review H
 

HAGGARD, HALLOW`S EVE, HAMMER, HARROW, HATE SQUAD, HAUNTED GARAGE, HAVE MERCY, HAWAII, HEADHUNTER, HEADHUNTER D.C., HEATHEN, HELLBASTARD, HELLHOUND, HEXENHAUS, HEXX, HIRAX, HOBB'S ANGEL OF DEATH, HOLY MOSES, HOLY TERROR, HUMAN REMAINS, HYDROPHOBIA, HYPOCRISY

HAGGARD / Have You Ever Seen...Worlds Progressive Technology?(199?)

ミュンヘンの4人編成のバンドの5曲入りミニアルバム.路線としては「Human」アルバム以降のDEATHとかを意識している感じである.アコースティックギターを多用したり,VoはDeath Voiceとハイトーンを使ったり工夫をしようとはしているがなんか空回り.こうなるとリフもパクリにしか聴こえないから不思議なものだ.スローパートも多いがかっちり決まっておらずDoomyな雰囲気はでていない.取り立てて最悪ではないが,これよりも良いバンドなんていくらでもいるから別にどうでも良い.

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HALLOW`S EVE / Tales Of Terror(1985)

若干power metalがかったアメリカのB級thrash metalバンドHALLOW'S EVEのデビューアルバム.って,よくB級って言われていたのだが,音は素晴らしい.バンド名は「Halloween」のこと.音は一風変わっており,個性は充分.main VoのStacy Andersonはなかなか器用に歌いこなしており,パワーも充分.はねるような歌い方が個性的.更に他にもVoをとれるメンバーが2人もいるため,バックコーラスなどはかなり強烈に格好良い.

Death And Insanity(1986)

全作にも増してパワーを増したHALLOW`S EVEの2ndアルバム.良く聴くと単純なリフなのだが,やたらと説得力がある音である.ギターの音自体はけっこうぺらぺらなのだが,全体としてはずしずし来る.まあ,ベースはかなり頑張っているのではあるが.Voがずいぶん巧くなっており格好良い.これも名作である.それにしても,こいつらってどの作品もバックコーラスが凄い.

Monument(1988)

確か,日本発売なったよな.基本路線は変わっていない.これもパワフルなthrashを聴かせてくれる.Voは更に安定感を増し個性がより強くなった感じがする.なかなかの名盤である.たしか,このアルバム発表後にAGENT STEEL解散にともなって仕事がなくなったJames Murphyが加入した.残念ながらオフィシャルな音源は残っていない.もし,そのころの音源を持っているという凄い方がいらっしゃいましたらご一報お願いします.

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HAMMER / Terror(1992)

どうやらドイツのバンドらしい.Robert Joy (Ba), Mick Savage (Gr), Rob Keller (Vo), Peter Poland (Gr), Derek Cloud (Dr)の5人編成のThrash Metalバンド.Voは声質は全く違うがNUCLEAR ASSAULTのJohn Connelly的なハスキーな高音でメロディのある歌い方.若干,Hardcore色があるしBassはかなり強烈なので初期のNUCLEAR ASSAULT的に聴こえる部分もある.全パート演奏はなかなか良いんだが,曲が今一つ面白くない.Voを換えて曲が良くなれば化ける可能性アリ.ってまだ活動しているんだろうか?

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HARROW / Call Of The Unborn(1997)

オランダのThrash寄りのPower Metalバンドの2ndアルバム.音としてはギターを重くしたANNIHILATORって感じ.Voはハスキーな高音で歌うタイプ.GrソロはPARADOXのような音質.悪くはないんだが,はっとさせられるような良いリフは皆無,曲もいまいち.せっかく安定したテクニックと説得力のあるVoがいるのに十分に活かせてない.なお,日本盤のみRIOTとVANDENBERGのカヴァーが収録されている.

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HATE SQUAD / Theater Of Hate(1994)

ドイツのGrindcore(?)系のバンド.Burkhard Schmitt (Vo), Mark Kunnemann (Gr), Helge Dolgener (Dr), Tim Baurmeister (Gr)の4人編成.音の路線としては最近のNAPALM DEATH(+ちょっとだけSEPULTURA)の音に近い.ドイツのバンドにありがちな隙間のない重々しいGリフが特徴.時折見せる面白いリフはちょっとだけ期待が持てる.Voが魅力的であればより面白いバンドになると思うのだが,Voは普通のDeath Voiceである.

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HAUNTED GARAGE / Possession Park(1991)

はっきり覚えていないが,SUICIDAL TENDENCIESとなんらかの関係があったバンドだったと記憶している.ThrashやHardcore寄りのHard Rockといった感じである.わりとクオリティは高いのだが,曲がつまらない.DrはなんとなくReed St. Mark(元CELTIC FROST〜MIND FUNK)を意識してるんじゃねーか?と思わせるようなスネアの入れ方をしている.うーん,あと一歩.人によってはOKだろうけど.

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HAVE MERCY / Armageddon Descends(1986)

やった・・・やっと手に入ったよ嬉しすぎる・・・.と言ったって何人が納得してくれるんだろう?そう,これレアなんです.彼らはMETAL BLADEのコンピレーションアルバムMETAL MASSACRE VIIに「The Omen」という超強力ハイトーンスラッシュチューンを提供しているから,それでチェックしているファンも少なくないはず(・・・んなわけないか).で,前置きはこれくらいにして本作はCombat RecordsがデモをVinyle化する企画,Combat Boot Campシリーズなるものを行っていたうちの一枚.たしか,これ発行部数が凄く少なかったと思う.そんな作品を私は今のご時世に未開封の新品・ノンプレミアで見つけてしまった.CD化の噂もあるが,そんなことは関係ない.とりあえず,持っておかなければならない一枚である.肝心の内容であるが,少々残念なことにThe Omen以上の楽曲が見あたらない.それでも,超ハイトーンの伸びやかなVoはこれほどマイナーなバンドには似つかわしくないレベルの高さ.もちろん,他の演奏の方も優れている.細かなリフワーク,正確且つ手数が多いかなり変則的なドラム,本当に優れたバンドである.まあ,ハイトーンが駄目な人は絶対に頭痛覚悟.なんで,この後ブレイクしなかったのか不思議である.なお,このアルバムはインナーどころかメンバー名すら記述していない.そもそも,ジャケットにHave Mercyの文字はないのだ.じゃあ,どうやって捜すかって?まっ,頑張るしかないでしょ.ちなみに,記述はされていないが,メンバーはLonnie Fletcher (Vo), Tom Maxwell (Gr), John Brenner (Gr), Rob Michael (Ba), John "The Nort" Knoerlein (Dr).

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HAWAII / One Nation Underground(1983)

バンド名の通りハワイで活動していたSpeed MetalチックなHeavy Metalバンド.後にCACOPHONYやMEGADETHにで活動したため,一躍有名になったMarty Friedmanが在籍していたことで有名.数々のギタリストを発掘したShrapnelレコードの初期作品である.更にこれまた後にVinnie Mooreを配してギターヒーローのいるバンドって感じで売り出そうとされたVICIOUS RUMORSの1stでVocalを務めたGary St. Pierrも在籍していた(けど,こんな声だったっけ?).ショボい音質ながら,なかなか味のあるMetalをやっており,別にMartyが好きだからとかって人じゃなくてもそれなりにジジイには楽しめるサウンドであろう.というか,楽曲とかは今となってはかなり貴重な感じで味があって良い.今聴くとほんとに普通の軽めのメタルに聞こえるかも知れないが,当時としてはこれでもそこそこ激しい方である.本作は同じくMartyが在籍していたVIXENの音源も同時に収録されて再発CDが出ていたが・・・.まあ,Martyファンは必聴だろうし(しかし,そんな人がここのページ見ているとは思えないが),Speed Metalというジャンルが出てきそうな雰囲気を味わえるビミョーなメタルってのはこの時期を逃すと存在しないので歴史的にも重要であり,聴いてみましょう.

