野性的な地域、石灰岩と泥灰岩質の土壌により独特の風味を生む。ピノ・ノワール・赤+シャルドネ・白を他品種と配合する場合もあるが、生産時期が多少遅くなる。
1961年正式原産地として登録され、Hautes Cotes+Cote-d’Orで16区が含まれる。森の中にひっそりと隠れるように建つ小さな醸造所が多い。伝統芸術を展示する美術館がある。
ブルゴーニュ赤・Hautes Cotesワインに合うメニューには鹿・海老・帆立貝が並び、底味しっかり、まろやかではないが広がりのある味。レストランでは恐らく30−40ユーロの代物、ベルギーは全て輸入税が高いのでフランスより2割ワインが高い。

10.19
シャンパーニュ・Montigny sous Chatillon
Charlier &Fils 13.4ユーロ
4 rue des Pervenches 51700 Montigny sous Chatillon
champagne.charlier@wanadoo.fr
www.champagne-charlier.com

偶然仕事がシャンパーニュ地方の近く、遂に来られた。既に葉は枯れ収穫後の広大なブドウ畑もさりながら、シャンペンの原産地だから興味は森々。
1668−1715年Hautvillers修道会にいた修道士Dom Perignonは、発泡性白ワインを開発した。総耕地面積3300ヘクタール、ピノ・ノワール+ピノ・ムニエ+シャルドネが主に使われる。
品種: Blancs de Blancs
シャンパーニュ地方特有の白ブドウはblanc de blancsと呼ばれシャルドネの一種、非常に繊細+優雅+軽妙、類の無い味として知られる。
Blancs de Noirs
黒ブドウから採れ、原料はピノ・ノワール+ピノ・ムニエ。
Rose
漿果(しょうか)を漬け込み、発酵槽で熟成期間を待つ。

有名地域はCote des Bars、推薦料理は牡蠣、鯛、海老、めかじき、タラ、蛙など、刺身にも合うだろう。
このシャンペンはあっさりしていながら芳情で、シャンペン頭痛は無いようだ。

10.16
カベルネ・ソーヴィニヨン・スペイン・赤 2008年 3ユーロ 自宅:
カベルネ・ソーヴィニヨンは濃赤ブドウの品種名で、タンニンが強く数十年の熟成期間を経て飲み頃に達すると言われる。温暖な気候を好み、フランス・イタリア・アメリカ・スペイン・チリ・アルゼンチン・南アフリカ・ニュージーランド・オーストラリアなど全世界で生産されている。
香りはスミレや杉と形容されどちらもあまりよく知らないが、ほどよく熱したスイスチーズ・エマンタイユと合う。 10.12
ロワール・赤:サンセール Jean-Paul Picard 2007年、31ユーロ
ブリュッセル市:レストラン L’Estrille du Vieux Bruxelles
1587年創業
7Rue de Rollenbeek 02−512-5857
www.estrille.be

ロワール河流域1000キロは第3位の原産地、68の醸造場を持つ。Sancerreは1936年白ワイン、1959年から赤ワインで評判となった。14地域2770ヘクタール、ブドウの品種はソーヴィニヨンとピノ・ノワール。中世ペルシュ(イル‐ド‐フランスとノルマンディーに接する丘陵地帯)の岩山・海抜312mに位置する。観光案内所で醸造場見学を提供している。
office du tourisme de Sancerre www.ville-sancerre.fr
14世紀末封建制のシャトーとして生き残り、195段登ると40mの高さからロワール河流域をのぞむことが出来る。
Union Viticole Sancerroise 02−4878−5103
つまみ:帆立貝の薄切りカルパッチョ サンテミリオンはやはり相当強いワインで、サンセールがのどかに感じ、日なたの草の匂いがする。これはこれで十分つまみの味をほんわかにしてくれるし、飽きないで味の変化が楽しい。

