Future Garden 実生チャレンジ隊:羊歯を胞子から育てよう

シダは微細な胞子で何万年も生命を受け継いだ不思議な植物である。
オーストラリアやニュージーランドの木性巨大シダに挑戦してみよう。



この写真は、6年前に胞子から育てたオーストラリアの木性巨大シダ、Dicksonia Antarcticaです。
葉の長さが1mを超えています。

胞子の入手は、Rare Plants Japanさんがオーストラリアの業者から取り寄せたモノを分けていただいたり、観光みやげに頂いたモノです。
今回の挑戦は、Cyathea australis, Cyathea madullaris,Cythea dealbataです。

2003年5月13日スタート。
まず、種まき用土の殺菌からだ。ピートモスと川砂を一対一にまぜ、フライパンで水を加え10分程度煮立たせ殺菌する。

次は、熱湯に10分程度浸け殺菌した容器(プリンやジャムのの空き瓶やアイスクリームのプラスチックケース等)に殺菌した土を入れ、サランラップで蓋をします。
注:食品保存用の密閉容器は光を遮るので、発芽が遅れました。やはりサランラップが良いです。

土が完全に冷めたら胞子を蒔きます。胞子は非常に微細で軽いので、一旦紙に広げ、指でトントンと叩くようにして均等に撒きます。

6月18日。
約一ヶ月でCyathea australisに苔のような前葉体が生えてきました。
他の2種はカビが生えたりして怪しいです。失敗かも。

6月28日。
だいぶ全体が緑の苔のようになってきました。

7月11日。
ビョーキ発生。苔状のシダが溶けてきた。

この病気部分を部分をピンセットで取り除く。

7月27日
大分、苔状の前葉体が育ってきた。

8月10日
油断していたら暑さのせいかカビが生え半分以上枯れた

8月10日
無事だった箇所を 5mm四方に分けピンセットで移植

11月16日
前葉体は大きくなっているが胞子葉が出て来ない。雄器と雌器がこの双葉のような前葉体に出来て受精して、葉である胞子葉が出るはずだ。

11月23日
とうとう、胞子葉が出てきた。約5mmだが数本出てきた。水滴の中を精子が泳いで行くらしい。受精して種が出来る普通の植物と異なり、胞子から前葉体が発芽し、それから受精して正式な胞子葉が出るのが不思議だ。

12月30日
胞子葉が出そろってきた。

2004年1月20日
胞子葉が羊歯の葉らしくなってきた。

 

トップページへ