Special Choice (Players)

ご承知の通り下手じゃ出来ないMETAL界には凄いプレイヤーが沢山いる.私自身好きなプレイヤーを挙げるときりがないがここではその中でも特に好きなプレイヤーに着目していく.

 

James Murphy

<HISTORY>彼の名を最初に耳にしたのは当時AGENT STEELが活躍していた頃である.AGENT STEELも私が好きなSpeed Metalバンドの一つである(←と書いた当時はまさか再結成し,しかも私自身日本語サイトを作成することになるとは予想だにしなかった).VoのJohn Cyriisが素晴らしい性格のお方だったそうで,2枚のアルバムとEP一枚しか出していないのに,なぜか元AGENT STEELのGは6人もいる.そのうち,1stで弾いているKurt Kilfelt は特に素晴らしいギタリストである(であった?).・・・おっと,話が逸れてしまった.2枚目のアルバムを発表した後にレコーディングに入っていたAGENT STEELであるが,不祥事を起こしバンドは解散してしまう.一部で「凄腕」との評判であったJames MurphyのGは結局ここでは聴くことができなかった(後にライブ音源だけが出た).その後,HALLOW`S EVEに加入したが,ここでも音は出ぬままバンドは消滅(?)してしまった.James Murphyのプレイが正式に聴けたのはその後のDEATHの3rdアルバムの「Spiritual Healing」である.そのGプレイは期待を裏切らない素晴らしい物であった.このアルバムに参加して以降,彼はDeath Metalバンドに席を置くようになり,一部では「Death Metal界の・・・」と形容されたが歴史をたどるとそういうわけでもないのである.DeathのChuckと意見が合わなかった(?)James MurphyはGのAllen West が脱退した直後のOBITUARYに参加し,2ndアルバム「Cause Of Death」(1990)で流麗なソロを聴かせている.その後,Obituaryと同郷フロリダのDeath Metal バンドCANCERに参加し,2nd「Death Shall Rise」(1991)でLead Guitarを弾いている.正直言ってCancerは大したバンドではないが,Gソロだけでも聴く価値があるアルバムである.この頃は他のバンドに参加しまくりで,GORGUTSの「Considered 〜Dead〜」(1991)で1曲,MALEVOLENT CREATIONの2nd「Retribution」(1992)の中で約5秒間のソロを弾いている(笑).たかだか5秒でも,彼のプレイということがはっきりわかってしまう個性は凄い.同時期にSOLSTICEのデビューアルバム「Solstice」(1992)でも3曲でソロを弾いている.その後,待望の自らのバンドを結成する.言わずと知れたDISINCARNATEである.実に素晴らしいアルバムが完成したわけだが,いろいろな事情の末,結局「Dreams Of The Carrion Kind」アルバム一枚のみで活動は終えている.そのころ,(もう,ベテランの)TESTAMENTはAlexに替わるGを物色中.好きではないけど,確かにテクニックはあったAlexの後が勤まるGなんて限られている.・・・ということもあって(?)James MurphyはTESTAMENTに加入してしまった(涙).そして,TESTAMENTとしては久々の「Low」を発表.さすがにTESTAMENT なだけあって,クソつまらない曲ばかりではあるが,James MurphyのGは実に素晴らしい.更にJames Murphyとしては初の同じバンドでの2枚目「Live At The Fillmore」ではLiveでの実力を十分すぎるほど見せつけている .その後,Soloアルバム「Convergence」も発表し着実にギタリストとしての地位を築いている.TESTAMENT解散に伴いうまくTESTAMENTから脱退できたJAMESであるが(結局,また再結成した活動してねえ時に解散やら再結成するな!ややこしい),ベルギーのDeath Metal バンドKONKHRAの4thアルバムでGを弾いている.流石・・・といった感じ.更に・・・あ〜っ,面倒臭い・・・もういいね.

<PLAY STYLE>うちのサイトのヘビーユーザーの方やメタル歴の長い方で彼の名前を聞いたことのない人はもはや皆無であろう.基本的にメジャーなものは扱いたくないひねくれ者の私だが,やっぱり彼のギタースタイルは初期から凄かったし,異までも無視できない凄さがある.で,一応彼のことをよく知らない方のために彼のプレイスタイルついて述べる.クラシカルなフレーズを用いた粘りっこい音をベースにしたビブラートの効いたゆったりとしたソロから急激に暴走したかのように加速する速弾きといった静と動が一瞬にして豹変する.そこには独特の美が存在する.ここのページに挙げたプレイヤーはすべてそうだが.特に彼の音色は例え一音だけでも誰でも判るというくらい凄く個性的である.

