白柳淳 演奏活動追跡レポ〜ト

〜2007年3月11日(日) 十割手打そば処福田にて〜

「真田の黒幕」と白柳殿が呼ぶ福田さんがやっているお蕎麦屋さん。 移転オープンしたばかりということもあって、ここでの演奏会が企画されました。 白柳殿の家からも近く、白柳殿行きつけのお店です。 十割手打ちがウリの、とってもおいしいお蕎麦屋さんです!

早めに到着してみると、白柳殿は練習がてらギターを弾いていました。 すでにここでお蕎麦を食べた様子。 ここでも、早めに来て練習しようと思っていたようですが、お客様が途切れず ほとんど練習できていないようです。 家が近いのだから、きちんと練習してから来ればいいのに・・・と思いましたが、 言うのはやめておきました。要領がいいのか悪いのか・・・。

開始時間になるころには、すっかり満席に。活動を開始した2001年当初から いつも応援してくださっていた懐かしい方々が大勢お見えになってくださいました。 なんだか、同窓会を開いている気分。本当にうれしい限りです。 今までの活動の様子なども話す白柳殿。長野ではしばらく活動していなかったので、 その変化ぶりに驚く人も。

自作ギターについて説明する白柳殿。実はこの日、白柳殿のギターを ネットオークションで購入した方がお見えになっていました!

これが白柳殿作のギター。兄弟子の田邊さんのラベルが貼ってあります。

この日の演奏も前半、後半にわかれます。
禁じられた遊び
ラグリマ
アラビア風奇想曲
アルハンブラの思い出
花の調(筝風)
島を繋ぐ橋(ワルツ風)
中国風
後半は、
閃光
彼方へ
船出
朝陽のように
追想
淡雪の詩
目覚めは森の息吹の中で
鏡池
蛍の星空
氷海
地球への祈り
アンコールに天の贈りもの

オリジナル曲も知っている人が多いということもあって、 新しい曲の演奏がありました!なかなかコンサートでは聴く機会の ない曲です。
まず「閃光」は、レーサーの友人を見にサーキットへ行って作った曲で、 知り合いの方に鈴鹿サーキットでこの曲を流してもらうために、 急遽奈良までレコーディングに行ったというエピソードも。
また、「彼方へ」は、昔録音してあったメロディを発見して、続きを 作り始めて完成した曲。「船出」は、北海道へ行くときに新潟の港から フェリーで旅立つのですが、そのときに感じた不安と期待の混じった 何ともいえない感情を伝えてくれます。

福田さんとの出会いのエピソードも語ってくれました。 ギター工房をやめて、これからどうしよう、というときに、行きつけだった 喫茶店でマスターをしていたのが福田さん。 白柳殿のギターを聴いて、「毎週水曜日、ここで演奏しなさい」と 声をかけてくれたのだそうです。次の水曜日にお店に行ったら、「ギター 生演奏中」の看板が入り口に立てかけられていて、驚いたそうです。 それから、少しずつ演奏の仕事が入るようになり、 今に至っているのだといいます。 また、BGMとしての演奏は、白柳殿の演奏の幅を広げてくれたともいいます。 自分が中心のコンサートではなく、空間を作り出す音の出し方を 学ぶことができたということです。 それから、初めてのCDアルバムを手作りではなく、最低500枚プレス しなさいとアドバイスしたのも、会場を借りて自主企画コンサートをしなさいと アドバイスしたのも福田さんでした。 今でも、演奏活動の報告をしたり、困ったときにはアドバイスをしてもらうとのこと。

また、作曲の経緯についても、おもしろい?エピソードがたくさんありました。 「花の調」については、平安時代好きの友人に「平安時代ぽいのを作って」と 言われ、あまりに資料がなく「そ、そんなん言われても」と最初は思ったとか、 「朝陽のように」も、ギターの奏法で難しい「セーハ」をしなくてもいい曲を 作って欲しいといわれ、自分の曲を気に入ってくれたのはうれしいが、 そんな難しい注文をつけられてしまったとか、 「淡雪の詩」では、春に降った雪の様子を「素敵だと思わない?」と言われて、 自分ではピンと来なかったのに、「こんな様子が曲にならないかしら」と 言われて困ったとか(実際、その後すぐにできたらしい)、 「目覚めは森の息吹の中で」は、朝高原でコーヒーを飲んでいたら、 「あなたの曲はいいけれど、こういう時に聴くような曲はないわよね」と言われて くやしかったので作ったとか、「蛍の星空」は、一緒に蛍を見に行った パン職人の方に「芸術家なんだから、曲を作れ」と言われて、 「えーっ、強引な」と思いつつもすぐに作ったとか、 とにかく、人に提案されて作った曲が非常に多いということが判明したわけです。

なんだか、みんなかなり強引な頼み方をしているなあと思いつつ、「花の調」を 提案したのはわたしなので、まあ、人のことをとやかく言えないわけです。 作曲を仕事にはしないと言う白柳殿。仕事として引き受けてしまうと、 時間の制限や表現の制限ができてしまうので、そういう作り方はしたくないのだ そうです。自分が納得のいくまで、これだ!と音が決定するまで、何年かけてでも 完璧なものを作り続けたいと思っているそうです。

本物のアーティストはこうなのかーと感心します。今、利益のために何かを するのが当たり前の世の中ですが、純粋に創造のための創造をしたいと願い実践 している白柳殿。 だからこそ、人をハッとさせる曲を作り、演奏ができるのかもしれません。

自作ギターを手にして大喜びの白柳殿。「やっぱ、俺の音がするでぇ!」とご満悦。

コンサート終了後は、もちろん福田さんのお蕎麦でしめくくり。てんぷらもおいしいのです。

白柳殿は昼にお蕎麦を食べたのでカレーを食べています。ここの「ドライなカレー」は オリジナリティあふれて絶品です!一度は食べるべし。

移転した福田さんちは、真田町を上田市から国道144号線を菅平方面に向かい、 真田の郵便局のある信号の少し手前を右手に曲がった先にあります。 右手に曲がると「そば」ののぼり旗や看板がありますので、それに従って ください。長(おさ)小学校の裏手にあります。

レポート ファン2号

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