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HEADHUNTER / Palody Of Life(1990)

西ドイツのThrash Metalバンドの中でも最もファンの支持を受けていたDESTRUCTIONの顔であるVoのSchmierの脱退は当時のThrash Metalファンにとっては大変ショッキングなNewsであった.が,SchmierはすぐにこのHEADHUNTERを結成し,活動を始めた.メンバーはSchmier (Vo&Ba), Schmuddel (Gr), Jorg Michael (Dr)の三人編成.当時,多くのDESTRUCTIONファンは昔のストレートな曲を好んでいたので,「初期の頃の音がやりたい」と発言していたSchmierの動向が気になっていたはずだ.・・・が.DESTRUCTIONの「Cracked Brain」アルバムよりは遙かに良かったが,もっと狂気じみた音を期待してたのにこのPower Metal路線はがっかりした.結局,SchmierもDESTRUCTIONもぱっとしなくなった.なお,この作品には私にとってはどうでも良いがカイ・ハンセンもギターソロで参加している.

A Bizarre Gardening Accident(1992)

ちょっと間が空いたが前作と同じメンバーでレコーディングされた.基本路線は前作通りであるが,間が空いた分ちょとパワー不足といった感じ.そんなに悪くはないが魅力もさほどない.というか,徐々に魅力が減退していっている.また,収録されている遊び曲の効果が全くなく,むしろ緊張感がなくなり幻滅である.これじゃせっかく良い曲が数曲はいっていても無視されちゃうよ.

Rebirth(1994)

3rdアルバム.このバンド独特の間があるリフや曲は個性にはなっているしSchmierはやっぱり魅力的なVoである.が,このPower Metal路線はよろしくない.他のPower Metalバンドよりは数段上だが,これだけの役者がこんな音をやっちゃいかん.はやく昔のようなきれたVoをきれた曲に乗せて聴かせて欲しい.DESTRUCTION復帰の話はどうなったんだろう?

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HEADHUNTER D.C. / Born...Suffer...Die(1991)

ブラジルスラッシュの87年頃から活動している古参バンドの一つ,HEADHUNTER D.C.のデビューアルバム.バンド名は,正式にはHEADHUNTER DEATHCULT.Thrashというか,80年代のDeath/Black Metalスタイル.もちろん,南米特有のノリも勢いがある・・・というか,それしかない.とにかく,当時としての最高速(まあ,いつものように南米は若干時代が遅れるので,80年代としての)のThrashをやろうとしている感じである.Thrash特有の攻撃性や疾走感はばっちりである.限度を超した低音(はっきりゆうて潰れてます)と切れ味が鋭い鈍いギターリフ.少なくとも,南米Thrashに何の興味も無い人にとっては,かなりどうでも良い作品であろう.たま〜に見え隠れするセンスとこんな酷い音質の中で微妙に奮闘するギターソロ(いや,決して特別巧い訳じゃない)は味がある.例に漏れず,不思議とドラマーは良い味出している(たまにヨレちゃうけど).正直,一度聴いただけだと何やってるのか判らないくらいの出来だが,2度目聴いたらしっかりと曲が頭に残っているところが,このバンドの恐ろしさ.実は良いリフ書いている.いや〜アホバンドとはこういうのを指す.汚いバンドが多い南米勢の中でもこれはかなり度を超した汚さがあり,そういうのが好きなごく少数の方は必ずチェックしましょう.

ちなみに,2002年に南米最強レーベルCogumeloより再発されており,そちらには89年のデモ"Hell Is Here"4曲と90年のデモ"Promo Tape 90"3曲が収録されている.こちらももちろん,かなりの出来であり・・・,音質がチープで低音が十分に歪んでいないせいで演奏自体は聞きやすいかも(笑).更に更に94年と95年のライブ音源もそれぞれ一曲ずつ収録されている.当然のように,何を演奏しているのか良くわからないくらいの音質.なお,彼らは未だ現役であり,地元のヒーロー(?)であるDORSAL ATLANTICAのTributeアルバムでは"Alcool"のカヴァーを提供している.

...And The Sky Turns To Black (The Dark Age Has Come) (2000)

3rdアルバム.基本路線としては変わっていないハズなんだが,非常に垢抜けてしまった.割と良質のDeath Metalになっている.もちろん,最近のBrutal系ともMelodic系とも異なっており, やはりOld School Death的である.Thrashっぽさはリフの端々やドラミングなどの残っている.が,もともとノイジーな暗いヴォーカルであるため,良い意味で普通のDeath Metalである.例えるなら,90年代初期のフロリダ系にNECROPHAGIAのエッセンスを加えたような感じ.健康的ながらも微妙に怪しげという,なかなか無いタイプの音になっている.スピード自体は初期よりもダウンしており,Keyboadを若干導入していたりするため,以前はこのバンドでは考えられなかったしっとり感はある.まあ,ごく一般の人(って,ごく一般のDeath Metal聴く人)には,かなりお勧めであり,チェックするならこの辺からが良いと思う.若い世代のドラマーさんには是非ともこの疾走感ある中での小技の効いた押し詰めるだけじゃないドラミングを参考にしてもらいたい.ただし,このページの常連さんはやはり1stでしょう.まあ,そういう人でも満足できる内容であるため,チェックしても損はないっつか,要チェック.

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HEATHEN / Breaking The Silence(1987)

ベイエリアスラッシュの中堅バンド,HEATHENのデビューアルバム.前身バンドはANVIL CHORUS(Leeがやってたんだったかな?).DrのCarl Saccoは元METAL CHURCH.基本的にはジャギジャギのベイエリアクランチ系のギターにのせたThrashであるが,若干Power Metal寄りである.VoのDavid Godfrey(元BLIND ILLUSION;音源は無し)はかなりひ弱な発声であり,バンドの勢いをことごとく低下させている.Doug PiercyとLee Altusのギターソロの掛け合いは格好良いんだが.

Victims Of Deception(1991)

2ndアルバム.VoのDavid Godfreyが脱退し後任として元EXODUSのPaul Baloff(現EXODUS)が一時期加入したが,結局長続きせずに再びDavid Godfreyが戻ってきてVoを取っている.ひ弱だったVoがずいぶん格好良くなった.曲も基本的にはHEATHENらしさを残しておりなかなか格好良い.古くから活動しているバンドであるから初期ベイエリアスラッシュの香りが漂い格好良い.1stと比べても勢いは落ちていないし,ギターソロだけでも格好良い.これはおすすめの一枚.

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HELLBASTARD / Natural Order(1990)

イングランドのThrash Metal バンド.直線型で押しているかと思ったら,強引に静かなパートに突入したりと曲展開を工夫しようと思っているらしいが,全然センスがだめ.リフも中途半端で格好良いものは極めて乏しい.悪い意味でそうした中途半端さはSADUSに通じるものがある.正直言ってあんまり面白味のあるバンドではない.イギリスらしさも皆無だし.化ける可能性も無くはないけど.

