| カトマンドゥ |
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元FASTWAYのデイヴ・キング(vo)に、元ASIAのマンディ・メイヤー(現GOTTHARD)が中心になって結成したバンドで、これは1990年のデビュー・アルバムである。日本だけでヒットしたアルバムであり、何故これが世界の国々で受け入れられなかったのか、納得のいかないほどのすばらしい出来のアルバムである。メンバーもさる事ながら、個性をしっかりと持ったすばらしいハード・ロックを聴かせてくれる。 歪んだギター音から始まる「THE WAY YOU MAKE ME FEEL」パワフルかつ不思議なテイストを持つこの曲から体が揺さぶられる。ベースの弾んだ音も強力に楽曲をサポートしている。そして、U2のカヴァー「GOD PART U」もうまくこのアルバムに溶け込んでいてかっこいい。相変わらず力強く存在感をアピールするデイヴの歌声は聴き応え充分!!コーラス・メロディのはっきりした「LOVE HURTS」はポップでついつい歌ってしまいそうなメロディである。デイヴが、かつてのバンド“STILLWOOD”で作った曲である「SOMETIME AGAIN」はアコースティック・ギターによるなんともしみじみとすばらしい名曲である。この曲の流れに身を任せてみるのは心地よい。歌メロがヘヴィな6分強のミドル・テンポの曲「WHEN THE RAIN COMES」のギャングのような雰囲気はなかなかしびれる。アコースティック・ギターによるテンポのよい「HEART&SOUL」は雲の中から聞こえて来るかのようなすばらしい雰囲気を持つ曲。ヘッドフォンで聴いていると思わずビクっとしてしまうアカペラによる始まりを持つ「READY FOR THE COMMON MAN」には恐れ入った。ハード・ロックにこの組み合わせはビックリ!!アカペラの締めくくりと共にヘヴィなギター・リフはたまらない快感。カッコよすぎるパワフルな曲で、エンディングもアカペラになり完成度の高い作りとなっている。アコースティック・ギターの始まりも見事に美しい「ONLY THE GOOD DIE YOUNG」のヘヴィさも光り輝いている。すばらしい雰囲気をたっぷりと含んだスロー・テンポの「LET THE HEARTACHE BEGIN」のメロディはあまりにも美しい。このメロディはなかなか聴けないであろう。ヘヴィで楽曲のフックもしっかりとした「MEDICINE MAN」のメロディから、聴かせるマンディのギター・ソロまでなんとも捨てがたい。ボトムの効いた弾ける「PULL TOGETHER」のサビは抜群にかっこいい。気持ちのよいいいビートを保っている。一度聴いたら耳から離れない歌詞とメロディを持つラスト・ナンバー「WARZONE」のヘヴィでアグレッシブな楽曲も文句無し。 いやいや、これほどすばらしい個性と楽曲を持ったバンドが、話題にもならなかったワールド・マーケットには失望。数多くのメガ・ヒット・バンドを見出した日本人の耳は確かである。悲しいかな、このバンドは唯一その日本人だけが支持したバンドである。 |
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