| spanish pop  - スペインのバンド紹介.

 

s/t / minema
(1995)siesta 
(MLP)

 

un plato pequeno / jonipai
(2000)jabalina musica
(CD)

スペインのindie popを代表する人気レーベルsiestaからリリースされたこのminemaの1stMLP.

僕は大好きなんですが、世間的には人気が無いみたい. でも内容はギリシャの人気indie popバンドone night suzan(the croonerの前進バンド)の楽曲をベースにスペイン語Vo.で打ち込みをやっているみたいな感じ でしょうか. a-3"de flux en flirt"のストリングス&チープ打ち込み、へナチョコ男Vo.の組み合せは聴いたら好きになる人もきっと多いと思います. お薦めはb-1の"loveless"と言う曲. 疾走するギターに効果的なハンドクラッピング&ヘナ男Vo.、更に美声女コーラス・・・とindieファンの心を直撃する1曲だと僕は 勝手に思っています.

  本当に人気が無いらしく、中古レコード屋さんで¥500以下でゴロゴロ転がっていますが、内容はそれ以上の価値はあるので見かけたら買って見て下さい.

今やスペイン第三のレーベルにまで成長したjabalina musicaからリリースされているにも関わらずイマイチ人気(知名度)が無い様に思われるこのjonipai. リリースされた当時からさほど話題にならなかった様な...
しかし内容が悪いのかと言えばそれは大きな間違い! スペイン語版po!みたいな女子Vo.&泣けるメロディにピアノがステキな"bungalow"、シンセアレンジ+ピアノがまたまた涙を誘う"el mar dibujado"、一転して楽しげに演奏される男女混声疾走ソング(パッパラコーラス&ハンドクラップ付き!)"paperclip people"...etc、スペイン語Vo.がOKなindie popファンなら絶対に気に入るクオリティの高さなんです.
  余り近い音を出しているバンドがパッと思い浮かばないんですが、me enveneno de azulesをちょっとしっとりとさせた感じかな? ともかくスペインindie pop好きなら買って損は無いと思います.

   

susupiciously high / nothing
(1997)elefant
(LP/CD)

 

canciones para un desa yuno / zipi zape
(2002)jabalina musica
(CD)

多分、teenage fanclubが人気あるせいだと思うんですが、実はスペインと言えば良質のteenage fanclubフォロワーが多数存在する国だったりします. このnothingもそんなtfcフォロワーの内の1つ.

彼らの音を例えるならtfc+the posiesと言った感じのちょっぴり哀愁感漂うギターポップ. ミドルテンポの泣きメロ+控えめなコーラスがグッと来るt-1"how to destroy rock"、ちょい疾走しててtfcジェリーの楽曲みたいなt-2"dumbo"、ギターポップ系のクラブで受けそうなt-10"frisbee"・・・となかなかクオリティが高くお薦め出来るバンドだと思います.

 今作が2ndアルバムにあたるのですが、1stアルバムも同系の内容でお薦めなので合わせてチェックしてみて欲しいです.

最近立て続けに好盤をリリースしていて、indie popファンの間でも認知度が高まっているレーベルjabalina musicaから出されたzipi zapeの1stミニアルバム.(過去にelefantから7"を1枚リリース)
彼らの音を例えるならば、elefant期のlos flechazosをヘナチョコにして打ち込みを加えてよりindieにした感じ? イントロからホーンとシンセが響き渡るt-1"fuera de lo normal"、ちょっぴり切ないメロにハモンドオルガンの組み合わせがカッコ良いt-5"lo que me falta"...等.
  ほんの少しだけ声が低いスペイン語Vo.が気になる人もいるかもしれませんが、spanish indie pop好きなら押さえて置いて損は無い1枚だと思います.

   

apple taste / the happy losers
(2000)rock indiana
(LP/CD)

planeta trola / ecuanimes
(2001)federacion de universos pop
(CD)

先述のスペイン2大indieレーベルsiestaとelefantよりは後発ですが、近年ギターポップの分野においてその2つを凌駕する勢いのrock indiana. これはそんなレーベルの看板バンドthe happy losersのアルバム.

