FOR YOUNGER FANS

Part 4: 1977 〜 1980 カントリー時代

個人的且つ独断と偏見に満ちたトム・ジョーンズ考察

by SHIRO

ALBUMS

1977

@ Say You’ll Stay Until Tomorrow
US BB#75 / CB#76

Say You’ll Stay Until Tomorrow/ One Man Woman / Anniversary Song / When It’s Just You and Me / Papa / Take Me Tonight / At Every End There’s A Beginning / Come To Me / We Had It All / Have You Ever Been Lonely?

1977「去りゆく面影」EFS-80798

 当時大学1回生。久々のヒットでうれしい旅立ち。FMその他ラジオでかなりプッシュされていた。EMI移籍第1弾。シングルはカントリーチャートで1位。
 良くまとまったアルバム。75〜6年頃のステージで「WE HAD IT ALL 想い出の日々」はよく歌われていたので、何れはレコーデイングされると思っていた。1976、アフリカツアーLPのヴァージョンの方が数段上だが、ヴォーカルがこなれている分ではこちらに軍配が上がる。
 チャイコフスキーをモチーフにした「テイク・ミー・トゥナイト」は「TILL」を彷彿とさせる歌唱だが、迫力の点で「TILL」が一枚も二枚も上。「Have You Ever Been Lonely? 忘れられずに」はどこかエルヴィスの影がついて回る仕上がりで面白い。
 ここ数年1973〜78年位の間における、トム・ジョーンズのヴォーカリストという側面とその進境を窺い知るには格好のアルバム。ファン必携だと思う。力まず歌うトム・ジョーンズということで、評論家諸氏は相当に誉めていたのだが…。

@ゴールデンダブル32 トムジョーンズ
  EFS5-68003-4

 移籍後、すぐに出されたコンピレーション。70年〜75年にかけての、シングル、アルバム代表曲が32曲収められている。キングから出されていたGEM、MAX, GFXシリーズのコンピは1970年以前のものが収録されていたが、トム・ジョーンズを扱うに関しては、キングは老舗。毎年出されるコンピは多少マンネリ。EMIはその点、多発しなかった分、新鮮味があったかもしれない。「シーズ・ア・レデイ」「シーザース・パレスのトム・ジョーンズ」はEMI盤として再発されたが、その他のアルバムはついぞ発売されるに至らなかった。
そういう意味での記念碑的コンピがこの1枚。曲目省略

@Tom Jones Greatest Hits
US CB#191 10wks

1978

@ What A Night

What A Night / We Don't Live Here / No One Gave Me Love / Day To Day Affair / If This Is Love / I Wrote This Song / That's Where I Belong/ Easy To Love/ The Heart / Rambling Man

1978「夜のめぐり逢い」EFS-81018

AOR路線+カントリー。アメリカを向きすぎて、逆にパンチが効かない。リラックスして、多少軽やかさをだして(つまり、あのもさ〜っとした感じを払拭するような ―音楽監督の力だと思うし、アレンジが素晴らしかったと思うのだけれど― 作品に仕上がった「アフター・ザ・ラヴィング」)カムバックしたエンゲルは成功した例。  トムはといえば、やはり迷っている。バリー・マニロウが席巻していた時代だし、ある程度うなづけるけれど、もう少しわがままであっても良かったと思う。「ムーデイー・ブルー」は良い曲だったし、エルヴィスはもはやアメリカの財産なのだから、 マーケテイングもクソもないと思う。グレン・キャンベルが花咲いていたし、なにかそれに乗っかりたかったのかもしれないけれど、同時にクインシー・ジョーンズ、ステーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ボズ・スキャッグスといったアーテイストの流れをキャッチしながら、イーグルスなどのアメリカン・ロックの時代ということをもっと意識しても良かったと思う。彼のロック・ルーツを忘れないでもらいたかった。  この一枚に限って言えば、これも妙な意識をしすぎ。かったるい。恐らく苦手な人も多いと思う。「ランブリン・マン」は正直、失敗作だといって過言ではないと思う。それぞれのトラックを検証こそしないが、出来のよい佳曲もあるし、ヴォーカル自体が乱れているわけではないのだが…。  ここ数年の中では、特に「去り行く面影」はヴォーカル盤として良い出来ではあると思う。故に、この2枚については編集のし直しによってよみがえる可能性はある。ただし、後2,3曲キャッチーなヒットソングが欲しい。  セールスとは別にトムの上手さを語るには、やはり持っておいて欲しいアルバム。

