キイチゴいろいろ

初春から夏にかけて散歩道には野のイチゴ類いわゆるノイチゴ(野苺)の花や実が人目を引く。
この地の散歩道でひときわ目立つのは食用にならないヘビイチゴであるが、キイチゴ類もところどころに可愛い花と美味しそうな実をつける。( 「ヘビイチゴと野苺」 の項参照)

キイチゴはクサイチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴ、フユイチゴ等、木になるイチゴの総称であるが、木といってもブッシュ程度の低木で、野の花を見る目線上に花や実を付け、種類も多い。
散歩道でよく目に付くキイチゴはクサイチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴ、フユイチゴである。

クサイチゴの花          クサイチゴの花と葉        クサイチゴの果実

 モミジイチゴの花          モミジイチゴ花と葉        モミジイチゴの果実

   ナワシロイチゴの花       ナワシロイチゴの花と葉       ナワシロイチゴの果実

  フユイチゴの花         フユイチゴの花と葉          フユイチゴの果実

クサイチゴは名の通り、草のように地面を這い、落葉する。 初春に比較的大きな白い花を咲かせ、晩春から初夏に赤い実をつける。
モミジイチゴは葉がモミジに似ているのでこの名があり、関東に多く、関西のものは葉の形が若干異なるのでナガバモミジイチゴと呼ばれるが、いずれにせよ、黄色い実を付け、キイチゴ(黄イチゴ)とも呼ばれる。 落葉低木で、地下茎を長く延ばして増えるのでしばしば群生し、キイチゴ類の中では一番美味しい。
ナワシロイチゴ(苗代苺)は稲の種を蒔いて苗代を作る頃果実が熟すのでこの名があるとされるが、この地方では花が咲く頃が丁度その時期にあたり、果実が熟すのはもっと後である。 別名サツキイチゴ(皐月苺)とも呼ばれ、旧暦の5月頃の苗代を作る時期に果実が熟すことから名付けられたとされる。 花の色はピンクがかった赤で、写真のようにほとんど開花しない。 やはり落葉低木で、クサイチゴやモミジイチゴより花も実も少し時期が遅い。
フユイチゴは名の通り、初冬に実が熟すのでこの名があり、花は夏から秋にかけて咲く。 他のキイチゴ類が落葉するのに比べフユイチゴは常緑で、大きくイチゴには見えない葉が一年中目立つ。
ヘビイチゴは花床が膨らんで果実となるが、キイチゴ類は子房が膨らんで果実となり、ヘビイチゴは毒ではないものの食べられないが、キイチゴはいずれもそこそこ美味しい。

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