彼らの楽曲には全編に渡ってハモンドオルガンが響き渡っていて全曲素晴らしいのですが、特にcessnaの"my blue anglia"並に爽やかなt-2"the happy losers"、緩やかなメロから一転してサビでコーラス爆発(本当にステキ!)な名曲t-5"fortimbras"、絶妙なコーラスワーク&疾走感は人気 ギターポップバンドaerialを超えるt-12"el chico sin razon"と捨て曲一切無しのスペインindie pop屈指の名盤だと思います.

 ハモンドオルガンの使い方や雰囲気は同郷の先輩バンドlos flechazosの影響も色濃く感じられるのでネオネオモッド好きの人にも聴いて見て欲しいですね. これはギターポップ好きなら必須アイテムだと思うので、未聴の方は今すぐ注文して下さい!(笑)

詳細等まったく不明ですが、僕の中では打ち込み系の理想型と言えるステキなバンドecuanimesの1stアルバム.
どんな音なのかと言うと、メロディのしっかりした打ち込みサウンドで、優しげな曲あり、疾走曲ありとマジでお薦め!例えば、us indie popみたいにキュートかつ哀愁メロが胸を詰まらせるt-3"me hago un lio"、ドリーミー打ち込みサウンド究極の理想型(<僕評価)、the recordsの名曲中の名曲のグレイトカバーt-6"starry eyes"、同じくスペインのindieバンドniza好きは確実に即死するt-13"inspiracion"...and more!
  その他のスペインindieレーベルと違い流通がしっかりしていない為か、余り日本に入って来ていないと思われますが、この文章を読んで興味を持った人なら海外通販してでも手に入れる価値はある1枚だと思います.

   

 pideme un deseo / la monja enana
(1999)elefant
(CD)

la vuelta al mundo en globo / shizuka
(2003)elefant
(CD)

spanish indie popってキュートな打ち込みものが盛んな気がするんですが、このla monja enanaのシングルなんかも正にそんな感じ.

思いっきり舌足らず(笑:音痴?)なキュート女Vo.にチープな打ち込みサウンドが絡む ヘタッピだけれど愛すべきバンド. チープなディスコサウンドで脱力させるt-1"cartas de amor"、音痴とヘナチョコの境目を綱渡りしている(でもそこが魅力!?)t-4"casa de munecas"、上記2曲の魅力(?)を併せ持ったキュートディスコ! なt-5"por amor al arte"・・・とクセはかなり強いですが、聴いている内に段々とハマッて来る事請け合いです.

  同郷のnizaやヘナチョコ打ち込みで人気のsupercute等が好きな方なら間違い無く好きな音だと思います. マストでは無いけれどこう言うのを聴くのもたまには良いんじゃない?みたいな...(笑)

'03にデビューしたスペインバンドの中で最も輝きを放っていたのがこのshizukaだと思います. これはそんな彼らの記念すべきデビューCD.(全5曲)
音の方は最近スペインindieシーンで多く見られる打ち込み主体のindie popって感じかな. sing-singにも通じるたまらなくキュートで透明感のある女性Vo.が最高なt-3"en tu portal"、new orderっぽい雰囲気の"eurogothpop!"、st. etienne風のイントロや男女混声Vo.がステキな"shizuka"...等、打ち込み系indie popが好きな人は絶対チェックして欲しい素晴らしい1枚です.
  日本での流通がしっかりしているレーベルelefantからのリリースなので、HMVのweb通販とかで購入出来ると思います. お薦め!

   

duty / automatics
(1999)elefant
(CD)

3 close mates / art school
(2000)bip bip
(CD)

得てして短命に終わりがちなindie popバンドの中では比較的長い活動歴を持つこのautomatics.(ヨシノモモコさんのバンドとは関係ありません)これは彼らの3rdアルバムになります. 彼らの音を一言で表現するならば"スペインのthe jesus and mary chain"が最も適切でしょうか. 特に今作では"popになったジザメリ"と言った感じ? 想像するだけで未聴の方にもその良さが伝わりそうですよね? 優しさに包まれた美しいメロディが印象的なt-5"she used to make me smile"、サイケなイントロ&スロウなファズギターが響き渡るt-6"they will be forever"、あからさまにジザメリなんですが死ぬ程カッコ良いt-9"unlucky day"と名曲揃いの1枚.