@ I'm Coming Home Lotus WH5001 UK#12

I'm Coming Home/It's Not Unusual/Delilah/Not Responsible/What's New Pussycat? /Help Yourself/Yesterday/Funny Familiar Forgotten Feelings/Detroit City/Green, Green Grass Of Home/I'll Never Fall In Love Again/With These Hands/Once There Was A Time/That Old Black Magic/A Minute Of Your Time/Spanish Harlem/Autumn Leaves/Hey Jude/Love Me Tonight/Without Love

 初期〜中期のコンピレーション。よくまとめてあると思う。こうしたものがイギリスでは数出てくるが出色。イギリスを離れて4年ないし5年。こうした形式のベスト盤がチャートに顔を出すところに、トムが如何に大衆の心の中に根づいているかがよくわかるし、凄さを感じるところである。

1979

@Super Disc Of Tom Jones

@Tom Jones Sings the Hits 何れもベストもの

@Do You Take This Man

How Deep Is The Ocean / Act Of Mercy / Baby As You Turn Away / Do You Take This Man/ Easy Lady / Love Is In The Air / Going Through The Motion / Lady Put The Light Out / If I Sing You A Love Song/ Hey Love, It's A Feelin'

発売直後に消えた幻の1枚。当然日本未発表。ナンとも表現しがたいアルバムなのだが、間違いなくトムである。当時の流行りの寄せ集めという感じなのだが、全体的には軽い仕上がりになっている。3曲目はシングルカットされたらしい。「Love Is In The Air 、Lady Put The Light Out、If I Sing You A Love Song」あたりはステージでも良く歌われ、ある意味ではプッシュされた曲。それなりに格好いい仕上がりのアルバムなのだが、やはり決め球にかける。故にすぐに廃盤に追いやられたのであろうか。
幻といえば幻のアルバム。それぞれの曲は、いろいろなCDの中に散りばめられているので、現在でも、聞くことの出来る曲も多い。

@The Very Best Of Tom Jones
1970年以降のベスト盤 EMIより

1978年:制服警官による女子大生殺害事件、現職警官による不祥事相次ぐ。成田空港完成。エイズ患者発見。日中平和友好条約調印。たけのこ族。キャンデイーズ解散。レコード大賞―「UFO」/歌謡大賞―「サウスポー」 グラミー賞―「素顔のままで」
 ステイン・アライヴ、いい日旅立ち、オリビアを聞きながら、季節の中で、君の瞳は10、000ボルト、オネステイ、恋のナイト・フィーヴァー、つばさ、セプテンバー、勝手にシンドバッド、チャンピオン、ハロー・ミスターモンキー,プレイバックPART2、微笑がえし、みずいろの雨、Mr.サマータイム、LOVE、林檎殺人事件、アイム・セクシー、愛はきらめきの中に、コパカバーナ、他。

1979:共通一次試験開始。三菱銀行北畠支店猟銃人質事件。スリーマイルズ島原発事故。東京サミット、ソ連アフガン侵攻など。インベーダーゲームが大流行。レコード大賞―「魅せられて」/歌謡大賞―「ヤング・マン」 グラミー賞―「ある愚か者の場合」
 いとしのエリー、異邦人、愛を止めないで、ハート・オブ・グラス、カサブランカ・ダンデイー、YMCA, 銀河鉄道999,SEPTEMBER,マイ・シャローナ、さよなら、大都会、ブギー・ワンダー・ランド、燃えろいい女、テクノ・ポリス、ブルー・ラグーン,ユア・オンリー・ロンリー、他。

1980

@Rescue Me

Rescue Me/ Never Had A Lady Before / Somebody Out There Will/Dancing Endlessly/ Dark Storm On The Horizon/ What Becomes Of The Broken-Hearted/ Once You Hit The Road / Flash Back / Don't Cry For Me Argentina

 日本未発売。シカゴのビル・チャンプリンなど参加の意欲作。サウンド的にも良い仕上がりだがヒットするにはいたらなかった。マーケテイングの失敗か。アルバムとしての方向性がはっきりしないとこの時代は売れなかった。そういう意味では中途半端。しかし個人的には、好みのアルバム。全体像としての出来はかなり良いが、トム・ジョーンズ自体がぼやけている。時代考証からすると、もう1つ何かが欲しい。キャッチーなポップチューンであるかもしれないし、もう少しへヴィーなサウンドかもしれない。