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HELLHOUNDS / Ice Age(1985demo+1986demo+1987live /1998)

ベイエリアのthrash metalバンドの音源の編集盤.長年,バンド名しか知らなかったが,奇跡的に85年・86年のデモと87年のライブがCD化.いかにもベイエリアといった感じのサウンドである.おっと,こう書いてしまうとベイエリアクランチザクザクのChuckみたいなダメ声ヴォーカルを連想されてしまいそうであるが,これはそれ以前のサウンド.最も近いのはSENTINEL BEASTとかHEATHEN当たり.それに,初期の頃のMichael Coonsのようなハスキーで微妙に弱々しい微妙にヘタウマなヴォーカルが乗る.特に,声の割れ方(割れて声が2階調化している)ところはそっくり.かなり普通のmetalっぽく聞こえる部分も多いため,若い世代だと,これをthrashと言うことに疑いを持つかもしれないが,これも立派なthrash metalであり,当時のdeath metalとカテゴライズされていたSLAYER系の疾走型thrashと比べると,寧ろ正統派thrashと言うべきサウンドである.微妙に面白いことをやっているショボく聞こえるドラミングはNWOBHM系である.当時の録音技術でこのデモの完成度はかなり高い方であり,同時期にデモを出していたLEGACYやFORBIDDEN EVIL,VIO-LENCE等のビッグバンドと比較しても遜色ない.ライブ音源のほうもかなり演奏が安定しており,ギターとかは無茶苦茶格好良い.MERCENARYと並んで,demoだけで終わったのが実に勿体ないバンドである.上級者は強く必聴.

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HEXENHAUS / A Tribute To Insanity(1988)

スウェーデンのtechnical thrash metalバンドのデビューアルバム.当時は「ありゃ〜」って思っていたが,今聴くと結構格好良い.しかも,何故か全曲覚えている.Voがへたくそなのでずいぶん損をしている・・・と思っていたが,それも今聴くとそんなに気にならない.どことなくNOCTURNUSに通じる雰囲気がある.なお,このアルバムのジャケットはMORBID ANGELの「Blessed Are Sick」と同じジャケットってことで取りあげられたことがあるが,当然HEXENHAUSのほうが古い.実は隠れたギターキッズ向けアイテムの一つでもある.

Awakening (1991)

これは3rdアルバムに当たる.本作のメンバーはConny Welen (Ba&Ac-Gr), Marco A. Nicosia (Gr), John "Billy" Billerhag (Dr), Thomas Lundin (Vo), Mike Wead (Gr&Ac-Gr).以前はVoは下手くそな吐き捨てであったが,高音域の伸びやかなVoへといつの間にか変わっていた.演奏はデビュー時からなかなかしっかりしていたが,本作ではそれを十分に発揮している.ある意味TOXIKやANNIHILATORに通じるHeavy Metal的要素が出てきた.当初はテクニカルスラッシュ崩れの代表みたいなバンドだったけど,これだけやれればテクニカルスラッシュと堂々と言えるであろう.優れた作品である.なお,本作収録の"Incubus"は「A Tribute To Insanity」に収録されている曲のリテイク.

Dejavoodoo (1997)

再結成第一作目,通算4作目のアルバム.Baが2ndの頃のメンバーであるMarty Marteenに戻った以外は全員前作と同じメンバーである.基本路線は3rdあたりと変わらないが,よりプログレった感じである.あんまり直接的にはThrashを感じなくなったが,それでも源流にあるものは変わっていない.90年代以降のプログレメタル系の音に若干近く感じるかも知れないが,逆に彼らは昔からこの手の音をやっていたわけであり,本家である.Thrashが良い進化をした好例といえよう.また,以前のように弾きまくるGrソロはなくなり,無駄のない良い意味で大人の音になっている.独特の憂いを持った優良作品である.

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HEXX / No Escape(1984)

SFのThrash Metalバンドのデビューアルバム.といっても,この1stはThrashというより当時のAmerican Power Metal的要素が強い.Manzo (Vo), Dan Watson (Gr), Bill Perterson (Ba), Dave Schmidt (Dr)の4人編成.Shrapnelからのリリースで,Shrapnelといえばギターヒーローだが,Dan Watsonはそれ程派手なプレイはしないが,ツボを押さえた良いギタリストである.曲自体は殆どNWOBHMというかMaiden的なものが中心であるが,よりエッジが立っており将来Thrash路線へと向かう伏線がちらほらと見受けられる.普通にHeavy Metalとして十分に格好良く,このころは普通に楽曲の格好良さで勝負している感じである.

Watery Graves (1989)

SF出身のバンド.初期はものすご〜くオーソドックスなHeavy Metalをやっていたが,Thrash路線へ移行した.それに伴って(?)Wild Ragsからのリリースとなった本作は3曲入り.元々Shrapnelと契約していただけあって,十分にギターヒーロー要素があり,実に滑らかでセンスの良いギター.その他のパートも普通に全く危なっかしいところとか無く,Wild Ragsマニアとしては多少不満が残るくらい格好良い.楽曲はかなり複雑であり,Jazzっぽさを抜いたATHEISTといった感じ.そう,マジでトップクラスの安定した演奏です.3曲とも完成度は高い.まあ,しいて悪い点を挙げるならば,曲のインパクトがやや弱いか.とはいっても,正統派Heavy Metal的なリフに持ち込んだ時の格好良さは流石にもともとの音楽性が見え隠れする.この作品はWild Rags好きな人以外のごく一般的なマニアの方にもお勧め度が高い.まあ,Wild Ragsと誤って契約してしまった感が強いバンドである.

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HIRAX website ENGLISH JAPANESE

HIRAX / Raging Violence (1985)

カリフォルニアのハイトーンVoを擁するThrash Metalバンドのデビューアルバム.珍しい黒人VoのKaton W. De Pena, Gary Monardo (Ba), John Tabares (Dr), Scott Owen (Gr)の4人編成.Thrash全盛期を前に解散してしまったため,一部のファンしか知らないが,音楽的には非常に面白いことをやっていた.とにかくスピーディーでグイグイ押してくるThrash MetalらしいリフにつややかなハイトーンVoというスタイルはかなり独特の存在だった.彼らの代表曲のひとつ"Bombs Of Death"は「Metal Massacre VII」に収録されているものよりもスピードアップしている.・・・が音源がどっかいった・・・(涙).ただし,このアルバムは再発なります.

Hate, Fear and Power mini (1986)

これまた疾走しまくっており,ややHardcore色が強い・・・が音源がどっかいった・・・(涙).ただし,この作品も再発なります.

これらの作品は再発盤が手に入り次第,ちゃんとレビュー書きます.流石に10年聴いてないと断片的にしか思いだせん・・・.

Blasted In Bangkok 7EP(1987)

本作はデモ(本来は3曲収録だった)音源から起こされた解散後に出された2曲入りの7"EP.このバンドの特徴はとにかくこのハイトーンVoである.ハイトーンといっても,結構耳に優しい声であり聴いていて心地よい.演奏もまた非常に巧く,特にDrは安定感がある.スピードの強弱変化が唐突でこれがまた疾走感を生んでおり,格好良い.今聴くと音に懐かしい暖かみがあると同時にやっぱり,このバンドは格好良かったんだと実感できる作品.当然,必聴です.

split with SPAZZ 7EP (1997)

HardcoreバンドSPAZZとのSplit EP.もちろん,解散して10年以上たって出たモノ.HIRAXはDemoに収録されたがBlasted In Bangkok EPでカットされた"Dying World (shock)"を提供している.この曲自体はかなり曲展開が複雑でそれまでのHIRAXスタイルとはかなり異なる.

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86年のの春頃にオリジナルVoのKaton DePenaが脱退し,後任にはなんとEXODUSの初代Vocalistとして有名なPaul Baloffがほんの僅かの間在籍していた(その間,2-3回のライブを行ったらしい).そしてバンドはやがて解散・・・・・・が・・・・・・・・・・・・

2000年ついにKaton DePeneが中心となってHIRAXを復活させた.9月には新作のレコーディングも行われる.

