EuroxとG-Stringによせて・・・・

第一章  星の一秒

「星の一秒」・・・・・このすてきなタイトルの曲は、「機動戦士ガンダム」でおなじみのサンライスが製作した
ロボットアニメ「機甲界ガリアン」のテーマソングである。放映されていたのは、1984年の10月5日から
1985年の3月29日、僕が中学三年のころだ。このころのサンライズは、「重戦機エルガイム」、「聖戦士
ダンバイン」、「装甲騎兵ボトムズ」、「太陽の牙ダグラム」といった「ガンダム」の流れをくむ、硬派な
ロボットアニメを世に出していた。「ガリアン」もその流れをくむアニメのひとつである。
ストーリーはというと、征服王マーダルに滅ぼされた惑星アーストのボーダー王国の王子ジョルディ(ジョジョ)
が、アーストの先史人が残したロボット兵器(物語では、伝説の鉄巨人)ガリアンに乗って、ボーダー王国を
再建すべくマーダルと戦う、といったものである。中世ヨーロッパ的世界で、ロボットが戦うというシチュエーションは
先の「ダンバイン」に近いが、「ダンバイン」がややファンタジー色が濃いのに比べ、「ガリアン」のほうは
SF的な要素が多少盛り込まれている。まあ、それはさておき音楽の話をしよう。
 「ガリアン」の主題歌と挿入歌は、当時コマーシャルソングや中森明菜のバックバンドとして活躍していた
Eurox(当サイトの掲示板でおなじみのMNEMO氏がボーカルとして在籍)というバンドが担当していた。主題歌「ガリアンワールド」は元ブルーコメッツの井上大輔氏の作曲
(作詞はMNEMO氏と三浦徳子さん)で歌いだしの部分はBeatlesの
While My Guitar Gently Weeps にソックリだが、曲調はカンサス、ジャーニーあたりのプログレよりの
アメリカン・ロックに近い。特に間奏をバイオリンが担当するあたりはカンサスの影響と言えるかもしれない。
(あくまで僕の主観です。) 兄の影響で小学校低学年から洋楽を聞いていた僕にとって、洋楽色の濃厚な
Euroxの演じた英語と日本語が共存した主題歌はかなり衝撃的だった。しかし、その主題歌よりも、今なお僕の心に残っているのは
挿入歌「星の一秒」である。こちらはカンサスのDust In The Wind(あくまでイメージ)にも通じるバラードの名曲である。曲の雰囲気は一言でいえば「諸行無常の響きあり」である。こちらでもバイオリンがフィーチャーされていて、
曲の雰囲気作りに一役買っている。

最近、Euroxのデビューシングル”Cold Line"を入手したが、両面ともやはり
バイオリンがフィーチャーされている。こちらは両面とも英詩で、A面の”Cold Line"は井上大輔氏の作曲で
イントロは雅楽風である。これは井上氏が編曲の携わっているため、氏のアイディアとも取れるのだが・・・・・
(ブルーコメッツが「エド・サリバン・ショー」に出たときに雅楽の「越天楽」とイントロに琴を挿入した「ブルーシャトウ」
をやっていたからだけど・・・・少し安直な推理です{笑}) 個人的にはB面の“Out Of Control”(King Reguyth=MNEMO氏 詩 Eurox 作曲・編曲)のほうが好きだが。

 話をもとに戻そう。
二年前の夏、千葉テレビで「ガリアン」のOVA(TV放映の編集版とオリジナル)を見たとき、再び「星の一秒」を
聞くことができた。また、最近テレビ埼玉では「ガリアン」を再放送していた。(僕は東京在住だが、CATVに加入
しているため群馬テレビ、とちぎテレビを除くUHF局を見ることができるのだ。)最近になって再び「星の一秒」
と再会したのだ。十数年たった今聞いても「星の一秒」はいい曲である、そう思った僕はインターネットで
検索をはじめた。すると「星の一秒」のレビューを書いた熊谷氏の「霞の向こう」に出会ったのだ。熊谷氏の
レビューを読んで僕は改めて「星の一秒」の素晴らしさを感じ、氏のページの掲示板にメッセージを残した。
熊谷氏は僕を同じ「星の一秒」に感銘を受けたものとして迎えてくださった。しばらく掲示板で氏とやり取り
しているうちにG-STRINGなるバンドのページの主催者(っていうのかな)のKazui氏のメッセージに出会った。
そこで僕はEuroxのボーカルのMNEMO氏が現在G-STRINGに在籍していることを知った。さらに熊谷氏の
掲示板上でMNEMO氏に出会ったのだ。
少年時代に聞いて感動した曲の作者と出会えた・・・・ことばでは言い表せない感動を僕は覚えた。

   to be continued

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