review C

CADAVER, CADUCITY, CANCER, CANDIRU, A CANOROUS QUINTET, CANNIBAL CORPSE, CARCASS, CARNIVORE, CATALEPSY, CATHEDRAL, CAUSTIC VELOCITY, CELTIC FROST, CENOTAPH, CEREBRAL FIX, CHAKAL, CHANNEL ZERO, CHARN, CHEMICAL WASTE, CHRISTIAN DEATH, C.I.A., CIRRHOSIS, CITIES, CLAUSTROFOBIA, CONFESSOR, CONSPILATOR, CORONER, CORROSION OF CONFORMITY, CRADLE OF FILTH, CRASH BOX, CREEPIN' DEATH, CREEPMINE, CREATION OF DEATH, CRO-MAGS, CRIMINAL, CRIONIC(Czech), CRUMBSUCKERS, CRYPTIC SLAUGHTER, CRYPTOPSY, CYCLONE, CYCLONE TEMPLE, CYNIC

CADAVER / ...In Pain (1992)

ノルウェー出身でDr&Voの変則3人編成のDeath Metalバンドの2ndアルバム.一応,テクニックを売りにしているようであるが凄く地味である.音も薄く軽い.曲もあまり印象に残らず中途半端.この作品ではダブルベースも使っており一工夫しようとしているが,これもそんなに印象に残らない.悪いバンドではないけど,毒気が全くないDeath Metalってのもつまらないもんだ.

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CADUCITY / The Weiliaon Wielder Quest(1995?)

全く知らないバンドである.作品の発表年代も不明であるが音等から判断しておそらく1995年前後と思われる.音はBlack Metal的要素が多くGrindcoreやDeath Metal的でもある.コンセプトアルバム的な仕上がりになっておりアホなGothicなんかよりは遥かにドラマチックであり,妙な艶っぽさを感じる.複雑なリフを練りに練ってつなぎ合わせたといった感じの曲である(ちと誉めすぎた).部分的にはCANNIBAL CORPSEに通じるところもあるがあんなゴミバンドの100倍はいかしている.部分的にはATHEIST的な所もあったりするから侮れない.Baがかなりしっかりしているし,Drもそれなりに良い個性を出しているため聴きやすい.Keyboardも導入されているがこれもまた曲の雰囲気作りに効果的.Voは時にはドスの利いた声で歌ったり,強烈なDeath Voiceでシャウトしたりと変化に富む.音進行の起伏の激しいリフは軽くきこえがちだが,このバンドの音の重さはかなり強烈である.これはかなり良いバンドである.知名度がどの程度なのか全く知らないがあえて「必聴」としておく.

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CANCER / To The Gory End (1990)

イギリスのDeath MetalバンドCANCERのデビューアルバム.バンドの音自体はこの頃に完成している.今聴くと本当に正統派という言葉以外浮かばないほど正統派のDeath Metalをやっている.曲も決して悪くはないし,演奏も安定している.Voも嫌味にならない.やはり,この音で何が物足りないかといわれれば当然,ギターソロである.

Death Shall Rise(1991)

私はこのCANCERは何度も間違って買ってしまったのだが,その原因になったのがこれ.正直言って他の作品はあまり良くない.悪くもないのだが.ならば,この作品は他と何処が違うか・・・当然,ギターである.それほど酷くはない曲っていうのはギターソロで曲全体の印象が大きく異なるが,このアルバムでは,James Murphy(元AGENT STEELHALLOW`S EVEDEATHOBITUARY)が参加しているのだ.Jamesのギターソロだけに関して言うならこの頃が一番好きだ.これは「必聴」である.

The Sins Of Mankind(1993)

これが通算3作目.随分と曲が練られるようになっている.バンドとしては格段の進歩.リフはthrash系からの流れを感じさせるものが多くなかなか格好良い.初期DEATHのリフにかなり近いんだが・・・.悪く言えば型にはまりすぎた正統派Death Metalである.それにしても,Drこんなに巧かったっけ?こりゃ激ウマの部類にはいるぞ(誰かのドラミングに似てるんだけどな〜誰だっけ?).この作品はまあまあ好きな方である.

Black Faith(1995)

これが4thアルバムであるが,その音の変貌ぶりはかなり予想外であった.まず,VoがそれまでのDeathスタイルとは異なり,メロディのあるものとなった.そんなことよりも曲がまるで違う.モダンヘヴィーネス的な音作りとそれを意識したような音数の少ないリフ.疾走感とは縁遠いものになっている.う〜ん,何なんでしょう?特に思い入れのあるバンドでもないし,まあいっか.

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CANDIRU / Unloved And Weeded Out(1992)

正直言って知らない.RELAPSEから出ているからひょっとしてと思って購入したのだが,ぜんぜんひょっとしてなかった.というか,私の好きなタイプではない.DEATH系のインダストリアルである.こういった空気のまとわりつくような音は結構苦痛である.まあ,無機質な音だから暑くはならないのだが息苦しい.正直言ってこの手の音は個人的にあまり理解できないだけであって,ひょっとして聴く人が聴けば良いのかもしれない

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A CANOROUS QUINTET / As Tears(1995)

スウェーデンのMelodic Death Metal バンドのデビュー4曲入りCD.ジャケが何とも安っぽく,タイトルも「As Tears」.とよくわからないセンスにうっすら期待した.正直,そんなに悪くない.メロディーも臭すぎず(とは言っても相当ベタなリフがかなり多いが),音質も荒削りなのでメロデス嫌いの私でもまあまあ聴ける.路線としてはやはりSwedenらしいというか完全に北欧系Melodic Death Metalである.Voがかなり強く,吠えまくっている.スピードあがると演奏がよれてくるようなところには好感が持てる(が,多分こういうのはメロデスファンって嫌いなのでは?).こういうくどい系の音楽は4曲入り(18分ちょい)という長さがお手頃かもしれない.とはいえ,所詮メロデスなので,Thrash好きにはあまりお薦めできるものではない.

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CANNIBAL CORPSE / Eaten Back To Life(1990)

ニューヨークのdeath metalバンド,CANNIBAL CORPSEの2ndだったっけ?どーでもいいから忘れた.怒涛のように畳み掛けるつまらないリフが聞き手を飽きさせる.まさにダメバンドの典型・・・と思うんだけどね.なんでこのバンドの人気があるのか理解できん.この手の音ですべてのパートに共感できないバンドなんて珍しいんだけどね.とにかく曲作りのセンスなし.

