サギゴケとトキワハゼ

ムラサキサギゴケ

4月も中頃になると、田の畦や土手等の少し湿った場所にその派手な色合いと面白い形の花が目立つようになる。
ムラサキサギゴケと呼ばれるゴマノハグサ科の花で、花の色が鮮やかな紫色で、その形が飛んでいるサギ、あるいはサギの頭に見える事や、茎が地面を這うように広がってコケのように地面を覆う事からその名がある。
白色もあり、一般的には白色のものをサギゴケ、紫色のものをムラサキサギゴケと呼んでいる様である。
この地方では白色のサギゴケはなかなか見られないが、ムラサキサギゴケは散歩道や近くの山裾のあちこちに咲き、珍しい花ではない。 花も15mmぐらいと比較的大きくよく目立ち、上唇は2裂、下唇は3裂し、下唇には黄色い斑点模様が付く。

  サギゴケ  

ムラサキサギゴケ

同じ頃、ムラサキサギゴケそっくりで素人目には区別が難しいトキワハゼと呼ばれる同じゴマノハグサ科の近縁の花が田の畦や土手を彩る。 
ムラサキサギゴケの茎が地面を這うのに対し、トキワハゼは茎が這わず、花も小さくて、色も白っぽく、ムラサキサギゴケが咲かない秋の頃にも田の畦等いたるところに咲いているので、慣れれば区別はできる。
春から晩秋までいつも咲いているので常盤(トキワ)の名があり、果実がはぜるのでトキワハゼと呼ばれる。

  トキワハゼ

ムラサキサギゴケもトキワハゼも田の畦等のやや湿った所にしばしば群生し、真ん中の模様はこれで昆虫を誘う蜜標である。

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