TJ Concerts in Japan

−トム・ジョーンズ日本公演−

トム・ジョーンズは過去3回来日しています(73年、74年、95年)。来日公演に行かれた方からメールをいただきましたのでご紹介したいと思います。私自身は一度も行ったことがないのでとても興味があります。他にも行かれた方がありましたらぜひ感想など こちらまでお寄せください。お名前またはハンドルどちらでも結構です。
まずは初来日直前のトムのメッセージから。

Tom Jones Message to Fans ('73)


73年日本公演のパンフレットより
原井さん提供

Hi, Japanese Fans,

It's been a long pending subject for me to realize the tour to Japan and, now, I am pleased to have this special occation of visiting your beautiful country in February.
I have been only appealing to Japanese fans through television shows and records, however, I am pleased that I can have the first ever consert in Japan to sing for you in person.
I'm sure that my shows will be exciting ones and we can all have wonderful time.

Tom Jones

日本の皆さん、長い間の懸案であった日本での公演が実現することになり、この機会に美しい日本を訪問することができ、最高に幸せです。
日本の皆さんには、これまでテレビショーやレコードを通じての交流でしかなかったのですが、このたびのコンサートで直接日本の多くのファンの方にお目にかかれることになり、本当に光栄です。
コンサートでは、皆さんにご満足頂けるよう最大の努力を払い、エキサイティングなステージをお目にかけます。

トム・ジョーンズ


 

74年日本公演パンフレットより

Tom Jones Message to Fans ('74)

Although much has happened since my first visit to Japan, the happy events of that wonderful occasion are still vivid in my memory. In particular I remember the great enthusiasm of my fans in your country and in general the warmth and kindness of the Japanese people. It is therefore with great enthusiasm that I look forward to my second tour of your country towards the end of my '74 World Tour.
I hope to meet many of you and to sing for all of you, my love.

Sincerely,

Tom Jones

日本のファンの皆さんへ

僕の初めての日本公演のあと、いろいろありましたが、あのすばらしい機会におこった楽しい出来事は今でも鮮明に思い出すことができます。とりわけ日本のファンの皆さんの大変な熱狂ぶりと、あまねく日本の人々の暖かさ、親切さが心に残っております。ですからこの74年世界ツアーの終わり近くにある2度目の日本公演を待ち遠しく思っております。
多くの皆さんにお会いして、皆さんのために歌うことができるよう願っています。

心をこめて

トム・ジョーンズ


第1回来日公演 (1973)

大阪フェスティバル・ホール

【昭和48年2月19日】大阪の I.K. さんより
場所:大阪フェスティバルホール

私も大学生でした。家庭教師のバイト料をチケット代に充てた事をつい思い出しました。

概要:初めての来日でもあり、マスコミがこぞって前宣伝した。”世界の恋人 トム”の来日と。
ただ入場料金がべらぼうに高いとひんしゅくを買い、一部を慈善団体に寄付するという茶番劇的な解決で来日を迎えた。(BOXで10万円?、私のA席で2万円)
しかし、大阪公演自体は素晴らしいものだった。(東京での来日公演−確か大阪より後で、日本武道館だった−はTVで録画中継したが、トムの声が出ていなくて一般の人の期待を裏切ったのではないかと当時悲しんだ。)  

曲目は次の通り

1.愛のともしび
2.ブライトライツ
3.ニューオーリンズの魔女
4.愛さずにはいられない
5.ティル(愛の誓い)
6.デライラ
7.見果てぬ夢
8.シーズアレディ
9.ドーターオブダークネス
10.マイウェイ
11.リザレクション・シャッフル
12.思い出のグリーングラス
13.最後の恋
14.ラヴミートゥナイト
15.アイ
16.よくあることさ
17.ツイストアンドシャウト

1、2、4は日本でよく売れたラスベガスのライブアルバムから。3はアルバムの「メキシカン・パペッティア」から。後は、日本で最も売れた「ラヴミートゥナイト」。私が最も好きな「最後の恋」、次に好きな「アイ」「デライラ」「見果てぬ夢」等。
とにかく日本向けに曲目を決めたとのことでした。それも全てフルで唄い、メドレーではなかった事が嬉しかったです。