The Bleeding(1993)

4th.少しは面白味が出てきたが,それでもどうも好きになれない.なんか,とって付けたような曲ばかりで,death metalの背後に流れているべきthrash metalの薫りが微塵も存在しない.こういう音って格好良いと思えないんだよな.マスコミはやたらと褒め立てるけどこの程度のセンスのバンドはたくさんいるぞ.

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CARCASS / Reek Of Putrefaction(1988)

もはや知らない人はいないであろうリバプールのCARCASSのデビューアルバム.当時まだNAPALM DEATHに在籍していたBill Steerが中心となってはじまったGrindcoreバンドである.当時のNAPALM DEATHよりもheavy metalicである.このころはとにかく音質最悪,演奏もど下手であるが,人を寄せつけない美がある.

Symphonies Of Sickness(1989) 

1stを聴いた後だとかなり音質が向上したことがわかるが,これもかなり酷い.でも,その酷い度合いが丁度格好良い,うまくはまった一枚.演奏も格段上であり,曲構成もかなり格好良くなり3rdの曲と原型はさほどかわららない.CARCASSの美はこの醜の中にある.これぞ名盤.「必聴」.

Necroticism-Descanting the Insalubrious (1991) 

驚愕の3rdアルバム.ギタリストに元CARNAGEのMichael Amott(現ARCH ENEMY)を迎え,Bill Steerと絡み合うギターソロはそれまでのCARCASSのイメージを大きく変えた.攻撃性は失っておらず,美とのバランスは完璧.CARCASSの出世作となった.私はCARCASSの中ではこのアルバムが最も好きである.当然,「必聴」.

Heartwork (1993)

驚愕の4thアルバム.Michael Amottのメロディ感覚が更に全面に押し出されて大変美しいアルバムに仕上がっている.個人的にはCARCASSにはもっと攻撃的であって欲しかったのでちょっと残念な一枚である.しかし,そこにあるメロディの美しさはそれまでのCARCASSを胸の奥にしまって感動に浸らざるを得ない出来である.・・・悔しいが,この高い音楽性は認めざるを得ない.「必聴」.なお,このアルバムを最後にMichael Amottは脱退してしまう.

Heartwork EP (1993)

アルバム「Heartwork」のタイトルトラック(同テイク)と未収録の「This IsYour Life」と「Rot'n Roll」の二曲が収録されている.はっきりいってこの頃の音はあまり魅力を感じない.日本版にのみ収録されている昔の曲の3曲(「Gods Of Grind」に収録)のほうが遙かに魅力的.

Swansong (1996)

驚愕の5thアルバム.・・・って意味が違うよ,をい.全作にも増して大人しい路線にしてしまったCARCASSであるが,メロディの舵取り役であったMichael Amottの脱退により行き場を失ったような印象を受ける.どうせなら元の路線に戻って欲しかった.残念ながらこのアルバムを最期に解散してしまった.

Wake Up And Smell The... (1996)

全作を最期に解散してしまったCARCASSであるが,EARACHから未発表音源を中心に発表された.中にはSwansong収録曲よりもCARCASSらしい曲もあり,ファンには嬉しい限りである(本当か???).なお,このジャケットにはJFKの脳みそがぴろろーんって写真(検死写真)が載っているため,当然の如く発売禁止が相次いだ.

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CARNIVORE / Carnivore(1986)

NYHC/Crossover系の代表的バンドの一つであるCARNIVOREの1stアルバム.HC系は当時あんまり好きではなかったが,少なくともこのアルバムは今聴くと,リフは完全にオーソドックスなメタルって部分が多かったりする.

Retalotation (1987)

NYのクロスオーヴァー系のバンドの2nd.実は当時あまり聴かなかった.というのも,この手のHardcore色の強いバンドってあんまり好きじゃなかったから・・・.しかし,今聴くと実に格好良い.特にこのバンドの場合,男らしいぐいぐい押しまくるサウンドが実に心地よい.また,Hardcore系にありがちな明るい雰囲気はなく,ずっしりとしている.聞き直してみて初めて気付いたが,A-5の「Race War」はWARPATHがカヴァーしているが,そちらもパワーが半端じゃない.強引なパワーを持つVoと曲作りの妙・・・素晴らしい.全くタイプは違うけど,HOLY TERRORに通じる完成された音である.これは「必聴」.なお,Ba & VoのPetrus SteeleはTYPE O NEGATIVEを結成して現在も活躍中.

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CATALEPSY / Fruitcakes We Have Known(1993)

どうやらベルギーのバンド.ジャケットは人形の顔ばっかり写っていて,メンバー写真はまるでラップとかやってても良さそうな服装,おまけにこんなタイトルじゃ誰もMetal的なものを期待しないであろう.しかし,バンド名に残されるわずかな期待とCD200円という魅力に負けて手に入れた.結果はなんと,大当たり.予想に反して良質でパワフルなThrash Metalであった(ちょっとだけHC寄り).メンバーはWannes De Coninck (Gr & Vo), Manuel Rios (Gr), Christian Z. (Dr)の三人編成で,BaはレコーディングではManuel Riosが担当している.Drはスネアがかなり軽めの音でVenter(元KREATOR)に通じるドラミング.Voは巧くはないがちゃんとThrashらしく○.何と言ってもリフが格好良く,曲によってはグッと引きつけられる格好良い曲展開やリフはなかなか大したもの.これは凄くお勧め.

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CATHEDRAL / Forest Of Equilibrium(1991)

NAPALM DEATHのLee Dorrian (Screams)が中心となって結成されたイギリスのDoom Metalバンド.メンバーチェンジの多いバンドであるが,この時のメンバーはGary Jennings (Gr), Adam Lehan (Gr), Mark Griffiths (Ba), Mike Smail (Dr).Adamは元ACID REIGHNである・・・そういえば,ギターの音色が似てなくはない.けどねっ,騙されちゃいけないよ.CATHEDRALのような音を期待して後追いでACID REIGHN買っちゃったらまず死にます.ACID REIGNはセンスなさすぎる.まあ,そんなことは良いとしてこのアルバムは「必聴」である.実はこのアルバム以降はあんまり興味が沸かない.それにしても,世界最速とまで称されていたNAPALM DEATH(特に,Lee Dorrian在籍時は速かった)の元メンバーが作った,世界最遅のこの作品はインパクトありすぎた.

The Ethereal Mirror(1993)

超スローな音を期待していたので,個人的には期待外れの2ndである.ただし,客観的に見るならば曲の熟成度は極めて高い.曲は1stよりもBlack Sabbath的なものが多い.ただし,1stで示した幻想的かつ廃退的な美しさはずいぶんと影を潜めてしまい,精神的満足度はどうしても低くなってしまう.決して悪い作品ではないんだけど.

