1988年ー1996年 映画感想

 1996年までに見た映画の感想を少しずつ載せていきます。
 特に飛び抜けて大好きな作品にだけ、星をつけています。


誘惑のアフロディーテ (1996年 アメリカ)
 ウディ・アレン監督
 ウディ・アレン ミラ・ソルヴィーノ

 ウディ・アレンが笑わせてくれてめっちゃ楽しい映画だ。
 だが、ミラ・ソルヴィーノにはほんとにがっかりした。あの評論家やファンたちの大絶賛 は何だったのか。男なら誰もが魅了される理想の美女という評判で、思いっきり期待して たのに。たしかにポスターは金髪美人の頂点を思わせる色気ときれいさだった。しかし、 スクリーンに登場した瞬間、全然ちがうやんけ!とショックを受けた。千堂あきほをくずした ような顔立ち。そして、ハナにかかった高い声。色気のかけらもない。なんでみんなが あんなにほめるのか、わからない。マリリン・モンローとくらべるなんて無茶苦茶だ。


トップ ハット (1935年 アメリカ)
 マーク・サンドリッチ監督
 フレッド・アステア ジンジャー・ロジャース

 「カイロの紫のバラ」でミア・ファローが見るあの映画だ。ずっと見たくて、ようやく 上映会に行った。が、字幕ないんやったら先に言うとけよーっ!
 ミュージカル シーンだけは何とか楽しめたが、話が全くわからなかった。もう1回 見に行かなければ。


ジャイアント ピーチ (1996年 アメリカ)
 ヘンリー・セリック監督

 「ナイトメア ビフォア クリスマス」のスタッフによるファンタジックなアニメ。最初と 最後は実写になっている。
 そこらへんの大作よりもずっと楽しめる。歌のシーンが最高。めちゃめちゃおいしそう。 あんな桃が食べたい!


ビンセント (1982年 アメリカ)
 ティム・バートン監督

 怪奇映画俳優ヴィンセント・プライスにあこがれる少年の短編アニメ。ティム・バートン 自身、ヴィンセントが大好きなのだろうなあ。


ピノキオ (1995年 アメリカ)
 スティーブ・バロン監督
 マーチン・ランドー ジョナサン・テイラー・トーマス

 「ピノキオ」の物語は子どもの頃大好きだった。大人になってから見たディズニーの アニメにも心酔した。今回、「ピノキオ」の実写版映画ができたとあっては、見に行くほかは ない。
 しかし、まったくの期待はずれ。僕の好きな「ピノキオ」の世界の魅力が何ひとつ 伝わってこなかった。


インデペンデンス デイ (1996年 アメリカ)
 ローランド・エメリッヒ監督
 ビル・プルマン ウィル・スミス ジェフ・ゴールドブラム

 とにかくでかい!それだけで価値があると思うほど。
 演説には素直に感動した。アメリカうんぬんなんて考えなかった。映画やねんから。
 あの解決法じゃ、実際に円盤来たときどうすんねん?という方が気になった。 たったひと言の日本人のセリフもどうにかならなかったのか?(笑)
 ウィル・スミスがそこらのにーちゃんて感じでよかったし、ぱーっと楽しめたよ。


隠し砦の三悪人 (1958年 日本)
 黒澤明監督
 三船敏郎 上原美佐 千秋実 藤原釜足

 次から次へと迫ってくる難題を絶妙にかわしての脱出行。
 黒澤映画は男くさいものがほとんどだけど、この作品では上原美佐が輝いてる。 凛とした美しさ!もっと活躍してほしかったけど、二年でさっと引退したというのもしぶい。


Shall we ダンス? (1996年 日本)
 周防正行監督
 役所広司 草刈民代 竹中直人 草村礼子 渡辺えり子 田口浩正

 素晴らしい!ほんとうに楽しいひとときでした。日本アカデミー賞独占なんて当然なのだ。
 ダンス、音楽そして俳優に物語。どこをとってもほめちぎりたいとこばかり。思いきり 笑えて、せつなくて、はげまされる。これぞエンターテイメント。
 草刈民代の美しいこと。竹中直人、爆裂。たま子先生はあたたかい。
 クレジット見るまで気がつかなかったが、歌姫ナツコの清水美砂もよかった。 「恋の10ダンス」は、大貫妙子の主題歌にならぶ名曲なのだ。