 こう言ったシューゲイザーとギターポップの中間みたいな音は、ともすればどっちつかずになってしまい がちですが、このautomaticsに関してはその心配は要りません. 彼らのアルバムはどれもクオリティが高いので気になった方はぜひチェックして見て下さい.

これまでネオアコ/ギターポップを中心に聴いていた僕が"(ネオ)モッドも結構良いかも?"って思うきっかけなった1枚. これはスペインのneo neo modバンドart schoolの2ndアルバムです. 音の方はギタポ好きでも抵抗無く聴けるヘナチョコモッドって感じ(笑)なので逆にリアルモッドの人の評価は低いかも知れません. でもギタポ的にはとにかくアルバム通して疾走してて最高!
  小気味良いビートと男気溢れる疾走感がステキなt-3"your little sister"、切なメロとサビの盛り上がりが秀逸なt-6"lemon pop song"、そしてアルバムのハイライト! 人気バンドlambrettasのカバー曲t-9"dance"が素晴らし過ぎ!<この1曲だけでも聴いて欲しい です.

  ギターポップとモッドと言う2つのジャンルをクロスオーバーした好盤だと思いますので、 ぜひチェックして見て下さい.

   

tu voz en color -un sincero homenaje
 a los flechazos- / v.a. (2000)bip bip
(LP/CD)

haciendo astillas el reloj / los flechazos
(1996)dro
(CD)

これは僕がスペインのバンドの中でも1、2を争う位に大好きなバンド、los flechazosの解散を惜しんで作られた彼らのトリビュートアルバム. 参加バンドは全てスペインのバンドで構成されていて、彼らが本国スペインでいかに愛されていたのかが良く伝わる素晴らしい内容となっています.

  los flechazos自体が"スペインのmakin' time"と形容されていた様に全体的にspanish neo modな音作りで、ライブで盛り上がりそうな"no voy a cambiar"をカバーしたla ruta、ハモンドオルガン&甘ギターがマジ泣き出来る"no hay solucion"をカバーしたmatamala、疾走するハモンドオルガンが印象的だったロスフレの名曲"fiebre"をキュートガールポップ風カバーが素晴らしいlos fresones rebeldes、名曲"en tu calle"を超疾走ナイスカバーのart school、そしてラストに収録のこのアルバム中最も知名度のあるthe happy losersがカバーするのは、聴いているだけで(口ずさんだり)元気が出てくる"quiero regresar"・・・とにかく素晴らしいの一言に尽きます.

  ロスフレ好きは元より、spanish pop入門編としても使えるこのトリビュート盤. ジャケデザインの素晴らしさも含めて、お薦め出来るステキな1枚.

ラストはやっぱり偉大なるバンドlos flechazosをご紹介したいと思います. よく僕が"ロスフレ大好き!"みたいな話をすると多くの人は賛同してくれません(笑) それは何故かと言うと多くの人は彼らのelefant時代の音源しか聴いていないからだと思うんです. 意外と知られていないことですが、彼らはelefant時代の2枚のアルバムの前にも多くの作品を残しているんです.(dro時代) これはそのdro時代の楽曲を集めたベスト盤にあたります.
  ちょっぴりヘナチョコモッドなelefant期も僕は好きですが、やっぱりこのdro期の音源には敵いません. 全編に渡ってブリリアントメロディなネオネオモッドって感じで本当にステキ! クラブ映えしそうな疾走パッパラソング"callejear"、効果的なハモンドオルガン&スピード感がギターポップ好きの心を奪う"quiero regresar"、鳴り響くホーン&ハモンドオルガンが最高なミドルテンポの名曲"luces rojas"、ネオモッド的に見てもかなりヤバい正統派モッドソング"el hombre que confundia los sentidos"、そしてかのmakin' timeの"here is my number"的な高揚感溢れる名曲"a toda velocidad"...etc、とにかくあなたのlos flechazosのイメージを180度変える事間違い無しの1枚です.
  さて、このdro期の音源ですが、ep/LP共に日本では余り見かけることがありません. 海外だとネオモッド的な評価をされていてプレミア付けているお店もあったりしますので要注意. 音を聴くだけならこのベスト盤CDが一番お手頃だと思います.