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CAUSTIC VELOCITY / ST CDR(1999)

カリフォルニアのThrash/Speed Metalバンドの3曲入りCDR.まあ,このサウンドを聴いて驚かないオールドファンはいないであろう.とにかく良い意味で時代錯誤甚だしいSpeed Metalを基調としたThrash Metalをぶちかましてくれている.具体的にサウンドを例えるならばMONSTROCITYがAGENT STEELの曲を演奏している感じ.ギターリフやギターソロはJohn Cyriisが構築したAGENT STEELやKirt Kilfeltが描きあげた世界に通じるセンスであり,まさにオヤジThrash/Speed Metal好きにはツボ以外の何者でもない.そう,Vocalの事はまだ書いていなかったが,これがまたいい味だしている.中〜低音のドスの利いたハスキーヴォイスでのシャウトはかなり格好良い歌う系Thrash Vocalである.これは近いVocalistはあまりいないが,APOCRIPHAのVocalとかジェフ・スコット・ソート(専門外だからカタカナで許して)のくどさを和らげてThrashにアレンジした感じ・・・といえば,殆どの人が訳判らなくなるだろう(苦笑).とにかく格好良い実力派Vocalistであることは断言できるし,そうかといってメタルメタルしている訳でもないので歌うVocalが苦手な人でもいけると思う.特にギターの使い方は絶妙と言わざるを得ない素晴らしさで80年代初期〜中期にかけての“あの”ギターバトルってやつが甦っている.とにかくスリリングなギターの駆け引きはもう涙モノ.こんなバンドがこんな時代に生きているなんてのは奇跡的である.こういったスタイルが好きな人はなんとしてでもこの音源はgetすべきであり,それをサポートせねばならない!!!コンタクト等はpromoのページに載せてますのでご参考まで.

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CELTIC FROST / Mobid Tales (1984)

スイスのThrash MetalバンドCELTIC FROSTのデビューアルバム.前身バンドHELLHAMMER時代からの音楽性の延長であり,特に初期のCELTIC FROSTとHELLHAMMERに明瞭な違いはないと考えてよい.Tomas Gabriel Warrior (Guitar & Vocal), Martin Eric Ain (Bass), Stephen Priestly (Drum)のトリオ編成.VENOM等が進めていたダークな世界に通じるサウンドでありながら,リフ自体はmetalよりもhardcore的な要素が強いという,当時としてはかなり異色のバンドであった.というか,後にもこのCELTIC FROST流のサウンドというのは稀である.単純なリフの中にエッセンスだけ凝縮させたような楽曲能力は素晴らしいが,それと同時にTom G. Warriorの独特の潰した声,そしてguitar riffの音そのものが個性となっている.Black Metalの祖みたいに言われるが,CELTIC FROSTを継承していそうなバンドはほとんどいない.

Emperor's Return (1985)

5曲入りEP.音楽性はさほど変わらないが,ドラムがReed St. Markに変更している.Stephenの単純で力強いドラミングも良かったんだが,Reed St. Markの独特のノリのあるドラミングとCELTIC FROSTサウンドは見事にはまった.彼のフュージョン的なドラミングによってそれまで以上に曲にキレがでてきており,より個性的なサウンドへと進化している.なお,OBITUARYがカヴァーした「Circle Of The Tyrants」の原曲はこれに収録されている.ポーザーよ,聴きなさい.

To Mega Therion(1986)

2ndアルバム.この頃はヨーロッパでは絶大な人気を誇っていたようである.それまでの方向性と基本的には変わらずオーソドックスでありながら独特のギターリフは健在である.全体により洗練されたような印象は持てるが,大した変化ではない.それにTom G. Warriorの「う"っ」という独特の唸り声も磨きがかかったかんじである.とにかくこのバンドの凄みはこれだけ単純なリフを重ねながらも何故か非常に個性的であること.こればかりは才能としかいいようがない.少なくともこのアルバムくらいまではTom G. Warrior独特の楽曲をストレートに堪能できる.

Into the Pandemonium(1987)

3rdアルバム.このアルバムは実験的な要素(打ち込み〜女性Vo〜オーケストラ etc.)が多く盛り込まれており,賛否両論であるが多くのTom G. Warriorファンは基本的にOKを出していることが多いようである.DrのReed St. Markのドラミングは非常に格好良く,この作品でのドラミングは特に好きだ.豪華見開きジャケットは部屋のインテリアにもGood(笑).普通,この作品を含めてそれ以前の彼らの音こそ,Thrash Metalの魂がある.・・・と感じる人が少しはいるはずだ.

Cold Lake (1988)

驚愕(???)の4thアルバム.このアルバムで何人のCELTIC FROSTファンが泣いたことだろう.実は私は長年怖くて聴いたことがなかった.それまでのDarkな悪魔的イメージを一層して裏ジャケに移ったメンバー写真は完全にLAメタル.鬼才Tom G WarriorもこのアルバムからThomas Gabrielと名前を改めて・・・.まあ,鬼才ですからやることが良く判りません.リフそのものはCELTIC FROSTを強く感じさせるものが主体であるが,ルックスの変化と同じくLAメタルのようなテンポになって非常に(一般には?)聴きやすい方向性となっている.が,そこにはその前までグォーと吐き捨てていたTomが無理して歌ってる(つってもメロディーは殆どないんだが)ためなんかミョーにアンバランス.当時聴いてたらどうなってたことか・・・.今だからこそ冷静に聴けるが楽曲自体は非常に斬新である.まるでRATTのナンバーのような"Cherry Orchards"なんてシングルカットしたら売れそうな勢い.まあ,ここまでやっちゃうと逆に怖いよ.

1984-1992 Parched With Thirst Am I And Dying(1992)

レア音源やReMIX音源を中心に18曲収録されているお得盤.個人的には怖くて手が出せなかった有名な駄作「Cold Lake」からの曲も収録されていたので・・・いや,そんなのはどうでも良い.初期の曲がやっぱいいよな〜.しかもReed St. MarkのDr.が格好良いし.ファンなら持っておくべき一枚.

・・・なぜか,初期の頃の音源がなくなってしまった.見つかり次第UPします(HELLHAMMERも).