El Diablo Negro -demo Rough Mixes Limited Edition- ( 2000)

ということで再結成第一段デモがこれ.3曲入りである.最初の感想「おい,マジメにやれよ」.もちろん,冗談である.が,良い意味これが2000年の新緑と誰が思うだろうというくらい80年代の音のまんまである.数々のバンドが復活しているが多くは「ああ,かわっちまったんだな」と感じるが,やはりやってくれた.彼らは本当にファンのために戻ってきてくれた.そりゃ,Katonの声に若い頃のような艶やかな伸びはなくなったが,パワーは衰えていないどころか思いっきり増加している.まるで解散以降のフラストレーションを思いっきりぶつけるかの如く熱い.リフもあのまんまだし,わけわかんねぇノリだけのギターソロなんて今のバンドには絶対真似できない.実は伸びやかすぎてKatonの声が苦手だった人にはこっちの方が良いかも知れない.贅沢を言えば,HIRAX本来の超スピーディーな展開にまでは至っていないところ.まあ,それでもオールドファンが納得する再結成音がようやく出てきたといった感じで十分評価に値する.これがスラッシュの熱さです.いまなら彼らのページから通販可能.限定品なのでお早めに.

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HOBB'S ANGEL OF DEATH / House Of Death(1988)

Peter Hobbs率いるオーストリアのバンド.当時はずいぶんファンジンなんかには登場していた.バンド名といいジャケットといい垢抜けないのだが,音は格好良い.そのバンド名から察しがつく通り,SLAYERからの影響が大きいようで,良質の疾走型Thrash Metalをやっている.演奏・音質もしっかりしている(?)ので,普通の人でも聴いて楽しめるはず.

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HOLY MOSES / Reborn Dogs(1992)

ドイツを代表するB級Thrash Metalバンドの通算6作目(?)のアルバムである.正確に言えば,デビュー当時はThrashであったがこのアルバムではDeath Metal的要素が強い.正直言って息苦しそうなSabinaのVoが苦手で当時は殆ど聴かなかった.80年代Thrashの中で女性Voを擁するバンドとしてはもっともメジャーであった.完全なThrash時代は気になってたVoであるが,Death寄りの音になったことによって私の耳には違和感がなくなった.初期の頃の曲は殆ど覚えてないがこのアルバムは本物のTharshがわかる奴が書いたということが十分に伝わってくる曲ばかり.同じレーベルのWARPATHの音に近い感じである.うん,悪くない.

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HOLY TERROR / Terror And Submission(1987)

AGENT STEELの名作「Skeptic Apocalypse」に参加・その作成に深く関与していたギタリスト鬼才Kurt Kilfelt率いるHOLY TERRORの1stアルバム.当然,そのセンスの素晴らしさに期待が寄せられる.期待通りに素晴らしいアルバムである.とにかく,強引なまでに詰め込みまくった手数が多く複雑なリフとドラマティックな展開,他に類を見ない独特の個性がこのアルバムで既に完全に確立している.VoのKeith Deenの声がまたあまりにも個性的で,強引すぎる.歌う・・・っぽいthrash(だが,十分にシャウト重視)でここまで個性的な歌い方をする奴は他にはいないだろう.決して巧くはないんだが,完璧である.雰囲気は完璧にmetalなんだが,リフと跳ねるベースはHCっぽい部分も強い(これは,後にKurtとのメールのやりとりで判ったんだが,彼はかなりpunkとかが好きらしい).Kurtの美学は"Mortal Fear"で絶頂を迎える.もう,このパーフェクトな楽曲は何も言うことがない.音質がチープなのは否めないが,アンプやミュートで誤魔化すことをやっていなかった本当の刻み職人の匠の技が冴え渡る.とにかく,Kurtの作った世界が聴かれるだけで素晴らしい.必聴.

Mind Wars(1988)

2ndアルバム.もの凄くチープなジャ ケットのせいか,日本発売までされたのにあまり注目されなかったThrash Metalの歴史に残る名作中の名作.この作品ではKurt自身がプロデュースを行っている.前作以上にスピード感と緊張感&微妙な知的さが加わった.スピードアップと複雑さが,ドラマーの能力を最大限に引き出させている.崩壊寸前で疾走するDrは聴いていて危 なっかしいが,結局しっかり叩いている.特にスネアの力加減で微妙に表情を変えたり,スピードのあるプレイの中で異常に高いグレードのプレイをやってのけている.Bassは基本的に飾り気はなくユニゾンが多いが,Gリフの手数が異常に多いだけにかなり大 変そう.また,曲によってはかなり切れまくったプレイをしているので要注意!そして,なんと言ってもこのバンドの最大の売りであるギター.とはいえ,特にど派手なGソロや超速弾きをしているわけではない.逆にソロは無理なスピードはなく, 地味めのソロである.ただし,実際に弾こうとすると非常に難解で,かなり特殊な音進行である.まあ,ソロはいいとして,問題はGリフ.とにかく手数が多く,かなり難解.そんなリフが曲として繋がると実に不思議なことに複雑に聴こえない.無理なリフを繋げて無理なく曲を仕上げるKurt Kiltfeltの楽曲センスにはただただ脱帽.また,Voの Keith Deen は決して巧くはないが,更に強烈さを増しており,実に味がある HOLY TERROR の顔である.計算され尽くされたGと荒削りなVoとは実は大変相性が良いようだ.なお, 本作に収められている「Debt Of Pain」はKurt在籍時の AGENT STEEL の1stアルバム「Skeptic Apocalypse」でオリジナルを聴くことができる.スピード はHOLY TERROR Versionの方が倍くらい速い.本作は個人的にはThrash Metal系ではもっとも好きな作品の一つである.当然,棺桶に入れなさい.

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HUMAN REMAINS / Using Sickness As A Hero(1996)

何枚目か知らないがgrindcoreバンド.下手じゃできないgrindcoreではあるが,このバンドもまあまあの演奏力である.最近は録音技術が向上しているから阿わからないが.好みとはいえないが,他のバンドがやってないような手法を取り入れたいしていてわりと個性はある.要チェックとはいえないが.

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HYDROPHOBIA / Mortify The Flesh demo tape(2000)Home Page is Here

HYDROPHOBIA is Gore-Death Metal Band affected by Grindcore from Fukuoka, Japan. This demo was recorded 3 piece. The band was composed of Rin (ex.NECRONOMICON) :Guitar & Vocal, Takuya : Bass & Vocal, and killer drummer, Tomohide. The sounds is characteristic by very heavy riff with low twin vocal. Grinding deep riff is like as voice from hell. The sound is cool with savage brutality and screaming horror SE etc. They play cool live show, check their live schedules!

九州は福岡・博多のバンド.GoreなDeath Metal バンドである.元NECRONOMICONのRin (Guitar & Vocal)を中心に,Takuya (Bass & Vocal),Tomohide (Drums)のトリオ(最近,ギターが1人加わったらしい;2001.12月現在).引きずるようで切れの良い重低音のリフが特徴的であり,地獄の底からの唸りの如く絞り出されるツインヴォーカルの圧迫感はかなり濃厚な味わい.抜けの良いスネアの音は疾走感を煽る感じであり,他の重低音と対峙的で効果的である.デモにおいてはSE効果をうまく活かしておどろおどろしい雰囲気を作りだしている.実際,ライブでも彼らの演奏は独特の空気を持っており,今後の活動にも注目したいところである.

