白柳淳 演奏活動追跡レポ〜ト

〜「白柳淳作品集V」録音編〜

3年前のちょうど今頃、白柳さんはとある喫茶店におりました。 マスターの「家で練習するくらいならここでしなさい」という言葉を受けて、 いつものようにギターを弾いておりました。
ファン2号さんやニーナさんの応援を受けてできあがった、 手作り自主製作版CD「白柳淳作品集T」を見たマスターは、一言。 「白柳君、CDは500枚はいるよ」
手作り版で作ったのは約20枚。 CDをプレスしてくれる会社のパンフレットを取り寄せ、白柳さんは一言。 「500枚と1000枚で値段がこんなに違わんのやったら、1000枚作ってまえ」

こうして、初アルバム「白柳淳作品集T」ができあがったのです。その一年半後には、 「作品集U」ができあがりました。そして、それから一年半を経た今、4曲のピアノ曲を 作曲はもちろん、自ら演奏して収録した「作品集V」ができあがります。 ギターの白柳さんしか知らない人は、ちょっと意外かもしれません。しかし、 白柳さんは、ピアノ、ドラム、エレキギター、ヴァイオリンとあらゆる楽器の経験があるのです。

さて、収録に当たって、いい作品を残すには、すばらしい曲、すばらしい演奏者、 すばらしい技術者とすばらしいピアノが必要です。ピアノの音を聴き比べ、 会場の下見をし、白柳さんが選んだのは、堺市市民会館の名器「スタインウェイ」でした。 輝くような高音と太くて強くて甘い低音、そしてまとまりのよいやわらかい音たちが 白柳さんのハートを射止めました。会場の技術者とも意気投合し、これなら安心して 録音をお任せできると早々に予約を入れ、家の電子ピアノと向き合っての練習を積み重ねて、 録音に望んだのです。

1300人収容の大ホールのステージにピアノが一台と白柳さん、その後ろに少し離れて 技術者がひとり、観客が誰一人いない中で、指を動かし音を放っていく白柳さん。 納得のいく演奏ができるまで、何十回と録り直した曲もありました。聴いているこちらも ハラハラドキドキしっぱなしでしたが、それでも何十回繰り返されても集中して 聞いていられるということは凄いことなのかもしれません。もっといい演奏ができるかもしれない、 と時間ギリギリまで粘って最後の収録をヘッドホンで確認し「これでいいやん」と言った後の、 白柳さんの喜びようは昨年のアランフェス協奏曲を彷彿とさせました。 (演奏レポート55・56・57参照)

さて、このようにできあがった「白柳淳作品集V」が帯びも付いて、12月上旬には白柳さんの 手元に届くそうです。技術よりも、曲の流れやイメージを大切にする白柳さんの演奏は、 スピーカーの性能の影響を受けやすく、それによってかなり異なって聞こえるとの噂も 聞こえています。けれども、その1枚のCDには白柳さんの今の思いと精一杯がいっぱいに 詰まっています。どうぞ、自分の耳で心で確認してみてください。

レポート キララ

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