一生懸命唄う事、思い切り唄う事、人間の声の素晴らしさ等感動の時でした。


第3回来日公演 (1995)
 

大阪サンケイ・ホール

【平成7年11月16日】大阪の西村宏之さんより
場所:大阪サンケイホール

95年大阪公演のポスター
New Jack Swing さん提供
私は東大阪市に住む39歳の会社員です。11歳のときに初めてトムの "Love Me Tonight" を買い、あまりのショックに何百回とレコードを擦り切れるほど聞きました。小学生であった私はそれからまず歌詞の意味を理解しようと英語を勉強しました。それ以来私はずっとトムのファンです。

初めての日本公演の1973年はまだ中学2年でした。母親に無理を言ってチケットを買ってくれと申しましたが、大阪フェスティヴァルホールの入場券は当時3万円で、母親いわく、チケット売り場で「お子さんが働けるようになってから購入するよう」言われたとのことで行くことができませんでした。とにかくこの一回目の来日は実際のトムの公演そのものより入場券の高さが社会問題化しており子供(中学生)がおいそれと一人で行ける風潮ではなかったのが実状でした。その時私は「将来シーザーズパレスでトムに会おう」と固く心に誓ったものでした。

続く1974年に再来日しましたが上記の理由と受験勉強のため断念しました。

それから約20年後、1993年にやっと念願の来日公演のチケットを購入することができ、口実を作って仕事も休んで、開演2時間前に大阪フェスティバルホールへ行ったところ、何と「カリフォルニアのプロモーターの都合により今回はキャンセル」と張り紙があり目の前が真っ暗になった思い出があります。

1995年の来日の時も本当に実現するのか不安でしたが、確かにサンケイホールの玄関前にトムジョーンズ・ワールドツアーの小さなポスターがはってあり、ついに3回目の来日公演で私の長年の夢であった This Is Tom Jones を目の前で(前から3列目の席で)女房と拝見しました。

当時パンフレットのようなものはなかったので曲名を全部リストアップできません。ステージは20分のインターミッションをはさむ2部構成で一部は真っ白な衣装、2部は真っ黒な衣装で両方ともノーネクタイのスタイルでしたが感じのよいイギリスジェントルマンのようないでたちでした。 一部のときはとにかく夢うつつでオープニング曲すら覚えておりません。

ただ2部のオープニングはあの007史上もっとも007のオープンタイトルにふさわしいサンダーボール。とにかくこれが生で歌われるのをどのライブアルバム(日本で入手できる)でも聞いたことがなかったので、まさに私には一番その来日公演では記憶に残っております。暗転の場面からトムが真っ黒なコスチュームであのテーマに合わせて登場し、「サンダーボール」を歌い始めた時は、あとで女房から聞きましたが 涙を流していたそうです。またその当時のトムの新曲 "If I Only Knew" (恋はメキメキ---すごい邦訳ですね)、アンコールには "Kiss" を歌ってくれました。 コンサートでは新しいダンシング・グループを後ろに従え見事なショウでした。聴衆との会話のやりとりはありませんでしたが、よく水を飲んでましたね。

男性の私にはセックス・アピールを感じることはありませんが、世紀のエンターティナーとしての貫禄と The Voice といわれる圧倒的な声量とサービス精神には長年ずっとファンとして応援してきてよかったという満足感で一杯でした。

(註:TJFan のブレーンの一人Oさんからこのときの曲目リストをいただきましたのでここに追加掲載します。Mari)

1. Bump City
2. Ain't That Good News
3. Help Yourself
4. I'll Never Fall In Love Again
5. Take Me To The River
6. Lift Me Up
7. Hard To Handle
8. Delilah
9. A Boy From Nowhere
10. Fly Away
11. If I Only Knew

