シナガワハギとその仲間

シナガワハギ

シナガワハギは江戸時代にユ−ラシア大陸(中央アジア、ヨ−ロッパ)から帰化した帰化種で、品川付近に多かった事からその名がある。
日本の文献の最初に現れるのは1800年中頃に書かれた 「草木図説」 の中に見られ、その当時からシナガワハギと呼ばれていたようであるが、同じマメ科でハギの名はついてもハギ属ではなく、シナガワハギ属の一家を成す。( 「ハギとその仲間」 の項参照)
黄色のシナガワハギと白色のシロバナシナガワハギ、又、シナガワハギを小さくしたコシナガワハギがあり、いずれも海岸地帯に多いが、内陸のこの地方でも所々で見られる。

大きいものは一メートルを超え、群生するとよく目立つ。

シナガワハギ

  シロバナシナガワハギ

コシナガワハギ

この花は芳香物質であるクマリンを高濃度に含む為、葉を乾かすと香気があり、ヨ−ロッパでは古くからハーブとして用いられ、 「脚部のむくみ」 や 「血行促進」 にハ−ブテイとして使われ、頭痛、不眠症、消化不良等の民間薬にもなったようである。
医学的にも血管拡張の成分を含む為、静脈瘤や血栓症の治療薬として使われ、近年でもこの成分が注目を集めている。

雑草ではあるが、蜜蜂の蜜源や牧草としても使われ、血行促進の効能に注目を浴びている花でもある。

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