10.10
ローヌ・赤: Apellation Cotes du Rhone、Cardiniers 樽
2008年、3.22ユーロ
自宅:
ローヌ谷Vienne- からNimesまでをローヌワインと称し、86%が赤ワイン、42000ヘクタール、六地域に広がるフランスで最も広いワイン原産地、周囲に13000ヘクタール無名の醸造家がある。
つまみ:エマンタイユ+コンテのスイスチーズ、安いだけの事は勿論だが、ローヌ独特の風味が嬉しい。ワインも本に載っていない無名の醸造樽だが、ローヌの味はちゃんとする。
10.8
ボルドー・赤:サンテ−ミリオン グランクル 2005年 la Laroge城
44ユーロ
ブリュッセル市:レストラン タベルネ・パッサージュ
ギャラリー・サン・チュベール内
ブリュッセルで老舗の居酒屋、サンテ−ミリオンに拘ったが、ワインが冷えすぎていて底味しっかりしてても全然味に伸びがない、香りも無い。いかに保存が繊細に影響するかを思う。 つまみ:ムール貝とよく合うが、いかんせんワインが冷たくてこっくりした味に遠くて残念。主菜の牛の脳は長年禁止されてきたここのスペシャルメニュー、相変わらずおいしいがワインはずっと冷感性貴婦人、いいワインはつまみと呼応してうまみを引き出す・・・・ここのワインリストに453ユーロの赤ワインがあったが、やっぱり冷たく保存してるんだろうか・・・恐ろしい。 10.7
ボルドー・赤:ルサック−サンテ−ミリオン、シャトーLa haute Laymore
2005年 36ユーロ
ブリュッセル市:レストラン Blue de Toi
味が漠然としていて何飲んでるかさっぱり分からん、飲み進みとえぐ味が出て最低。つまみの鴨も活きない、完全にはずれ。通常レストランはワイン製造農家を持っており、往々にして小売店より安くワインを提供する。ワインの値段は実に奇怪で、ブルゴーニュにワイン製造農家を持っている友人は、小売値20ユーロ以下を赤い水と軽蔑しているが、8ユーロでもおいしいワインは確実にある。ワインは先行投資、コンサートの切符と同じ、今夜は膨大な時間と体力の無駄、腹が立つ。一緒に食べた人は魚で生臭く感じたと怒っていた、いい赤ワインならそういう事は無い。

10.4
ボルドー・赤:サンテ−ミリオン グランクル 2003年 40ユーロ
ブリュッセル市:レストラン L’Estrille du Vieux Bruxelles
1587年創業
7Rue de Rollenbeek 02−512-5857
www.estrille.be

ワイン原産地の6%はジロンド県にあり、15銘柄がプリミエ・クル、46銘柄がグランクルに指定されている。サンテ−ミリオンはプリミエ・グランクルとグランクルに指定され、2006年9月7日が最後の蔵出し。サンテ−ミリオン北部+北西部にある四地域46のシャトーで生産され、15銘柄がプリミエ・グランクルに指定、いわゆるサンテ−ミリオン・サテライトとして同一の製法を維持している。砂利と砂の混じった土壌の差異が多少の影響を与えているが、品質・味共に殆ど優劣は見られない。
サンテ−ミリオン、サンテ−ミリオン グランクル、ルサック−サンテ−ミリオン、モンターニュ−サンテ−ミリオン、ピュイスガン−サンテ−ミリオン、サンジョルジュ−サンテ−ミリオンなどの銘柄がある。
Conseil des vins de Saint-Emilion
33−5−5755−5050
www.vins-saint-emilion.com
ベースのしっかりしたかなり重い味から豊穣な香りがたちのぼり、のど越し滑らか、えぐい感じは全く無い。

つまみ:ホカホカ温かいフォアグラ・ソテー、りんごとセロリを細かく刻み、甘いソースがたっぷりかかっている。
一緒に食べた人は帆立貝を蒸したもの、赤ワインが生臭くならず大変合うと言っていた。自家製食前酒+チーズでアルマニヤックが食後酒、すっかり酔っ払いおいしかった。