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松脂 肩当て 顎当て 糸巻き ペグ アジャスター 消音機 弱音器 チューナー 譜面台

そろえておくと便利なもの、使い方、メンテナンスを紹介します。買うときのポイントにもなるのでなぜ必要なのか、その働きと原理を理解しましょう。

松脂

原料

 松脂は松からとれる樹脂ですが、そのままだと粉々に割れやすく実用的でないので柔軟材(酸化しにくい油、ひまし油など)が使われます。カーボンブラックや金属粉が入っているのもあります。樹脂の結合力を増したり、細かい金属粉は松脂の粉末の調整をする目的です。温度に弱く、いちど割れてしまった松脂を集めて、型にいれて火であぶって溶かすこともされているようです。もう一度使いやすい形に固めなおしたり、自分で異なる種類の松脂を調合しなおしたりできるかもしれませんね。

 べたべたしたイメージですが、微粒子なので指などにつくとさらさらします。これから演奏するとき左手についてしまうとすべってしまうので気をつけましょう。落としたりしてもすぐ割れてしまいます。

使い方

 1回練習するごとに2、3回弓の毛にこすりつけます。弓がすべるような感じがしたらつけてみる、という風に考えてください。つけすぎも問題です。弓が新品のうちは音が出るようになるまで何回もつけましょう。

弓毛の表面。馬のしっぽの毛でできています。何もついてない状態。(概念図)
松脂をつけた表面。松脂のでこぼこが弦に引っかかり振動させます。(概念図)実際はもっとびっしりついています。

 

ナイロン弦、スチール弦、ガット弦があります。ガットは羊の腸を糸状に縒ったものでバロック時代から使われています。現在はこれを心材にして金属などを巻き、メーカーがそれぞれ工夫を凝らしています。初心者用にはスチール弦の張られていることが多いですが、価格と、メンテナンス性だとおもいます。価格の面でガット弦は非現実的ですが、(ピラストロのオリーブがSETで1万円くらい?)、弦はそれぞれ音程に合わせて太さや張力が決められています。温度や湿度、劣化で品質が変わった場合、具体的には、いつもと同じ位の力で張っているのに音の高さがあわない、いちど調弦しても、練習の最中に音程が下がってきてしまう、などの不都合につながります。新しい弦もしばらくの間、ひっぱられるのに慣れるまでは伸びます。さっき合わせたばかりなのにすぐ音が狂うことがありますが、数回していると落ち着いてきます。

以上のように音程に影響するので、ただでさえ音程に四苦八苦する初心者はメンテフリーのスチールがおすすめです。たしかに金属音の輝かしい感じには好き嫌いがありますが、丈夫で、ひっぱりぐあいになれない人にはおすすめ。ナイロン弦のSETでもE線はほとんどスチールです。

逆にG線なんかはなかなか切れないので交換を忘れてしまいます。張り具合、音程に違和感を感じたら替えてみましょう。

 

 

弓での注意点はそりの戻りです。弓はまっすぐな棒でなく、そってますね。でも熱を加えながらもとはまっすぐな棒をそらしているのでもとに戻ろうとします。板などでは心材とよばれる樹の中心を含んだものは、湿気などでそってしまって困るんですけども、乾燥などで繊維がもとに戻ろうとする、弾力がなくなる等が弓の問題点です。バイオリンを弾くときは弓を押し付けるから、作用・反作用で弓も弦から押し返されます。その力をうまく吸収する弾力性が必要なわけです。そりが戻らないためにも固く、かつ弾力があり、適度な密度の素材がフェルナンブ-コです。弓は重過ぎても自在に上げ下げするのに動かしにくいので、軽いほうがよいでしょう。腕力の問題ですが。それより重要なのは重心のバランスです。長い棒はとくに振りまわしたときのまわりやすさ、モーメントが重心の位置と関係します。手の入れた力を自然に伝えるためにも、回転の力を阻害するようではいけません。そのために毛箱(フロッグ)の近くに巻き線をしたりして、重さを調節します。