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HYPOCRISY / Penetralia(1992)

ご存じ(?)スウェーデンのDeath Metal Band,HYPOCRISYのデビュー作.現在よりも遥かにストレートな正統派Death Metalである.音質こそあまり良いとは言えないが1stにしてこの完成度は大物の片鱗を十分に感じさせる.初期のThrash Metalや昔のBlack Metalからの影響が随所に見られ,なかなかの名盤である.このころから,すでにHYPOCRISY節とも言うべき,名リフの数々を聴くことができる.個人的にはこのアルバムは結構気に入っている.というか,好きな曲が多い.私は良い意味でBathoryの後継者と思っていたのだが・・・.私だけか.なお,収録曲のう ち,「Left to rot」は,Nuclear Blast レーベルから出ている「Death...Is Just The Beginning II」でvideo cripを見ることができる.Video版はギターソロがアルバム版と異なっており,マニア必聴!

Osculum Obscenum(1993)

期待の2nd.HYPOCRISY風様式美を更に追求・・・と書きたいところだが,実は1stよりも曲が普通になっている.まあ,随所にHYPOCRISY節は聴かれるのではあるが.ちょっと曲作りを焦りすぎたか?それとも,ギターのJonas Osterbergが脱退したためか??ちょっと期待はずれの一枚.悪くはないんだけどね.本作では,Venomの「Black Metal」のカヴァーが聴ける.

Inferion Devotiles(1993)

この直前に今度はVoのMasse Brobergが脱退してしまい,3人編成になってしまった.これはその3人編成で臨んだ5曲入りEP.もともとPeter Tagtgrenの一人バンドであったから彼がVoをとっている.なお,本作ではSLAYERの「Black Magic」のカヴァーが聴かれるが,これはぜんぜんダメ.やはり,本家が巧すぎるよ.Bathoryとかやってくれれば良いのに.

The Fourth Dimension(1994)

EPの時と同じメンバーで作られた.全作までと比べると極端に音が良くなった.しかも,いきなり遅い曲からである.で,これがどうかって・・・そう,格好良いのである.それまでとは違うバンドってぐらい違うタイプの曲だけど,これこそ初期Bathoryの血を引いた北欧美である.まあ,違うっていってもPeterの書いたリフは音進行に癖が強いのですぐにわかるんだが.名盤.「必聴」.

Abducted(1996)

なんとなく予想していたが,やはりこうなったか.全体に美しくなってキーボードもかなり多く使われている.VoのPeterがとっているのだが,どうやら上からなんか被せているようでそれまでのVoスタイルが好きな私としてはちょっと不満.HYPOCRISY節は十分堪能できる.しかし,随分美しい音になったな.この先がちょっと不安である.

The Final Chapter(1997)

上述のように,多少不安があったが聴いた瞬間に不安は一掃してしまった.相変わらず3人編成のままで,Peter Tagtgren (Vo & Gr), Mikael Hedlund (Ba), Lars Szoke (Dr)である.音としては,むしろ初期に戻った感じである.ただし,いつものHYPOCRISY節があまり感じられないギターリフ等も存在する.もちろん,スローな曲では例のパターンが聴かれ,ちょっとお約束的作品構成である.曲によってはVoの声質を変えるなど,Peterは相変わらず自分でいろいろと実験している.ちょっと,ギターソロが不満ではあるが,私自身はけっこう気に入った.なお,「Evil Invaders」はカナダのthrash metalバンドRAZORのカヴァー.

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------------0xKhTmLbOuNdArY Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="re.I.html" Content-Type: text/html Thrash or Die!

review I

ICED EARTH, IMAGIKA, IMMOLATION, IMPERIUM, IMPETIGO, INCANTATION, INCINERATOR, INCUBUS, INFAMOUS SINPHONY, INFECTIOUS GROOVES, INFEKTOR, INFERNAL MAJESTY, IN FLAMES, INNERSTATE, INNER THOUGHT, INSANITY, INSANITY(Br), INTRUDER, INVOCATOR, IRON ANGEL

ICED EARTH / Night Of The Stormrider(1991)

フロリダのPower Metalバンド.当時,テクニックが凄いとのうわさを聞いて手に入れたのだが・・・.確かにテクニックはある.しかし,やはりPower Metal系独特のアホメロがかなり多い.若干Thrash色はあるものの,基本形はIRON MAIDENそのもの.で,とにかくリフがつまらないし,随所に散りばめられているメロディは誰でも考えつきそうなものばかりである.クオリティが高い分,他のPower Metalよりは聴けるが.でもつまらない.ファンは多いようだけど(つまり,一般ウケはする音なんじゃないでしょうか?).

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IMAGIKA / Worship(1998)

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Crunchy thrash metal band from Bay Area, SA. The member is David Michael(Vo), Steven D. Rice(Gr), Henry Moreno(Dr), Michael Dargis(Ba). "Workship" is 2nd full length album. They formed in 1994, but their sound is traditional real Bay Area thrash metal. Rhythm section of Drums, Bass and crunchy guitar riff cut very tight and cool, and vocalist shouts melodious and very powerful. Technical performance is very high quality. If you like Bay Area crunch sound or not, you should check this sound.

サンフランシスコベイエリアのPower寄りThrash Metalバンドの2ndアルバム.David Michael(Vo), Steven D. Rice(Gr), Henry Moreno(Dr), Michael Dargis(Ba)の4人編成.これが2ndアルバムである.1994年に結成された比較的新しいバンドであるが,音は80年代の数少ない良いBay Areaスラッシュとタメをはれる出来.リズムは非常にタイトで安定感があり,クランチ系の好きな人は間違いなくチェック.そしてVoはメロディアスかつパワフルでなかなか素晴らしい.演奏は完璧である.ベイエリアクランチが好きな人はもちろん,そうじゃない人もこの完成度なら聴くべきである.

And So It Burns (2000)

プロデューサーにGRAVE DIGGERのUwe Lulisを迎えて作成された3rdアルバム.前作以上に焦点が絞られており,静と動のバランスが美しかった前作と比べて,アルバム全体を通してパワーに満ちておりよりヘヴィーな仕上がりになっている.特にVoのDavid Michaelのシャウトはかなり強烈に仕上がっており説得力を増している.もはや同郷のDavid Wayneにも負けないほどのパワーと個性溢れる歌えるVocalistに成長した.それにIMAGIKA節ともいえるリフは非常に心地よくベイエリアクランチの真の継承者と呼ぶに相応しいだろう.音質でやたらと重々しくした上辺だけの音作りではなく,ドライな本来のベイエリアクランチが楽しめる.ドライブ感のあるBassも効果的である.ギターソロも当然,今まで同様にテクニカルかつエモーショナルな美しいメロディで曲に良い味付けをしている.素晴らしい作品!

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IMMOLATION / Dawn Of Possession(1991)

Ross Dolan (Vo & Ba), Robert Virgna (Gr), Tom Wilkinson (Gr), Craig Smilowski (Dr)の4人編成のNYのDeath Metalバンド,かなりメジャーなので,他のページで十分に紹介されていると思う.音像としては正統派Death Metalの部類に入り,Blast Beatは用いていない.悪くはないんだが,特別な良さも持っていない.まあ,くだらないバンドがたくさん売れているからこういったバンドの肩押ししたくなるのだが・・・.CANCERに雰囲気が似てない?・・・なんとなく.

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IMPERIUM / Too Short Season(1993)

Hollandのtechnical proggressive thrash metalバンドのデビューアルバム.プログレ系thrashにありがちな楽曲の軽さはさほど感じられない.出てくるギターリフはU.P. のKen Jacobsenが書きそうなリフが中心で,曲の統一性が高い.で,更にブレイク部分はCYNICとかMARTYR的なリフが多い.ということで,局面局面はかなりスリリングでクオリティーの高い素晴らしいことをやっている.プログレ路線ということでは,thrashよりも数歩先を走っているdeath系のリフに近いのは,ほかのプログレ系thrashと大きく違うところ.メンバーのうち数人は元SACROSANCTで,消化不良だったストレスを払拭させたかのような出来である.ただし,ミドル〜ハイトーンのヴォーカルは微妙にヨレヨレで,ちょっとしまりがない感じ.どうせなら,death voiceとかの方が曲にはうまくはまるのかもしれない.演奏は問題なく(というか,無難),楽曲の完成度も高いので,たまには美しいメロディを聴きたくなったりしたときにはいいかもしれない.まあ,真っ当な人はこういうものを聴きましょう(笑).

