アメリカ・インディアン  絵画と講演の集い
後援: 国立市、国立市教育委員会
2004年6月15日(火)〜18日(金)


 福田ユキさんとシルバースターさんのお二人を招いて、615日〜18日に宇フォーラムで、地球生命体感謝プロジェクトの協力を得て、「アメリカ・インディアン 絵画と講演の集い」という行事が催されました。


(1) 福田ユキ展覧会

福田さんは在米の画家で、アメリカの先住民であるナバホ族の間に20年以上も暮らしたことのある方です。ナバホと日本の間の国際文化交流に長年尽力なさっています。最近は、ナバホとアイヌの交流も進めていらっしゃいます。

 今回、WPPDのあと、アイヌのアシリ・レラさんという方とナバホ族7名を法政大学国際部に案内し、数日間、日本人学生たちと交流しました。

 福田さんはナバホ族で暮らした経験から、インディアンを主題にした絵を多数描いていらっしゃいます。今回出展した絵は、アメリカの先住民族アナサジの岩絵をモチーフにしております。

 インディアンと呼ばれる人々がアメリカの先住民族であることはすでによく知られていますが、インディアンの前にもすでに北米大陸には別の先住民族が住んでいました。それらの人々はアナサジ族と呼ばれ、最近、考古学の分野ではたいへん大きな注目を集めています。アナサジは、現在のアリゾナ、ニューメキシコ、ユタ、コロラド州に住み、膨大な数の岩絵(ピクトグラフ)を残しています。



 福田さんはこれらの岩絵を丹念に模写し、それに色彩を加えて美しい絵画に仕上げました。不思議な生命力にあふれる絵でした。シルバースターさんは福田さんの絵を見て、「これらの絵にはスピリットが宿っている」と言いましたが、たしかにそういう感じがしました。

福田さんインタビュー記事


(2)
シルバースター講演会

講演をしてくださったチェロキー族のシャーマンであるシルバースターさんですが、最初に、彼女の自己紹介の文章を引用しておきます。

《私は、グランドマザー亀の島の心臓部のオザーク山地(ミズーリ州)で生まれた。「グランドマザー亀の島」というのは、北米大陸のインディアン的呼称である。私は、ロー・ワッシーという古いチェロキー族の町の近くの、小川に面する祖母の家で生まれた。ロー・ワッシーというのは「低い水」という意味で、そこでは通常、小川にあまり水がないからである。

 私がかかわるインディアン部族は、チェロキー、シャイアン、ラコタ、クリーである。インディアンは、太古の地球と星の生き方を継承する大地の守り手である。

 チェロキー族は母系制で、子供は母親の氏族に属する。私のチェロキー族の氏族は知恵の守り手であり、霊的教師である。私たちにとって最も大切なものは子供たちである。そこで、私たちは子供たちのために知恵を継承するのである。

 私は13人の兄弟姉妹の最年長者である。私は13人の子供を持つ母である。13は聖なる数である。私は、13年間のスピリチュアルなメディスン・ホィールを4つの方角において歩いてきた。これはチェロキー的には、私が「成人した」ことを意味する。

 私はオザーク山地の典型的な赤色人(インディアン)の子供であった。自宅ではネイティブ・アメリカンの霊的な道を歩みながら、学校では白人アメリカの支配的文化を吸収した。私はまた、黒人女性、白人女性、黄色人女性でもある。私は4つの人種の虹である。母なる地球とともに、この虹の契約の聖なる道を歩むことは光栄である。》


 この自己紹介文に少し解説を加えますと、「メディスン・ホィール」というのは、石を車輪の形のように置いたインディアンの古代遺跡で、一般的には、季節を確認するための暦であったと考えられていますが、自然の精霊と交流し、神聖な儀式を行なうための場であった、という説もあります。スピリチュアルな知恵を守るインディアンは、これを生命の循環を示す「聖なる環」のシンボルとしてとらえています。シルバースターは、13年間、様々の部族のインディアンの霊的な知恵を学んだ、と述べているわけです。

 彼女はチェロキー族ですが、その他のインディアン部族の血も継承しております。また、チェロキー族は、アメリカ・インディアンの中でも白人と文化的、人種的な混合が最も進んだ部族で、シルバースターの中には黒人、白人、アジア系の血も流れているとのことです。彼女は自分がこのような多民族、多文化を体現することを誇りにしております。しかし、その根本にあるのは、インディアンの霊的な知恵です。


13の月の教え

 シルバースターは13年間の霊的な学びの中で、神から「7つの矢」の教えを授けられたといいます。それは7種類の教えで、その各教えがまた7つの教えを含んでいるといいます。これらは本来、太古のインディアンが保持していた知恵なのですが、それが徐々に失われてきたのを、彼女が現代において、新たに授けられ直したのだといいます。今回の日本の講演会では彼女は、その中の「第2の矢」である「13の月」について講演しました。

  

 シルバースターの教えでは、インディアンやアボリジニ(オーストラリア)など、世界各地の先住民族は、他の天体からもたらされた聖なる知恵を保持していました。今日では、それらは大部分失われつつありますが、その一部は今日でも残っていて、たとえばマヤの暦は1年を13の月に分けています。これは地球本来のリズム(月の運行)に即した暦で、この暦に従って自然のリズムと宇宙の運行に復帰することによって、人類は平和と健康を回復できると考えられているようです。たとえば、女性の体調が月の運行に支配されていることはよく知られています。

 シルバースターの伝える知恵もこれと共鳴しているように思われます。しかし、シルバースターの13の月は、マヤのカレンダーとはまた微妙に異なっていて、それよりもはるかに高度な内容のような印象を受けました。

 彼女の教えでは、各月や各日に対応したシンボルというものが存在し、そのシンボルを瞑想したり、紙に書いたり、手で空中に描くことによって、調和や癒やしなどを獲得できると述べました。

 これらのシンボルについては、インターネットのサイト

 http://www.star-knowledge.net/

でその一部を見ることができます。

 彼女は、現在の文明を支配している時間は人工的な虚偽の時間であり、自然のリズムに即した本来の時間に復帰することが大切であることを何度も強調しました。そのためには、朝起きたとき、裸足で大地に立ち、太陽に向かって両手を広げ感謝し、太陽から生命エネルギーをもらい、夜寝るときには月に向かい、その日一日に感謝し祈らなければならない、と言いました。

 シルバースターはヒーラーでもあるので、講演会のあとには、希望者にはヒーリングやスピリチュアル・ガイダンスもしてもらいました。毎回、5〜6名の方がヒーリングを希望しました。ヒーリングを受けた多くの方が心身が軽くなるのを覚え、また個人的な問題にも適切なアドバイスをもらって、涙を流して感謝する方が大勢いました。

 シルバースターは富士山のふもとで、6月21日のWPPD(せかいへいわといのりの日)ほか、22日にもう一つの平和行事(地球生命体感謝プロジェクト主催「先住民族とともに地球の平和を祈る行事」)にも出席し、激しい台風(21日)と、台風一過の素晴らしい好天(22日)の両方の富士山を体験し、日本の自然や精霊とも交流することができた、とたいへん喜んでおりました。

 なお、シルバースターさんは6月23日、水の結晶写真の江本勝さんを訪問しました。その時の様子はこちらにあります。

    
シルバースターと宇フォーラムの平松輝子さん(平松さんの絵の前で)


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