イケイケ歯医者の詰め物
(2003年3月10日)

今日、歯の詰め物がとれてしまった。この詰め物には思い出がある。

今日、歯の詰め物がとれてしまった。

もう10年近く前になるけど、職場のある品川で治療を受けたところだ。
割と大きい歯医者で、治療台が10台くらいあり、医者もそれだけいたんだけど、いかにも経験の浅そうな若い医者がついた。

奥歯の虫歯を治療してもらおうと思って行ったら、「さらにその奥の親知らずが邪魔なので抜きましょう」というので抜かせた。
「半分埋まった状態ですので、ちょっと歯茎を切って、ドリルで親知らずを砕いてから抜きます。なに、口で言うほどたいしたことではありません」てなことを平気な顔で言う医者だった。
「痛かったら左手を挙げてくださいね」と言う。抜歯中、唾液がたまって苦しくなってきたので左手を挙げてみた。なのに、やめてくれない。そのまま咳き込みそうになって身動きしたら、やっとドリルを止めて「危ないじゃないですか」とか文句を言ってきた。このときはさすがにこちらも怒った。

そんなこんなで親知らずを抜いたら、「抜いた後が落ち着いて、歯茎が回復してきたら、問題の奥歯を治療しましょう。それまでは他のところを」って言う。そこで他の歯の治療になった(いいかげん、このときにやめておけばよかった)。

このときも、「詰め物は、金をベースにしたものの方が、歯にしみなくていいですよ。保険は効きませんが」とか高いものを勧めてくる(ここら辺で、僕は彼を「イケイケ歯医者さん」と名付けた)。

それはいいとして、治療が進み、型をとって出来上がってきた詰め物を、仮に歯に装てんしたとき、ぴったり合ってしまって抜けなくなった。しばらくいろいろ試してみてもはずれない、と突然。
「いや、接着剤を使うより、自然にはまった方がいいんですよ」とかこの医者は言い出した。って言っても、あくまで仮装着のつもりだったから、ちゃんと消毒とかしたのか? 問いただしたんだが、どうも要領を得ない。よくわからんままに、結局接着剤なしでそのままになった。

その詰め物が今日はずれたのである。

ちなみにその歯医者は、「次の予約はいつにしますか」と言ってきたので、「ちょっと仕事が忙しくなってきたんで、またこちらから連絡します」と答えて、そのまま逃げた。

問題の奥歯は、結局地元の歯医者で治療した。

今日はずれた詰め物はどうしたかって? またはめてみた。そしてまたまたぴったりはまっている。でもやっぱだめかな、このままじゃ。