肩当て

バイオリンの裏に取り付けて自然な姿勢でバイオリンを保持するのを助けます。バイオリンと肩当(肩)との間に隙間のあくブリッジタイプのものや、分厚いクッションのようになったものがあります。バイオリンは楽器が振動して音を出すので当然肩当は振動の様子を変える事があります。ブリッジタイプは高音域、クッションタイプは低音域に影響するといわれますが、同じタイプでもメーカーによってちがうし、バイオリン本体や個人の体形、いろいろな要素も関係しますから一概にはいえません。いろいろなものを試す機会があれば違いもわかるし、ブランドにとらわれずに好みのももを探してみましょう。

顎当て  

大きさ・形・素材は様々でこれも肩当と同様に音に影響しますし個人の体形に合うものを使用します。ローズウッド、ツゲなどで作られたのも多いですが、近年の工場制のものはプラスティックのものもあります。粗悪で重く、柔らかいなどの木材よりはプラスティックのほうが性能がいい場合もあります。これらは黒く塗られていて一見わかりにくいですが裏や端の部分をよく見てみましょう。厚さの違うものに変えると感じがだいぶ変わるので姿勢にきをつけても顎が疲れる人は別のものを試してみるのもいいでしょう。バロックバイオリンと呼ばれる古い時代のバイオリンは顎当がなく、その時代の楽器には顎当ての部分にはニスがはげたり跡がついているものもあります。

糸巻き ぺグ     

 この部分は粗悪なものは微調整に苦労します。ドリルで乱暴に空けられたものや左右の穴がうまくかみ合わないものもあります。コンポジションとよばれる専用のクレヨンのようなものをぺグにぬると滑りやすくなります。緩すぎるときはチョークをつけます。

アジャスター

ペグでの微調整意がむずかしい、E線などの細くて切れやすい弦の調整はテールピース側にアジャスターを取り付けて、アジャスターに弦をつけ、ネジで調節します。ある程度はペグでしておいてから微調整をアジャスターでします。アジャスター埋め込み式のテールピースもあります。アジャスターでバイオリンの表板表面に傷がつかないように気をつけましょう。テールピースも弦の振動に影響します。軽いアジャスターをE線に一つつけるのが一般的です。ペグは糸巻きがわに、アジャスターはテールピース側に弦をひっぱるので駒がねじれていないかも定期的にチェックします。

 

ななめに倒れこんだ駒 正常 ねじれた駒

駒の立て位置

弦に引っ張られてだんだんななめになったりしていないか真横からみて確かめます。fの字の下のほうの切りこみに合わせるのが基本の位置です。バイオリンを横から抱えるようにして倒れた駒をすこしずつ引っ張ります。弦の取替えのときなどに完全に倒れてしまわないようにしましょう。

真横から 真上から

 

 

消音器 弱音器

演奏用の弱音器(ミュート)と練習用の消音器(サイレンサー)というふうに言葉の違いは理解しましたが・・。駒の震動を押さえて効果を出すものが手っ取り早いですね。写真はどちらも駒に引っ掛ける感じで足をクリップのように駒に挟みます。右の方は弦の間隔と足の間隔がずれていると使いにくい。

逆にいうと駒の震動を妨げてしますといかに音に影響するかがわかりますね。

チューナー

 

小さいころからピアノなどもしていなくて、絶対音感と言うものがない・・・調弦が苦しい私を救ってくれた先生。音を出すと右上にAとかEとかが表示されて針が真中にきて緑のランプががつくとOKです。でもピアノと違ってバイオリンはどの音程も(つまりどの振動数も)連続的に出るので平均律ではなく、すこし高めに合わせます。オーケストラなどではAのピッチ(振動数)を440ではなく、少し高めに、しかも全員一緒に合わせます。このチューナーもAの設定を440以外にも変えれます。メトロノームの一緒についたものもあるようです。構造(値段の差?)によって反応がいい悪いがあるかもしれません。駒に直接着けて震動を拾うタイプもありますが、それって駒の震動に影響しないのかなと思うもので使ったことはありません。

譜面台

バイオリンは姿勢が決まっているのでそこにちょうど楽譜を持ってこないと行けません。しかも斜めに保持しまいといけないのでその辺の家具に無理においてませんか?意外と必要です。

譜面台自分で作りました!

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