♪♪ NDR(北独逸放送交響楽団) 正統独逸ヲーボエトリオ ♪♪   - Last Updated 010630 -

NDR(北独逸放送交響楽団)は、1945年に創設以来、今やベルリンフィルでさえ完全に失われてしまった、旧き良き正統独逸様式の演奏を守っており、とりわけヲーボエは3人の超人により、オケの中で圧倒的な表現力と音量を誇る正統独逸ヲーボエスタイルを未だに受け継いでいる希有の存在です。
ここでは、ぱぱーんヲーボエ三銃士について紹介します。


私が持っているNDRのCDについて、かなり推測も含め、誰が首席を吹いているかの一覧を作ってみました。
(みなさんの情報(訂正、追加)お待ちしています)
NDRアルバムディスコグラフィ/ヲーボエリスト


●Nordbruch, Heinz/ハインツ・ノルトブルッフ

NDRパパーンヲーボエの始祖。
1948年よりNDRの首席を務めた。

彼について、宮本文昭氏がパイパーズのインタビューで触れていたことがあります。凄い美音の持ち主で、宮本さんも若い頃コンサートに通いつめたらしいですが、バロックのソロアルバムを聞いてその単調さに閉口したということです。

ブローシャさん情報:
上記LP、ドイツの中古レコード屋では今でも時々見かけることができ、状態は悪いものの3枚も持ってます。
本当に美しい音で最初はびっくりしますが、装飾を全くつけずにマルチェッロやヘンデルを吹かれるとさすがにあきてきます。
しかし、オケの中であの音はさぞ冴えたことでしょう。
私が知る限り、名盤として誉れが高い、Philipsから出ているイッセルシュテット指揮のモーツァルト「偽の女庭師」は、ほぼ間違いなくノルトブルッフ氏によるものだと思います。


べびさん情報:
ヌブーというGeigerinをご存知ですか? 彼女のBrahmsのVn-Konzertのライブ録音は、Nordbruch氏が吹いていらっしゃるというウワサです。 (某日本のえらい人情報)CDはたしかフィリップスか廉価版のどっかからでてます。

ブローシャさん情報:
ヌブーのヴァイオリン協奏曲は有名な演奏なので、大吠的興味とは関係なく持っています。
48年の録音で、まさにNordbruch氏入団の年ですね。
この時代の録音はベルリンフィルのものでもほぼノンビブラートなので、 もしかするとシュタインスではなくこの人こそ、正統派独逸ヲーボエの 創始者かも知れません。
音程がちょっと吹き上げる感じで今一歩不安定な感じもしますが、 この時代には画期的な奏法だったのでしょうか。

その他:
イッセルシュテットのブラームス交響曲全集でもノルトブルッフのぱぱーんが聞けるようです。

●Zeh, Manfred/マンフレッド・ツェー

入団時期は不明。
最近(2001.6現在)、すでにNDRを引退とのこと。

少し明るめで若干音が薄い感じがしますが、ppでもffでも常に圧倒的なオーボエの音がいやおうなしに飛び込んでくるという、ぱぱーん教徒にはたまらないスタイルです。
とにかく常に「でかく」「オレのソロだぜ」って吹いている感じがします。
私の印象では、ツェーは若干禁じ手(tuttiの最後に音を残す、ピアノのところでも
満を持して主張する)を多用しているようにも聞こえ、自己中のヲーボエ吹きとしてはとても楽しめるところです。
全般的にテヌート的に吹いており、若干平面的に聞こえること、アタック時点よりその後の方が若干音のスピードが上がっているように思えることから、NDRのCDを聞いたとたん、一目瞭然でツェーが吹いている、とわかるようになってきました。

昔パイパーズで来日楽団の管楽器奏者の楽器メーカー紹介をやっていましたが、確か1980年代の記事では、Zehはマリゴー使用となっていたと記憶しています。(この企画復活してもらいたいものです)


ねほりん情報:

テンシュテット/NDRのブラームスVn協奏曲
ソリスト:ウルフ・ヘルシャー
EMI TOCE4104 国内盤で現行盤、しかもRed Lineなので廉価盤!
コッホに比肩するといっても過言ではない、絶対的圧倒的ヲーボエソロに出会えて感動しました。

IDRSのバックナンバーで以下のアルバムを見つけました
作曲家:Fasch, Johan Friedrich
曲名:Concerto for Trumpet, 2 Oboes and Strings
演奏:MANFRED ZEH and KARLHEINZ ALVES, oboes
   Hamburg Baroque Ensemble
NO:Deutsche Grammophon DGG 136-470

こんなCD(いや、CD−R)がでているのもみつけました
(通販の海賊版なのでまだ未購入ですが)
THREE ZERO CLASSICS
TH 091
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲*
リスト:ピアノ協奏曲第2番+
マンフレッド・ツェー(Ob)*
ラザル・ベルマン(P)+
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響
ロンドン響(リスト)
1982年6月、キール(ベートーヴェン)、1979年11月12日、ハンブルク(シュトラウス)、1978年6月6日(リスト)の録音


●Merwe, Paulus van der/パウラス・ファン・デア・メルヴェ

あるまじろさん情報:
NDRには88年に入団で、その前はデトモルトのオペラに在籍していました。
現在はバイロイト音楽祭の常連(勿論首席です)なのでワーグナーはお手の物です。
その他、ミュンヘンフィルにも常トラで乗っているそうです。


あと、Paulusが吹いているとおぼしきCD(モーツァルトのディベルティメント
11番)が在るのですが、本人に聞いたら「う〜ん、覚えていない!」と
言われてしまいました。でも私は絶対Paulusだと思います。
それからPaulusのソロのCDですが、家には4枚有るのですが、2枚はPaulusお手製のCDで、残りの2枚も一般には発売していないので入手困難です。
なお、Paulus自薦のCDはDGにガーディナーの指揮で録音したラフマニノフの交響的舞曲でした。


あるまじろさん情報:
PaulusのCDですが、ドイツで生活されているなら日本よりははるかに容易に入手できるかもしれません。このCDはNDRの自主制作盤で、NDRの会員組織であるRadio 3 KlassikClubの会員向けに販売さているCDなのです。会員になれば購入出来るのですが、日本からは却下されました。数年前まで、友人がハンブルクに留学していたので、その友人が会員になり購入してもらいました。現在はどうなっているか分からないので、会員以外でも購入出来るか一度問い合わしてみてください。

PaulusがSoloを務めているCDは以下の2枚

KLASSIK EDITION Nr.1
ハイドン:オーボエ協奏曲
バックはヴァント/NDRで92年1月12〜14の演奏会
のライブで会場はムジークハレ。

KLASSIK EDITION Nr.7
ハイドン:協奏交響曲
バックはエストマン/NDRで、95年3月24日の放送用
スタジオ録音です。

どこかでPaulusの先生は誰か知りたいようなのをみたのですが、南アフリカでの先生の
名前は失念しましたが、ミュンヘンでクレメントに、ベルリンでコッホに師事しています。


ブローシャさん情報:
名演として定評あるギュンター・ヴァントのブルックナー
は、6番と8番を聞きましたが両方とも彼が吹いていると思います。
長髪の独特な風貌なので映像で見ればすぐに分かります。


前のページへ

メインメニューへ

Copyright (C) Nehorin. All rights reserved.