   -Intermission (20min)-

12. Thunderball
13. I Can't Stand Up Fall In Down
14. Walking In Memphis
15. Green, Green Grass Of Home
16. What's New Pussycat?
17. I Want You Back
18. It's A Simple Song
19. Something For Your Head
20. A Girl Like You
21. I Wanna Get Back With You
22. It's Not Unusual
23. Are You Gonna Go My Way
24. Unbelievable
25. It's Your Thing
26. Kiss


 

熊本ニュー・スカイ・ホテル

【平成7年11月15日】鳥取の天野直人さんより (2000年4月30日受稿)
場所:熊本ニュー・スカイ・ホテル

トムの’73,’74年の日本公演へ僕は行くことができず、チャンスはまたすぐに来ると思っていたら、’75年は正式決定までにキャンセル、その後トムは日本であまり話題にならなくなり、’93年は予定の数日前にキャンセル。そして、ついに’95年にようやく実現しました。大阪公演のチケットを買い、どうせ20年も待ったのだからディナーショーも見てみたいと思い、鳥取の田舎から、はるばる熊本、大阪へと足を運びました。

’95年日本公演の最初のステージとなった、11月15日の熊本ニュー・スカイ・ホテルでのディナーショーのもようをお話します。 ディナーショーと言っても、ショーとディナーは別会場(ショーは1回でディナーはショーの前後に分かれる。)でおこなわれました。観客数は、約550名。 隣席の地元の男性ファンは僕に、「プレスリーと肩を並べたあのトム・ジョーンズが熊本に来るのは奇跡だ!」と言っていました。

いよいよ場内が暗くなると、演奏とともに「トム・ジョーンズ!」のコールで、さっそうとトムが登場!待ちに待った夢が実現しました。オープニングはアップテンポな「Bump City」をさらりと歌い、「グッド・ニュース」、「ささやく瞳」とつづきました。声量たっぷりのトム節に大満足。ささやく瞳では、早くも踊りだす女性ファンも登場。
ここでトムは「20年ぶりの日本です...。」と観客に挨拶。女性ファンにつづいて、なんとスーツ姿の男性ファンからもハンカチが差し出され、汗を拭いて返したトムは、「Gentleman?]と驚き、少し歩いては振り向いてもう1度、「Gentleman?Oh〜.」とおどけて見せました。
ショーは順調に進み、「デライラ」、「ア・ボーイ・フロム・ノーホェア」を歌ったあたりで前半のピークを迎えたように思います。 「恋はメキ・メキ」の後、20分間の休憩に入りました。

後半は「007のテーマ」にのり、ド迫力の「サンダー・ボール」で幕をあけました。トムはどの曲もていねいに歌い上げ、こんなに声を出して明日から大丈夫かなと心配してしまいます。また、ショーが全体的にソウル・タッチな曲で構成されていることを嬉しく思いました。日本での大ヒット、[ラブ・ミー・トゥナイト」、[シーズ・ア・レディー」は歌われませんでしたが、それだけレパートリーが豊富ということでしょう。さすがに「思い出のグリーン・グラス」では、みなが感動しているようすがジ〜ンと伝わってきました。「I Wanna Get Back With You」ではTV放送されたミュージック・アワード’95での熱唱を思い出しました。

この後、アンコールに答えて「よくあることサ」から4曲つづき、ラストの[キッス」のころには観客総立ちの盛り上がりとなりました。僕はショーのラストで思いきって握手を求めると、トムは笑顔で応じてくれました。トムの手は汗びっしょりだったので僕は驚いて反射的に手を離してしまい、失礼なことをしてしまいました。
ショーが終わって、会場を後にするファンの口から、「あ〜、よかった!」[感激した!」と言った声が聞こえ、なぜか嬉しくなってしまいました。
余談ですが、翌朝ホテルのロビーやレストランで、バック・バンドのメンバーの面々を見かけました。彼らは、[ア・ボーイ・フロム・ノーホェア」を口ずさんでいました。  

トムのまたの来日を心待ちにしている大ファンのひとりです。

工事中です Mari
最終更新2000年12月14日

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