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CENOTAPH / The Gloomy Reflection Of Our Hidden Sorrows(1992)

80年代から活動を続けているMexicoの重鎮バンドのデビューアルバム.この頃のサウンドは,Grind寄りのDeath Metal.AUTOPSYなどのように,スピーディーパートとスローパートを織り交ぜているが,こちらの方がかなりスピードパートが多い.総てのパートがかなりLowであり,多少重苦しくなりそうだが,そんなサウンドの中で聴かれるギターリフなどはかなり練られており,ある意味,王者の風格すら漂う.音質こそチープだが,Blastを非常に効果的に活かせているドラマーは派手さはさほどないが,非常にテクニカルで,速いプレイでも乱れず,フィルインも非常に効果的に入れている.スピーディーな中でもしっかりとハイハットを効果的に用いたりしており(まるで,ATHEISTのSteve Flynnのような見事さ),実はいろんなジャンルを学んでいそうなタイプのドラミングで,曲をかなり左右している感じの個性派である.音質はチープなので,最近の音作りに慣れている人には結構辛いかもしれないが,音質全く気にしない,やっていること勝負の人であれば,チェックする必要があるアルバムであろう.とにかく,問題は音質だけであり,楽曲と演奏は非常にレベルが高い.

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CEREBRAL FIX / Bastards(1991)

確かイギリスのバンド,これが2ndだったと思う.当時の音としてはHeavyなThrashである.Death Metalというジャンルが派生する前のThrashの範疇でのDeath Metalってこんなのも含めていたが,声は全然Death Voiceじゃない.全体にジメ〜とした音質で微妙に重たい音が続く.疾走感といったものはなくミドル〜ローテンポスラッシュである.同系列のサウンドは思いつかないが,かといって個性が強いかと言えばそうでもない.というのもリフがかなりつまらないからだ.まあスローパートだけならまあまあなんだが,それでもインパクトが弱い.唯一疾走感がありなかなか良く聞こえるのがG.B.H.のカヴァーの"No Survivors"で一番のりが良いのがDAMNEDの"Smash It Up"のカヴァーってのも問題だしな.これじゃイカンだろ〜.

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CHAKAL / Abominable Anno Domini(1988)

BrazilのThrash Metalバンドのデビューアルバム.南米モノということで,例に漏れず3年マイナスくらいで考えた方がいいような音楽性である.路線としては,初期POSSESSEDと初期DEATHに初期DARKNESSを足したようなDirtyな疾走系である.特に,強く感じたのはリズムのばらばら感やギターの使い方はかなりDARKNESSっぽく聞こえる.ただ,もっともっと汚い(賛辞).で,Vocalがかなりクセがあって,ものすごーくねちっこく,もたる寸前まで溜めて溜めて言葉を乗せてくる.声質はごく初期のDEATHのChuckを力ませたような感じで,ある意味ドラマチックにすら聞こえる・・・が,吠えてます.そんな汚いThrashでありながら,APOCRYPHA のようなちょっぴりオリエンタルなギターソロ(スウィープな無いけど)が聴けたりして,その辺がまた個性になってたりする.若干,パクリっぽく聞こえるリフもあるが,楽曲自体もバラエティに富んでおり良い.ドラマーがなにげに凄いバスドラをかましており,流石サッカー王国(関係ないか?)って感じである.全体に演奏がずれ気味なのは恐らく当時の録音技術のせいで,カッチリした最近の音作りに慣れた人にはかなり違和感あるだろうし,この音質は耐えられないかも知れないが,少なくともreal thrashで育った世代の人には完璧なアルバムの一つといって良いくらいの出来である.私は完璧と思う.

Deadland (2002)

南米最強レーベルCogumeloより,上記アルバムとのカップリングという豪華な二枚組で奇跡の復活を遂げた.けども,こりゃなんだ?少なくとも1stとは別バンドになっている.Chuckに通じるvocalは健在だが,Thrashの疾走感とかは皆無,ドラマチックな曲作りを狙っているようである.妙な雰囲気は出ており,他のバンドとはひと味違う作品になっているが,正直再結成でみんなが求めていたものとは大きく違う.まあ,普通にこの作品だけ聴けば,決して悪くはないし,ある意味芸術性の高いアルバムである.15年の間にそりゃ成長(?)はするだろう.まぁ,1stのCD再発のオマケって感じです.

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CHANNEL ZERO / Channel Zero(1992)

ベルギーの5人編成のThrash Metalバンドである.これがデビューアルバムに当たるが,94年にre-recordingされているようだ.音はFORBIDDEN(1stの頃)が好きですって感じの音であるがもちろんあそこまで巧くない.Voは巧いときはFORBIDDENのRussに近いが,常に安定してこういった歌い方ができているわけではない(・・・思い出した,INTRUDERのVoに似ているんだ).ありがちなリフも多いが,もろFORBIDDENらしいリフとかはそれなりに格好良い.ただし,この時代には合っていない音だな.私はなんとなく懐かしいけど.今のFORBIDDENよりも昔のFORBIDDENらしい若さは感じることができる.

Stigmatized...(1993)

これが2ndアルバムに当たるようだ.路線としてはまたもやFORBIDDEN的.しかも,3rd以降のモダン路線に近い.正直言って本家でもあの路線はギリギリなのに,それと比べて力量不足のバンドにこの手のことされても今一ピンとこない.少なくとも,1stのような元気の良さは激減して残念.やっぱり,この手のバンドはスピードダウンしちゃダメだよ.

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CHARN / Blasts Off(1994)

プロデューサーとして有名なHarris Johnsを中心に結成されたプロジェクト.Harris JohnsはVoを担当しており,他はSimon Fuhrmann (Gr & Key), Thomas Patsch (Ba), Klaus Walter (Dr)といったメンバーからなる.基本的にはプログレ系Thrashだが様々な機械的効果音を多様しておりデジタルっ気もある.音は全く異なるが初期のThough Industryなんかに共通する雰囲気がある(彼らほど曲が複雑ではない).妙な緊張感があり興味深いアルバムに仕上がっている.なお,アルバムの最後は1曲のみライブ音源であり,アナログ音で押しまくっており,CoolなThrashに仕上がっている.このバンドはスタジオ音とライブでは別バンド・・・.だが両方楽しめる.好き嫌いに関係なく完成度の高い音である.聴く価値は大いにあり.

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CHRISTIAN DEATH / Prophecies(1995)

このバンドは歴史が古く80年代初めから活動しており,音源も数多くこのアルバムが何枚目になるのか知らない.しかも,殆どチェックしていないため昔の音も覚えていない.で,このアルバムのみから判断するとIndastrial Gothic Metalという形容がちょうど良さそうだ.独特の弾むようなリズムはその昔L.O.D.がやってた雰囲気に近い.私としてはIndastrialもGothicもあんまり得意なジャンルではないが,このバンドは意外といける.独特の廃退的雰囲気があって芸術作品として優れている.