ミッション インポッシブル (1996年 アメリカ)
 ブライアン・デ・パルマ監督
 トム・クルーズ エマニュエル・ベアール ジャン・レノ

 トム・クルーズえらい。よく企画してくれた。途中で混乱させられるほどの展開もいい。
 ただ、最後のアクションには飛び抜けた迫力はなかったなあ。
 主題歌はもちろん大好き。タイトルバックなんて最高だ。
 できるだけ予備知識入れないようにしていたので、「おっ、ロザンナ・アークエットって、 ちょっと見いひん間にエマニュアル・ベアールみたいにきれいになったやんけ」と間抜けなこと を思ってしまった。


おっぱいとお月さま (1993年 スペイン)
 ビガス・ルナ監督
 マチルダ・メイ ジェラール・ダルモン

 おっぱいに魅了された男の子の話。おっぱいに行くならもっとおっぱいに行かんかい! 無邪気な子ども路線ならそっちへ。どっちつかずの感で、印象薄い。
 男の子のナレーションが、説明過多にしている。大人の芝居だけで十分伝わってる のに。
 いちばんよく覚えているのは、人間タワー。
 あの女のひとは、おっぱいは魅力的やったけど、顔はタイプじゃなかった。


MEMORIES (1995年 日本)
 森本晃司 岡村天済 大友克洋監督

 「彼女の想いで」「最臭兵器」「大砲の街」とアニメ3本のオムニバス。
 「彼女の想いで」の画がすごい。話もよかった。
 「最臭兵器」が1番面白かった。人類を滅ぼすほどの威力を持った臭いを身に つけてしまった男。画は好きなタッチではなかったけれど。
 大友克洋自らが監督した「大砲の街」がわからない。センスがないと言われるの かもしれないが、楽しめなかった。カタルシスなし。


ザ インターネット (1995年 アメリカ)
 アーウィン・ウィンクラー監督
 サンドラ・ブロック

 自分がインターネットをするなんて思ってもみなかった頃に見た。
 特別言うところもないような映画やけど、サンドラ・ブロックの水着姿があったのは よかった。あの脚と腰だけで僕は満足です。


アポロ13 (1995年 アメリカ)
 ロン・ハワード監督
 トム・ハンクス ゲイリー・シニーズ

 あざとくなく、夫婦の会話など細かいところもよかった。もちろん、宇宙に旅立ってから の、手に汗握る場面も。
 ゲイリー・シニーズの役に最も感情移入した。立派です。


キャスパー (1995年 アメリカ)
 ブラッド・シルヴァーリング監督
 クリスティーナ・リッチ ビル・プルマン

 泣くとは思っていなかった。キャスパーを応援する気持ちになったし、動きのシーンは 楽しかった。ラストもがっくりくることはなかったし。
 「アダムス ファミリー」のウェンズデー役からこの映画と、クリスティーナ・リッチは 正統派美人女優への道を着実に進んでいる、と思ってんけど。今のリッチは、個性全開で さらにいい。


あなたが寝てる間に・・・ (1995年 アメリカ)
 ジョン・タートルトーブ監督
 サンドラ・ブロック ビル・プルマン ピーター・ギャラガー

 サンドラ・ブロックといえば「スピード」とこれやろう。
 純粋な想いに好感が持てる。冴えない毎日を送る気持ちもうなずける。あのプレゼント は最高やなあ。
 それにしてもピーター・ギャラガーって、「青い恋人たち」にしても「セックスと嘘と ビデオテープ」にしても、何で二枚目扱いされてんのかなあ。


不滅の恋 ベートーヴェン (1994年 アメリカ)
 バーナード・ローズ監督
 ゲイリー・オールドマン イザベラ・ロッセリーニ

 ラヴレターの熱烈な文面に打たれる。不滅の恋人をさがすミステリーの部分に 引き込まれる。ベートーヴェンの人生に思いを馳せた。ゲイリー・オールドマンがすごい。
 湖のシーンには震えた。音楽と映像の完全な合体。あれは僕の映画史に残るなあ。