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Josh Christian

<HISTORY>彼も凄いギタリストである.でも凄くマイナーである.TOXIKという,知る人もあまりいないバンドの中心的存在.一般のThrashファンには美しすぎ,美しい物好きな人にはマイナーすぎ,おまけに某B誌には適当にあしらわれたかのように評されてしまっては売れようがない,・・・といったバンドであったため,いくらGが巧いところで,何の注目もされなかった.METALLICAあたりが一言「あいつらは凄い」発言をしていたら,間違いなくギターヒーローである.TOXIKのデビューアルバム「World Curcus」から思いっきり飛ばしまくっていた.この作品はあまり日の目を浴びなかったがかなりの名作である.ギターが突出しているものの,他のパートも充分に素晴らしい異常なほどのテクニカル集団である.更に2ndアルバム「Think This」ではもう止まらない・・・というくらいガンガンにテクニックで攻めまくる.ソロパート以外でもちょろちょろ小技を出しているんだが,ギターソロは平均すると一曲1分くらいとかなり無茶やっている.リフも異常にキメが多く無茶苦茶複雑.WATCHTOWERなどが好きな方には是非お勧め.なおVoは1stと2ndで異なるが,いずれもWATCHETOWERより遥かに聞き易い巧いハイトーンである.

<PLAY STYLE>かなり自由度の高いクラシカル〜ジャズ〜フュージョン系のメロディアスなギターを聴くことができる.とにかくド派手なメロディーにクリーンな音質である.仮にRoad Runnerと契約できなかったとしても即座にShrapnelが契約するでしょうって感じにとにかくそのテクニックは尋常ではない.ギターで様々な効果音を表現できるといったかんじで本当に変幻自在.特に,トレモロアームを用いた流れるような美しいフレーズは素晴らしすぎる.私思うにメタル界で最も凄いテクニックの持ち主ってこいつじゃないかと思うのですが.バンドとしても半端じゃないから絶対にチェックするべし.

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Ken Jacobsen

<HISTORY>彼ほど職人気質の強いこだわりのギタリストもいないだろう.デンマークで生まれ育った彼は地元で84年頃はDARK MISSIONというバンドでプレイしていた.その後,パワーメタルバンドAVALONを結成,アルバム「Unleasehd Power」とEP「Realm」を87年に発表した.これらは今では殆ど入手困難であるが,当時から個性的なリズムチェンジを用いたリフワークは健在であった.なお,UNLEASHED POWERのデビューアルバムに収録されている曲のオリジナルヴァージョンも聴ける.その後,ニューヨークに移り住んだ彼はAVALONよりもThrash色の強いバンドUNLEASHED POWERを結成した.92-93年にデビューアルバム「Quintet of Sphere」をリリース.ベーシストの事故死などによって一時活動停止を余儀なくされたが,よりヘヴィーな音となってバンド名表記をU.P.と改め,大作「Mindfailure」を97年に発表した.徹底したリフへのこだわりが聴けるお勧めの名作である.この作品はなんとアナログ録音,真空管アンプを使用しサンプリング,キーボード一切無しと徹底してアナログにこだわっている,ある意味時代に逆行した作品である.その個性溢れるギタープレイがきっかけでJackson Guitarと契約し,1999年にはE.P.「Absorbed」を発表した.このE.P.は新たに書いた曲は一曲だけであとはずっと暖めていた曲だそうだが(もちろん,全部未発表曲),完成度は高い.また,Jorg Michaelにドラムをサポートして貰っていたが,最近ようやく新ドラマーが決定し,次作への期待も高まる.

<PLAY STYLE>当初はかなり派手めなスリリングなソロが主体だったが,寧ろ最近はソロは押さえ気味で,彼の得意とする楽曲で彼特有のリフが一番の売りである.非常に複雑なリズムチェンジを繰り返す起伏の激しいリフとじっとりと重くのしかかるような粘りけのある音質は非常に個性的である.特に彼の自信作である"Gateway"ではベースのリフにいろいろと脚色しながら様々な表情を出すという非常に完成度の高いリフワークを見せている.ヘヴィーであり且つ独特のウェット感を感じる叙情的な音質である.ソロは最近は押さえ気味と言っても曲の表情を出すために非常に効果的であり,彼も好きなギタリストとして挙げている(しかも,彼が愛用するJacksonギターの発展に大いに貢献しながら若くして他界した)Randy Rhoads的な繊細かつ大胆なソロは正直言って,時代には逆行したスタイルである.しかし,70年代から80年代初期のアナログ世代の“本当に泣いていた”ギターを奏でていたギターヒーローに通じる暖かみを感じる.