上記2枚は市場から、それなりの理由をもって消えていってしまった。それはアルバムを聞けばある程度うなずける。トム・ジョーンズでなければ表現し得ない世界があるはずだ。エルヴィスの偉大さは、流れを知りつつも、頑固に、自分の世界を貫いた点である。トム自身、器用な歌手ではないと思う。故に、ある意味での一徹さが欲しかった。75年以降、音楽面のプロデュースはゴードンの手から離れているようだが、ゴードンであれ、誰であれ、トム・ジョーンズの世界をしっかりと形成していけるブレインが必要であったかもしれない。また、トム自身も疑心暗鬼の時代であっただろうが、自分の世界を、自分をもっと強く打ち出していけば良かったように思われる。
そのことがもう少し前に出ていたら前2作はもっと別の仕上がりになり、新しいトムとロッカーとしてのトムの素晴らしい融合が見られたような気がする。路線を踏み間違えた結果かもしれない。自信というものは恐ろしいものだ。
しかしながら、この時期の暗中模索は後年に生きてくるのも間違いない事実である。

栄光から斜陽へと。栄枯盛衰。レコードの売上に関しては紛れもなく下降していった70年代であったが、実力を蓄えていく上での過渡期として考えれば,トムにとっては多少の冷却時間として重要な時期となったと思う。無論、ステージは大いに受けていたし、77年にエルヴィスを失った世界の芸能界にとって、たとえ、ビッグヒットを連発しなくても、充分に個性的で、常に存在感があり、ある意味でオール・マイテイ―な存在として、トム・ジョーンズは芸能界の宝となっていく時代である。

一連のテレヴィ・シリーズの成功、アメリカでの成功、1970年代初頭までに築き上げられたトムの世界は全世界へ広がっていったし、エルヴィスはHe's fantastic. There's never been anyone to touch him before. と賞賛し、サミー・デイヴィスはHe's one-man revolutionと絶賛。シナトラはシーザースパレスでHe's No.1 in the world today. And I am his No.1 fan.と紹介するに至ったのもこの頃だ。

各国でのレコードの売上もうなぎ上りで、1970年の終わりまでに1億枚以上のセールスを記録したと伝えられる。かのライフ誌はトム・ジョーンズを特集し、英語圏でない国々において、如何に幅広く彼の歌が受け入れられているかを述べている。このことは、とりもなおさず1969年秋には、そのビルボード・アルバム・チャートに同時に5枚のアルバムがチャート・インしていたことに端を発するのだが【この年、既発のアルバムのうち6枚がゴールド・デイスク受賞】、例えばイスラエルでは「よくあることさ」から、かの伝説の「デライラ」まで70年の半ばまで少なくとも7回そのチャートのトップに君臨したといわれている。1970年ノルウェーでは3枚のシングルがチャートに入り、内2枚がシルヴァー・デイスクとなり2枚のアルバムがゴールド・デイスクに輝く。スウェーデンでは1970年の春、24万枚のアルバムを売上、15万枚のシングルと、1万本のカセットを売り上げる。「思い出のグリーングラス」と「ラヴ・ミー・トゥナイト」は併せて15万枚売り上げた。 スペインでは「デライラ」が15週間以上チャート・インしつづけ15万枚を売り上げる。スペインの芸能界で、トムが作ったこの記録は新記録であり,誰もがなしえなかったと言われた。「家路」はNo.1に3週間、「ささやく瞳」はTOP5に15週間君臨した。スイスでは発売されるレコードがどれもTOP20に入った。オランダでは「よくあることさ」で初めてヒットを生み出すと「思い出のグリーングラス」は10万枚を売上、ゴールド・デイスクを受賞。発売されるあらゆるLPはどれも15、000枚以上売れた。ドイツでは「デライラ」が100万枚以上売上を伸ばしゴールド・デイスクに輝き、「ささやく瞳」は1位に輝いた。フランスではシングルのどれもが30、000〜80、000のヒットとなりLPはトータルで100、000枚を売り上げた。フィンランドでは「思い出のグリーングラス」と「デライラ」が1位となっている。ベルギーでは10万枚のセールスを達成しているし、チェコ・スロヴァキア【当時】でも22、000枚のアルバムが売られた。

