卒業論文

『MIDI、ゲームミュージックの社会学――高度情報消費社会論・試論』

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※html版コピペ

 

・目次

 

1.0  MIDIという技術

1.1  脱政治化するサブカルチャー

1.2  音楽、ジャンル、MIDIというジャンル

1.3  MIDIとは何か

1.4  日本における情報消費社会化の変遷

 

2.0  MIDIという歴史

2.1  MIDIの受容の歴史分析

2.1.1  「個人作曲家」――音楽的MIDI利用

2.1.2  「パソコン通信」BBS文化とMIDI

2.1.3  ゲーム・ミュージック、第二、第三のMIDI

2.1.4  MIDI――DTMの二次創作化

2.2 〈送り手/受け手〉の「MIDI」――インタビュー調査

 

3.0  MIDIの社会学

3.1  メディア論としてのMIDI

3.2  「ベタ」化するMIDI

3.3  MIDIと近代的理念

3.4  情報化と戯れ――後近代的理念

 

4.0  結語

4.1  高度情報消費社会論・試論

4.2  結語

 

引用・参考文献

 

計49P/43,129字です。

1.2及び2.2の文章はもっと削れるような気がします。

 

※補注

1.アポリア(p.11L26) 難題、難問のこと。

2.エートス(p.22L20) 倫理的な生活態度のこと。

 

※訂正

(p.46L11)加藤寛,2001→加藤覚,2001

 

※はじめに

残念ながら現在では音楽著作権管理上の問題からオンライン 上では下火になってしまったが、

1990年代半ばにおいてはMIDI(Musical Instruments Digital Interface)というプロトコルを利用した音楽配信形態が広く存在していた。

この時代においてしかしMIDIという通信規格は、技術でありながら文化でもあった。これには一体どのような背景があったのだろうか。

新しい技術が社会的に受容されていくまでにはその背景、文脈が必ず存在する。

しかし、MIDIはこれまで社会学的な考察がなされてきていなかった領域である。

そこでこの論文では、以降大きく分けて3つの分析を行う。

それはすなわち@MIDIの技術的な歴史、及び文化的な歴史の分析、

AMIDIの文化的な歴史に見るコミュニケーションの変容の分析、

BメディアとしてのMIDIが示唆する現代のコミュニケーションの変容の分析である。

 

※MIDIとは・・・

MIDIは1983年に誕生した通信の一つの規格である。

すなわちMIDIはそれまで各社の製品毎にバラバラであった電子楽器間の通信を統一するために、

日本の楽器メーカー数社の会合の結果をもって生まれたものであった。

しかし、こうして楽器のために(音楽のために)誕生したMIDIは1980年代にパソコン通信(BBS)文化や、ゲームカルチャーと相乗し、

1990年代の初頭には独自の形態を持つMIDI(DTM )文化に発展した。

こうした歴史の結果MIDI文化の最盛期であった1995年頃にMIDIは@通信規格

Aファイル形式BDTM文化という3つの意味を併せ持っていた。

 

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