01/12/11****************Marley Live! Vol.22
偉大なるレゲエの神「BOB Marley」
多くの人々にとっては歌い手(シンガー)であり
            一部の人々にとっては聖者(セイント)だった。
悲しくなるほど、前向きで、攻撃的で、
そして優しい彼の詩は、彼の人生そのものである。
ボブの詩から、彼の人生と彼が変えたジャマイカの歴史を振り返る

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☆Smile JAMAICA
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1976年の終わり、ボブの為に用意された落とし穴はすぐそこに穴を開けていまし
た。ボブの帰国を待ち構えていた、政治家という名のバンパイアたちは、連日ボ
ブの家をノックしました。

「ジャマイカの混乱を治めてくれ。。。」
「民衆のために、コンサートを開いてくれないか。。。」
「私たちにも、そのコンサートを手伝わせてくれないか。。。」

当時、ジャマイカの中で対立し、国内の混乱の原因であった2つの政党「民主社
会人民国家党(PNP)」と「ジャマイカ労働党(JLP)」の政治家たちが、
お互いの隙を見ては、入れ替わり立ち代りボブの元を訪れました。

彼らの目的は一緒。『英雄ボブ・マーリィのコンサートを自分たちの政党の政治
的なイベントに仕立て上げること』でした。彼らは敵対する政党を出し抜いて、
ボブを自分たちの政党のシンボルにすることに、互いに躍起になっていました。
そう、来る総選挙での自分自身の勝利のために。

ボブはすべてを理解し、その“誘い”を拒み続けました。もともと、政治的に利
用されるのが嫌いな人でした。彼自身を政治上の“イズム(主義)”と結びつけ
ようとする策略を、つねに嘲笑していた人でした。

しかし、それ以上に民衆の為に、嘆き悲しむものの為に、解放の為に詩を歌いつ
づけた人でした。。。
マシンガンと血と涙の中での生活を余儀なくされていた民衆をほっておけはしま
せんでした。

ボブは自らの意思でコンサートを開くことを決意します。それは、どこの政党の
為でもなく、嘆き悲しむ民衆のために。それは、一片の「イズム」も入る余地を
許さず、「スピリチュアル」なものの為に開かれるコンサートでした。

すべての民衆の為に、入場料は無料。そして、そのコンサートに付けられた名前
は「スマイル・ジャマイカ」コンサート。

『スマイル・ジャマイカ───批判するよりも、まずは笑ってごらん。島の連
 中を正しい方向に導こう。その為に今夜、神に手を貸してもらうんだ。
 悪魔の呪文を払いのけ、井戸に新しい水を注ぐのさ。それから、にっこり笑
 おうぜ!』

人々は、そのストレートでピースフルなボブのメッセージに酔いしれました。
そして、誰もがコンサートの当日1976年12月5日を心待ちにしたのでした。


「LIVELY UP YOURSELF」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■╋
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You're gonna lively up yourself
Don't be no drag
Lively up yourself
Cause reggae is another bag
Lively up yourself
And don't say no
You're gonna lively up yourself
Cause I said so

Here's what you gonna do
You rock so, you rock so
Live ya never did before
You dip so, you dip so
Dip through the door
You shank so, you shank so, oh well
You come so, you come so, oh yeah
Be alive today

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「元気をだせよ ウジウジしないで
 元気でいこうぜ だってレゲエはいい感じ
 元気をだせよ ウダウダいわずに
 元気でいこうぜ だってオレが言ってるんだ

 いままでないくらいに イカしてやるさ
 はいりこみなよもっと オレを通してはいりこむんだ
 言いたいことは言おうじゃないか
 今晩もイキイキ生きようぜ」

              ※訳文は私の勝手な解釈を加えてあります。
╋              正確な対訳ではありません。ご了承ください。
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ボブのジャマイカ凱旋公演ともなる「スマイル・ジャマイカ」コンサートの開催
がリリースされるやいなや、火薬と血の匂いがたちこめる陰鬱な雰囲気だった島
が、喜びと期待の溢れるまさにライブリィな雰囲気に一変しました。

ボブのミュージックの持つフォースは、国の混乱さえも超えるものであったので
した。

しかし、そんな影響力を持ったボブだったからかもしれません。ボブはもうすで
に、政治の落とし穴、泥沼に否応なしに引きずりこまれていました。

ボブを取り込もうと目論んでいた政治家たちは、自分たちの思惑通りにいかなか
った時のボブを恐れていました。

政治家たちを動かしたものは、ボブに対する怒りよりも、恐れ。。。
国民の誰しもが待望する「スマイル・ジャマイカ」コンサートの前々日、
12月3日にその悲劇は起こりました。


         ☆  Jah Rastafari!  ☆