イギリス本国や、アメリカ、日本(キング・レコードは1973年に500万枚売上のゴールド・デイスクを贈っている)などと比べると大きな数字には見えないかもしれないが、各国の事情を考慮すると大変な数字であり、1970年頃までに既に「トム・ジョーンズ伝説」は作られたと言って過言ではない。
エルヴィスやビートルズにはるかに及ばないかもしれないが、時代の流れの中で、ほとんどソロ歌手として孤軍奮闘したトム・ジョーンズの個性は偉大である。デイヴ・スペクター曰く「エンゲルとトムの違いは、トムは本当にアメリカで一大ブームを巻き起こした点にある。」という旨をNHKで発言している。

1965〜77の統計としてはエルヴィスがイギリスMUSIC WEEK誌に登場するのはシングルチャート56曲、クリフ・リチャードが39曲(370週)、エンゲルが14曲(235週)、PJプロビーは7曲、マイケル・ジャクソン4曲、シナトラ8曲(ただしマイウエイが1967年初登場最高5位で42週間チャート・イン、以降8回チャートに同名曲が入り合計142週間その曲だけでチャート・インしているが)である。

アメリカ、ビルボード、キャッシュ・ボックス誌における1965〜77シングルチャートでは、エンゲルベルトはBB TOP40には9曲、CB Top100に20曲(Top4013曲)を記録している。クリフ・リチャードはTop100に3曲、Top40に1曲、ギルバート・オサリヴァンはTop40に5曲、ロッド・スチュワートはTop40に8曲、ステイーヴィー・ワンダーTop40に30曲、アンデイ・ウイリアムス同じく7曲、カーペンターズ19曲,そしてエルヴィスはBB Top40に41曲、CB誌Top40に42曲、Top100に67曲を送っている。ジョン・レノンはTop40に9曲、シナトラは8曲,ポール・マッカートニー19曲マイケル・ジャクソンはグループで5曲,ソロで18曲がTop40入りをしている。

CB誌のTOP100アルバムチャートではエンゲルは12枚のアルバムがチャート・インしてTop40入りが10枚、Top10が3枚である。エルヴィスはTop100が47枚、Top40が27枚、Top10が9枚である。
トム・ジョーンズといえば、シングルでの記録は1965〜77のビル・ボードTop100に29曲、Top40に17曲、Top10に5曲、合計265週間であり、キャッシュ・ボックス誌では同じく29曲、20曲、7曲合計282週間である。
ミュージック・ウイーク誌のシングルチャートにおいては26曲 306週間でありそのうち13曲がTop10入りをしている。アルバムチャートではTop100に18枚、Top40に11枚、Top10に5枚を送りこんでいる。

1977年頃までは、それでも、苦しみながらもがんばっていたと思うが、1979年以降はポリグラムに移籍するまで日本では新譜は発表されなくなる。
イギリス本国でさえも、古い吹き込みのものが中心で、出されたとしても,ごく短い期間で廃盤に追いこまれることが多くなる。フランス辺りまでは公演旅行は行なうが、トムのイギリスへのカムバックは200、000人の動員をした1983年のツアーまでおあずけとなる。相当歩き回らないとトム・ジョーンズにお目にかかれない時代でもあった。根強い人気は1981〜82年の悪名高きカナダ版TVシリーズCOAST TO COASTに現れてくるのだが、イギリスでの放映は「TOM JONES NOW」というタイトルで1982か83年であったと思われる。(82年の6月までは少なくともロンドンでは放送されていなかったと思う)
本格的なリヴァイバルは1986年まで待たなければならない。

アルバム未収録シングル

 1960〜80年代のシングルの吹き込みで、アルバムに収録されなかった作品は以下の通りである。ただし、その中のいくつかは後年CDに入れられたものもある。(DECCA録音未発表曲は省略)

1963:

Blast From The Past, Chills And Fever, Baby, I'm In Love, 60‘S:It's Not Unusual (Demo) , Not Responsible (Italian version), The Rose (Italian version) , The Rose (Do It Yourself version), For The First Time In My Life, Kiss Kiss

70'S〜:

Golden Days/ Goodbye God Bless You, Baby/La La La / Love, Love, Love/I Got Your Number Special DJ Version/Keep A Talking/ (I'm) Too Far Gone(To Turn Around)/When The Band Goes Home / All That I Need Is Sometime/ Every Mile/Lady Lay/Lover To Lover/Walk Tall/ Something That You Said/I'll Be Here Where The Heart Is/ Sonny Boy/ The Word I Would Have Liked To Say/Don't Leave Me In The Morning*
*=サウス・アフリカ・ツアー76 ラヴ・マシーンに収録されるが、フランス盤シングルPAPAのB面でしかその他ではお目にかかれないレア盤である。


