♪♪ ハーゲン・ヴァンゲンハイムの小部屋 ♪♪  - Last Updated 010330 -

日本ではその存在もほとんど知られていないが、ミュンヘンをはじめドイツでは超有名オーボエ奏者、ハーゲン・ヴァンゲンハイム(Hagen Wangenheim)氏を日本の皆様にぜひ知ってもらおうと急遽立ち上げた小部屋です。
(とりあえず、小部屋といっても堀立小屋からスタート)


●Wangenheim, Hagen/ハーゲン・ヴァンゲンハイム

2001年に定年を迎える、バイエルン国立歌劇場管弦楽団首席、ミュンヘンレジデンツ木管五重奏団、ミュンヘン管楽アカデミーメンバー。
カルロス・クライバー、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の日本公演の際にもトップを吹いていました。
正統独逸オーボエの典型として、隠れたファンも結構(数人)います。
とにかく、pppでもppppでも、はやーいナチュラルヴィブラートを間断なくかけているのは人間業とは思えません。
ミュンヘンレジデンツ木管五重奏団のレコードのジャケットには、ひげ面でリングキーのオーボエ持ったごついおじさんが写っていました。
きっとピュヒナーとかグレッセルとか正統独逸楽器を使用していたのでしょう。

演奏に加えて特筆すべきは、フランクフルトのzimmerman出版社の作曲家別オーケストラスタディ(オーボエ版)は彼が編纂したものであり、これについての功績も是非たたえておきたいです。


<略歴>
ベルリン高等音楽院で、オーボエをシュタインスに学ぶ
その後、カッセル、次いでフランクフルトの首席奏者を務める
1969年 バイエルン国立歌劇場の首席奏者に就任


【ねほりんのCDコレクション】
ダンツィ、シュターミッツ、ライヒャ木管五重奏 ミュンヘンレジデンツ木管五重奏団(Claves)

ちょっとマイクが近いなあという録音ですが、ころころした鼻にかかった音、きれいなスタッカート、そしてはやいナチュラルヴィブラート、ドイツのオーボエの系譜を紐解く際、忘れてはいけない一枚です。

モーツァルト ドン・ジョバンニ(ハルモニームジーク) ミュンヘン管楽アカデミー(Orfeo)

ヴァンゲンハイムを楽しむためのCDのようなもの。ここのp,ppになんでこんなにきれいなヴィブラートが入るの?ってびっくりするところも多々あります。
上記五重奏よりも歌いまくっているのでうれしくなってしまいます。
気のあった仲間の楽しい、しかも骨太でかっちりしたアンサンブルです。

J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」 カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場 (D Grammophon)
(CD、DVDとも)


映像では、ご本人が煌々とソロを吹いている姿が映り、大感動ものです。序曲のソロの色っぽさはピカイチです。

ヴェルディ 歌劇「椿姫」 カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場 (D Grammophon)

椿姫は比較的オーボエが良く登場するオペラですが、並み居る歌手達よりも雄弁で気品があってしかも流れるようなレガートの演奏はついつい歌を聴くのを忘れさせてくれます

ベートーヴェン 交響曲第4番 カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場 (Orfeo)

日本公演と同時期の演奏。クライバーの見事さは言うまでもありませんが、ヴァンゲンハイムの柔らかい音、歌は、ごぉごぉ系ではないがしっかり存在をアピールしていて、ついつい実演を思い出してしまいます。


ワーグナー 楽劇「マイスタージンガー」 サヴァリッシュ指揮 バイエルン国立歌劇場 (EMI)

新しい演奏。ちょっと音が薄くなったかなという感じがしますが(おそらく楽器が変わってるのでしょう)があの音、あのヴィブラート、あの節回しは健在。


【ヲな情報】
(出所:ねほりん)

サヴァリッシュのマイスタージンガー全曲は彼が一番吹いています

昨日またまたこうもりのビデオ見ました。
ミュンヘンレジデンツ木管五重奏団のレコードジャケットには、ひげ面の
ヴァンゲンハイム氏が写っていましたが、ビデオはひげなしでした。
あの(._.)を見なくても、あの音、あのヴィブラート聞くだけですぐわかる...ある意味、
コッホ、クレメントと同等かそれ以上に識別可能な音の個性の持ち主だと思っています。


カルロスクライバー バイエルン国立歌劇場管弦楽団のベートーヴェン
交響曲第4番(Orfeo)は明らかにヴァンゲンハイム氏でしょう。
(この組み合わせの日本公演もそうでした)

カルロス・クライバーの椿姫、こうもりはともにヴァンゲンハイム氏によるものだと思います。
とくにこうもりはヴィデオ版の方で、序曲のソロにしっかりヴァンゲンハイム氏が写っているので
確かでしょう。

(出所:ブローシャさん)
ヴァンゲンハイムは、私にとって思い入れのある奏者で、定年とは
残念です。今シーズン中にミュンヘンに走ろうか迷っています。
15年以上前に、図書館で借りて聞いたレジデンツ木管5重奏団の
LPを聞いてショックを受けました。当時N響北島氏のファンだった
私は、ドイツにはその親玉みたいな人がいるのだと知って大喜び
でした。
彼の吹く代表的演奏で、まだ話に上っていない?と
思われるのは、Orfeoから出ているMuenchner Blaeserakademieの
一連の録音です。私の手元には、
グノー「小交響曲」+ドボルザーク「管セレ」
モーツァルトのハルモニームジーク「魔笛」「ドン・ジョバンニ」
の3枚があります。
他にも、R.StraussのCDが出ていたように思います。
また、ミュンヘンレジデンツ五重奏団の演奏では、上述の
Clavesの演奏のほか、同レーベルからサヴァリッシュと共演した
シュポアか誰かのピアノ5重奏曲のCDが出ており、また
CALIGレーベルから出ていたハイドンDivertiment
イベールの3つの小品他のLPを中古で持っています。
カルロス・クライバーの演奏では、バイエルン国立歌劇場
でライブ収録された「ばらの騎士」の映像でも彼が
吹いています。官能的な音楽にまさにうってつけの
音で、この演奏の価値をより一層高めているように
思われます。
もう一つ挙げれば、サヴァリッシュ指揮の「魔笛」
のCDの方(EMI)もヴァンゲンハイムのようです。
後から入れた映像の方はデント氏がしっかり写っています。
さらに渋いところでは、リヒテル&クライバーのドボルザーク
ピアノ協奏曲、というのもあります。


私は3年前ミュンヘンに住んでいたことがあり、
毎週のようにオペラハウスに通っては
Wangenheim氏とDent氏をとっかえひっかえ聞いて
いました。私の好みはやはり戦後のドイツオーボエの本流
を引くWangenheim氏で、特にモーツァルトのオペラは
最高のものがありました。

(出所:でんかさん)
僕もヴァンゲンハイム氏の大ファンです(CDでしか知りませんが)。きっかけは、ダンツィとシュポアのピアノ5重奏でした。FMでやったのをとっていて、譜面もすぐ買って学生時代よくやりました。シュポアはオーボエの代わりにフルートなので聞くだけですが譜面も買いました。サバリッシュのピアノも美しい。あの特有のビブラートがとても官能的ですよね。グノーやドボルザーク、ハルモニームジークも美しく愛聴版になっています。クライバーとのこうもりは彼でしょうか?顔と名前がよく一致してないので。

でも皆さんも彼のファンと言うことでうれしいです。周りで彼の話題を出す人なんていなかったものですから。僕の中ではクレメントとある意味同じ部類に分類されています。でもソロのCDってないんでしょうかね?


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