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SWINDONという街

 

SWINDON(スウィンドン)はロンドンより西に急行列車で1時間、日本でいえば東京−沼津ほどの距離の場所にあります。この街は私の好きなレコーディング・アーティストのXTCの出身地であり、また近代鉄道産業を支えた街です。
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スウィンドンで泊まったホテルは18世紀からある2階建て+屋根裏の高さの低い建物で、レストランやパブは趣のある作りになっていて、どう見ても観光客向けのホテルのイメージなのですが、部屋にはインターネット用の電話の差込ジャックがあったり、ズボンのプレスができるようにアイロンと壁掛けアイロン台があったりと、バリバリのビジネスマンが使える仕様になっています(アイロンは洗濯物を乾かすのに使いました。便利)。

ウイークデイはビジネス客が駅前のチェーンホテルだけでなくて、駅から離れたB&Bにまで泊まっているそうです。スウィンドンで合流したXTCファンの知人は泊まるB&Bがなかなか見つからないでいました。バンクホリデーの翌朝火曜日のホテルのレストランは老夫婦の姿が主だったのですが、水曜の朝からはおじさん、お兄さんに変わっていて、面白いなあと思いました。

スウィンドンに行かれる方はウイークデイは前もって宿泊場所を予約しておくことをおすすめします。それから週末はビジネス客がいませんから、宿泊代がぐっとお安くなります。私が泊まったホテルは半額以下になりました。
Goddard Arms Hotel   アイロンとモジュラージャックのある部屋
▲昔の目抜き通りHigh Stにあるホテル。   ▲プロのビジネスマンは自分でアイロンくらいかけられるのだ。
     
といっても、スウィンドンになんか行かないわ、とお思いの方いらっしゃるかと思います。スウィンドンはコッツウォルズの行き帰りにも使えますし、ストーンヘンジより古いAveburyのストーンサークルへもバスで30分。それからスウィンドン駅前には鉄道工場跡地につくられた鉄道博物館Steam-Museum of the Great Western RailwayとアウトレットヴィレッジMcarthur Glen Designer Outlretがあります。

アウトレットヴィレッジはね、よかったです〜。普通、アウトレットというと交通の不便なところにあるので、車の使えない私には縁がなかったのですが、スウィンドンは駅前ですよ、駅前。2度も行ってしまいました(といってもかばんに入る分しか買っていませんが)。アクアスキュータムの冬のコートがなんと180ポンド! サイズもプチサイズ(日本人サイズ)があって感動。といってもやはり小さいサイズに数がないのが難点。でも一度にいろんなお店を見て回れるので、サイズを探すのにも効率がいいです。おかげでロンドンではレコード屋と本屋めぐりに徹することができました。

鉄道博物館は鉄の鋳造からエンジンの仕組み、貨車の木の組み方等々が実物やビデオで展示されており、圧巻は本物の機関車の展示です。よくメンテナンスされて、とても美しい姿をしていました。
スウィンドンにはパイン家具のお店が目につくのですが、客車の家具にはパインが使われていたので、工場閉鎖後の家具職人の転身先なのかしらん。
 
Mcarthur Glen Designer Outlet   Museum of the Great Western Railway
▲Mcarthur Glen Designer Outlet
服飾、雑貨、家具までなんでも揃っている。駐車場および駅からの送迎バスあり。子供のプレイゾーンもあるし、隣の鉄道博物館もチケットを提示すれば出入り自由なので家族連れにもおすすめ。
  ▲Museum of the Great Western Railway
同じ敷地に英国の文化遺産を調査できるNational Monuments Recordもある。アウトレット、博物館とも場所はKemble St。
  
スウィンドンの町はXTCのメンバーがことあるたびに卑下するようなつまらない町には思えませんでした。もちろん駅前に背の高いビルが立ち並んでおり古い建物が少ないので、英国の街としてはそっけない感じがしないでもありません。しかしビルが次々と作られては壊される国、しかも新興住宅地で生まれ育った私には、それは見慣れた風景で、スウィンドンは英国のどの街よりも私にとって近しい感じがあったのです。だからこそ歴史がない、という根無し感が(これは実は私にあるのですが)、時として自分の生まれた街を自嘲気味に言うのかもしれないとも思いました。
     
街から少し離れると千年単位で存在するストーンサークルや、馬や幾何学模様の地上絵があり、その一方、街をかたちつくっていた鉄道産業は百年で盛衰をし、と人間の生活のサイクルを考えさせられるのがスウィンドンという街なのかもしれません。
Aveburyのストーンサークル
▲Aveburyのストーンサークル
石の形つくる円形のなかに十字路状に村がある。Swindon bus stationよりAvebury行きバスで30分。
もちろんオールドタウンは15世紀に作られた教会もありますし、そのそばでは6人の幽霊がタバコを吸っているという話もあるくらいの場所ですから、平均的英国の昔の町並みもちゃんとあるのです。ただ街の中心がそのオールドタウンにではなく駅周辺の鉄道工場にあったというのが、スウィンドンという街を特徴つけているのだと思います。
     


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