お薦めのコンピレーション・アルバム(コレクター・アイテム)

 このパートの最後にコレクター・アイテムとしてお薦めのコンピレーション・アルバムを紹介する。

@ トムジョーンズMAX20 MAX101

思い出のグリーングラス/ホールド・オン/ダニー・ボーイ/ビギン・ザ・ビギン/カンサス・シテイー/マンズ・マンズ・ワールド/愛するあの娘に/愚かなり我が心/蜜の味/恋の魔術師/最後の恋/ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン/別れる時は/わが心のジョージア/涙のめざめ/マイ・プレーヤー/ハロー・ヤング・ラヴァース/キープ・オン・ランニング/ニアネス・オブ・ユー/イエスタデイ

来日記念盤としても73年再発売されベストセラーとなった、コンピレーションとしては、日本においては大ロングセラー。ジャケットのトムの写真を個人的には気に入っている。

@ ライヴ!トムジョーンズ・デラックス SL230/231

ラスヴェガスとロンドンのライヴの2枚組。以前1972年当時はコンパック〜と題して、箱入りで売られていた。最近のオークションで見かけたので懐かしかった。

@ トム・ジョーンズ・ダブル・デラックス SL135/136

日本盤最後の恋と思い出のグリーングラスを組み合わせたもの。オークションを覗くと存在しているものです。

GEMシーザースパレスのトムジョーンズ GEM1―2/GEM113―4

記憶に間違いがなければ正規のアルバムが一旦廃盤になって、廉価版で(¥3、000)で72年と73年の暮れに出されたもの。解説書が違っていて楽しい。この際にチルズ・アンド・フィーヴァーのシングルがボーナスでつけられていた。 チルズ・アンド・フィーヴァーはMONO。

@ Original Superstars 2MO46-13214 1974年発売 EMIレーベル

Tom Jones, Gerry Dorsey, Gilbert O'Sullivan And The Nocturnes Little Lonely One / the Sentimental Joker*/I Wish I could Cry**/Why? /Big Wheel*/That's What We'll Do/ Da Doo Ron Ron/Lonely Joe/ Every Day Is A Wonderful Day*/Mr. Moody's Garden**/I Was A Fool/I'll Never Fall In Love Again*
*=Gerry Dorsey (E. Humperdinck) **=Gilbert O'Sullivan

珍しいと言えば珍しいコンピである。無名時代のMAMトリオの揃い踏みである。

@Tom Jonesトムジョーンズ、ソウルを歌う GEM1027/28 1974

アイ・キャント・ターン・ユー・ルース/アイ・サンキュー/ドック・オブ・ベイ/イフ・ユー・ニード・ミー/涙のめざめ/ゲット・レデイ/リーン・オン・ミー/マンズ・マンズ・ワールド/カンサス・シテイ/テイル・アイ・キャント・テイク・イット・エニー・モア/スパニッシュ・ハーレム/愛するあの娘に/シー・ソー/悲しきひとり暮し/アイ・ニード・ユア・ラヴィング/ジャスト・アウト・オブ・リーチ/ドント・ファイト・イット/ローラ・マイ・ダーリン/ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン/悲しき呼び声/消えゆく太陽/ホールド・オン/ホワッチャ・ゴナ・ドゥー/ジャスト・ア・マター・オブ・タイム

2度目の来日の際、年末に出されたコンピで、なかなかの優れものである。ライナー・ノートからしっかりした文章だと思うし、当時のキング洋楽部を思わず称えてしまったのを記憶する。タイトな良い選曲だと思う。
いくら74年当時でも10年も LP、シングルを出しつづけていると200曲以上は録音されている計算の中、テーマに基づいていたとしても、24曲に絞るのはかなり骨の折れる仕事だと思う。派手なものから渋目まで、よくセレクトしてあるし、ファンキー・トムジョーンズの LP よりは聞きやすいかもしれない。トムの黒っぽい魅力を知りたい人のための入門篇。惜しいのは、もう少しアップテンポのものが加えられると良かったかもしれない。

  以下、その他のコンピに関しては Part 5 で再度扱いたい。
以上

Part4了

   


©SHIRO, uploaded by Mari

最終更新2003年11月29日


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