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IMPETIGO / Ultimo Mondo Cannibale(1990)

Debut album of Grindcore band from IL, USA. This album was released by Wild Rags Records(WRR020). They played early style death metal/grindcore. The sounds is shaped nearly normal hardcore sounds. Guitar riff is very simple, but it has effective attack. Like a horror movie's sound track, it has some effective sounds between the songs. It is exaggerated, but it's nice break point over the album. If you like early grindcore, check the album, soon. Excellent album. Wild Rags released Vinyle LP and tape, it include difference bonus songs. But Morbid Record's re-issue CD include each bonus songs.

イリノイ出身のGrindcoreバンドのデビューアルバム.あのWild Rags作品である.ごく初期のDeath Metal寄りのGrindcoreである.つまり最近の音よりも遙かにHCに近い(初期のNAPALM DEATHに近い感じ).ギターリフなどはかなり単純であるが,逆に無理なくツボを抑えている.曲間に入る効果音や会話等はアルバム全体をホラー映画のように仕上げようといった意図が伺える.まあ多少うざったいが,逆にこういったブレイクがあるから聴きやすくなっているのかも.初期グラインド好きなら間違いなくチェックするべし.秀作.なお,Wild Rags盤はLPとテープで収録曲が異なるが,再発のMORBID Rec.盤のCDはそれら総てが収録されていてお得.ジャケットもかなりシュールでGood!

Faceless (1991)

こちらもWild Rags作品の4曲入りE.P..IMPETIGO節炸裂のタイトル曲"Faceless"はツタツタツタツタと入るスネアの音の微笑ましさが残りつつも恐ろしいことをやろうとしている雰囲気は何とも心地よい(それでいて,スローパートは再結成後のNECROPHAGIA風).が,個人的には高音のグチャグチャなシャウトとゴボゴボの低音の掛け合いの"Disorganized"は彼ららしさが思いっきりでており,お気に入りの曲である.ジャケのアホっぷりが他の作品と比べるとパワー不足である.まあ,ゴア好きならマスト,wild rags maniaもマスト,thrashファンもこのバンドは違和感なく聴けると思う.再発も沢山出回っているようで,入手も容易であるため,入門には良い作品かもしれない.

Horror Of The Zombies(1992)

2ndフルレンスアルバム.これもWild Rags作品.このアルバムでは全作のスタイルを踏襲しながらよりセンス良くなっている.とにかく崩れそうでも崩れない意外と安定しているリズムはとても心地よい.音的には以前よりも初期MORGOTHに通じるような正統派Death Metal色が強まった感じ.派手さはないがツボを押さえて適度に重いあっさり味のGrindcoreに仕上がっている.無理矢理作ったような機材だけで誤魔化した分厚い音が好きな人には駄目だろうが,昔からのThrash/Death MetalやHardcore/Grindcoreの流れを体感して位いる人には充分に満足できる作品だと思う.なお,本作はWRR作品にしては珍しくCDもあるがかなりレア.ちなみに私はメンバーのMarkが持っていた最後の一枚をサイン入りで貰った(自慢).

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INCANTATION / Onward To Golgotha(1992)

ニュージャージーのDeath Metalバンド.EPを数枚出しているようだが,これが1stフルレンスアルバム.Craig Pillard (Gr & Vo), Jim Roe (Dr), Ronny Deo (Ba), John Mcentee (Gr)の4人編成.とにかく徹底してGrindな路線である.恐らく目指している音は初期MORBID ANGEL辺りだと思うのだが,曲はもちろんそんな高級なモノじゃないし演奏も並である(下手じゃできないDeath Metalではあるが).Voはかなり酷いかも.全体として悪くはないんだが,このバンドならではの”売り”の部分は浅すぎる.ジャケットはかなりテクニカルなDeath(しかもThrash寄り)を期待させるようなものであったため,ちょっと残念.

The Infernal Storm (2000)

間の作品を聴いていないのでわからないが,これだけ聴くと「化けた」って印象を持ったアルバム.相変わらず凝ったジャケットは購買意欲をそそるものであり大きなプラスである.サウンドも相変わらずブルータルなデスメタルをやっている.まあ,個性といったものはあんまり強くは感じないが楽曲が非常にスムーズになっている.DISINCARNATEのようなズシズシと疾走したり引きずったりするリフはかなり聴き応えがある.出来ればこのリフには美しいメロディーのギターソロなんかがのると個人的には好みなんだが(でも,それではDISINCARNATE),せめて残忍なアーミングやハーモニクスを多用したようなドラマチックなソロがのればより曲が生えるような気がする.ちょっと中途半端なソロはマイナス(これならない方がいいかもしれない).まあ,この手のサウンドが好きな人には損はない作品である.

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INCINERATOR / Uh!?!(1989)

イタリアのSpeedcoreバンドのデビューアルバム.Bass & VocalのAntonio Silviaが中心になって1986年に結成された.デモをいくつか残しているようだが,メンバー名からしてイタリアのバンドか?スピーディーないわゆるSpeedcore系サウンド+Thrashといった感じでかなり格好良い.(Speedcoreという表現は当時の音を知らない人には良くわからないかもしれないが,Hardcoreよりも速く現在のGrindcoreが存在する前にあったVoは高めの声というものであり,CRYPTIC SLAUGHTERなどがその代表.WEHRMACHTなんかも若干Speedcoreがかった音)最近はこの手のバンドは全くいなくなったが,この手のバンドの爽快な疾走感は独特のノリがあり心地よい.このバンドはややスピードを抑えた部分でも充分に格好良く,とにかく勢いが素晴らしい.オールドファンは是非チェック.

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INCUBUS / Serpent Temptation(1988)

ルイジアナ州のバンドの1stアルバム.ルイジアナではあっても,バンドの中心のHoward兄弟は実はブラジルから移住している.HeavyでSpeedyなThrashである.ギターとかはかなり無茶苦茶に弾いてて格好良い.そのままだと音がかなりスコスコくるので,低音を強めにして聴くのがこのバンドを好きになるコツ(笑).それにしても,所々に往年のThrash Metalの臭いが染み着いたリフがたくさん転がっているのは嬉しい.でも,ヘタクソ(笑)・・・Drは凄いけど(でも,ちょっとだけもたる).次作に大いに期待がかかる作品であった.でそれが(↓).

Beyond The Unknown (1990)

これが2nd.全編疾走しまくりの手数の多いギター+吐き捨てVoのThrash.これでもかと畳みかけるリフは圧巻.その疾走感はEXHORDER等に近い感じであるが,彼らほどクランチ色が強くなく,寧ろ南米的サウンドであるため,初期ファンにはより受けるかもといった極上の音.無理矢理っぽいギターソロとかツボを押さえた強引な曲展開などやる気が十分伝わってくる.演奏もかなりしっかりしてきてこれならば最近のファンでも文句はあるまい.今聴くと完全にThrashなんだが,当時はこれでもDeath寄りといった表現が適切だった.ということで,先にも述べたEXHORDERやDEMOLITION HAMMER.DORSAL ATLANTICAなどでピンと来る人は絶対にチェック.そう,有無を言わせずとにかく疾走・とにかく格好良い.きかなきゃ損.これをきいてThrash魂を再沸騰させなさい.なお,ご承知の通り,同名のバンドがいくつかあるので要注意.この2枚のアルバムを残して解散した・・・が,バンドの中心であるFrancis Howard (Guitar & Vocal)とMoyses Howard (Drums)兄弟は,バンド名をOPPROBRIUMに変更し,2000年に復活した.こちらも要チェック.