フレンチ キス (1995年 アメリカ)
 ローレンス・カスダン監督
 メグ・ライアン ケビン・クライン ティモシー・ハットン ジャン・レノ

 驚くほどの場面はないが、けっこう楽しめた。フランスの田舎の景色もよかったし。
 まぬけな役のジャン・レノもなかなか。


明日に向かって撃て! (1969年 アメリカ)
 ジョージ・ロイ・ヒル監督
 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード キャサリン・ロス

 小6の正月にTVで見て、僕を映画ファンにさせた記念碑的作品。やっと映画館で 見ることができた。
 ポール・ニューマンが演じるブッチにあこがれた。決闘の仕方、「雨に濡れても」が かかる自転車のところ、笑える告白。好きなシーンは数えきれない。
 いちばん好きなのは最後のセリフ。どんなときでも希望を捨てない。このラストシーン のポスターは、今も僕の部屋の壁を飾っている。


ボギー!俺も男だ (1972年 アメリカ)
 ハーバート・ロス監督
 ウディ・アレン ダイアン・キートン

 面白い。ダイアン・キートンは魅力的やし。
 しかし、僕には身につまされるところも少なくなかった。モテない主人公の気持ちが わかって、痛いのだ。あんなに笑えたのに、悲しみと孤独を強く感じました。


モロッコ (1930年 アメリカ)
 ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督
 マレーネ・ディートリッヒ ゲーリー・クーパー

 中盤までは気持ちが入らなかった。いいかげんなカップルのように見えたから。
 しかし、二人の気持ちはほんものやった。ラストシーンの感動ときたら! 忘れられへん。あれが絶望的な愛だとは、僕は思わない。


リュミエールの映画のはじまり (1895年 フランス)
 ルイ・リュミエール撮影

 リュミエール兄弟が100年前にシネマトグラフで撮影した映像を編集したもの。 映画誕生100年を記念して上映された。
 ただ動きのある風景を撮ってるだけやけど、これでも当時はすごい衝撃やったん やろうなあ。今映画が楽しめるのも、彼らのおかげやな。100年後の映画はどうなってる んやろう。


クリムゾン タイド (1995年 アメリカ)
 トニー・スコット監督
 デンゼル・ワシントン ジーン・ハックマン

 緊迫感があったなあ。潜水艦の中という舞台。組織内の対立。ぎりぎりまで追いつめ られた状況。その時の、身を切るような悲しみ。
 断然デンゼル・ワシントンに肩入れして見た。叩き上げやったらいいってもんじゃない のだ。解任の規則って、こういうときのことを考えてあんねんなあ。


人でなしの恋 (1995年 日本)
 松浦雅子監督
 羽田美智子 阿部寛

 江戸川乱歩の原作のすごさにはかなわないが、そんなに悪くもなかった。
 いちばん印象に残ってるのは、何と羽田美智子の歌だ。あれ、よかったなあ。 女優業よりも注目してます。


耳をすませば (1995年 日本)
 近藤喜文監督

 いわゆる宮崎アニメの中でいちばん好き。
 電柱が立ち並び、コンビニがある、ごく当たり前の町。雫が小説を書くときに横書き しているような細かいリアリティが、この映画を引き立てる。
 ふしぎな猫や、楽器を演奏するシーンの指づかいなんかが宣伝されていたが、そんな のは、魅力のほんの一部でしかない。僕は雫の情熱に、強く刺激を受けたのだ。
 主題歌もいい。「カントリー ロード」の詞が、「ふるさとへは戻らない」という内容に なっている。痛みがあるのだ。
 これを見て、ガキっぽいと感じるような人間には、僕はなりたくない。

 漫才を見るときのために久々に見返した。
 やはり、やる気が燃える。もっと「勉強」もしないと。
 演奏シーンでCDと歌詞が違ったり、最初にも「カントリー・ロード」が流れてたり、コミカルな曲もあったり、音楽で忘れてることが多かった。 もう1枚歌詞があったことと、それを見られた後の反応も。
 父親役は棒読みかも。


On Your Mark (1995年 日本)
 宮崎駿監督

 「耳をすませば」上映前にかかった、CHAGE&ASKAの短編プロモーションアニメ。
 飛翔する感覚と天使。


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