(Promo Movie MP3, 3.2mb)

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Kurt Kilfelt

<HISTORY>彼の名を最初に耳にしたのは当時AGENT STEELが活躍していた頃である.AGENT STEELも私が好きなSpeed Metalバンドの一つである(←と書いた当時はまさか再結成し,しかも私自身日本語サイトを作成することになるとは予想だにしなかった).VoのJohn Cyriisが素晴らしい性格のお方だったそうで,2枚のアルバムとEP一枚しか出していないのに,なぜか元AGENT STEELのGは6人もいる.そのうち,1stで弾いているKurt Kilfelt は特に素晴らしいギタリストである(であった?).おっと,ここまではJames Murphyと何ら変わらない.しばしば,AGENT STEELは2ndよりも1stの方が良いと言われる.当然のことである.なぜならば1stの「Skeptic Apocalypse」(1985)はKurtが弾いているし,曲作りにも関わっているから.AGENT STEELを脱退したKurtはHOLY TERRORを結成し,その才能を発揮している.まずは,1stの「Terror And Submission」(1987)(後に「Holy Terror」として発売)を発表,その独特のリフワークと曲構成はすでにこのころ確立されている.2nd「Mind Wars」(1988)は予想に反してなぜか日本盤がリリースされている.が,あまり人気はなかったようだ.私には名盤中の名盤である.仰々しいほどの曲構成は絶品である.他の仰々しいバンドとは異なる難解なメロディはKurtならではと言えよう.このアルバムはKurt自らプロデュースしていることからもこの作品に対する意気込みを伺い知ることができる.しかし,その後HOLY TERRORがどうなったか不明でる.Kurtに関しても不明である.ご存じの方はご一報をお願いします.←と書いた当時,まさか本人と直接連絡が取れるなんて夢にも思っていなかった.彼に尋ねたところまだ音楽活動は行っているそうで,Loadlevelersというバンドをやっているそうである.音は聴いていないが,彼がAGENT STEEL時代にツインギターの相棒であったJuan GarciaによるとPunk系のサウンドだそうだ.

<PLAY STYLE>彼はJuan Garciaと共に初期Speed / Thrash Metal界においてはギターヒーロー的な存在であった.AGENT STEEL時代はJuanと絡み合うギターが最大の持ち味であった.かなり勢い任せの感があるものの,その土台には非常にレベルの高い技術がある(そもそも,AGENT STEELに在籍したギタリストは総て技術が非常に高度だったし,今もそうであることは言うまでもないが).とにかく彼のギターソロには他のギタリストが用いるようなメロディーはなく,彼だけのオリジナルのフレーズのみしか存在しない.非常に乱暴でありながら繊細な音である.特にHOLY TERROR時代になるとかなり狂気じみたリフメーカーとして(低音速弾きソロのような恐ろしく殺傷力のあるリフ,ベースも強烈)凄かった.

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Steve Flynn

<HISTORY>Thrash Metal〜Death Metalといった音楽はスピードに固執する(しなければならない)所があり,必然的にドラマーへの負担がかかる.極限のスピードの中で表現力豊かなドラマーがしばしば名ドラマーとして取り上げられる(Dave Lombardo, Pete Sandovalなど).ここで取り上げたSteve Flynnは全く異なるタイプのドラマーである.彼はATHEISTのDrとしてデビューアルバム「Piece Of Time」(1989)で見事なドラミングを披露している.ただし,この作品では“普通に凄くうまい”程度である.彼の真の実力を知ることができるのはATHEISTの2ndアルバムに当たる「Unquestionable Presence」である.この作品はバンドの中心人物であり,1990年にツアー中の事故で亡くなったBaのRoger Pattersonへの追悼的な意味あいの濃いアルバムである.Rogerが築き上げようとしていたATHEISTの世界を残ったメンバーで完成させたのだ(Baは同郷のCYNICTony Choy).そういった背景のもとで作成された「Unquestionable Presence」で聴けるSteve Flynnのドラミングは正に神憑り的であり,聴くだけでもかなりの集中力を要する力作に仕上がっている.両手・両足をくまなく使い,微妙な力加減で曲をもり立てる.大親友Roger Pattersonのために精魂使い果たした・・・ともいうべきこのドラミングを最後にATHEISTを脱退してしまった.なお,彼は元ATHEISTのKelly ShaeferによるとATHEIST脱退後,大学へ進み,現在コンピューター会社に勤務しているそうだ.音楽活動は行っていないが,Kellyは再結成をほのめかしている.この辺のことは近々正式にKellyに尋ねる予定.