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INFAMOUS SINPHONY / Manipulation(1989?)

全く知らないがWRRもの.とにかくVoが悲惨なthrash寄りのHardcore.ネコを踏みつぶしたような声(?)をしている.Voにさえ目をつぶればなかなかいい・・・かもしれないバンド.Drはかなり巧い.いや,凄く巧い.なんで,こんなレベルのバンドにこれほどのドラマーがいるのであろう?Anthony BurnhandなるこのDrご存じの方はご一報お願いします.

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INFECTIOUS GROOVES / The Plague That Makes Your Booty Move... It's The Infectious Grooves(1991)

SUICIDAL TENDENCIESの中心人物であるVoのMike MuirとBaの Robert Trujilloが中心になって作ったプロジェクトバンド.FunkとHardcoreと若干のThrashを加えたような音でこの頃のSTの音よりも遙かに格好良い.Funk系の音のためかBaは水を得た魚状態でむちゃ凄い.なんか,SCATTERBRAINに対抗しているかのようなごちゃ混ぜ超テクニカルな楽しさがある.ゲストもかなりなもんで,2曲目の「Therapy」なんてなんとOzzy Osborneが参加しているほか,個人的に結構好きなPhil Kettnar(元LAAZ ROCKIT)などの名前もある.

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INFEKTOR / Ahuer Maiek(2002)

スペインのバンド.恐らく殆ど脚光を浴びていないバンドであるが,実に凄いことをやっている.ジャンル的には民族音楽的Technical Death / Thrashである.フルート,パーカッションを含む7人編成のバンド.スペイン語で捲し立てるようなドスの効いたヴォーカルと対照的に繊細にケーナのような使い方をしているフルートとパーカッションはかなりのインパクト.ドラムを含め細かなところに気配りが出来た超テクニカル集団である.これまでの他のバンドのタイプとはどれとも違う感じであるが,実験色が強いという訳でもなく,非常にうまくまとめている.重さ的にはMORTIFICATIONクラスであり,Death Metalの中でも限りなくThrashな部分をベースにして大アレンジしたような感じである.疾走感だとかそういったものを求めるタイプの音ではないが,十分に格好良くかなりはまれる.プログレ系統が好きな人にもお勧め.これは要チェック.

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INFERNAL MAJESTY / None Shall Defy(1987)

カナダのTechnical Thrash Metalバンドのデビューアルバム.当時としてはかなり重かった.展開が多く起伏が激しい曲が特徴であり,その中に割とオーソドックスなギターソロがのるといったスタイル.流石というか,何故か当時からカナダ勢は殆ど例外なく演奏力が安定しておりとても良心的である.当時は殆ど話題にならなかったが,テクニカルな中にもきらりと光る荒っぽさはThrashファンの心をつかんだ.特にDirtyなVoと全体が織りなす雰囲気は今のバンドには不足している邪悪さが漂っており,最近のBlack Metalバンドに爪の垢を煎じて飲ませたいもんだ.なお,本作は何を間違ったのかDispleasedからCD化された.現在も地元トロントを中心に活動中である.

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IN FLAMES / The Jester Race(1996)

スウェーデンのメロデスの2ndアルバム.何故か他のメロデスよりも良かったような気がしてたんだが,勘違いか?確かに演奏はしっかりしているし受けそうな曲は書いているけど,所詮メロデス.スピードとかも中途半端だし,もっと怒りが表に出てきたような音にならないもんかな〜.リフは他のメロデスよりも許せる率がちょっとだけ高いんだけどねぇ.うーんでも辛いな.

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INNERSTATE / A Tell-Tale Trail(1992)

ぜんぜんしらない.METAL要素はそれほど強くない.音は重くない.速くもない.どういった音かっていうと・・・Dub Warとかの路線といっておけばよいだろうか?Voはもっと柔らかく歌っている.特別悪くはないが,取り立ててどうこうってもんでもない.まあ,聴いて損はしないとは思うけど.

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INNER THOUGHT / Wordly Separation(1993?)

カナダのINNER THOUGHTのデビューアルバム.音としてはDeath Metal〜Gothic系である.わりかし正統派であり,まあまあ聴ける.リフは悪くはなく結構いかしている.ギターソロなんか,往年のthrashのノリで結構泣かせる.3人編成で一人は黒人なのだが,それらしい音はぜんぜんない.ところどころに実験的なことをやっているが,それも基本的には外していない.ひょっとしたらはまるかも知れないが,そこまで魅力があるわけではない.まあ,興味のある人は聴いてもそこまでは損しないと思う.それにしても,このジャケットは生首がごろごろ写っているし,やばいなあ〜,ってうちジャケの写真はいわゆるあっち系であり,かなりえぐい.

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INSANITY (CA) / Death After Death(1994)

1985年にCA北部で結成されたThrash Metalバンド.正確に言えば当時Thrashの枠内でDeath Metalと呼ばれていたサウンド.ごくマニアックな人によると当時それなりにアンダーグラウンドでは知名度があったらしい.実際,私も名前は聞き覚えあった.だが,彼らの活動は全く伝わってこなかった.どうやら87年にVocal&GuitarのJoe DeZunigaが亡くなったためにバンド活動を休止していたらしい.そして90年代になってからレコーディング,本作はどうやら94年にリリースされたものでありその再発CD-R盤なるものがメンバーから送ってきた.さて,前置きはこれくらいにして,サウンドのほうであるが,当時SLAYERクローンと称されて酷評を喰らっていたタイプの音である.もちろん,私の最も好きなタイプの直線型のThrashということであり,SLAYERとは似ても似つかない.POSSESSEDばりに細かなリフとEPIDEMIC等に通じる重々しくかつ疾走感のあるリフ,まあ正直売れそうなサウンドとはほど遠いが,80年代の汚いThrash好きの人には涙モノ.特にWILD RAGS系のバンド(BLOODCUMとかANIALATORとかRECIPIENTS OF DEATHとか)が好きな人(何人いるんだ???)は絶対に満足することができる(同じ臭いがする)かなりレベルの高い汚い&勢い任せのreal thrashです.ちなみに,演奏は大体は巧いです.たまにドラムが追い越すけど,このドラミングは凄い.なお,全編同じ調子なのは愛嬌!どうしても欲しい人は以下のページから通販可能です.これは間違いなく必聴です.

http://www.blacklungproductions.com/insanity/index.html

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INSANITY (Brazil) / Phobia(1995)

INSANITYというバンド名はいくつかあるが,こちらはBrazil産のThrash Metalバンド.流石,ブラジル,例に漏れず(?)時代錯誤甚だしい実に危なっかしいダークなThrash Metalをやっている.もう,かなり完璧に汚物系である.ヴォーカルはちょっとだけ,昔のTom Arayaみたいな声(で,もっと下手くそに中低音だけでがなり立てる).ギターリフやドラム,曲展開などもごく初期のSLAYERからの影響が強そうな感じである.ギターソロだけは,ごく初期のDEATHみたいに微妙にうまいが,詳細は誤魔化しているって感じで好感が持てる(笑).何と言っても,1995年作品とは思えないショボショボの音質はもう基本でしょう.こいつらはSLAYERクローンと言われても正直反論できないだろうが,上記INSANITYよりも個人的には思いっきりツボ.そう,はっきり言ってリリースを10年間違っている.もう,初期Thrash好きにはたまらない極上サウンド.てか,お前ら一体何をいつの時期に聴いて育ったらこんなになったんだ?と不思議になる.ちなみに,DORSAL ATLANTICAのトリビュートアルバムにも参加しているが,そちらでも人一倍汚さを発揮している.ブラジルバンドのコンピで特に汚い彼らはある意味凄い.もう少し早ければ,確実にWild Rags行きです.上級者は必聴.というか,棺桶ものです.