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C.I.A. / In The Red(1990)

NUCLEAR ASSAULTのDrのGlenn Evansがほとんど総てを一人でやったソロプロジェクト.悪くはないが,どこからどう聴いてもやはりNUCLEAR ASSAULTの曲って感じである.ただし,個人的にはこの頃のNUCLEAR ASSAULTの音は好きになれなかったし,Johnの声があまり得意じゃない私としてはこちらの方が聴きやすかったりする.

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CIRRHOSIS / Alcoholic Death Noise(2002)

ブラジル産のOld School Thrash/Death Metalで,Cogumeloからのリリース.1988年に結成されたベテランバンドであるが,約10年間バンドを休止していたようで,久々の再結成で1stフルレンスアルバムとなる本作.非常にカッチリした演奏で,音質も酷くはない.Cogumeloにしては,かなりマトモなレベルのバンドである.もちろん,南米っぽい部分もあるが,より普通のDeath Metalである.ブラジルにしては逆に珍しいかもしれない.ギターソロの盛り上がりとかは,初期Swedish Deathのような雰囲気すら持ち合わせている.オーソドックスだが,独特の個性.ラストは"Midnight Queen",当然あのSARCOFAGOのカヴァー.これがまたなかなか良い出来.

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CITIES / Annihilation absolute(1985)

アメリカのPower Metalバンド.ちょっぴりヘタウマ系の中〜高音域のVoがのるオーソドックスなHMである.曲がキャッチーな割に割と勢いがあり,Heavy Metalとしてはなかなか格好良い音である.今でも中古LPはかなり見かける.

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CLAUSTROFOBIA / Thrasher(2003)

ブラジルのバンドの2ndアルバム.ジャンル?そりゃ,アレでしょう.このベタなアルバムタイトルで,正直言って期待していなかった.私は,Thrasherという言葉は,ポーザー用語だと固く信じている.スケーターみたいな言い方で正直好きじゃない.ということで,ホントに期待していなかった.ただ単に,CD屋のはしっこで叩き売られていたから購入したまで.で,ブラジルだから,万が一ってこともあるかなぁ程度に考えていた.一曲目のイントロのリズム聴いて,「あぁ,やっぱりそういう世代なのねぇ」とThrasherという言葉を躊躇無く使うのは,やっぱりモダン系なのか・・・とガッカリしそうになったんだが,その直後に怒濤の疾走.これには参りました.そりゃ,ツボじゃないけど,かなりクオリティーが高い.モダン系のリフもあるんだが,基本は「私たち,疾走します」といった感じは好感持てるし,リフ単体で聴くと非常に格好良いものがたくさん散らばっている.ずっと疾走しっぱなしの方がこのバンドは魅力あるんじゃないかなぁと思いながら,聴いていると,ブラジルのバンドらしく,ギターソロはなかなかメロディアスでいけてたりして良い.おじさん世代には紙一重なサウンドだが,若い人は逆に聞き慣れた感じの雰囲気もあって良いかも知れない.メインヴォーカリストはDEATHっぽいラウド系だが,やや高音のバックヴォーカル(曲によってはデュアルヴォーカル的)が微妙に効果的で,なかなか良い.例に漏れず,このバンドのドラムも異常にテンション高い.

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CONFESSOR / Condemned(1992)

あのEARACHから出たのにハイトーンVo(まあ,最近は何でも出してるけど).ジャンルわけは・・・うーん,困る.超テクニカル???metal.強引に分ければDoom Metalが一番近いが,これは疾走しないからであって,決してDoomって感じではない.thrashでもないしな.まあとにかく何が凄いってこのDrのStephen Sheltonっていったいどういう体しているんだろう?きっと脳みそが4分割ぐらいされていて両手両足を好き勝手に動かせるんだろうな.とにかく,今まで聴いたテクニカルなドラマーの中で一番理解不能.例えば,Dave Lombardoはオカズのセンスが凄い.Pete Sandovalは的確なblast beat,Tomas HaakeはJazz風のリズム感覚が格好良いなど.こいつだけは例えようがない.とにかくバラバラに的確に叩いており,それを基調にしてオカズを入れているから訳が分からない.このDr目当てでときどき聴きたくなる.耳に自信のある人だけお勧め.でも,結構疲れるよ.ギターリフだけを聴いていないと首が触れないから注意(笑).とにかく,タイトル曲は完璧な作品でこれを聴けるだけでもこのアルバムの価値はある.「何回聴いても難解」.まあ,この個性はあまりにも貴重であるため,「必聴」であろう.

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CONSPIRATOR / Septic Souls(1994)

ドイツのバンドであり,詳細は不明.一応,Thrash Metalの範疇のことをやっている.ジャンル分けするのが非常に難しい系のことをやっている.決してテクニカルなミックス系とかっていう訳ではない.多分,人によってはDeath Metalとするだろうが,ヴォーカルは低音の吐き捨て〜歌っているため,Thrashとしておくのが無難でしょう.疾走感あるパートもごく僅かながら導入されており,そういったところはThrash以外の何者でない.本人達の意図とは違うのかも知れないが,いろいろと実験的に聞こえる部分も盛り込まれている.けど,それがしっかりとした格好良い形にはなっていない.80年代後期のテクニカルなThrashをやろうとして失敗しまくっていたバンド群に通じるB級臭さが漂う.所々に光るものはあるんだが,ん〜.微妙です.

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CORONER / R.I.P.(1987)

スイスのThrash Metal バンド.もともと同郷のCELTIC FROSTのお手伝いをしていたが,正直言ってテクはこっちの方が上.まあ,CELTICはセンスのバンドだから良いとして.デビューアルバムでこのテクはないだろう.あまりに凄い.が,本作はちょっと曲がつまらない.Vo兼BのRon Royceはなんで?というくらい凄いBassを弾く.とてもVo兼・・・な奴が弾いているとは思えない.GのTommy T. Baronは独特の節回しが(おそらく手癖になっているんだろう)個性になっているが,それはそれで”くどい”(笑).