<PLAY STYLE>とにかく湿舌に尽くしがたいあまりにも超越しすぎたテクニックとセンス.ATHEISTの1stアルバムでは曲が比較的ストレートだったため,Gene Hoglan程度に凄いドラマーかと思っていた(Geneも天才的なドラマーであり私も大好きだが).しかし,2ndアルバムで彼はベールを脱いだ.私は最初に聴いたとき自分の耳を疑った.そのあとは何度聴いても苦笑いしかでない.そう,そこまで凄いのだ.これははっきり言って人間業とは思えない.その手数,足数の多くて複雑で繊細で正確でパワフルで切なくてセンス良くて格好良くてとにかく凄くって・・・複雑で繊細で正確でパワフルで切なくてセンス良くて格好良くてとにかく凄くって・・・複雑で繊細で正確でパワフルで切なくてセンス良くて格好良くてとにかく凄くって・・・やっぱり文章では書き表せません.聴いて下さい.

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Tony Choy

<HISTORY>ヘタじゃできないDeath Metal界においてもっともテクニカルなベーシストといえばこの人の名前が真っ先に挙げられるだろう.彼はもともとフロリダの超テクニカルDeath MetalバンドのCYNICのメンバーであった.CYNICのメンバーはデビュー前から個人的には有名で各メジャーバンドでその優れた演奏力を披露しているが,このTony Choyも同様にCYNIC以外のバンドでそのプレイを聴くことができる.いや,正確に言うと,結局CYNICのメンバーとしての音源は恐らく「At Death's Door II」収録の「Uroboric Forms」デモヴァージョンのみであろう(多分).なお,CYNICは私が知っている限り2本のDemoがあるが,勿論BassはTonyで流石に激ウマ.そもそも,Demo versionのほうが格好良い.本格的に彼のプレイを聴くことができるのはこれまたフロリダの超テクニカルDeath MetalバンドATHEISTの2ndアルバム「Unquestionable Presence」である.ATHEISTはデビューアルバム「Piece Of Time」発表後,OBITUARYとツアーを行っていたが,不幸にもそのツアーバスが事故に遭い,バンドの中心的存在であったBaのRoger Pattersonを失ってしまう(確か,1990年9月10日であったと思う).この事故で同じくバンドの中心的存在のVo&GrのKelly Shaeferも大けがを負い,一時はバンドの継続も危ぶまれたがなんとか持ちこたえた.そんな中に出されたアルバムが「Unquestionable Presence」である.全曲Rogerが関与しているため,Tonyのプレイもそれを意識したかのようなメロディであるが,Tonyらしさは十分に出ている.彼の個性的なフレットレスベースのプレイは圧巻であり,Jazzの要素が強いATHEISTの曲に実にマッチしている.ほぼ同時期にベーシストが不在であったオランダのDeath MetalバンドPESTILENCEの3rdアルバム「Testimony Of The Ancients」にも参加している.このアルバムはPESTILENCEとしては変化球を使ってきたアルバムであるが,全体にスピーディな曲が多く,Tonyらしさを堪能することは難しい.とはいっても他のベーシストとは一線を画す個性的なプレイは十分に楽しめる.そして,ATHEISTの3rd「ELEMENTS」.Drが変わったせいで迫力は半減したアルバムであるが,このアルバムはTonyが弾きまくっている.その後については良く知らないが,カリブ海の船の中でJazzプレイヤーとして演奏していたなんて噂もあった.2000年になって再結成したSOLSTICEに加入した模様.

<PLAY STYLE>とにかく手数が恐ろしいほど多い.非常にクリーンな分離の良い音を出すのだが,もちろん総てフィンガーリング.特にファーストアタックが強烈であり,メタル系では低音の中に沈みがちなベースがとっても主張している.CYNICデモ時代はかなりエッジの立った攻撃的な弾き方をしている.ATHEISTでは2ndアルバムでは亡くなったRogerのスタイルに近い.そもそも,このアルバムはRogerが大きく関与しており,曲構成からしてもBassラインは殆ど書き上げられていたのではないかと思う.正直言って,Rogerが亡くなったとき,“彼以上のBassistなんて存在するはず内からATHEISTもやばうな”と思った.やばくなったのには違いないが,後任の奴がここまでやれるとは正直呆れた.PESTILENCEではそこまで目立っていない.ATHEISTの3rdではもう,JazzにSambaに何でもありで自由自在に弾きまくっている.これが彼の本当の姿と見た.

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