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INTRUDER / Live To Die(1988)

とってもシュールなジャケで有名なINTRUDERのデビューアルバム(だったよな?).Drはかなりもたるが,基本的にはちゃんとしたThrashをやっている.ただし,若干Power Metalチックかつ,Voはかなりしっかりと歌っているため,真のThrash好きからはあんまり好感持たれていないバンドである.METALLICAの2nd・3rdの影響がかなり強い.私はこの1stアルバムは結構好きである.音とは関係ないが,この輸入盤LPは凄くゴム臭かったことを強烈に覚えている.

Higher From Of Killing(1990?)

これが2ndだったと思う.基本路線は前作と変わらないが音質・テクニックはかなり向上した.とりあえずDrはもたらなくなった.決して悪くはないしレベルはそれなりに高いが特別に引きつけるものはない.2枚連続で同じ歌われ方をするとこの手のVoは流石に疲れる.Power Metal寄りのThrashが好みの人なら外せないと思うがThrash好きの人にはそんなに大切な一枚にはならないであろう.

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INVOCATOR / Excursion Demise(1991)

DenmarkのThrash Metalバンドのデビューアルバム.後述の「Early Years」に収録されているデモに収録されている曲も含まれる.ということで,基本的にはSeedに固執した真のThrash Metalである.が,正直言ってデモほどは格好良くない.最大のミスはヴォーカルスタイルとドラミングスタイルの変化である.ヴォーカルはDARK ANGELのRon Rinehart的になっており,デモとはえらく発声が違う.DARK ANGELにおいてもRon Rinehartの声はいかがなものか・・・と思っていたため,正直言って,Mille的な発声のままでいて欲しかった.で,ドラムは現THE HAUNTED(ARTILLERYの「B.A.C.K」やKONKHRAの作品にも参加している)のPer Moller Jensenである.正直言って,このドラミング嫌いです.手数足数多くて非常にテクニカルで個性的なんだが,個人的にはこの手のThrash Metalはもうちょっとシンプルに叩いて貰いたい.その方が,疾走感とか出ると思うんだが・・・.まあ,それでもThrashの良さは十分に伝わってくるかなり格好良い作品であり,DARK ANGEL的な音が好きな人にとってはやはりマストでしょう.

Weave The Apocalypse(1993)

彼らの2ndフルレンスアルバム.やっぱりやっちゃってました.この手のバンドはデモが一番よくってあとはボチボチといったパターンが多いがこのバンドも例に漏れず・・・.demoの時から見せている「DARK ANGEL大好きです」といった姿勢は悪い意味で思いっきり引き継がれており,DARK ANGELの「Leave Scars」と「Time Dose Not Heal」との中間的な音楽性.なんでわざわざコケ方までマネするかな〜.ただし,DARK ANGELの駄作ほど酷くはなく(まあ,これらの作品も今聴くと決して駄作じゃないんだが)楽曲センスの良さは感じる.しかしな〜,デモが格好良かったバンドってどうしてこんなにことごとく転けるのでしょうか?まあデモには劣るけど,このアルバムはきいた方が良い.この後のアルバムは未聴であるがモダンになっちゃったらしい.ああ残念.

Early Years(1994)1988+1989+1994

必聴・・・目から鱗が50枚くらい出てきそうな出来の作品.デンマークのThrash Metalバンドのデモテープ音源集.88年のデモ「Genetic Confusion」と89年のデモ「Alterations」,そして94年にレコーディングされた"The Eternal War"(ARTILLERY2nd)と"The Promise Of Agony"(DARK ANGEL3rd)のカヴァーが収録されている.デモだからどうだって言うんだ!これに必聴マーク付けずしてThrashファンと名乗れるか!とにかく怒濤のごとく責め立てるスピーディーかつツボを知り尽くした絶妙なリフはあのDARK ANGELの名作「Darkness Descends」と肩を並べるほどの出来映え.吐き捨て型スラッシュヴォーカリストとして最高峰であった初期KREATORのMilleに近い発声のキレの良いVo.同じく初期KREATORには不可欠であったDrのVentorの癖を完璧に自分のものにしているようなツボを押さえまくったドラミング.SLAYERの「Reign In Blood」時のようなギターワーク.初期DARKNESSに通じる無骨なコーラス.どれをとっても完璧です.参りました.当時からファンジンとかでちょっぴり名前くらいは聞いたことあったが,ここまで完璧な音を当時出していたとは思いませんでした.これが本物のThrashです,参りました.カヴァーの選曲はちょっぴり?んんん?と思ってしまう(DARK ANGELで何故に3rdから持ってくる?)がVoの声真似までやっちゃってて微笑ましい.これを聴いて?と思う奴はThrashファンにあらず.

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IRON ANGEL / Hellish Crossfire (1985)

西ドイツのPower MetalっぽいThrash Metalバンドのデビューアルバム.個人的に好きとも嫌いとも言えない微妙な路線であるが,間違いなく外せないバンドである.当時あんまりきかなかったのはやはりこのGermanっぽさが若干あるところなんだろう・・・が今聴くとさほど気にならない.ていうか,マジでアホなサウンドが素晴らしい.どちらかというと普通のメタルっぽいんだが,これでも当時にしては刻んでるほうである.ドラゴンに立ち向かう勇者のジャケもあまりにショボくアルバムタイトルもショボい.音質は当然ショボく,楽曲・演奏どれも完璧にショボい.でも,そんな中にも個性がしっかりある.この独特のダサ格好良い空気(ん?ダサ格好良いか???)が素晴らしく80年代なのだ.特に単調なリフはやたらと飾り立てて効果のないリフよりも遙かにインパクトがありthrashの魂である疾走感は抜群である.こういったダサしょぼい普通のメタルっぽいthrashが聴けるのは正にこの時代だけの特権であり,もう2度と再現できないような世界が広がる.ちなみに,Old Metal Rec.が再発し,それにはボーナスとしてデモ音源が収録されている.ファン及びマニアには有り難いが,正直あまりにも音質はチープでラジカセで録ってもここまで酷くならんだろうというくらい汚い.まあ,これはオールドファンには涙モノの一枚.

Winds Of War(1986)

んでこれが2nd.1stと比べると(あくまでも比べると)音質は格段に向上している.そのため,アホっぽいほどの勢いはかなり大人しくなっている.スピードもかなりダウンしている.まあ,それでも勢いはThrash的で良いし,曲によってはそんなかんじなんだが,あまりにも普通のMetalって感じのリフもかなり多い.普通,MetalとThrashの中間的となったらSpeed Metal路線になるはずなんだが,そんな感じとも違う.恐らく普通のメタルファンのほうがすんなり聴ける音だと思う.ショボイしダサさはかなり高い.まあ,微妙に外せないバンドではあるが,普通のThrashが好きな人には間違いなく物足りないサウンドだろう.っつうか,最近の音になれた人には普通の古臭いMetalにしかきこえないと思う.なお,本作はCDが非常にレアだったが,あのOLDMETAL Rec.からボーナス4曲付きで再発された.ちなみにボーナスは85年のライブ音源で,これまた当時の音を知らない人にはかなりやばい音質.私の耳にはかなり巧くきこえてしまう.

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