Punishment For Decadance (1988)

期待の2nd.相変わらずのテクニックを披露.それにしても,こいつら3人編成でこんな凄いことよくやるよなあ〜と思い始めたのはこの頃.その心配をよそにヨーロッパではLiveバンドとしての人気も異常なほどに高かったらしい.Gのくどさがずいぶんと激減したおかげですごく格好良くなった.曲構成もこのころのはなかなか良い.手数の多いギターリフは実に素晴らしい.Drもわりかし叩けるのだが,BやGと比べるとちょっぴり地味である.顔は凄いが(爆),Dr叩かせたらもっと凄い元MEGADETHのガルに叩かせたらもっと格好良くなるのになあ〜と勝手なことを思っていた.まあ,このアルバムは聴いて損はしないであろう.なお,このアルバムの中では思いっきり浮きまくっているジミヘンの「Purple Haze」のカヴァーは真意の程がよくわからん.影響を受けているとは思えないんだが.

No More Color (1989)

更に期待がふくれあがった3rd.このアルバムはとにかく聴きなさい.完璧である.哀愁漂うCORONER風様式美がついに完成した.まあ,それにしても巧いこと.もう,このバンドにこれ以上は望まない.頼む・・・そのままでいてくれ・・・いてくれなかった(悲).

この作品で満足してしまった私はその後をチェックしていない・・・というのは嘘で,KREATORなどが死んでしまったため,90年代ごろからよりアグレッシブなDEATH METAL系に興味を示しだしたためである.今思うと初期Thrash Metalの残像を見たかっただけなのかもしれない.

ああ,いかん話がそれた.本作は個人的にはCORONERの最高傑作.必聴.

Grin (1993)

うーん.悪くはない.いや,結構良いけどCORONERじゃないよ.とはいっても,CORONERにはもの凄く思い入れがあるわけじゃないからこれくらいの音の変化は別に気にはなれない.ただし,初期Thrash世代としてはどうしてもこのトロい曲は何とかしてほしいと思ってしまう.1stよりは好きだ(苦笑).Voが初期CELTIC FROSTっぽいところなんかはGOOD!

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CORROSION OF CONFORMITY / .Deliverance(1994)

昔はセンスのいいHCをやっていた.このアルバムではDoom Metal的な作風.といっても近年出てきたバンドの音とは明らかに違う深みがある.ミドルテンポでずしずしと伝わる重さはモダンヘヴィーネスの論法に近いが,そこは彼ら独特のセンスの良さで違うものに仕上げている.

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CRADLE OF FILTH / Dusk And Her Embrace(1996)

イギリスのBlack Metalバンドの2ndフルレンスアルバム.97年には来日したので知っている人も多いと思う.・・・が,私は良く知らない.キーボードを多用したメロディアスな曲ばかりである.もちろん,Voは叫んでいるが・・・.独特の怪しげな世界は描かれている.個人的にはもっとストレートなものが好みなのであんまり好きにはなれないが,流石にグレードは高いと思う.初期BATHORY的な雰囲気がある「Haunted Shores」だけは素直に格好良いと思う.また,日本盤ボーナスのSLAYERの名曲「Hell Awaits」はなかなか面白い出来である.

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CRASH BOX / ...VIVI!(???)

このバンド全く知らないが,なぜかテープが出てきたので書くことにする.どうやらイタリアのPunk〜Hardcoreバンド.6曲入りのEPのようである.音源はおそらく1980年代中期と思うが,よくわからない.Bass以外はかなりヘタクソ.これなら俺の方がギター巧いぞ(爆).だけど,なんか暖かみがある音である.

Finale(???)

と,これも不明なんであるが,こちらは12曲入りのフルレンスアルバムのようである.こいつら音楽性を思いっきり変えてきやがった.hardcoreがかったthrash metalになりやがった.演奏もなかなか聴けるようになった.といっても酷い音質だけど.

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CREATION OF DEATH / Purify Your Soul(1991)

よく知らないが,バンド名はよく耳にしていた記憶がある.基本は速くないDeath Metalである.が,演奏はかなり軽めでちょっと重いthrashといった感じ.Voの声があまりに魅力ないためバンドとしての印象が薄い.まあ,リフとかも特に格好良いモノがあるわけでもないので仕方ないが.

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CREEPIN' DEATH / Errare Humanumest...Perseverare Diabolium!!! (1988?)

多分,イタリアのバンド.バンド名からすると,思いっきり失敗したthrash metalを想像するが,以外にもまともな演奏をするバンドである.thrashというには軽いが,speed metalといった雰囲気ではない.Voは安定感のないハイトーンであり,結構辛い.耳の腐った人には巧く聴こえるかもしれないような声である.とにかくパワーがない.ベースはなかなか格好良いし,ドラムは初期DARKNESSのような音でなんか可愛らしいがなかなかいかしている.ギターリフはもうちょっとしっかり刻んでくれよっていいたくなるけど.

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CREEPMINE / Chiaroscuro (1995)

オランダのTechnical Death Metalバンドのデビューアルバム.Joost van der Graaf (Ba&Vo), Andy Judd (Gr), Aad Giezen (Gr), Frank Brama (Dr)の4人編成.何故かオランダは安定しているバンドが捕れるところである.Technical Deathではあるが,割と曲はシンプルに聞こえる(実際はかなり複雑だが).低音でゴツゴツと責め立てるでもなく,ありがちな耳に残りやすいメロディーを用いるでもなく,奇をてらった曲展開がある訳でもない.ただし,そのリフはかなり独特の音であり,リズムチェンジも並じゃない.なのに全くくどさがなく非常にあっさりとしていて奥ゆかしい上品さがある(そういった意味ではANTIDOTEのDeath版って感じ).Voも完全なDeath VoiceではなくどちらかというとThrash系吐き捨て方に寄っている.伝わってくる雰囲気も音も異なるのだが,DISHARMONIC ORCHESTRAの様なプロの余裕が感じられる.そう,演奏が異常に巧いんです,はっきり言って(音も非常にクリア).これまたやっていることは異なるが,重さや雰囲気はカナダのMARTYRに通じるものがある.こりゃ必聴!

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CRIMINAL / Victomized (1995)

珍しいチリのThrash Metalバンド.Anton Reisenegger (Guitar & Vocal), J.J. Vallejo (Drums), Juan Fco.Cueto (Bass), Rodrigo Contreras (Guitar)の4人編成.このメンバー名でピンとくる人はいないとは思うが,Anton Reisenggerとは,あの伝説のThrash Metalバンド,PENTAGRAMの中心人物.音は軟弱な部分は無くスピードもそれなりにあるThrashであるが,正統派とはいえない.やはり,Thrashの流れからいって3世代目SEPLUTURAに通じる音(悪くなる直前くらいの・・・).正直言って,Vocalが完全に楽曲から浮いています.PENTAGRAMの面影は殆ど見られないのは残念である.リフには非常に格好良い部分もあるので,もう少しストレートだったら良いのだが,完全にモダン系の範疇に飲み込まれつつある.ちなみに,このアルバム収録前のリハーサル音源とかは,もう,無茶苦茶格好良いんだが.

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CRIONIC / Different (1993)

チェコのThrash Metalバンド.昔,同名のバンドがいたがメンバー名は誰一人被っていないので別バンドのようだ.で,肝心の音だが80年代的なThrashの音である.TESTAMENTの1stとAT WARの2ndとFORBIDDENの1stを足したWARGASM+DESTRUCTIONって感じ.つまりなかなか格好良いのだ.細かなリフワークを何重にも重ねてくる疾走感はなかなか大したもの.しかもリフはつまらなくなく結構個性的で耳に残る.音質からしてDESTRUCTION的に感じる人もいるかもしれないがそれはあくまでも表面的な部分で楽曲の癖(リフの構造など)は寧ろFORBIDDEN系〜WARGASM系でありわりかしアメリカンなウェット感がある.音は93年とは思えないチープなものになっている(まあ,演奏が巧いおかげで音の分離は良く聞くに全く問題ない).あの当時のThrashファンにとっては逆に好感が持てるかも.知名度の低さから言ってレアではあるはずだが中古で売れ残っていること数回,誰も注目していないバンドだ.これはなかなかのお勧め.

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CRO-MAGS / The Age Of Quarrel (1986)

N.Y.H.C.(New York Hardcore)を代表するバンドの一つ.82年頃から活動していた様子で,当初BAD BRAINSのマネージャーらがメンバーであった.メンバーチェンジを繰り返し86年にデビューアルバムにあたる本作をリリースした.この時のメンバーはHarley Flanagan (Ba), Doug Holland (Gr), John Joseph (Vo), Parris Michell Mayhem (Gr), Mackie (Dr)である.HardcoreといってもMetal色を巧く取り入れているいわゆるCrossoverである.当時はあんまり好きになれなかったが,今聴くと無茶苦茶格好良い.VoはなんとなくHOLY TERRORのKeith Deen的で無茶苦茶なパワーがみなぎっておりGood!リフそのものは他のNYHC勢と比べてよりHC色が強いのだが,独特のウェット感など持ち合わせている空気はむしろMetal的.HCが割と苦手な私でもこれは充分に格好良いし何度でも聴ける名作である.なお,本作収録の"Hard Times"と名曲"Signs Of The Times"はWARPATHが"Sign Of Hard Times"としてゴリゴリのカヴァーを収録しており,これも要チェック.

Best Wishes (1989)

一部では大変絶賛された2ndアルバム.ジャケットがかなり強烈であった.メンバーチェンジの激しさは相変わらずでVoのJohn Josephが脱退,BaのHarleyがVoを兼任,DrはPete Hinesに交代している.よりMetal(Thrash色)が強くなったが,個人的には曲は良かったものの,Voが迫力に欠けいまいちのめり込まなかった.が,今聴くと充分にまともなVoであり,決して悪くない.まあ,当時は強烈なThrashシャウトが好きだったから,当時の私自身の気持ちも分からないではないが(笑).音楽性は1stよりも数段上だろう.個々の曲のバリエーションが豊富で当時のNYHCシーンの向上心の現れが随所に出ている.当時としては充分に実験的作品.ただ,私はやっぱり暴力的な1stの方が好み.それでも決して外すことのできない名作である.

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CRUMBSUCKERS / Life Of Dreams (1986)

N.Y.H.C.の代表的なバンド.thrash metal的な要素も多く,Gソロはかなり泣いている.Vo.は力強くがっしりしている.とにかく演奏が安定しているので心強い.小細工は巧いが直線部分ではとにかく図太い骨のある音を聴かせてくれる.まあ,これも間違いなく必聴アルバムである.

Beast On My Back (1988) 

これが2ndフルレンスアルバムである.この作品はH.C.色が非常に薄い.特に曲展開やギターソロはThrash Metal色が強いし,Voにしてもこのアルバムだけ聴けば良質のThrash的である.曲作りがとにかく凝っており,この当時としてはかなり実験色の強い作品といえるし,今聴いても全く古さを感じない.総てのパートの表現が繊細でありテクニックが凝集されている.初期Thrashの理屈抜きの格好良さとは違い,理屈のしっかりと通った格好良さがある.テクニカルなものとしては完成度は極めて高い.大変優れた作品である.

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CRYPTIC SLAUGHTER / Convicted(1986)

カリフォルニア・サンタモニカの異色Hardcoreバンドのデビューアルバム.まあ,この当時は特にこういった系のサウンドはSpeedcoreと呼んでいた.メンバーはVo:Bill Crooks,Gr :Les Evans,Ba:Rob Nicholso,Dr;Scott Peterson.とにかく当時としては異常なまでの速さである.当時の私には難解すぎたが,今聴くと素直に聴ける.というか,今聴いたほうがずっと格好良い.Blast Beat的なスピーディなリズムにHardcore色の強いラフにがなり立てるVoがのる.それにしても,当時はNoiseと紙一重と思って聴いていたCRYPTIC SLAUGHTERが今や聴きやすいバンドになってしまうとは・・・.月日の流れは恐ろしい.バンドの歴史的価値が高いし,これは「必聴」でしょう.・・・でもヘタクソよ(笑).

Money Talks (1987)

こちらが2nd.デビューアルバムと比べるとBillの声がかなり聞きやすくなっている(とはいっても相変わらずヘタクソ〜な発声である).そして,何よりも演奏がかなり向上している.ドラムはあんまりモタらなくなったし,ギターリフもちゃんと分離している.とまあ,かなり前作よりもまとまってきており落ち着いてきたが,ヤケクソ気味な疾走感は健在であり,勢いは十分にある.楽曲自体は前作の延長であるが,より曲の強弱・展開などを気にして作っている感じである.そのため,前作ほどの唐突さは見あたらない.ある意味この手のサウンドの先駆的バンドであっただけあってリフは単調ながら個性は抜群.1stを気に入ってる人も安心して手を出せる作品である.ただし,このバンド未経験の人は1stよりも先にこちらを聞いた方が無難かも知れないし,これでも十分汚いので初心者は注意.80's好きなら必聴だけど.

Speak Your Peace(1990)

多分,このバンド最後の4thアルバム.残念なことにすごく上品な音になってしまった.攻撃性が命だったバンドなのに普通に安心して聴ける良質なHCになってしまった.演奏も安定しているし音質もクリアである.昔の面影は全くない.このアルバムから入った人はこれで満足するかもしれないが,昔が凄かっただけに悲しい出来である.

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CRYPTOPSY / Blasphemy Made Flesh(1994)

カナダの超テクニカルDeath Metalバンドのデビューアルバム.Lord Worm (Vo), Eric Langlois (Ba), Flo Mounier (Dr), Jon Levasseur (Gr)の4人編成.全編強烈にスピーディーなナンバーであるが,曲展開が複雑で変化に富んでいる.Grは2ndと比べるとかなり押さえているがセンスの良さ,テクニックは十分に伝わる.実はDeath Metal界の次世代のギターヒーローはこのJon Levasseurじゃなかろうかと思っているんだが.Baもしっかりと無茶な弾き方をしている.これだけでも凄いが,このバンドの場合は一番強烈なのはなんと言ってもDrである.はっきり言ってこの人異常です.ヘタするとあのMORBID ANGELのPete Sandovalよりも速いかも知れない.しかも,速い中でもスネアの強弱など細かな表現はしっかりやっている.もちろん,バンド全体の音としてもしっかりとまとまりがありスリリングで格好良い.これは必聴である.でも,こんなドラミングをずっとやり続けたらこのドラマーきっと早死にします(笑).

None So Vile (1996)

2ndアルバム.LordのVoはこってこての野獣系Death Voiceでバンドとしてはマイナス.曲は前作同様かなり速く複雑であるが,そのスピードを忘れさせるほど次から次へときれいなメロディが飛び込んでくる.相変わらず小気味良いDrは特に個性的であるし,異常に巧い・・・巧すぎる.チョッパーを多用したBもなかなか魅力である.Gもこの世界ではJ Murphyについでメロディが豊富.VIDEOを見たところによるとLIVEでもかなり安定しているようだ.しかし,LeadGとB以外は全員スキンヘッドになっていた.何故???.まあ,いずれにせよこれは最近のバンドの中ではかなり良い.「必聴」であろう.

Whisper Supremacy (1998)

Voが元INFESTATIONのMike DiSalvo (Vo)に変更し,セカンドギタリストとしてMiguel Roy (Gr)を加え5人編成となった.Voはこっちの方が断然上.相変わらずテクニックで土台がしっかり固まっているので複雑な曲も聴きやすい.前作よりもやはり1stに近い音に仕上がっている.Voの弱点をリードギターが目立つことによってカバーしていたような前作と比べてギターの美しいメロディはさほど目立たなくなったが,曲全体のつながりは自然になっており,無駄がなくなった.無駄がないと言っても各パーツは素晴らしく異常なほど複雑かつテクニカル.本来,テクニックがないとDeath Metalなんてやれるわけないんだが,その中でもやはりこいつらのテクは群を抜いている.「必聴」だろうな,これも.

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CYCLONE / Brutal Destruction (1986)

ベルギーの正統派Thrash Metalバンドのデビューアルバム.Vo.のGuido GevelsとGrのPascal Van Lintが中心となり結成された.更にJohnny Kerbush (Gr), Stefan Daamen (Ba), Nicholas Lairin (Dr)を加えた5人編成.初期EXODUSに通じるクランチの効いたスピーディーなリフとメロディを若干保ちながら切り裂くようなVoで一部のThrashファンを魅了したバンド.ギターソロはMETALLICAの初期のKirkのようなメロディで心が和む.荒削りなところが多く演奏が多少よれたりすることがあるが,勢いがあるからそんなことは全く気にならない.これは初期Thrashファンなら必聴でしょう.

Inferior To None (1990)

メンバーと連絡が取れたために2ndアルバムであることが正式に判明した(?)2ndアルバム.もの凄くレアなもので,このアルバムはThrashマニアの間でも存在すらほとんど知られていない.メンバーはG.Langhendries (Dr), S.Daamen (Gr), G.Gevels (Vo), G. Vanoverloop (Ba), D. Kapelle (Gr)とかなり変動があったようだが,結成時からのバンドの中心人物であったG.Gevelsと1stではBassを担当していたS. Daamenだけが残っている.Voはほんのちょっとだけ歌い方のスタイルを変えており,HALLOW'S EVEのStacy Andersonに似た感じになってパワフルかつ安定感がある.Grソロは特別巧くはないがHEATHEN的で心がなごむ.リフはもちろん,クランチ系であるが決してTESTAMENT風ではなくEXODUSの1st〜2nd的な音.つまり,1stのメンバーのうちVoしか残っていないのに関わらず,しっかりとCYCLONEとしての音は守られている.しかも,演奏力はどのパートも1stより上.特に,安っぽかったDrがちゃんとたたける奴に変わっているため全体のレベルがグンと高くなっている(しかも,勢いも死んでいない).こういう作品こそ隠れた名盤である.なお,ジャケット等はこちらで自慢中(その他のCYCLONE情報もあり).

元メンバーのS.Daamenに確認をとることが出来た.そう,これは2ndです.

Hi. Stefaan, thanks for your contact!

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CYCLONE TEMPLE / I Hate Therefore I Am (1991)

元ZNOWHITEのギタリストGreg Ian Fulton率いるシカゴのThrash Metalバンド.起承転結のはっきりしたMETALLICAの2nd〜3rdやFLOTSAM & JETSAMの頃のThrashを目指しているようである(もっと,お洒落であるが).力量はあるし,曲もそんなに酷くないのだが,勢い不足は否めない.まあ,Thrash Metal全盛期はとっくにすぎた後なので仕方ないのかもしれないが.ところどころ格好良い部分はあるだけに残念.

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CYNIC / Forcus (1993) 

デビュー前から思いっきり期待されていたフロリダのバンド,CYNICの1stアルバム.期待は完全に裏切られた・・・わけはない.まさに完璧なアルバムである.ここまで凄い1stアルバムは正直言って反則である.とにかくどのパートをとりあげても完璧な演奏能力.ジャンルとしてはDeath Metalに入るのであろうか・・・いや,わからない.そういった次元の音ではない.とにかくすごいアルバムである.一度,Liveを見てみたいものだが,残念ながら本作を残しただけですでに解散している.GrのJason GobelはMONSTROSITYのデビューアルバムに,同じくGrのPaul MasvidalとDrのSean ReinertはDEATHの4thに参加している.さらにPaul MasvidalはMASTERの2ndにも参加している.

このアルバムの前に出ている「At Death's Door II」に収録されている「Uroboric Forms」でBaを弾いている超激ウマ・フレットレスベーシストTony ChoyはPESTILENCEの3rd,ATHEISTの2nd,3rdに参加している.

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